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第3場 (アルベリヒ、ミーメ、ヴォータン、ローゲ) (あちらこちらの方角から、赤黒い光がほのかに射しているが、見渡せないほど遠くまで広がっている地下の坑道までは見渡せず、あらゆる方角に開いている狭い縦穴がその存在を推測させるのみである) (アルベリヒは悲鳴を上げるミーメの耳をつかんで、脇の坑道から無理やり引っ張り出す) アルベリヒ おい!こら! こっちに来い!ずるい小びとめ! お前は、俺にきつくつねられても文句は言えまい。 俺が注文した精巧な頭巾を、 今のところまだお前は作っていないのだから! ミーメ (泣き叫びながら) 痛い!痛い! 放してくれ! 命じられたとおりに、 丹精込めて作っておいた。 そんなに耳に 爪を立てないでくれ! アルベリヒ (ミーメを放しながら) それなら、なんで 早く俺に見せないんだ? ミーメ まだやり残したことがないかと思って、 ためらってたんだ。 アルベリヒ 何がまだ足りないんだ? ミーメ (困惑して) こことか・・・あそことか・・・ アルベリヒ どこだというのだ?頭巾をよこせ! (アルベリヒは、またミーメの耳をつまみあげようとする。ミーメは恐怖のあまり、震えながら両手に持っていた金物細工を取り落す。アルベリヒは素早く拾い上げ、じっくりと品定めする) ほら、見てみろ!この嘘つきめ! 俺が命じたとおりに、みんな仕上げているじゃないか! さては、間抜けなお前は、俺を騙そうとしていたのだな? 俺が知恵をしぼって、作り方を教えた この貴重な頭巾を自分の物にしようとしていたのだな? お前は、バカな泥棒というわけか? (アルベリヒは、その金物細工を「隠れ頭巾」として頭にかぶる)頭にぴったりはまるぞ・・・ 魔力は現れるだろうか? (きわめて小さな声で) 夜と霧・・・たちまち誰も、いなくなる! (アルベリヒの姿は消え、その場所には、柱のように密集した霧しか見えなくなる) 弟よ・・・俺が見えるか? ミーメ (不思議そうに辺りを見回す) どこに行ったんだ?まるで見えない。 アルベリヒ (姿を消したまま) 見えないなら感じろ!性根の腐りきったならず者め! 泥棒しようっていう魂胆の報いだ! ミーメ (音がするだけで形は見えない鞭が振り下ろされ、ミーメは叫び声を上げてのたうち回る) うおっ!うおっ!痛い!痛い! アルベリヒ (姿を見せないまま大笑いする) ワッハッハッハッハッハ! ありがとよ!バカめが! だが、お前の腕の良さは証明済みだ! おおい!おおい! ニーベルングの者どもよ!このアルベリヒ様にひざまずけ! 俺は今や至る所にいて、お前達を監視しているぞ。 休む時間はもうなくなったぞ。 お前たちは見えないアルベリヒのために働かねばならん。 いないと思うな!見えなくともどこにでもいるのだ! これでお前たちは常に俺の奴隷なのだ。 (声を張りあげて) おおい!おおい!聞こえるだろう!アルベリヒが来るぞ。 ニーベルング族のあるじ、アルベリヒが! (霧の塊は、次第に後方に消えていく。アルベリヒの怒鳴り声や罵り声がますます遠くなっていくのが聞こえてくる。それに答えるような唸り声や悲鳴も聞こえてくるが、ついには遙か遠くへと消えていく。ミーメは激痛のあまりうずくまっている。ヴォータンとローゲが、上に開いた岩の裂け目から登場し、下へと降りてくる) ローゲ ニーベルハイムに到着です。 うっすらとした霧の向こうに、 何やら火花のようなものが瞬いてますな? ミーメ おお!おお!痛い! ヴォータン 大声でうめいている・・・ あの岩場に何かいるようだが? ローゲ (ミーメに顔を近づけて) どうしてお前は泣いているんだ? ミーメ うう!うう!痛い!おお! ローゲ おや!ミーメじゃないか!いつもは元気な小びとなのに! どうして体のあちこちがそんなに痛むんだ? ミーメ ほっといてくれ! ローゲ もちろん、そうしてやるさ。 だが、何か手助けできることがないか?なあ? ミーメ・・・お前を助けたいんだよ! (ローゲは苦労してミーメを起き上がらせる) ミーメ 誰が助けてくれるって言うんだ? 血を分けた兄が俺を囚人のように縛りつけて、 俺はその言いつけに従わねばならないんだ。 ローゲ お前を縛りつけるだって? なぜお前の兄は、そんな権力を持ったんだ? ミーメ 邪悪な陰謀をめぐらして、アルベリヒは、 ラインの黄金から、黄色い指輪を作り上げた。 その強い魔力に、俺達は驚き、震えあがっている。 アルベリヒは指輪で、俺達をみな拘束している。 ニーベルング族の夜の軍勢の全てをだ。 いつもなら俺達は、のんきな鍛冶屋として、 女房たちの飾りや、楽しい装身具、 可愛らしいニーベルングのおもちゃを作っていて、 つらいながらも楽しくやっていた。 ところが、あの下司野郎は、 我々に坑道に入るよう無理強いし、 あの男一人のために、ひっきりなしに働かせるのだ。 あの男の強欲は、黄金の指輪の力を使い、 どの立坑から、新たな財宝の光が出るか探り当てる・・・ だから、俺達は探って、触って、掘らねばならず、 採った鉱石を溶かし、また鋳物にせねばならんのだ。 息つく暇もなく、 主人のために宝を積まねばならないのだ。 ローゲ なるほど。だから今、怠けていたお前に、怒りが爆発したというわけだな。 ミーメ ああ・・・誰よりも哀れな俺を、あいつは一番ひどくこき使ったのだ。 頭巾のような金物細工を、あいつは俺に作るように命じた。 その作り上げ方も、俺に詳しく指示した。 しかし、そこで利口な俺は気づいたのだ。いま作っている 金物細工を俺が手に入れれば、強大な力が手に入ることに。 だから、俺はその頭巾を手元に置いておき、 その魔力により、 アルベリヒの強制をかわそうとした。 万が一・・・そう、万が一にも あの厄介な男の裏をかければ、 あの男を俺の力で組み伏し、 指輪を奪うことも夢ではない。 そうすれば、今俺が奴隷として、あの厚顔な男に仕えるように、(金切り声をあげて) 解放された俺に、あの男も仕えるだろうと! ローゲ そんなに利口なお前が、なぜしくじったのだ? ミーメ ああ・・・金物細工を作り上げた俺だが、 あの男が考えていた魔力が 俺には分からなかったのだ! 俺に細工を造らせ、後から取り上げた男は、 今になってその魔力を教えてくれた。 あの頭巾に込められた企みを。 だが、もう遅かった・・・ あの男は俺の視界から消え失せ、 見えない腕で、何も見えない俺に 平手打ちを食らわせて、コブを作らせる。 (がなり立て、すすり泣きながら) 間抜けな俺には、それが相応のご褒美というわけさ! (ミーメは痛さのあまり背中を撫でさする。ヴォータンとローゲは大笑いする) ローゲ (ヴォータンに) どうです?捕まえるのは容易ではなさそうですな。 ヴォータン だが勝てるはずだ!お前が知恵を貸してくれれば。 ミーメ (神々の高笑いに戸惑いながら、しげしげと神々を見る) そんな質問をするお前たちは、 一体どこの誰なのだ? ローゲ お前の友人だよ。 ニーベルング族の人々を苦難から解放しに来たんだ! ミーメ (アルベリヒがまたやってくる音を聞きつけ、驚いて飛び上がる) 気をつけろ!アルベリヒが来るぞ。 ヴォータン 私はここで待つとしよう。 (ヴォータンは悠々と石の上に腰掛け、ローゲはその脇で石に体をもたせかける。隠れ頭巾を頭から脱いでベルトに下げたアルベリヒが鞭を振りながら、舞台のさらに深い所にある谷から登って来て、ニーベルング族の一団を追い立てている。 この一団は、金銀細工を持っているが、アルベリヒの執拗な強要を受け、それらを全て山のように積み、ひとかたまりの財宝のように積み上げている) アルベリヒ こっちだぞ!あっちだ!おい!こら! 怠け者どもめ!宝の山を積み上げろ! 早く登ってこい!さっさとやれないのか? 恥知らずな奴らめ!金銀細工をよこせ! 手伝ってやろうか?全員集合だ! (突然ヴォータンとローゲの姿が目に入る) うっ!誰だ?誰が侵入してきたのだ? ミーメ!来い!けちな悪党め! お前、こんなはぐれ者どもと、だべっていたのか? 行っちまえ!クズめ! すぐに鋳直し、仕事するんだ! (ヴォータンはミーメを鞭で打ちながら、ニーベルング族の群れの中に追いやる) さあ!仕事にかかれ! 全員出て行け!さっさと下に降りて行け! 新たな立坑から黄金を掘り出せ! 早く掘らないと、鞭打ちだぞ! ミーメよ、誰もさぼらないと保証しろ。 さもないと、俺の鞭打ちを食らわせるぞ! 俺はどこにでもいるぞ。誰にも思いつかない場所にもな! そんなことはお前はよく知っているだろう! 何をぐずぐずしている?まだためらっているのか? (アルベリヒは指から指輪を引き抜くと、それに口づけし、威嚇するように前に突き出す) 震えあがるがいい!飼いならされた者どもよ! 指輪の持ち主の言いつけに従うのだ! (阿鼻叫喚のうちに、ミーメを含むニーベルング族は散り散りに逃げ去り、それぞれ立坑の中へと滑り降りていく) アルベリヒ (強い不信感を示して、まじまじとヴォータンとローゲを見つめる)ここで何をしようと言うのだ? ヴォータン ニーベルング族の住む夜の国について、 最新の噂を仕入れたものでな。 ここでアルベリヒが、驚異のわざを成し遂げたと言う。 我々は野次馬の興味がうずき、一目それを見たくてやって来たのだ。 アルベリヒ ニーベルハイムに来た理由は、「興味」というより「妬み」だろう。厚顔無恥なお前たちが何者か、俺はちゃんと知っているぞ! ローゲ 知っているどころじゃないだろ?子どもじみた小びとよ・・・。あんたに怒鳴られているあたしを誰だと思っているんだ?お前が冷たい穴にうずくまり、寒い思いをしている時、 このローゲが微笑みかけなかったら、 誰が暖かな炎と、明かりを、あんたに与えたというのだ? お前の鍛冶仕事なぞ何の役に立つ? もしも、あたしが、鍛冶仕事に必要な熱を与えなかったら・・・。あんたとあたしは従兄弟だし、昔は友達だったじゃないか。それなのに、そんな挨拶はあんまりというものだ! アルベリヒ 今ローゲが微笑みかけているのは、地の精の俺ではなく、光の精である神々ではないか。 このずる賢い悪党め。 だがお前は、以前俺に対していたのと同じで、 今回も神々の不実な友人として振る舞うんだろう。 ハハハ!うれしくなっちまうぜ! あいつらを怖がる必要など、もうないってもんだ。 ローゲ なるほどね。あたしを信じられないと? アルベリヒ 信じられるのは、お前の誠実ではなく、不実だけだ! (挑発的な態度を取りながら) だってな。俺はお前達全員に公然と刃向うつもりなんだ! ローゲ お前は権力を得て、気持ちが高ぶっているようだな。 それほど凄まじい力を手に入れたというわけか! アルベリヒ 俺の率いる軍勢があそこに積み上げた宝が お前の目にも映るだろう? ローゲ なんと羨ましい財宝だ・・・あんなのは見たことがない。 アルベリヒ あんなのは今日だけの分で、ごくわずかな量にすぎん。 これからも、強力に事業展開して、増やし続けるのだ。 ヴォータン しかし、これだけ財宝があっても何の役に立つのだ? 娯楽も気晴らしもないニーベルハイムでは、 宝と引き換えに手に入るものは何もないだろう? アルベリヒ 宝を掘り出し、隠しておくためには、 ニーベルハイムの夜は役に立つ。 しかし、洞窟に積み上げた宝を使って、 そのあと俺が計画しているのは、もっと壮大なことだ。 この宝を使って、俺は全世界を我が物にするつもりだ! ヴォータン 失礼だが、まずどこから手を付けようというのかね? アルベリヒ 柔らかな大気が通う天上にお前たちは住み、 笑ったり愛し合ったりしているが、俺は黄金の拳で お前たち神々を一人残さず捕えてやる! 俺が愛を諦めたように、 生き物すべてが愛を諦めるようにしてやるのだ! 金の力に物を言わせて、お前達が金が欲しくてたまらず、 金のことしか考えないようにしてやるのだ! 楽しい天上の高みにいて、 お前たちは幸せなゆりかごに揺られている・・・ 真っ黒な姿をした小びとなど、 贅沢三昧のお前達には軽蔑の対象でしかなかろう! だが注意しておけよ!注意しておけよ! お前達一族のうち、まず男たちが俺に服従し、 そのあと俺の求婚をすげなく断った綺麗な女たちも、 小びとのこの俺が、快楽の道具にしてやるのだ。 愛が俺に微笑むことはないとしてもな! (けたたましく笑いながら) ハッハッハッハ!聞いたか? 夜の軍勢に注意するんだな! ニーベルングの宝を、 静かな地底から続々と地上に運び上げてくるぞ! ヴォータン (激昂して) 消え失せろ!極悪人めが! アルベリヒ 何だと? ローゲ (間に割って入って) まあまあ、冷静に! (アルベリヒに向かって) ひとたびお前さんの成した偉業を知れば、 奇蹟と感じない者がいるだろうか? 壮大な謀りごとが実を結び、 財宝を思うままに操ることができれば、 あたしとて、お前さんを最高の権力者と讃えずにはおくまい。 そうなれば、月も星辰も、輝く太陽も、 もはや何一つできることはなく、 ひたすらお前に服従するだけだ。 だが・・・何より肝心だと思うのは、 宝を集めるニーベルングの軍勢たちが、 妬みを持たずに、お前に従うだろうかということだ。 お前が大胆不敵にも手に入れた指輪・・・ お前の一族は、その指輪に震えおののいたのだ。 しかし、お前さんの寝ている間に泥棒が忍び込み、 首尾よく指輪を奪い取ったらどうするつもりだ? お前さんのような賢い男でも、どうしようもあるまい? アルベリヒ ローゲよ・・・最高の策士だと自惚れているお前は、 他の者たちは皆バカだと思っているのだな。 俺が謝礼をたっぷりはずんで、 お前の忠告や助力を求める言葉を、 こそ泥のお前は聞きたくてたまらんのだな! だが俺は、隠れ頭巾を思い付き、 丁寧な仕事をする鍛冶屋ミーメに、 俺のために造らせたのだ。 この隠れ頭巾を使えば、素早く変身し、 思い通りに姿を変えることができるのだ。 誰が探し回ろうと、俺は目に見えない。 目に見えないにもかかわらず、あらゆる場所にいるのだ。 だから、俺は、 お前のことなぞ何も心配していない。 ご心配なく!ご友人! ローゲ あたしは、世に稀なこと、数多のことを目にしたが、 これほど不思議な話を聞いたことはない。 そんな比類のない金物細工なんて信じられるものか! 万一そんなものがあったら、 お前さんの権力は、不滅ということじゃないか! アルベリヒ 俺がローゲと同じホラ吹きだとでも言うのか? ローゲ 自分の目で確かめるまでは、 小びとの言うことなんて信じられないね。 アルベリヒ バカな奴ほど、自分は賢いと 大口をたたくものさ! 今にうらやましくてたまらなくなるぞ! さあ・・・言ってみろ! どんな姿に早変わりすればいいんだ? ローゲ なんでもお望みのものを。 ただ、あたしが驚いて声も出ないようなやつを。 アルベリヒ (隠れ頭巾を頭にかぶって) 大蛇よ!トグロを巻け! (たちまちアルベリヒの姿は消え、彼のいた場所には、ものすごい大蛇がトグロを巻いている。大蛇は鎌首をもたげ、くわっと開いた口をヴォータンとローゲに突き出す) ローゲ (恐ろしくてたまらぬような振りをする) ひえっ!ひえっ! なんて恐ろしい大蛇だ!あたしを食うんじゃない! ローゲの命ばかりはご容赦を! ヴォータン ハハハ!立派なもんだ!アルベリヒ! 悪党のお前にしては、上出来だ! よくもこんなに素早く、 小びとから大蛇にまで、でかくなったものだ! (大蛇がいなくなると、その場所にはたちまちアルベリヒが実際の姿で現れる) アルベリヒ どうだ!知者さんたちよ・・・これでやっと信じたか? ローゲ 震えが止まらないあたしを見れば分かるだろう。 何とも素早く大蛇に変じたものだ。 あれを見たからには、お前の起こした奇蹟を 喜んで信じるというものだ。 だが一つ・・・ さっきでっかくなったのと同じように、 ちっちゃくなることもできるのか? 身に振りかかる危険から逃れるためには、 そうすることが最も賢い選択だと思うのだ。 とはいえ、さすがにそれは至難の業だろうな! アルベリヒ 至難の業などと言うのは、お前がバカだからだ! どれぐらい小さくなればいい? ローゲ ヒキガエルが身を隠すため、 小さな隙間に入れるぐらいに。 アルベリヒ プハハッ!お安い御用だ!よく見ていろよ! (アルベリヒはまた隠れ頭巾をかぶる) 背の曲がった灰色ヒキガエルよ、這い出でよ! (アルベリヒの姿は消え、石の中にヒキガエルが這っているのを神々は見つける) ローゲ (ヴォータンに) すぐに、そのヒキガエルを捕まえるのです! (ヴォータンは足でカエルを踏みつけ、ローゲはカエルの頭を押さえて、隠れ頭巾を取り上げる。突然、実際のアルベリヒの姿が現れ、ヴォータンの足元で身をよじっている) アルベリヒ うえっ!ちくしょう!つかまっちまった! ローゲ 縛り上げるまで、しっかり押さえていてください。 (ローゲは縄を取り出し、アルベリヒの手足を縛る。アルベリヒは怒り狂いながら抵抗したが、ヴォータンとローゲは縛り上げられたアルベリヒをつかまえて、彼らがやって来た岩の裂け目へと引きずっていく) ローゲ さあ、早く引っ張り上げましょう。上に行けばこっちのものです! (全員姿を消し、上へと登っていく) 第4場 アルベリヒ、ヴォータン、ローゲ、その他の神々、エルダ、3人のラインの娘たち (場面は、前回と正反対の方向に転換するだけであり、再び鋳鉄工の立てる騒音の場面を通過すると、さらに上方に向かう舞台転換が続く。最後に、第2場と同じ山頂の上の開けた地帯が再び広がるが、今はまだ、フライア誘拐直後の第2場から第3場にかけての舞台転換の直前と同じく、薄暗い霧に包まれたままである。) (ヴォータンとローゲは、縛り上げたアルベリヒを引き連れて、岩の裂け目から登り出てくる) ローゲ さあ!従兄弟よ!しっかり座って! ほら、のぞいてみなよ! 無精者のお前が手に入れたがっていた世界が目の前にあるぞ。 お前さんの目論見では、この世界のどこに、 あたしの小屋を建ててくれる予定だったんだい? (踊りながら、ローゲは指をパチパチ鳴らす) アルベリヒ 恥知らずの強盗め!ずる賢い奴め!悪党め! 縄をほどけ!解放しろ! 厚顔無恥なお前がした、この悪事のツケは高くつくぞ! ヴォータン お前は捕らわれて、私の捕虜となったのだ。 かつては、あの世界を、また生きとし生ける全てを 自分の力にひれ伏させようと目論んだのに、 今は縛られて私の目の前にいるのだ・・・ 臆病者のお前とて、それは否定できぬ事実だろう! 解放してやるには、それ相応の対価が必要だ。 アルベリヒ ああ・・・俺はなんてバカだったんだ!ぼうっとした間抜けだ!愚かにも、こんな泥棒の詐術に引っかかるとは! すさまじい復讐をして、この失敗を挽回してやる! ローゲ 復讐するためにも、 まずは何を置いても自由の身になることを考えろ・・・ 縛られた男に、 誰が悪事の償いなどするものか。 復讐しようと思うなら、 時間を無駄にせず、 対価の支払いのことを考えろ! (指をパチンと打ち鳴らし、支払方法を示す) アルベリヒ (つっけんどんに) 何が欲しいか言ってみろ! ヴォータン 宝と、お前の輝く黄金だ。 アルベリヒ 強欲な泥棒野郎めが! (独り言で) だが、指輪さえ持っていられれば、 宝なぞ、いずれ簡単に手に入る。 指輪で命じさえすれば、 すぐにまた手に入れ、 たくさん増やすことができる。 そうなった日には、今日の出来事さえ、 わしが賢くなるための茶番劇となろう。 そう思えば、高すぎる授業料でもなかろう。 つまらぬ宝など差し出したとて。 ヴォータン 宝を差し出すか? アルベリヒ 手の縄をほどいてくれれば、宝を持って来させよう。 (ローゲが右手の縄を解くと、アルベリヒは指輪に口をつけ、ひそやかに呪文をささやく) さあ、俺はニーベルング族を呼んだぞ。 主人の言いつけに従って、財宝を地底から、 日の当たる所に運び上げる音が聞こえる。 さあ・・・わしを縄からほどけ! ヴォータン だめだ・・・全て支払いが終わるまではな。 (ニーベルング族が鋳つぶした財宝を運びながら、坑道を登って現れる。次のアルベリヒの台詞の間、彼らは財宝を積み上げていく) アルベリヒ ああ・・・恥ずかしい!恥ずかしい! 臆病な奴隷どもに、 団子のように縛られた俺の姿を見られるなんて! (ニーベルング族に向かって) 命じたとおり、あそこに持って行け! 宝をすべて積み上げろ! のろまめ!俺に手伝わせるのか!? こっちを見るな! 急ぐんだ!急げ! そして仕事が終わったら、 とっとといなくなれ! 坑道に帰れ! 怠けたら酷いぞ! すぐに追いかけていくからな! (アルベリヒは指輪に口づけし、威嚇するように突き出す。殴られでもしたかのように、ニーベルング族は恐れおののいて坑道へと殺到し、素早く飛び降りていく) 支払いは終わったぞ・・・ もう行かせてくれていいだろう。 ローゲが持っている あの隠れ頭巾も、 どうか俺に返してくれ! ローゲ (隠れ頭巾を宝の山の上に放り投げながら) これももちろん対価のうちさ。 アルベリヒ ちくしょう!泥棒め! (小声で) だが今は我慢だ! 前にあの頭巾を造った奴が、またもう一つ造るのだ。 俺にはまだミーメを従わせる力がある。 ローゲのような狡猾な敵に、こんないい武器を渡すのが、 良くないことは間違いないが! さあ、いいだろ!これでアルベリヒは何もかも渡した。 悪人どもよ、縄を解け。 ローゲ (ヴォータンに) もういいですか?自由の身にしてやりますか? ヴォータン お前の指に光る金色の指輪・・・ 小びとよ・・・聞こえるか? 私が思うに、それも宝の一部だ。 アルベリヒ (仰天して) 指輪だと? ヴォータン お前を解放するためには、それが必要だ。 アルベリヒ (わななきながら) 命を取られても、この指輪だけは! ヴォータン (やや声を荒げて) 私は、その指輪を欲しいのだ。 お前の命なぞ好きにしろ! アルベリヒ 俺の体と命が放免されるというなら、 この指輪も放免してくれ。 この手や頭が、目と耳が、 俺のものでなくなるのと同じことなのだ。 俺の赤い指輪を手放すということは! ヴォータン 指輪がお前のものだというのか? 狂ったのか?恥知らずの小びとめ。 落ち着いて考えてから言ってみろ・・・ お前は誰からその黄金を奪い、 輝く指輪に作り直したのだ? 悪人のお前が川底から奪ってきたものが、 どうして「お前のもの」なはずがある? ラインの娘たちの所で聞いてみろ! お前が奪い取って指輪にした黄金を、 お前のものとしてくれるかどうか! アルベリヒ 恥ずべき悪だくみだ!汚い詐欺だ! お前は、俺の罪を非難するが、泥棒のお前にとって、 それは好都合だったのではないか? お前だって、嬉々としてライン河に 黄金を奪いに出かけたのではないか? もしも、指輪を鋳直すことさえ、 お前にたやすく出来たなら・・・。 偽善者のお前にとって、何とも有難いことだったのではないか?ニーベルング族のこの俺が、恥ずべき苦しみにまみれ、 こみあげる怒りにまかせて、 恐るべき魔力を手にしたおかげで、 今お前がその果実を味わっているということは。 不幸な男、恐怖に身を焼かれた者の 呪いに満ちた恐ろしい行為は、 権力者の気晴らしぐらいには役立つだろう。 だが、俺の呪いまで、お前に喜びを与えるだろうか? 気をつけるがいい!君臨する神よ! 俺は悪事を行ったが、それは俺の勝手だ。 だが、お前は・・・かつてあったもの、 今あるもの、これからあるもの全てに、 悪事を働くことになるのだぞ。不死なる神のお前は! もしも、強欲にも、俺から指輪を奪い取ったりすれば! ヴォータン 指輪をよこせ! どんなに騒いだところで、 お前には何の権利もないのだ。 (ヴォータンはアルベリヒをつかみ、アルベリヒの指から、凄い力で無理やり指輪を抜き取る) アルベリヒ (けたたましい叫び声を上げて) ああ!終わりだ!俺は破滅だ! 惨めな奴隷・・・それも最も惨めな奴隷になってしまった! ヴォータン (じっくりと指輪を見つめながら) これにより、私の地位は高まり、 支配者の中の支配者となるのだ! (ヴォータンは指輪をはめる) ローゲ 解放してやりますか? ヴォータン 縄をほどいてやれ! ローゲ (アルベリヒを縛っていた縄を完全にほどく) さっさと帰るんだな! もうあんたを縛る縄はない・・・ どこにでもご自由に! アルベリヒ (地面から立ち上がりながら) 自由なのか?俺は? (激しい怒りのあまり笑いに変じながら) 本当に自由なのだな? ならば、俺の自由を祝って、 お前達に最初の挨拶をしてやろう・・・! 俺が呪いを込めて造ったように、 この指輪もまた呪われよ! 指輪の生み出す黄金が、俺に無限の権力を与えたように、 指輪の魔力よ!指輪の持ち主に死をくだせ!どんな陽気な男も、指輪とともに、明るく生きることはできず、 どんな幸福な男も、指輪の光の中で、幸せではいられない! 指輪を持つ者は、不安にやつれ、 持っていない者は、嫉妬に苦しむ! 誰もが指輪を持ちたいと望むのに、 指輪から利益を引き出す者は一人もいない! 何かの用に使わずとも、持ってさえいれば、 その身に死神を招いてしまう! 臆病者よ!死の運命に恐れおののけ! 生きている間は、欲望に苦しみ、最後は野垂れ死ね! 指輪の持ち主は、指輪の奴隷なのだ・・・ 俺の手に、奪われた指輪が戻ってくるその日まで! この危急存亡のとき、ニーベルング族の俺は 呪いをかける・・・この俺の指輪に! さあ、持っていろ。 (笑いながら) せいぜい大事にするがいい。 (怒りをあらわにして) お前はもう俺の呪いから自由になることはないのだ! (アルベリヒは素早く坑道に姿を消す。前景の濃い霧は、次第に晴れていく) ローゲ 素敵な挨拶でしたな・・・お聞きになりましたか? ヴォータン (手にはめた指輪を、陶然として見つめながら) 悪口ぐらいは言わせておいてやれ! (ますます明るくなってくる) ローゲ (舞台の右手を眺めながら) ファゾルトとファフナーがはるばるやって来ます。 フライアもいっしょです。 (ますます晴れていく霧の中に、ドンナー、フロー、フリッカの姿が現れ、前景に向かって進んでくる) フロー ご帰還だ! ドンナー ご無事で!兄さん! フリッカ (心配そうにヴォータンに向かって) 首尾は上々でしたか? ローゲ (宝の山を指差しながら) たくらみと暴力を使って大成功でございました・・・ あそこにフライアを解放するものが積んであります。 ドンナー 巨人どもの手から離れて、美の女神がやって来るぞ。 フロー なんとも心地よい風が再びそよぎ、 心は楽しい想いに満たされる! 我らは何と惨めだったろう・・・ もしも、永遠に女神と離れ離れになっていたら・・・ 悩みなき永遠の青春の弾けるような歓びを、 女神は我らに与えていたのだ。 (舞台前景が再び明るくなる。神々の容貌は再び最初の輝きを取り戻す。だが、背景には霧のヴェールがかかっており、城は見えないままである。ファゾルトとファフナーが、間にフライアを挟みながら登場する) フリッカ (嬉しそうに妹のフライアのもとに駆けより、彼女を抱きしめようとする) 大好きなひと!可愛いひと! やっと帰って来たのね? ファゾルト (フリッカを押しとどめる) 待て!触るんじゃない! フライアはまだわしらのものだ。 リーゼンハイムの大きな境界石に腰掛けて、 わしらは休んでおった。 誠実に、人質のフライアの世話をしながらな。 ほんとうは悲しいのだが、返してやろう。 お前達が、わしら兄弟に、代価を支払うならば。 ヴォータン 代価の用意はできている。 どうぞ黄金の量を計ってもらいたい。 ファゾルト いいか?・・・この女性がいなくなればわしは辛くて仕方ない。 この花咲く乙女がもうわしの意識に上らぬよう、 わしの目に写らないように、財宝を山と積み上げて、 すっぽり覆い隠してしまうのだ。 ヴォータン フライアの姿に合うように物差しを立てよ! (フライアは巨人達の間に立たされる。巨人達は手に持った木の杭をフライアの両脇の地面に突き刺し、彼女と同じだけの高さと幅にする) ファフナー 木の杭で、人質と同じだけの枠を作ったぞ。 さあ、財宝を積み上げて、いっぱいにしろ! ヴォータン 早くやれ!気持ちが悪くなる! ローゲ 手を貸すんだ!フロー! フロー フライアの恥をさっさと終わらせよう。 (ローゲとフローは柱の間に、急いで金塊を積み上げる) ファフナー そんなに適当に、ゆるく積むんじゃない! (ファフナーは金銀細工を力ずくで、ぎゅっと押し込む) 枠いっぱいに、隙間なく固く積むのだ。 (身をかがめて、隙間がないか探す) まだ向こうがみえるぞ。 この穴をふさげ! ローゲ 近づくな!無礼者め! ファフナー ここだ! ローゲ つかむなと言っているだろう! ファフナー ここだというのだ!裂け目をふさげ! ヴォータン (目をそらして不機嫌に) 胸の奥深く、恥辱の炎が燃える! フリッカ (フライアにじっと目をやりながら) 見える?・・・あの高貴な女神が、こんな辱めを受け、 無言のまま、ただ苦悩する瞳で救いを求めている。 悪いのはあなたよ!愛らしい女神に、こんな思いをさせたのは! ファフナー まだだ!もっと持って来い! ドンナー もう我慢できんぞ・・・この恥知らずの野郎のせいで、 怒りが泡を吹きそうだ! 向かって来い!お前ら!そんなに計りたいってんなら、 俺がお前たちの力を計ってやろうじゃねえか! ファフナー 落ち着け!ドンナー!ゴロゴロやるのは必要な時にしろ。 ここでガラガラッとやっても、何の役にも立たないぞ! ドンナー (ハンマーを構えて) 恥知らずどもを粉々にすりゃ、いいじゃねえか! ヴォータン 落ち着くのだ! フライアはもう見えなくなったと思うが。 ローゲ 財宝も尽きました。 ファフナー (宝の山をじっくりと眺めまわし、隙間がないか探す) まだ美の女神ホルダの髪が光っているぞ。 そいつを上に乗せろ! ローゲ なんと?この頭巾をか? ファフナー さっさとよこせ! ヴォータン くれてやるがいい! ローゲ (隠れ頭巾を宝の上に放り投げる) これで全部だ! もうこれで満足かい? ファゾルト もう美の女神フライアには会えないのだな・・・ 返さねばならぬのか?戻さねばならぬのか? (ファゾルトは近くに歩み寄って来て、財宝のすき間から中をのぞく) おお!まだフライアの輝く眼差しが、わしに迫ってくる。 あの目の、星のような輝きが、わしを虜にする・・・ ごくわずかの隙間でも、わしはこの眼差しを見つけてしまう。 (我を忘れて) この美しい目が、わしの目に入る限り、 この女神をどうしても諦めきれぬ! ファフナー おい!何とかしろ! 裂け目をふさげ! ローゲ まだ飽き足らないのか!わかるだろう? 宝はもう出し尽くしたよ。 ファフナー おいおい!何をバカなことを! ヴォータンの指に、黄金の指輪が光っているだろう。 それを差し出して、裂け目をふさぐんだ! ヴォータン なんだと!この指輪をか? ローゲ さあさあ、みなさん、お聞きあれ! もともとこの黄金はラインの娘たちのもの。 ヴォータンは、彼女達にこれを返すのです。 ヴォータン 何をつまらんことを言っているのだ? あんなに苦労して手に入れて、 ようやく何も心配せずに持っていられるのだぞ! ローゲ でも、それじゃあ、あたしの約束はどうなるのです? 泣いて頼む娘たちに約束したんですよ! ヴォータン お前の約束になど私は縛られない。 指輪は私の戦利品として手元に置くのだ。 ファフナー いいや。その指輪は、わしらに払わねばならん対価だ。 ヴォータン 何でもお前達の欲しいものを要求するがいい。 そうすれば、この世の ありとあらゆる物をやろう。 だが、この指輪だけは渡すわけにはいかない! ファゾルト (激怒して、財宝の山に隠れていたフライアを引っ張り出す) やめだ、やめだ!全て無かったことにしよう! フライアは永遠に俺達に従うのだ! フライア 助けて!助けて! フリッカ なんて強情なの!巨人達の言う通りにして! フロー 黄金など惜しまず渡してください! ドンナー どうか指輪を渡してください! (ファフナーは、自分を押しのけて去っていこうとするファゾルトをかろうじて押しとどめている。全員、うろたえながら立っている) ヴォータン 放っておいてくれ!この指輪は誰にもやらん! (ヴォータンは怒りながら脇を向く。舞台はまた暗くなってきて、脇にある岩の裂け目の合い間から青みがかった光が現れ出る。すると突然その光を浴びてエルダの姿が見え、底から上がって来て上半身を見せる。彼女は神々しい出で立ちをし、その体はゆったりとした黒髪に覆われている) エルダ (警告するように、ヴォータンに片手を突き出し) 避けよ!ヴォータン!避けよ! 指輪の呪いをまぬがれよ! お前は、救いようもない暗黒の滅亡に見舞われるぞ。 もしも指輪を所有すれば。 ヴォータン 私に警告する女人よ・・・あなたは誰なのだ? エルダ かつて全てがどうであったか・・・私は知っている。 いずれ全てがどうなるのか・・・ それも私には分かる・・・ 悠久の世界の原初の波(ウルヴァーラ)、 エルダがお前に警告するのだ。我が三人の娘たち、 世の始まりにあたって産み落としたノルン達は、 私の目にしたことどもを、夜ごとお前に告げているはず。 されど今、未曽有の危機にあたって、 私自らがお前のもとに出向いたのだ。 聴くのだ!聴くのだ!聴くのだ! 今あるものは、全て終わる。 神々の黄昏の暗黒の日が始まろうとしている・・・ だからこそ警告するのだ・・・その指輪には近づくなと! (エルダの姿は沈んでいき、胸の辺りまでしか見えなくなる。青みがかった光は薄らぎ始める) ヴォータン あなたの言葉には、 気高くも神秘な響きがある。 行かないでくれ・・・私はもっと多くを知りたいのだ! エルダ (沈みゆきながら) 警告したぞ・・・もう十分に分かったろう。 よく思いをめぐらし、先々を心配し、恐れるのだ! (エルダの姿は完全に消える) ヴォータン どうやって心配したり、恐れたりすることができようか? あなたをつかまえて、全てのことを理解しないうちには! (ヴォータンは、消え去るエルダをつかまえようと、岩の裂け目まで追って行こうとする。フローとフリッカは、そんなヴォータンに立ちはだかり、彼を押しとどめる) フリッカ どうしたというの?取り乱さないで! フロー おやめください、ヴォータン! あの高貴な女神を畏れ、その言葉に耳を傾けるのです! (ヴォータンは考え込んで前方を凝視する) ドンナー (意を決して巨人達に向き直り) 巨人達よ、聴くがいい!下がって待つがよい。 お前達には、黄金が下されるぞ。 フライア 大丈夫なの? ほんとうに、このホルダは、請け出される価値があるの? (全員、緊張してヴォータンを見つめる。ヴォータンは、深い物思いの後で我に返り、槍をつかむと、勇気ある決断をしたことを示すかのように槍を振り回す) ヴォータン おいで!フライア!もう自由だ。 買い戻された青春よ!帰って来い! 巨人達よ!指輪を受け取るがいい! (ヴォータンは指輪を宝の上に放り投げる) (巨人達はフライアを解放する。フライアは嬉しそうに神々のもとに駆けて行き、神々は嬉しくてたまらないように、代わる代わる長い間フライアを撫でさする) (ファフナーはすぐさま巨大な袋を広げ、その中に入れようとして、財宝の山を漁り始める) ファゾルト (ファゾルトは弟と財宝との間に割って入る) 待て!欲張りめ!俺の分もよこせ! 二人均等に分け合うのが得策だぞ。 ファフナー 黄金よりも、あの女のほうが良かったんだろ? 恋に目がくらんだ色男め・・・ バカな兄貴に助言して、苦労して取引を成立させたのは俺だぞ。もしフライアを娶っていたら、俺には分けてくれなかったくせに。だから、この財宝を山分けするとしても、 半分以上は俺が取るのが妥当ってもんだ。 ファゾルト 恥を知れ!この俺に向かって何てことを! (神々に向かって) お前たち、裁判官役をやってくれ。 きちんと法に基づいて、この財宝を分けてくれ! (ヴォータンは軽蔑をむき出しにして、そっぽを向く) ローゲ 宝なんか持たせてやればいいじゃないか。 あんたは、指輪さえ持ってりゃいいんだ! ファゾルト (なおも宝を袋に詰めているファフナーに詰め寄り) どけ!厚かましい奴め!この指輪は俺のものだぞ。 フライアの眼差しの形見とするのだ! (ファゾルトは素早く指輪を手に取る。二人は揉み合う) ファフナー 手を放せ!指輪は俺のものだ! (ファゾルトは、ファフナーから指輪を奪う) ファゾルト いただきだ!俺のものだ! ファフナー (木の杭を、ファゾルトに向けて構える) せいぜいちゃんと持っていろ!落とさぬようにな! (ファフナーは一撃のもとにファゾルトを地面へと打ちのめし、死にゆくファゾルトから素早く指輪を奪う) ファフナー フライアの眼にウインクでもしていろ! もう指輪に触ることはないのだし! (ファフナーは指輪を袋に入れ、財宝を悠々と袋に詰める。神々は皆、驚愕して立ち尽くしている。長く重々しい沈黙の時が続く) ヴォータン 今この目で見た・・・指輪の恐るべき呪いの力を! ローゲ ヴォータン・・・あなたの幸運は、比べるものとてないですぞ。指輪を持って、あなたはたくさん得る所がありましたが、 手放したことで、さらに好都合だったというわけです。 ご覧なさい・・・あなたの敵どもは自滅しました。 あなたが手渡した黄金のせいで。 ヴォータン (心を激しく震撼させながら) どうしてだ・・・不安で不安でたまらない! 心配と恐れとが、心をとらえて放さない・・・ エルダよ、この気持ちの終わらせ方を私に教えてくれ。 エルダを追って、降りて行かねば! フリッカ (甘えるようにヴォータンに顔をすり寄せながら) どうされたの?ヴォータン? あの気高い城が、やさしく手招きしていませんこと? 支配者を、初めての賓客として迎え入れようとしているのですわ。 ヴォータン (陰鬱に) あの城のせいで、とんでもない対価を払ってしまった。 ドンナー (まだ霧に覆われている舞台後方を指さして) 大気は、じめじめした蒸気にかすみ、 曇った気圧が重くのしかかる! ようし、ここはひとつ、 青黒い雲を集めて雷雲となし、 天の大掃除でもしてやろうか。 (ドンナーは、谷の斜面にある高い岩に登り、ハンマーを振り回す。霧が彼の周りに集まってくる) ヘダー!ヘダー!ヘドー! こっちだ!靄(もや)よ!こっちだ!霞よ! ドンナー様の陣触れだ! (ドンナーはハンマーを振り回す) ハンマーに合わせて集まって来い! もやもやする霧よ!ただよう靄(もや)よ! ドンナー様の陣触れだ! ヘダー!ヘダー!ヘドー! (ドンナーの姿は、ますます黒く真ん丸にふくらんでいく雷雲の中に完全に消える。ハンマーの一撃が岩の上にガツンと下される音が聞こえると、大きな稲妻が雲の間を縫ってほとばしり、激しい雷鳴がその後に続く。フローは雲とともに姿を消す) ドンナー (見えないところで) 弟よ!こっちだ!橋に方角を示してやってくれ! (突然雲が晴れ、ドンナーとフローの姿が再び現れる。彼らの足元からは、まばゆいばかりの光を伴って、虹の橋が谷をまたいで城にまで伸びている。今や城は、夕暮れの陽ざしに照らされて、きわめて明るく輝かしくきらめいている。一方、このドンナーの雷の魔法の間に、兄の死体の傍でようやく全ての宝を詰め終わったファフナーは、巨大な袋を背中に担いで退場してしまっている) フロー (手を伸ばして、虹の橋が谷を渡る道筋を示していたフローは、神々に向かって) 城に橋が架かりました。 軽い橋ですが、皆さんの足に十分な強度はあります。 おそれずに力強く、橋の上の道をお進みください! (ヴォータンと他の神々は、城の威容に言葉を失ったまま立っている) ヴォータン 太陽は、夕暮れの陽射しを送り、 城は灼熱の壮麗な光に包まれて輝いている。 明け方は、力強く照り映えながら、 主もいないまま、気高く私を誘うようであったものだが・・・。朝から晩まで、心労と不安の連続で、 決してやすやすと手に入れた城ではない! 夜が迫り来る・・・だが、その夜の妬みからも、 どうかこの城が、我らを守ってくれるように。 (壮大な考えが心に浮かんだかのように、きわめて決然と) さあ、城よ、私の挨拶を受けよ! 不安や恐怖とは無縁になった私の挨拶を! (厳粛な面持ちでフリッカのほうに振り向く) さあ、来なさい。妻よ。 私とともに、ヴァルハラに住むのだ! フリッカ 「ヴァルハラ」ですって? たぶん私は聞いたことのない言葉ですが。 ヴォータン 恐れを克服した私の勇気が、 作り上げた言葉だ。 この言葉が勝利のうちに生き続ければ、 その意味も自ずと明らかになるだろう! (ヴォータンはフリッカの手を取り、ゆっくりと橋に向かって歩いていく) (フロー、フライア、ドンナーがそれに続く) ローゲ (舞台前方にとどまり、神々の後ろ姿を見送りながら) あいつらは、終末に向かってまっしぐら・・・ しぶとく生き延びられると、固く思い込んでいるけどね。 あんな奴らと付き合うなんて、恥もいいところだ。 ううむ。全てを舐めつくす炎に再変身したい欲望が、 心にふつふつと湧き起って来るぞ・・・ かつて俺を拘束した奴らなんぞ焼き尽くしてやる! あんな先見性のないバカどもと心中なんかするものか・・・ 例えそいつらが「神々の中の神々」であってもね! ふむ。悪くない思いつきだったな! じっくり考えてみよう・・・俺様の心が誰に読めるってんだ! (ローゲは投げやりな態度で神々の行列に加わる。舞台の底のほうから、ラインの娘たちの歌が響いてくるのが聞こえる) 3人のラインの娘たち (姿を見せずに、谷底の方で) ラインの黄金!ラインの黄金!きよらかな黄金! 何とけがれなく、明るく、愛らしく輝いていたことか! ああ、悲しい・・・あの透き通った黄金がないなんて。 どうか返して! あの清らかな黄金を、あたしたちに返して! ヴォータン (橋に一歩踏み出そうとしていたヴォータンは、ふと立ち止まって振り返る) ここにまで聞こえるあの泣き声は何なのだ? ローゲ (谷底のほうをのぞき込みながら) ラインの娘たちが、黄金が奪われたと言って泣いているのです! ヴォータン いまいましい奴らだ! (ローゲに) つまらんたわごとは、やめさせろ! ローゲ (谷底に向かって呼びかける) おおい。水の娘さん達よ。どうしてこんな高いところまで泣き声を響かせるんだ? ヴォータンの御心を聞くのだ! あの黄金は、もうお前達を照らすことはないぞ。 神々の新たな栄光が始まるから、お前達は、 その輝きを浴びて、のんびり日光浴でもしていなさい! (神々は爆笑し、橋を渡っていく) 3人のラインの娘たち (水底より) ラインの黄金!ラインの黄金!きよらかな黄金! ああ。もう一度、けがれなき水底のおもちゃとして輝いて! 信頼と真心があるのは、ただこの水底ばかりで、 上のほうでは、虚偽と卑劣が我が世の栄華を誇っている! (神々が城に向かって橋を渡る中、幕が下りる) DRITTE SZENE Alberich, Mime, Wotan, Loge Von verschiedenen Seiten her dämmert aus der Ferne dunkelroter Schein auf eine unabsehbar weit sich dahinziehende unterirdische Kluft wird erkennbar, die nach allen Seiten hin in enge Schachte auszumünden scheint. Alberich zerrt den kreischenden Mime an den Ohren aus einer Seitenschlucht herbei. ALBERICH Hehe! Hehe! Hieher! Hieher! Tückischer Zwerg! Tapfer gezwickt sollst du mir sein, schaffst du nicht fertig, wie ich s bestellt, zur Stund das feine Geschmeid ! MIME heulend Ohe! Ohe! Au! Au! Lass mich nur los! Fertig ist s, wie du befahlst, mit Fleiss und Schweiss ist es gefügt nimm nurl die Nägel vom Ohr! ALBERICH loslassend Was zögerst du dann und zeigst es nicht? MIME Ich Armer zagte, dass noch was fehle. ALBERICH Was wär noch nicht fertig? MIME verlegen Hier - und da - ALBERICH Was hier und da? Her das Geschmeid ! Er will ihm wieder an das Ohr fahren; vor Schreck lässt Mime ein metallenes Gewirke, das er krampfhaft in den Händen hielt, sich entfallen. Alberich hebt es hastig auf und prüft es genau. Schau, du Schelm! Alles geschmiedet und fertig gefügt, wie ich s befahl! So wollte der Tropf schlau mich betrügen? Für sich behalten das hehre Geschmeid , das meine List ihn zu schmieden gelehrt? Kenn ich dich dummen Dieb? Er setzt das Gewirk als "Tarnhelm" auf den Kopf Dem Haupt fügt sich der Helm ob sich der Zauber auch zeigt? sehr leise "Nacht und Nebel - niemand gleich!" seine Gestalt verschwindet; statt ihrer gewahrt man eine Nebelsäule Siehst du mich, Bruder? MIME blickt sich verwundert um Wo bist du? Ich sehe dich nicht. ALBERICH unsichtbar So fühle mich doch, du fauler Schuft! Nimm das für dein Diebesgelüst! MIME schreit und windet sich unter empfangenen Geisselhieben, deren Fall man vernimmt, ohne die Geissel selbst zu sehen Ohe, Ohe! Au! Au! Au! ALBERICH lachend, unsichtbar Hahahahahaha! Hab Dank, du Dummer! Dein Werk bewährt sich gut! Hoho! Hoho! Niblungen all , neigt euch nun Alberich! Überall weilt er nun, euch zu bewachen; Ruh und Rast ist euch zerronnen; ihm müsst ihr schaffen wo nicht ihr ihn schaut; wo nicht ihr ihn gewahrt, seid seiner gewärtig! Untertan seid ihr ihm immer grell Hoho! Hoho! Hört ihn, er naht der Niblungen Herr! Die Nebelsäule verschwindet dem Hintergrunde zu man hört in immer weiterer Ferne Alberichs Toben und Zanken; Geheul und Geschrei antwortet ihm, das sich endlich in immer weiterer Ferne unhörbar verliert. Mime ist vor Schmerz zusammengesunken. Wotan und Loge lassen sich aus einer Schlucht von oben herab. LOGE Nibelheim hier Durch bleiche Nebel was blitzen dort feurige Funken? MIME Au! Au! Au! WOTAN Hier stöhnt es laut was liegt im Gestein? LOGE neigt sich zu Mime Was Wunder wimmerst du hier? MIME Ohe! Ohe! Au! Au! LOGE Hei, Mime! Munt rer Zwerg! Was zwickt und zwackt dich denn so? MIME Lass mich in Frieden! LOGE Das will ich freilich, und mehr noch, hör helfen will ich dir, Mime! Er stellt ihn mühsam aufrecht MIME Wer hälfe mir? Gehorchen muss ich dem leiblichen Bruder, der mich in Bande gelegt. LOGE Dich, Mime, zu binden, was gab ihm die Macht? MIME Mit arger List schuf sich Alberich aus Rheines Gold einem gelben Reif seinem starken Zauber zittern wir staunend; mit ihm zwingt er uns alle, der Niblungen nächt ges Heer. Sorglose Schmiede, schufen wir sonst wohl Schmuck unsern Weibern, wonnig Geschmeid , niedlichen Niblungentand; wir lachten lustig der Müh . Nun zwingt uns der Schlimme, in Klüfte zu schlüpfen, für ihn allein uns immer zu müh n. Durch des Ringes Gold errät seine Gier, wo neuer Schimmer in Schachten sich birgt da müssen wir spähen, spüren und graben, die Beute schmelzen und schmieden den Guss, ohne Ruh und Rast dem Herrn zu häufen den Hort. LOGE Dich Trägen so eben traf wohl sein Zorn? MIME Mich Ärmsten, ach, mich zwang er zum Ärgsten ein Helmgeschmeid hiess er mich schweissen; genau befahl er, wie es zu fügen. Wohl merkt ich klug, welch mächtige Kraft zu eigen dem Werk, das aus Erz ich wob; für mich drum hüten wollt ich dem Helm; durch seinen Zauber Alberichs Zwang mich entzieh n vielleicht - ja vielleicht den Lästigen selbst überlisten, in meine Gewalt ihn zu werfen, den Ring ihm zu entreissen, dass, wie ich Knecht jetzt dem Kühnen, grell mir Freien er selber dann frön ! LOGE Warum, du Kluger, glückte dir s nicht? MIME Ach, der das Werk ich wirkte, den Zauber, der ihm entzuckt, den Zauber erriet ich nicht recht! Der das Werk mir riet und mir s entriss, der lehrte mich nun, - doch leider zu spät, - welche List läg in dem Helm Meinem Blick entschwand er, doch Schwielen dem Blinden schlug unschaubar sein Arm. heulend und schluchzend Das schuf ich mir Dummen schön zu Dank! er streicht sich den Rücken. Wotan und Loge lachen LOGE zu Wotan Gesteh , nicht leicht gelingt der Fang. WOTAN Doch erliegt der Feind, hilft deine List! MIME von dem Lachen der Götter betroffen, betrachtet diese aufmerksamer Mit eurem Gefrage, wer seid denn ihr Fremde? LOGE Freunde dir; von ihrer Not befrei n wir der Niblungen Volk! MIME schrickt zusammen, da er Alberich sich wieder nahen hört Nehmt euch in acht! Alberich naht. WOTAN Sein harren wir hier. Er setzt sich ruhig auf einen Stein; Loge lehnt ihm zur Seite. Alberich, der den Tarnhelm vom Haupte genommen und an den Gürtel gehängt hat, treibt mit geschwungener Geissel aus der unteren, tiefer gelegenen Schlucht aufwärts eine Schar Nibelungen vor sich her diese sind mit goldenem und silbernem Geschmeide beladen, das sie, unter Alberichs steter Nötigung, all auf einen Haufen speichern und so zu einem Horte häufen. ALBERICH Hieher! Dorthin! Hehe! Hoho! Träges Heer, dort zu Hauf schichtet den Hort! Du da, hinauf! Willst du voran? Schmähliches Volk, ab das Geschmeide! Soll ich euch helfen? Alle hieher! er gewahrt plötzlich Wotan und Loge He! Wer ist dort? Wer drang hier ein? Mime, zu mir, schäbiger Schuft! Schwatztest du gar mit dem schweifenden Paar? Fort, du Fauler! Willst du gleich schmieden und schaffen? Er treibt Mime mit Geisselhieben unter den Haufen der Nibelungen hinein. He! An die Arbeit! Alle von hinnen! Hurtig hinab! Aus den neuen Schachten schafft mir das Gold! Euch grüsst die Geissel, grabt ihr nicht rasch! Dass keiner mir müssig, bürge mir Mime, sonst birgt er sich schwer meiner Geissel Schwunge! Dass ich überall weile, wo keiner mich wähnt, das weiss er, dünkt mich, genau! Zögert ihr noch? Zaudert wohl gar? Er zieht seinen Ring vom Finger, küsst ihn und streckt ihn drohend aus. Zittre und zage, gezähmtes Heer! Rasch gehorcht des Ringes Herrn! Unter Geheul und Gekreisch stieben die Nibelungen, unter ihnen Mime, auseinander und schlüpfen in die Schächte hinab ALBERICH betrachtet lange und misstrauisch Wotan und Loge. Was wollt ihr hier? WOTAN Von Nibelheims nächt gem Land vernahmen wir neue Mär mächtige Wunder wirke hier Alberich; daran uns zu weiden, trieb uns Gäste die Gier. ALBERICH Nach Nibelheim führt euch der Neid so kühne Gäste, glaubt, kenn ich gut! LOGE Kennst du mich gut, kindischer Alp? Nun sag , wer bin ich, dass du so bellst? Im kalten Loch, da kauern du lagst, wer gab dir Licht und wärmende Lohe, wenn Loge nie dir gelacht? Was hülf dir dein Schmieden, heizt ich die Schmiede dir nicht? Dir bin ich Vetter, und war dir Freund nicht fein drum dünkt mich dein Dank! ALBERICH Den Lichtalben lacht jetzt Loge, der list ge Schelm bist du falscher ihr Freund, wie mir Freund du einst warst haha! Mich freut s! Von ihnen fürcht ich dann nichts. LOGE So denk ich, kannst du mir traun? ALBERICH Deiner Untreu trau ich, nicht deiner Treu ! eine herausfordernde Stellung einnehmend Doch getrost trotz ich euch allen! LOGE Hohen Mut verleiht deine Macht; grimmig gross wuchs dir die Kraft! ALBERICH Siehst du den Hort, den mein Heer dort mir gehäuft? LOGE So neidlichen sah ich noch nie. ALBERICH Das ist für heut, ein kärglich Häufchen Kühn und mächtig soll er künftig sich mehren. WOTAN Zu was doch frommt dir der Hort, da freudlos Nibelheim, und nichts für Schätze hier feil? ALBERICH Schätze zu schaffen und Schätze zu bergen, nützt mir Nibelheims Nacht. Doch mit dem Hort, in der Höhle gehäuft, denk ich dann Wunder zu wirken die ganze Welt gewinn ich mit ihm mir zu eigen! WOTAN Wie beginnst du, Gütiger, das? ALBERICH Die in linder Lüfte Weh n da oben ihr lebt, lacht und liebt mit goldner Faust euch Göttliche fang ich mir alle! Wie ich der Liebe abgesagt, alles, was lebt, soll ihr entsagen! Mit Golde gekirrt, nach Gold nur sollt ihr noch gieren! Auf wonnigen Höhn, in seligem Weben wiegt ihr euch; den Schwarzalben verachtet ihr ewigen Schwelger! Habt acht! Habt acht! Denn dient ihr Männer erst meiner Macht, eure schmucken Frau n, die mein Frei n verschmäht, sie zwingt zur Lust sich der Zwerg, lacht Liebe ihm nicht! wild lachend Hahahaha! Habt ihr s gehört? Habt acht vor dem nächtlichen Heer, entsteigt des Niblungen Hort aus stummer Tiefe zu Tag! WOTAN auffahrend Vergeh, frevelnder Gauch! ALBERICH Was sagt der? LOGE ist dazwischengetreten Sei doch bei Sinnen! zu Alberich Wen doch fasste nicht Wunder, erfährt er Alberichs Werk? Gelingt deiner herrlichen List, was mit dem Horte du heischest den Mächtigsten muss ich dich rühmen; denn Mond und Stern , und die strahlende Sonne, sie auch dürfen nicht anders, dienen müssen sie dir. Doch - wichtig acht ich vor allem, dass des Hortes Häufer, der Niblungen Heer, neidlos dir geneigt. Einen Reif rührtest du kühn; dem zagte zitternd dein Volk - doch, wenn im Schlaf ein Dieb dich beschlich , den Ring schlau dir entriss , - wie wahrtest du, Weiser, dich dann? ALBERICH Der Listigste dünkt sich Loge; andre denkt er immer sich dumm dass sein ich bedürfte zu Rat und Dienst, um harten Dank, das hörte der Dieb jetzt gern! Den hehlenden Helm ersann ich mir selbst; der sorglichste Schmied, Mime, musst ihn mir schmieden schnell mich zu wandeln, nach meinem Wunsch die Gestalt mir zu tauschen, taugt der Helm. Niemand sieht mich, wenn er mich sucht; doch überall bin ich, geborgen dem Blick. So ohne Sorge bin ich selbst sicher vor dir, du fromm sorgender Freund! LOGE Vieles sah ich, Seltsames fand ich, doch solches Wunder gewahrt ich nie. Dem Werk ohnegleichen kann ich nicht glauben; wäre das eine möglich, deine Macht währte dann ewig! ALBERICH Meinst du, ich lüg und prahle wie Loge? LOGE Bis ich s geprüft, bezweifl ich, Zwerg, dein Wort. ALBERICH Vor Klugheit bläht sich zum Platzen der Blöde! Nun plage dich Neid! Bestimm , in welcher Gestalt soll ich jach vor dir stehn? LOGE In welcher du willst; nur mach vor Staunen mich stumm. ALBERICH hat den Helm aufgesetzt "Riesen-Wurm winde sich ringelnd!" Sogleich verschwindet er eine ungeheure Riesenschlange windet sich statt seiner am Boden; sie bäumt sich und streckt den aufgesperrten Rachen nach Wotan und Loge hin. LOGE stellt sich von Furcht ergriffen Ohe! Ohe! Schreckliche Schlange, verschlinge mich nicht! Schone Logen das Leben! WOTAN Hahaha! Gut, Alberich! Gut, du Arger! Wie wuchs so rasch zum riesigen Wurme der Zwerg! Die Schlange verschwindet; statt ihrer erscheint sogleich Alberich wieder in seiner wirklichen Gestalt. ALBERICH Hehe! Ihr Klugen, glaubt ihr mir nun? LOGE Mein Zittern mag dir s bezeugen. Zur grossen Schlange schufst du dich schnell weil ich s gewahrt, willig glaub ich dem Wunder. Doch, wie du wuchsest, kannst du auch winzig und klein dich schaffen? Das Klügste schien mir das, Gefahren schlau zu entfliehn das aber dünkt mich zu schwer! ALBERICH Zu schwer dir, weil du zu dumm! Wie klein soll ich sein? LOGE Dass die feinste Klinze dich fasse, wo bang die Kröte sich birgt. ALBERICH Pah! Nichts leichter! Luge du her! Er setzt den Tarnhelm wieder auf. "Krumm und grau krieche Kröte!" Er verschwindet; die Götter gewahren im Gestein eine Kröte auf sich zukriechen. LOGE zu Wotan Dort, die Kröte, greife sie rasch! Wotan setzt seinen Fuss auf die Kröte, Loge fährt ihr nach dem Kopfe und hält den Tarnhelm in der Hand. Alberich wird plötzlich in seiner wirklichen Gestalt sichtbar, wie er sich unter Wotans Fusse windet. ALBERICH Ohe! Verflucht! Ich bin gefangen! LOGE Halt ihn fest, bis ich ihn band. Er hat ein Bastseil hervorgeholt und bindet Alberich damit Hände und Beine; den Geknebelten, der sich wütend zu wehren sucht, fassen dann beide und schleppen ihn mit sich nach der Kluft, aus der sie herauskamen. LOGE Nun schnell hinauf dort ist er unser! Sie verschwinden, aufwärts steigend. VIERTE SZENE Alberich, Wotan, Loge, die übrigen Götter und Göttinnen, Erda, die drei Rheintöchter Die Szene verwandelt sich, nur in umgekehrter Weise, wie zuvor; die Verwandlung führt wieder an den Schmieden vorüber. Fortdauernde Verwandlung nach oben. Schliesslich erscheint wieder die freie Gegend auf Bergeshöhen wie in der zweiten Szene; nur ist sie jetzt noch in fahle Nebel verhüllt, wie vor der zweiten Verwandlung nach Freias Abführung. Wotan und Loge, den gebundenen Alberich mit sich führend, steigen aus der Kluft herauf. LOGE Da, Vetter, sitze du fest! Luge Liebster, dort liegt die Welt, die du Lungrer gewinnen dir willst welch Stellchen, sag , bestimmst du drin mir zu Stall? er schlägt ihm tanzend Schnippchen ALBERICH Schändlicher Schächer! Du Schalk! Du Schelm! Löse den Bast, binde mich los, den Frevel sonst büssest du Frecher! WOTAN Gefangen bist du, fest mir gefesselt, wie du die Welt, was lebt und webt, in deiner Gewalt schon wähntest, in Banden liegst du vor mir, du Banger kannst es nicht leugnen! Zu ledigen dich, bedarf s nun der Lösung. ALBERICH O ich Tropf, ich träumender Tor! Wie dumm traut ich dem diebischen Trug! Furchtbare Rache räche den Fehl! LOGE Soll Rache dir frommen, vor allem rate dich frei dem gebundnen Manne büsst kein Freier den Frevel. Drum, sinnst du auf Rache, rasch ohne Säumen sorg um die Lösung zunächst! er zeigt ihm, mit den Fingern schnalzend, die Art der Lösung an ALBERICH barsch So heischt, was ihr begehrt! WOTAN Den Hort und dein helles Gold. ALBERICH Gieriges Gaunergezücht! für sich Doch behalt ich mir nur den Ring, des Hortes entrat ich dann leicht; denn von neuem gewonnen und wonnig genährt ist er bald durch des Ringes Gebot eine Witzigung wär s, die weise mich macht; zu teuer nicht zahl ich die Zucht, lass für die Lehre ich den Tand. WOTAN Erlegst du den Hort? ALBERICH Löst mir die Hand, so ruf ich ihn her. Loge löst ihm die Schlinge an der rechten Hand. Alberich berührt den Ring mit den Lippen und murmelt heimlich einen Befehl. Wohlan, die Nibelungen rief ich mir nah . Ihrem Herrn gehorchend, hör ich den Hort aus der Tiefe sie führen zu Tag nun löst mich vom lästigen Band! WOTAN Nicht eh r, bis alles gezahlt. Die Nibelungen steigen aus der Kluft herauf, mit den Geschmeiden des Hortes beladen. Während des Folgenden schichten sie den Hort auf. ALBERICH O schändliche Schmach! Dass die scheuen Knechte geknebelt selbst mich ersch aun! zu den Nibelungen Dorthin geführt, wie ich s befehlt ! All zu Hauf schichtet den Hort! Helf ich euch Lahmen? Hieher nicht gelugt! Rasch da, rasch! Dann rührt euch von hinnen, dass ihr mir schafft! Fort in die Schachten! Weh euch, find ich euch faul! Auf den Fersen folg ich euch nach! er küsst seinen Ring und streckt ihn gebieterisch aus. Wie von einem Schlage getroffen, drängen sich die Nibelungen scheu und ängstlich der Kluft zu, in die sie schnell hinabschlüpfen. Gezahlt hab ich; nun lasst mich zieh n und das Helmgeschmeid , das Loge dort hält, das gebt mir nun gütlich zurück! LOGE den Tarnhelm zum Horte werfend Zur Busse gehört auch die Beute. ALBERICH Verfluchter Dieb! leise Doch nur Geduld! Der den alten mir schuf, schafft einen andern noch halt ich die Macht, der Mime gehorcht. Schlimm zwar ist s, dem schlauen Feind zu lassen die listige Wehr! Nun denn! Alberich liess euch alles jetzt löst, ihr Bösen, das Band. LOGE zu Wotan Bist du befriedigt? Lass ich ihn frei? WOTAN Ein goldner Ring ragt dir am Finger; hörst du, Alp? Der, acht ich, gehört mit zum Hort. ALBERICH entsetzt Der Ring? WOTAN Zu deiner Lösung musst du ihn lassen. ALBERICH bebend Das Leben, doch nicht den Ring! WOTAN heftiger Den Reif verlang ich, mit dem Leben mach , was du willst! ALBERICH Lös ich mir Leib und Leben, den Ring auch muss ich mir lösen; Hand und Haupt, Aug und Ohr sind nicht mehr mein Eigen, als hier dieser rote Ring! WOTAN Dein Eigen nennst du den Ring? Rasest du, schamloser Albe? Nüchtern sag , wem entnahmst du das Gold, daraus du den schimmernden schufst? War s dein Eigen, was du Arger der Wassertiefe entwandt? Bei des Rheines Töchtern hole dir Rat, ob ihr Gold sie zu eigen dir gaben, das du zum Ring dir geraubt! ALBERICH Schmähliche Tücke! Schändlicher Trug! Wirfst du Schächer die Schuld mir vor, die dir so wonnig erwünscht? Wie gern raubtest du selbst dem Rheine das Gold, war nur so leicht die Kunst, es zu schmieden, erlangt? Wie glückt es nun dir Gleissner zum Heil, dass der Niblung, ich, aus schmählicher Not, in des Zornes Zwange, den schrecklichen Zauber gewann, dess Werk nun lustig dir lacht? Des Unseligen, Angstversehrten fluchfertige, furchtbare Tat, zu fürstlichem Tand soll sie fröhlich dir taugen, zur Freude dir frommen mein Fluch? Hüte dich, herrischer Gott! Frevelte ich, so frevelt ich frei an mir doch an allem, was war, ist und wird, frevelst, Ewiger, du, entreissest du frech mir den Ring! WOTAN Her der Ring! Kein Recht an ihm schwörst du schwatzend dir zu. er ergreift Alberich und entzieht seinem Finger mit heftiger Gewalt den Ring. ALBERICH grässlich aufschreiend Ha! Zertrümmert! Zerknickt! Der Traurigen traurigster Knecht! WOTAN den Ring betrachtend Nun halt ich, was mich erhebt, der Mächtigen mächtigsten Herrn! er steckt den Ring an LOGE Ist er gelöst? WOTAN Bind ihn los! LOGE löst Alberich vollends die Bande Schlüpfe denn heim! Keine Schlinge hält dich frei fahre dahin! ALBERICH sich vom Boden erhebend Bin ich nun frei? mit wütendem Lachen Wirklich frei? So grüss euch denn meiner Freiheit erster Gruss! - Wie durch Fluch er mir geriet, verflucht sei dieser Ring! Gab sein Gold mir Macht ohne Mass, nun zeug sein Zauber Tod dem, der ihn trägt! Kein Froher soll seiner sich freun, keinem Glücklichen lache sein lichter Glanz! Wer ihn besitzt, den sehre die Sorge, und wer ihn nicht hat, den nage der Neid! Jeder giere nach seinem Gut, doch keiner geniesse mit Nutzen sein! Ohne Wucher hüt ihn sein Herr; doch den Würger zieh er ihm zu! Dem Tode verfallen, fessle den Feigen die Furcht solang er lebt, sterb er lechzend dahin, des Ringes Herr als des Ringes Knecht bis in meiner Hand den geraubten wieder ich halte! - So segnet in höchster Not der Nibelung seinen Ring! Behalt ihn nun, lachend hüte ihn wohl grimmig meinem Fluch fliehest du nicht! Er verschwindet schnell in der Kluft. Der dichte Nebelduft des Vordergrundes klärt sich allmählich auf. LOGE Lauschtest du seinem Liebesgruss? WOTAN in den Anblick des Ringes an seiner Hand versunken Gönn ihm die geifernde Lust! es wird immer heller LOGE nach rechts in die Szene blickend Fasolt und Fafner nahen von fern Freia führen sie her. Aus dem sich immer mehr zerteilenden Nebel erscheinen Donner, Froh und Fricka und eilen dem Vordergrunde zu. FROH Sie kehren zurück! DONNER Willkommen, Bruder! FRICKA besorgt zu Wotan Bringst du gute Kunde? LOGE auf den Hort deutend Mit List und Gewalt gelang das Werk dort liegt, was Freia löst. DONNER Aus der Riesen Haft naht dort die Holde. FROH Wie liebliche Luft wieder uns weht, wonnig Gefühl die Sinne erfüllt! Traurig ging es uns allen, getrennt für immer von ihr, die leidlos ewiger Jugend jubelnde Lust uns verleiht. Der Vordergrund ist wieder hell geworden; das Aussehen der Götter gewinnt wieder die erste Frische über dem Hintergrunde haftet jedoch noch der Nebelschleier, so dass die Burg unsichtbar bleibt. Fasolt und Fafner treten auf, Freia zwischen sich führend. FRICKA eilt freudig auf die Schwester zu, um sie zu umarmen Lieblichste Schwester, süsseste Lust! Bist du mir wieder gewonnen? FASOLT ihr wehrend Halt! Nicht sie berührt! Noch gehört sie uns. Auf Riesenheims ragender Mark rasteten wir; mit treuem Mut des Vertrages Pfand pflegten wir. So sehr mich s reut, zurück doch bring ich s, erlegt uns Brüdern die Lösung ihr. WOTAN Bereit liegt die Lösung des Goldes Mass sei nun gütlich gemessen. FASOLT Das Weib zu missen, wisse, gemutet mich weh soll aus dem Sinn sie mir schwinden des Geschmeides Hort häufet denn so, dass meinem Blick die Blühende ganz er verdeck ! WOTAN So stellt das Mass nach Freias Gestalt! Freia wird von den beiden Riesen in die Mitte gestellt. Darauf stossen sie ihre Pfähle zu Freias beiden Seiten so in den Boden, dass sie gleiche Höhe und Breite mit ihrer Gestalt messen. FAFNER Gepflanzt sind die Pfähle nach Pfandes Mass; Gehäuft nun füll es der Hort! WOTAN Eilt mit dem Werk widerlich ist mir s! LOGE Hilf mir, Froh! FROH Freias Schmach eil ich zu enden. Loge und Froh häufen hastig zwischen den Pfählen die Geschmeide FAFNER Nicht so leicht und locker gefügt! er drückt mit roher Kraft die Geschmeide dicht zusammen Fest und dicht füll er das Mass. er beugt sich, um nach Lücken zu spähen Hier lug ich noch durch verstopft mir die Lücken! LOGE Zurück, du Grober! FAFNER Hierher! LOGE Greif mir nichts an! FAFNER Hierher! Die Klinze verklemmt! WOTAN unmutig sich abwendend Tief in der Brust brennt mir die Schmach! FRICKA den Blick auf Freia geheftet Sieh, wie in Scham schmählich die Edle steht um Erlösung fleht stumm der leidende Blick. Böser Mann! Der Minnigen botest du das! FAFNER Noch mehr! Noch mehr hierher! DONNER Kaum halt ich mich schäumende Wut weckt mir der schamlose Wicht! Hierher, du Hund! Willst du messen, so miss dich selber mit mir! FAFNER Ruhig, Donner! Rolle, wo s taugt hier nützt dein Rasseln dir nichts! DONNER holt aus Nicht dich Schmähl chen zu zerschmettern? WOTAN Friede doch! Schon dünkt mich Freia verdeckt. LOGE Der Hort ging auf. FAFNER misst den Hort genau mit dem Blick und späht nach Lücken Noch schimmert mir Holdas Haar dort das Gewirk wirf auf den Hort! LOGE Wie? Auch den Helm? FAFNER Hurtig, her mit ihm! WOTAN Lass ihn denn fahren! LOGE wirft den Tarnhelm auf den Hort So sind wir denn fertig! Seid ihr zufrieden? FASOLT Freia, die Schöne, schau ich nicht mehr so ist sie gelöst? Muss ich sie lassen? er tritt nahe hinzu und späht durch den Hort Weh! Noch blitzt ihr Blick zu mir her; des Auges Stern strahlt mich noch an durch eine Spalte muss ich s erspäh n. ausser sich Seh ich dies wonnige Auge, von dem Weibe lass ich nicht ab! FAFNER He! Euch rat ich, verstopft mir die Ritze! LOGE Nimmersatte! Seht ihr denn nicht, ganz schwand uns der Hort? FAFNER Mitnichten, Freund! An Wotans Finger glänzt von Gold noch ein Ring den gebt, die Ritze zu füllen! WOTAN Wie! Diesen Ring? LOGE Lasst euch raten! Den Rheintöchtern gehört dies Gold; ihnen gibt Wotan es wieder. WOTAN Was schwatztest du da? Was schwer ich mir erbeutet, ohne Bangen wahr ich s für mich! LOGE Schlimm dann steht s um mein Versprechen, das ich den Klagenden gab! WOTAN Dein Versprechen bindet mich nicht; als Beute bleibt mir der Reif. FAFNER Doch hier zur Lösung musst du ihn legen. WOTAN Fordert frech, was ihr wollt, alles gewähr ich; um alle Welt, doch nicht fahren lass ich den Ring! FASOLT zieht wütend Freia hinter dem Horte hervor Aus denn ist s, beim Alten bleibt s; nun folgt uns Freia für immer! FREIA Hilfe! Hilfe! FRICKA Harter Gott, gib ihnen nach! FROH Spare das Gold nicht! DONNER Spende den Ring doch! Fafner hält den fortdrängenden Fasolt noch auf; alle stehen bestürzt WOTAN Lasst mich in Ruh ! Den Reif geb ich nicht! Wotan wendet sich zürnend zur Seite. Die Bühne hat sich von neuem verfinstert; aus der Felskluft zur Seite bricht ein bläulicher Schein hervor in ihm wird plötzlich Erda sichtbar, die bis zu halber Leibeshöhe aus der Tiefe aufsteigt; sie ist von edler Gestalt, weithin von schwarzem Haar umwallt. ERDA die Hand mahnend gegen Wotan ausstreckend Weiche, Wotan! Weiche! Flieh des Ringes Fluch! Rettungslos dunklem Verderben weiht dich sein Gewinn. WOTAN Wer bist du, mahnendes Weib? ERDA Wie alles war - weiss ich; wie alles wird, wie alles sein wird, seh ich auch, - der ew gen Welt Ur-Wala, Erda, mahnt deinen Mut. Drei der Töchter, ur-erschaff ne, gebar mein Schoss; was ich sehe, sagen dir nächtlich die Nornen. Doch höchste Gefahr führt mich heut selbst zu dir her. Höre! Höre! Höre! Alles was ist, endet. Ein düst rer Tag dämmert den Göttern dir rat ich, meide den Ring! sie versinkt langsam bis an die Brust, während der bläuliche Schein zu dunkeln beginnt WOTAN Geheimnis-hehr hallt mir dein Wort weile, dass mehr ich wisse! ERDA im Versinken Ich warnte dich; du weisst genug sinn in Sorg und Furcht! sie verschwindet gänzlich WOTAN Soll ich sorgen und fürchten, dich muss ich fassen, alles erfahren! er will der Verschwindenden in die Kluft nach, um sie zu halten. Froh und Fricka werfen sich ihm entgegen und halten ihn zurück FRICKA Was willst du, Wütender? FROH Halt ein, Wotan! Scheue die Edle, achte ihr Wort! Wotan starrt sinnend vor sich hin DONNER sich entschlossen zu den Riesen wendend Hört, ihr Riesen! Zurück, und harret das Gold wird euch gegeben. FREIA Darf ich es hoffen? Dünkt euch Holda wirklich der Lösung wert? Alle blicken gespannt auf Wotan; dieser nach tiefem Sinnen zu sich kommend, erfasst seinen Speer und schwenkt ihn wie zum Zeichen eines mutigen Entschlusses WOTAN Zu mir, Freia! Du bist befreit. Wieder gekauft kehr uns die Jugend zurück! Ihr Riesen, nehmt euren Ring! er wirft den Ring auf den Hort Die Riesen lassen Freia los; sie eilt freudig auf die Götter zu, die sie abwechselnd längere Zeit in höchster Freude liebkosen. Fafner breitet sogleich einen ungeheuren Sack aus und macht sich über den Hort her, um ihn da hineinzuschichten. FASOLT dem Bruder sich entgegenwerfend Halt, du Gieriger! Gönne mir auch was! Redliche Teilung taugt uns beiden. FAFNER Mehr an der Maid als am Gold lag dir verliebtem Geck mit Müh zum Tausch vermocht ich dich Toren; Ohne zu teilen, hättest du Freia gefreit teil ich den Hort, billig behalt ich die grösste Hälfte für mich. FASOLT Schändlicher du! Mir diesen Schimpf? zu den Göttern Euch ruf ich zu Richtern teilet nach Recht uns redlich den Hort! Wotan wendet sich verächtlich ab LOGE Den Hort lass ihn raffen; halte du nur auf den Ring! FASOLT stürzt sich auf Fafner, der immerzu eingesackt hat Zurück, du Frecher! Mein ist der Ring; mir blieb er für Freias Blick! Er greift hastig nach dem Reif. Sie ringen. FAFNER Fort mit der Faust! Der Ring ist mein! Fasolt entreisst Fafner den Ring FASOLT Ich halt ihn, mir gehört er! FAFNER mit einem Pfahle nach Fasolt ausholend Halt ihn fest, dass er nicht fall ! Er streckt Fasolt mit einem Streiche zu Boden, dem Sterbenden entreisst er dann hastig den Ring FAFNER Nun blinzle nach Freias Blick! An den Reif rührst du nicht mehr! Er steckt den Ring in den Sack und rafft dann gemächlich den Hort vollends ein. Alle Götter stehen entsetzt. Langes, feierliches Schweigen WOTAN Furchtbar nun erfind ich des Fluches Kraft! LOGE Was gleicht, Wotan, wohl deinem Glücke? Viel erwarb dir des Ringes Gewinn; dass er nun dir genommen, nützt dir noch mehr deine Feinde - sieh - fällen sich selbst um das Gold, das du vergabst. WOTAN tief erschüttert Wie doch Bangen mich bindet! Sorg und Furcht fesseln den Sinn wie sie zu enden, lehre mich Erda zu ihr muss ich hinab! FRICKA schmeichelnd sich an ihn schmiegend Wo weilst du, Wotan? Winkt dir nicht hold die hehre Burg, die des Gebieters gastlich bergend nun harrt? WOTAN düster Mit bösem Zoll zahlt ich den Bau. DONNER auf den Hintergrund deutend, der noch in Nebel gehüllt ist Schwüles Gedünst schwebt in der Luft; lästig ist mir der trübe Druck! Das bleiche Gewölk samml ich zu blitzendem Wetter, das fegt den Himmel mir hell. er besteigt einen hohen Felsstein am Talabhange und schwingt dort seinen Hammer; Nebel ziehen sich um ihn zusammen He da! He da! He do! Zu mir, du Gedüft! Ihr Dünste, zu mir! Donner, der Herr, ruft euch zu Heer! er schwingt den Hammer Auf des Hammers Schwung schwebet herbei! Dunstig Gedämpf! Schwebend Gedüft! Donner, der Herr, ruft euch zu Heer! He da! He da! He do! er verschwindet völlig in einer immer finsterer sich ballenden Gewitterwolke. Man hört Donners Hammerschlag schwer auf den Felsstein fallen ein starker Blitz entfährt der Wolke; ein heftiger Donnerschlag folgt. Froh ist mit dem Gewölk verschwunden. DONNER unsichtbar Bruder, hieher! Weise der Brücke den Weg! Plötzlich verzieht sich die Wolke; Donner und Froh werden sichtbar von ihren Füssen aus zieht sich, mit blendendem Leuchten, eine Regenbogenbrücke über das Tal hinüber bis zur Burg, die jetzt, von der Abendsonne beschienen, im hellsten Glanze erstrahlt. Fafner, der neben der Leiche seines Bruders endlich den ganzen Hort eingerafft, hat, den ungeheuren Sack auf dem Rücken, während Donners Gewitterzauber die Bühne verlassen. FROH der der Brücke mit der ausgestreckten Hand den Weg über das Tal angewiesen, zu den Göttern Zur Burg führt die Brücke, leicht, doch fest eurem Fuss beschreitet kühn ihren schrecklosen Pfad! Wotan und die anderen Götter sind sprachlos in den prächtigen Anblick verloren. WOTAN Abendlich strahlt der Sonne Auge; in prächtiger Glut prangt glänzend die Burg. In des Morgens Scheine mutig erschimmernd, lag sie herrenlos, hehr verlockend vor mir. Von Morgen bis Abend, in Müh und Angst, nicht wonnig ward sie gewonnen! Es naht die Nacht vor ihrem Neid biete sie Bergung nun. Wie von einem grossen Gedanken ergriffen, sehr entschlossen So grüss ich die Burg, sicher vor Bang und Grau n! er wendet sich feierlich zu Fricka Folge mir, Frau in Walhall wohne mit mir! FRICKA Was deutet der Name? Nie, dünkt mich, hört ich ihn nennen. WOTAN Was, mächtig der Furcht, mein Mut mir erfand, wenn siegend es lebt, leg es den Sinn dir dar! er fasst Fricka an der Hand und schreitet mit ihr langsam der Brücke zu; Froh, Freia und Donner folgen LOGE im Vordergrunde verharrend und den Göttern nachblickend Ihrem Ende eilen sie zu, die so stark in Bestehen sich wähnen. Fast schäm ich mich, mit ihnen zu schaffen; zur leckenden Lohe mich wieder zu wandeln, spür ich lockende Lust sie aufzuzehren, die einst mich gezähmt, statt mit den Blinden blöd zu vergehn, und wären es göttlichste Götter! Nicht dumm dünkte mich das! Bedenken will ich s wer weiss, was ich tu ! Er geht, um sich den Göttern in nachlässiger Haltung anzuschliessen. Aus der Tiefe hört man den Gesang der Rheintöchter heraufschallen. DIE DREI RHEINTÖCHTER in der Tiefe des Tales, unsichtbar Rheingold! Rheingold! Reines Gold! Wie lauter und hell leuchtest hold du uns! Um dich, du klares, wir nun klagen gebt uns das Gold! O gebt uns das reine zurück! WOTAN im Begriff, den Fuss auf die Brücke zu setzen, hält an und wendet sich um Welch Klagen klingt zu mir her? LOGE späht in das Tal hinab Des Rheines Kinder beklagen des Goldes Raub! WOTAN Verwünschte Nicker! zu Loge Wehre ihrem Geneck! LOGE in das Tal hinabrufend Ihr da im Wasser, was weint ihr herauf? Hört, was Wotan euch wünscht! Glänzt nicht mehr euch Mädchen das Gold, in der Götter neuem Glanze sonnt euch selig fortan! Die Götter lachen und beschreiten dann die Brücke. DIE DREI RHEINTÖCHTER aus der Tiefe Rheingold! Rheingold! Reines Gold! O leuchtete noch in der Tiefe dein laut rer Tand! Traulich und treu ist s nur in der Tiefe falsch und feig ist, was dort oben sich freut! Während die Götter auf der Brücke der Burg zuschreiten, fällt der Vorhang. この日本語テキストは、 クリエイティブ・コモンズ・ライセンス の下でライセンスされています。@wagnerianchan Wagner,Richard/Das Rheingold
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Deutsch- Englisches Glossarium der Kunststoffmaschinentechnik Hanser Fachbuchverlag? Manfred S. Welling? HanserFachbuchverlag? ManfredS.Welling? ジャンル別? Subjects-Engineering-General? Subjects-Nonfiction-Education-Reference-Dictionaries&Thesauri-English(All)? Subjects-Nonfiction-Education-Reference-Dictionaries&Thesauri-ForeignLanguage-German? Subjects-Professional&Technical-Engineering-General Subjects-Reference-Dictionaries&Thesauruses-English(All)? Subjects-Reference-Dictionaries&Thesauruses-ForeignLanguage-German? Ergonomische Pruefung von Technischen Komponenten, Umweltfaktoren und Arbeitsaufgaben. Daten und Methoden Hanser Fachbuchverlag? Heinz Schmidtke? Iwona Jastrzebska-Fraczek? Heinzpeter Ruehmann? HanserFachbuchverlag? HeinzSchmidtke? IwonaJastrzebska-Fraczek? HeinzpeterRuehmann? ジャンル別? Subjects-Engineering-General? Subjects-Nonfiction-ForeignLanguageNonfiction-German? 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https://w.atwiki.jp/oper/pages/2970.html
第1幕 (茶屋の内部。後方に幕があり、三つの金色の籠を隠している。茶屋の持ち主のトンは太った宦官で、屏風の後ろでヨタヨタ歩いている) 第1場 トン (台詞)何卒、私めが自己紹介させていただくのを、お許しください。私の名前はトン、調子っぱずれの銅鑼を軽く叩いた時のような響きです。私は、つつましくはありますが、第一級のこの娼館の持ち主です。 警察とは大変仲良くやっております。警察本部長様は時々、気安くお越しくださいます。ちなみに私の所におりますのは大変評判のいい娘たちだけです。 音楽が聞こえますでしょうか?うちの三人の娘が春のセレナードを演奏いたしております。 (彼は後方の幕を引いて開ける。三つの籠の中には三人の美しい娘が座って楽器を演奏している。四つ目の籠は空っぽ。一人の娘が歌う。) ひとりの娘 (歌)男たち皆に 気に入られると とても嬉しい、私は玩具なの。 男たちが 訥々と夢を語ると、 私はそっぽを向いて 座ってるの。 お金や食べ物は くれるけど、 誰も優しい言葉は くれないの。 そして甘い憧れは 消えたと、 私は荒れて 静かに泣くの。 昨日は、激しい欲望が 若者を私に 駆り立てたの、 私の額に キスしてくれたけど あぁ、もう会うことはないの。 トン (銅鑼を打った後で、幕を引いて閉める) (台詞)いいですか、いつもこの銅鑼が私に何を思い出させるか?処刑です。私の以前の職業は、信じてもらえないかもしれませんが、私は以前は首切り役人でした。当時私は男たちの首を斬っていました。今はうちの花売娘の手を借りて彼らの首をこちらに向かせています。自分が誘惑に陥らないために、そして例えば私の依頼人の旦那方に嫉妬を起こさせるような、場所柄をわきまえない行為で自分の商売の邪魔をしたり妨害したりしないために、私は男としての属性を自分で放棄しました。私は昔ちょっとした手術を受け、そのため私は男と女の中間にあって、そのどちらでもなく、かくして仲介業を仕事に選んだのです。 私の姉妹の、黄昏時がやって来ます、黄昏時は昔から海千山千の斡旋屋です。誰かが小道を上がって来るのが聞こえます。 (屛風の後ろにミセス・チャンと娘のハイタンがやって来る。二人とも喪服を着ている) ハイタン (以下、歌)私の名前はハイタン、ミセス・チャンという名の、この御婦人の娘です。私は16歳、うら若き16歳です。多くのことを耐え忍んできました。もうこれ以上耐え忍ぶことはないでしょう。労多くして、幸少なし。陰鬱な雷雨の日の後の夕焼雲。それが人生。 トン 差し出がましく見えると何ですが、喪服を着たご婦人がたがこの喜びの家に入られるのを見て、私の驚きと深い遺憾の念を申し上げてよろしいかな?先頃この方々のお身内にご不幸がありました、ですから私の哀悼の意を受け入れていただきたく存じます。 ハイタン 私たちが、養蜂と野菜栽培を生業とするミスター・チャンを、この婦人の夫で私の父を、地中に埋めてから、まだ1時間もたっていません。私はこの自分の手で地面をひっかいて棺に土をかけて埋めました。 (以下、台詞)というのも私たちには、墓掘人に払うお金がなかったのです。 (ミセス・チャンがすすり泣く) 私は父が大好きでした。そして父が先祖の方々の中にいる今、心の中でますます愛しています。父のことを大切に思って私は朝に晩にお線香を灯します。 トン ちょっとぶしつけな質問をしてよろしいかな、どうして父上はそんなに突然お亡くなりになったのですか? (ハイタンは頭を垂れる) ミセス・チャン (歌)不幸の輪が私たちを襲ってきたのです。運命に忠実な私の夫は、ボロ着のようにくっついていた、その惨めな生涯を、自ら決めて終えました。 (ハイタンは袖のひだに頭を隠す) トン (台詞)冥界の霊たちが彼に好意的で、永遠の夜の主は彼に寛大な判決を言ってくれるかもしれません。父上の突然の下界への旅立ちの理由を尋ねてもよろしいかな? ハイタン (歌)高級役人で税徴収請負人のマーが私たちからお金も財産も一切合財奪い取ったのです。一昨日は税の支払日で、私たちは棺以外に価値あるものを何も持っていませんでした。それは何年も前から、いずれ亡くなる私たち家族の最初の誰かのためのものでした。マー氏は、この棺が執行吏に差し押さえられるのを、恥ずかしく思ったりはしませんでした。そこで私の父はこの高級役人の家に行って方立(ほうだて)で首を吊ったのです。 ミセス・チャン (歌)民衆は彼の家の窓に石を投げ入れました。亡霊たちの復讐が彼になされるでしょう。首を吊った夫は、彼の夢の中にずっと現れ、蒼ざめて、青白い舌が彼の口から垂れ下がることでしょう。狼がその血を飲み、千匹ものスズメバチが彼の目をつついて、彼は目が見えなくなるのです。 トン (以下、台詞)南方の霊たちが北方の霊たちの攻撃から私を守ってくれますように。 (静かな音楽がまた聞こえる) ハイタン この美しい音楽を演奏しているのは誰ですか?私の哀しみは、空を舞う蝶のようにこの響きの中で漂い始めます。 トン このメロディを魅惑的に奏でているのは、この家に住む、喜びの娘たちです。 ミセス・チャン そのために私はやって参りました、トンのお館様、お願いです、私の娘のハイタンをあなたの、敬意を払われるべき、そして実際敬意を払われているこの家に喜びの娘として受け入れてください。トン様、私たちは完全に破滅しました。どうやって生きていけば?飢え死にするしかないのです。 (泣きながら) 私は、娘を売るしかないのです。 ハイタン (歌)私はリュートとフルートとチターが弾けます。私は新年やお誕生日用にとても可愛いらしいお祝いのカードを描くことができます。ダンスもしますし歌も歌います。あなたの前で踊ってみましょうか? ミセス・チャン (歌)娘よ、踊ってごらん、トン様がお前の才能を評価してくださるように。 (ハイタンは数小節踊る) トン (以下、台詞)素晴らしい、見事だ、すごいといってもいい才能だ。(ハイタンは倒れて、地面にへたり込む) 幾らで、あなたは娘を売りたいのですか? ミセス・チャン 金で百ターエルです。 トン フム、ともかくも相当な金額だ、うちのようなちゃんとした企業にとってもね、ミセス・チャン。この娘さんは美しい、それは間違いない、しかしこの年寄りの目の見間違いでなければ、首に小さな、目障りな痣がある。 ミセス・チャン 90ターエル! トン 確かに頭がよさそうで教育も受けているし、ダンスもできる、だが彼女のダンスは私には余りにもの悲しい、男たちを夢中にさせる、軽やかに舞うような楽しさがない。 ミセス・チャン まだ経験がないのです。 トン まだ経験がない?なら、80ターエルと言わせてもらおう。取引はこれでいいですね? ミセス・チャン いいです。 トン (行きながら) 失礼だが、あなたにすぐにその金額を払ってあげましょう。 チャン・リン (入り込んで来て) (以下、歌)お前を探していた、妹よ、通りから通りへと。お前が落とした花びらが俺に道を教えてくれた。ここで俺は花びらが全部落ちているのを見つけたんだ。 ハイタン 私がベルトに挟んでいた花は、まだ花びらがなくなってはいなかったのね。 チャン・リン 夜が明ける前に、枯れてしまうだろう。 ハイタン 娘としての私の義務が、母の面倒をみるようにと、私に命じているのです。 チャン・リン 自分の娘を茶屋の遊び女という低俗な職業に就かせるなんてことに、どうしてあんたの母親としての心が納得できよう? ミセス・チャン どうしてお前は、男というのは、自分の母や妹をいたわってくれないの?筆耕で少々稼いでも、遊んで使ってしまうじゃないの?お前があの娘を低俗な茶屋の遊び女の仲間に入れるのじゃない?お前は自分の妹が同じ職業に就こうとすると、妹を不潔だと言うのかい? ハイタン 兄さん、私、兄さんの面倒もみるようにするわ。トン氏の館は有名よ。ここに泊まるのは裕福で心豊かなお客様たちよ。 チャン・リン 見下げたアマだ!お前は俺を共犯者にしようっていうのか? (彼はハイタンの顔を殴る) ミセス・チャン 殴るなら私を殴って!お前を産んだのは私だから、全ての災いの責任は私にある。 私がお前を産まなかったら、私の御先祖様が地上に降りて来なかったら! チャン・リン (駆け出して) お前らが憎らしい。 トン (金をもって来る) (台詞)さあ金だよ、奥様。 (ハイタンに) ところで、お前に金の籠を見せてあげてもいいかな。お前はこの中で歌を歌い、その美しい羽毛を広げるんだ。さあ、おいで。 (彼は四つ目の空っぽの籠の幕を引く。母と娘は抱き合う。トンは母親を送って行く) ハイタン (籠の中で) (歌)岸辺の柳の 向こうの館、 か弱い娘が 外を見ている。 傍にいるのは 高級役人、 か弱い小鳥が 歌い跳ねる。 籠を閉めろ! 館を見張れ! 小鳥が森に 逃げないように! (場面転換) 第2場 (同じ館の別の部屋。後方の中央に黒い紙製の幕があり、その後ろに登場人物が姿を見せる。若い皇子パオが部屋に入って来る。トンが彼の前で、何度も何度もお辞儀をして、舞台装置の中で姿を消す。) パオ (歌)僕は冒険家だ、 この世界に酔い、 疲れても鼓舞する、 夢見る英雄だ。 僕は千の剣を振り払い、 敵に見舞ってやった、 なのに心はなんと無防備 僕の愛は燃え上がる。 戦いを待ち焦がれつつも、 僕はゆっくり剣を下ろし、 歌いかける旋律に 僕は負けてしまう。 (ハイタンが入って来て、パオから見えない隅に立っている。パオはハイタンを見つける) (以下、台詞)ナイチンゲールの声が聞こえました。その声を追いかけて来たら、小鳥の代わりに花を見つけました。その匂いは僕を困惑させます、それは白い悲しみの衣装をまとって花弁を閉ざしています。少しばかりあなたの心を明るくして花を開かせてもいいですか? ハイタン お若い紳士方はこういった絵のように美しいお世辞をよく礼儀作法の時間に学ぶものです。唇から出て耳をかすめるだけ。 パオ ならば、それを現実にしてください。僕の唇をあなたの耳に触れさせてください。僕は、言葉で言うことのできないことを、あなたの耳元にささやきたい。 ハイタン 息はたやすく風となり、風は嵐となります。あなたが思ったことを、口に出せないか、一度よく考えて見てください。 パオ 僕は何も考えていなかった。僕は全てを感じたんだ。 (沈黙) ハイタン チェスを一勝負しませんか?ここにもうチェス盤が並べてあります。 (彼らは座って駒を動かす) 白が先で、黒が後です。 パオ クィーンにチェック。 ハイタン 私はクイーンではありません。王にチェック。 (もう少し駒を動かす) パオ 僕は王ではない。一手打つと、逆手に打つ。あなたは鋭く先行する、まるで幾つもの等級を指揮する指揮官みたいだ。 (石をひっくり返して) このゲームはやめだ、もっと楽しいゲームをしよう。 ハイタン どんなゲーム? パオ (以下、歌)恋愛ゲーム。 ハイタン 恋愛ゲーム?恋愛が遊びだなんて、私知りませんでした。私の父が、お前を愛してるって言う時、父の額にはしわが寄り、目は輝いていました。その時父は私とゲームをしていたのではありません。あなたはとても考え込んでいますね。楽しくしてあげましょうか?踊りましょうか?私は四季のダンスができます、南風のダンスも、囲炉裏の神のコミカルなダンスも。 (パオは黙って彼女をじっと見る) 歌いましょうか?白くなった頭の歌を? 雪のように白く、 月のように白く 私たちの頭はある日、白くなる。 (以下、台詞)何か絵を描きましょうか、デッサンしましょうか?ここに白墨が一本あります。私がここの黒い壁紙に白墨で輪を描きましょう。 (そうする) パオ その輪は天の蒼穹の象徴だ、その輪は、夫婦を互いに繋ぎ、心の環と心の環を連ねる、環の象徴だ。 ハイタン この輪の外側にあるのは、無です。この輪の内側に、全てがあります。無と全てはどのように結びついているのでしょうか?旋回しながら動いている、この輪の中とは、回転する車輪の中。私はこの車輪に繋がれています、太陽の馬たちが悠久の時を駆け抜けて引っ張っていく、運命の馬車の車輪にです。一人の若き神が火の鞭を持って馬車に乗り、馬たちを駆り立てます。その方は私の嘆きや私の涙に注意を払ってはくれません。 パオ (歌)僕はあなたの前に跪きます、クワンイン(観音様)、清浄の女神よ。 ハイタン (台詞)立ってください、何をなさるのですか? (輪から輻を消す) (台詞)この輪をご覧なさい、またもや空っぽです。今それは鏡という象徴の周りを囲んでいます、私はその中で空しく回ったり向きを変えたりしています。(以下、歌)どうしてこの喪服を着ているかですって?それは楽しみに特別な魅力を与えてはいませんか?私は顔にいくらかおしろいをはたき、化粧箱から唇に紅を塗ります、 (白い上着を脱ぎ捨てて) 緑色の絹でできた私のズボンはふんわり膨らんでいて、そのリボンには金が織り込まれています。私の足は百合のようで、赤い繻子でできた靴の上には花が散らしてあります。靴の先には刺繍のトンボが飛んでいます。私のヘアスタイルをどう思いますか?この櫛をもう少し高く差す方がいいかしら?この緑のベルトはどうでしょうか? パオ それを外してください、緑のベルトの妹よ。 ハイタン まだ男の人を一度も愛撫したことのないこの手の中に、私の運命が書かれています。私の生命線はどうなっているのかしら?鏡の中に見えます、反対向きにですが。 パオ (拳を握って) この鏡を割って壊そう。 ハイタン それなら鏡の中の姿も叩き壊してください、私を叩き壊してください。私を叩きたいですか?でもご覧ください、私は鏡にもうひとつ別のキャラクターを与えます、白墨の輪の中に幾つか魔法の印を書くと、 (白墨で幾つか線を書く) するともう鏡からあなたの顔が見えます。 (笑いながら) お気に召しましたか? パオ あなたは僕を捉えました。あなたは僕の心に命中しました。 ハイタン (絵に向かって) これが私の友だちだったらなあって、思いました。いつも、朝、鏡を見るたびに、あなたのことを考えるでしょう。 パオ でも、別の誰かが輪の中で僕の絵を拭くか消すかして、代わったら? (大きな頭が白墨の輪の中で壁紙を突き破る。それは高級役人マーの頭である。ハイタンとパオは横に退く) マー (台詞)私の名前はマー。とても簡単、マーだ。私がマーという名前を言うと、誰もが恭しく私に頭を下げるので、それだけでもう十分だ。というのも私は金を持っているので、とてもたくさん金を持っているので、欲しいものをなんでも買って、欲望や憧憬を満たすことができる。美しい馬を見たら、それに乗る。美しい女を見たら、奪い取る。気に入れば、今のように、壁を抜けて行く。私はすべて金で買う。私は法廷で席を買った。そして法律の話なんて一度だってできないのに、判決を下す。私は税徴収請負人で、私に権利のある税金は遠慮会釈なく取り立てる。私は厳しい、しかし公明正大だ。払わなければならない税金を私は一度猶予してやったのに、この寛大さに対して、一昨日チャンというある庭師が私の家の前で首を吊った。私を困らせるという、はっきりした目的を持ってだ。それをこのろくでなしは上手くやった。暴徒どもはうちの窓に石を投げつけ、私のことを吸血鬼だの民衆の悪魔だとか罵ったのだ。 (台詞)この先日の大騒ぎから気を晴らすために、私はよく知られたトンの館に来た。というのも私は、教養があるように見せるために、花や柳が大好きなのだ。私は専属の占い師に今日のために星占いをしてもらった。今日という日は私の色事の冒険に間違いなく最適なのだ。 (彼はハイタンを見る) (以下、歌)トン氏の庭の新しい花!よろしく、可愛い娘さん!とても華奢で、あなたに手を触れるのが怖いくらいだ。私はあなたを折ることだってできるよ。私はそこから何が得られるのか?私は、この荒れ果てた大地に慰めようもなく、ただ愛の痛みを抱えてひとりでいるのだ。 (彼は三回手を叩く。トン氏が現れる) トン 旦那様お望みで? マー トン、この若い女性がものすごく気に入った。若い娘は私の心を震わせる。 トン (卑屈に笑いながら) まだ触れられたことがありません。 マー では処女か? トン 処女です。 マー トン、お前は今まで何人も処女だとだまして押しつけた。違うとは言わせないぞ。しかしこの処女は本物だ。感じで分かる。この娘をお前から買い取ろう。身も心も、全部だ。反論は許さん、トン!この娘からの異論はない!あなたはトンの所有物で、トンはあなたを、好きなようにできる。私は金で100ターエル払おう。 トン (台詞)旦那様、彼女は200もしたんです。 (王子が後方から出て来る) パオ (台詞)私は300払う。 マー (台詞)400。 パオ (台詞)500。 マー (台詞)600。 (トンは揉み手をする。彼は、値が釣り上がるのに驚いているハイタンを、品物のようにテーブルに載せる) パオ (台詞)700。 マー (台詞)1000。 パオ (真っ青になって) (台詞)引き下がるしかない。金で1000ターエル以上はつけられない。 この女性は (ハイタンとマーにお辞儀をして) あなたのものです。 (パオ去る) ハイタン (歌)この人が私の父を死に追いやりました。運命は私をこの人の手に委ねます。私はただの人間です。私は何をすべきでしょう?必要なことは、私に認められていることは、神々がしてくれることでしょう。(台詞)トンさん、私の母の所に人を遣わして、母に言ってあげてください、私は今日にもマー氏と結婚するでしょうと。 (お辞儀をしてさっと出て行く) マー (台詞)ハイタン、女が男に何を負うているか、知っているか? ハイタン (台詞)私は「孝経」に書かれていることは知っています。男が話せば女は黙り、男が叱れば女は微笑み、男が恨めば女は懇願し、男が懲らしめれば女は感謝し、男が軽蔑し憎めば女は愛さなければならないと。 マー (ハイタンの腕を取って彼女を連れて行く) (台詞)おいで、私の家が待っている。 (幕) ERSTER AKT Das Innere eines Teehauses. Im Hintergrund ein Vorhang, der drei goldene Käfige verdeckt. Tong, der Besitzer des Teehauses, ein fetter Eunuch, watschelt hinter dem Paravent hervor ERSTES BILD TONG Ich bitte untertänigst, mich vorstellen zu dürfen. Mein Name ist Tong. Das klingt, wie wenn man leise ein verstimmtes Gong anschlägt. Ich bin der Besitzer dieses zwar bescheiden anmutenden, aber erstklassigen Etablissements. Mit der Polizei bin ich im besten Einvernehmen. Der Herr Polizeipräsident lässt sich zuweilen herab, mich zu beehren. Übrigens gewähre ich nur Damen von bestem Leumund Unterkunft. - Hören Sie die Musik? Meine drei Damen spielen die Serenade des Frühlings. Er zieht die Vorhänge im Hintergrund zurück. In den drei Käfigen sitzen drei schöne Mädchen und spielen die Instrumente. Ein vierter Käfig ist leer. Die eine singt EIN MÄDCHEN Allen Männern zu gefallen Bin in Taumel ich und Tand. Wenn sie ihre Wünsche lallen, Sitz ich in mich abgewandt. Geben Gold und geben Speise, Keiner gab ein gutes Wort. Und so wein' ich wild und leise Meine süsse Sehnsucht fort. Gestern trieb nun das Gelüste Einen Jüngling zu mir her, Der mich auf die Stirne küsste Ach, ich sehe ihn nicht mehr. TONG Zieht die Vorhänge zu, nachdem er ein Gong angeschlagen hat Wissen Sie, woran das Gong mich immer erinnert? An eine Hinrichtung. Ich war in meinem früheren Beruf, Sie werden es mir kaum glauben, ich war früher Henker. Damals habe ich den Männern den Kopf abgeschlagen, jetzt verdrehe ich ihnen nur den Kopf mit Hilfe meiner Blumenmädchen. Um nicht selber in Versuchung zu fallen und mein Geschäft durch unschickliche Handlungen zu stören und zu beeinträchtigen, beispielsweise etwa die Eifersucht meiner Herren Klienten zu erregen, habe ich freiwillig auf die Attribute der Männlichkeit verzichtet. Ich habe mich seinerzeit einer kleinen Operation unterzogen, so stehe ich zwischen Mann und Weib, keines von beiden, und also zur Mittlertätigkeit berufen und auserwählt.– Meine Schwester naht, die Dämmerung, die gewiegte Kupplerin von altersher. Ich höre Schritte die Gasse herauf. Hinter dem Paravent hervor treten Frau Tschang und Haitang, ihre Tochter; beide in Trauer HAITANG Mein Name ist Haitang. Ich bin die Tochter dieser ehrwürd'gen Dame, Frau Tschang geheissen. Ich bin sechzehn Jahre alt, sechzehn Jahre jung. Ich hab' viel erlitten, ich werde noch mehr erleiden. Viel Schmerz, ein wenig Glück. Rote Albendwolken nach einem düsteren Gewittertag. Es ist das Leben. TONG Darf ich, ohne vorlaut zu erscheinen, meine Verwunderung und mein tiefes Bedauern bezeugen, die Damen in Trauerkleidung dies Haus der Freude betreten zu sehen? Ist kürzlich ein Todesfall in Ihrer Verwandtschaft vorgefallen, so bitte ich, mein Beileid entgegennehmen zu wollen. HAITANG Es ist kaum eine Stunde her, dass wir den ehrwürdigen Herrn Tschang, Seidenraupenzüchter und Gemüsegärtner seines Zeichens, den Gatten dieser Dame und meinen Vater, in die Erde senkten. Ich hab' mit meinen eigenen Händen die Erde aufgerissen und über dem Sarge wieder zugeworfen. Denn wir hatten kein Geld, den Totengräber zu bezahlen. Frau Tschang schluchzt Ich habe ihn geliebt. Und liebe ihn nur um so inniger, da er nun bei den Ahnen weilt, und seinem teuren Gedächtnis ich morgens und abends Räucherkerzen entzünden werde. TONG Gestatten Sie mir die etwas dreiste Frage wie ist der Tod Ihres geehrten Herrn Vaters so plötzlich eingetreten? Haitang senkt das Haupt FRAU TSCHANG Das Rad des Unglücks ist über uns dahingerollt. Mein treuergeb'ner Gatte hat seinem armseligen Leben, das nur wie ein altes Kleid noch an ihm hing, selbstherrlich ein Ende gemacht. Haitang verbirgt ihr Haupt in den Falten ihres Ärmels TONG Die Dämonen der Unterwelt mögen ihm gewogen sein, und der Herr der ewigen Nacht ihm ein mildes Urteil sprechen. - Darf man sich nach dem Grund seiner plötzlichen Abreise in die unteren Bezirke erkundigen? HAITANG Der Mandarin und Steuerpächter Ma hat uns um Geld und Gut gebracht. Vorgestern war die Steuer fällig, wir hatten an Wert nichts zu eigen als einen Sarg, der schon seit Jahren dem ersten Mitglied unserer Familie, das sterben werde, bestimmt war. Herr Ma schämte sich nicht, diesen Sarg durch den Gerichtsvollzieher beschlagnahmen zu lassen. Da ging mein Vater vor das Haus des Mandarinen und erhängte sich an einem Türpfosten. FRAU TSCHANG Das Volk hat ihm mit Steinen das Fenster eingeworfen. Die Rache der Geister wird ihn treffen. Durch alle seine Träume wird der Erhängte wandeln, bleich, die blaue Zunge wird ihm aus dem Munde hängen. Ein Wolf wird sein Blut trinken, tausend Wespen werden seine Augen stechen, dass er erblindet. TONG Die Dämonen des Südens mögen mich vor den Anschlägen der Dämonen des Nordens bewahren. Leise Musik ertönt wieder HAITANG Wer ist die Ursache dieser schönen Musik? Meine Trauer beginnt in diesen Tönen zu schweben wie ein Schmetterling in der Luft. TONG Es sind die Bewohnerinnen dieses Hauses, die Töchter der Freude, die diese Melodien hervorlocken. FRAU TSCHANG Darum kam ich her, hochwohlgelborener Herr Tong, Sie zu bitten, meine Tochter Haitang als Tochter der Freude in Ihr achtbares und geachtetes Haus aufzunehmen. Herr Tong, wir sind völlig ruiniert. Wovon sollen wir leben? Wir müssten verhungern. weinend Ich bin gezwungen, meine Tochter zu verkaufen. HAITANG Ich spiele die Laute, die Flöte und das Instrument Kin. Ich vermag die zierlichsten Glückwunschkarten zum Neujahr und zum Geburtstag zu malen. Ich tanze und singe. Soll ich Ihnen vortanzen? FRAU TSCHANG Tanze, mein Kind, damit Herr Tong deine Talente schätzen lernt. Haitang tanzt einige Takte TONG Vortrefflich, ausgezeichnet, ein fast dramatisches Talent. Haitang bricht zusammen und bleibt am Boden liegen Was ist der Preis, den Sie für das Fräulein fordern? FRAU TSCHANG Hundert Taels in Gold. TONG Hm, das ist eine immerhin bedeutende Summe, auch für ein so wohlsituiertes Unternehmen wie das meine, verehrte Frau Tschang. Das Fräulein Tochter ist schön, daran ist kein Zweifel, aber wenn meine alten Augen mich nicht täuschen, so hat sie im Nacken einen kleinen, störenden Leberfleck. FRAU TSCHANG Neunzig Taels! TONG Sie ist zwar klug und wohlgebildet, versteht zu tanzen, aber ihr Tanz war mir zu melancholisch - es fehlt die leicht schwebende Lustigkeit, die die Männer fortreisst. FRAU TSCHANG Sie ist noch unberührt. TONG Noch unberührt? Nun, sagen wir achtzig Taels. Soll der Handel gelten? FRAU TSCHANG Er gilt. TONG abgehend Ich werde mir gestatten, Ihnen sofort die Summe auszuzahlen. TSCHANG LING stürzt herein Ich habe dich gesucht, Schwester, von Strasse zu Strasse. Abgefall'ne Blütenblätter haben den Weg mir gewiesen. Hier muss ich die Blüte völlig entblättert finden. HAITANG Die Blüte, die ich im Gürtel trage, hat noch kein Blütenblatt verloren. TSCHANG LING Eh' die Nacht um ist, wird sie welk sein. HAITANG Meine Pflicht als Tochter gebietet mir, für meine Mutter zu sorgen. TSCHANG LING Wie kann dein mütterliches Herz, damit einverstanden sein, dass deine Tochter den entwürdigenden Beruf eines Teehausmädchens ergreift? FRAU TSCHANG Warum sorgst du, ein Mann, so wenig für deine Mutter und deine Schwester? Verluderst du nicht die paar Kesch, die du dir durch Abschreiben verdienst? Bringst du sie nicht in niederen Teehäusern unter die Mädchen? Und du wagst, wenn deine Schwester den gleichen Beruf ergreift, Schmutz auf sie zu werfen? HAITANG Bruder, ich will versuchen, auch für dich zu sorgen. Das Haus des Herrn Tong ist ein angesehenes Haus. Es beherbergt wohlhabende und wohlmeinende Gäste. TSCHANG LING Verworfenes Geschöpf! Willst du mich zu deinem Mitschuldigen machen? Er schlägt Haitang ins Gesicht FRAU TSCHANG Hättest du mich geschlagen! Da ich euch gebar, bin ich an allem Unheil schuld. Hätte ich euch nie geboren, und wären doch meine Ahnen nie auf die Erde herniedergestiegen! TSCHANG LING fortstürzend Ich hasse euch. TONG kommt mit dem Geld Hier ist das Geld, gnädige Frau. zu Haitang Aber erlauben Sie mir, Ihnen den goldenen Käfig zu zeigen, in dem Sie singen und Ihr schönes Gefieder spreizen sollen. Bitte, hier. Er zieht den Vorhang zu dem vierten, leeren Käfig zurück.Umarmung von Mutter und Tochter. Tong geleitet die Mutter hinaus HAITANG im Käfig Am Ufer hinter Weiden steht das Haus, Ein zartes Mädchen sieht zur Tür hinaus. An der Volière steht der Mandarin, Ein zarter Vogel singt und hüpft darin. Verschliess den Käfig! Hüte gut das Haus! Sonst fliegt der Vogel in den Wald hinaus! Verwandlung ZWEITES BILD Ein anderes Gemach im selben Hause. Hintergrund Mitte schwarzer Papierparavent, hinter dem die handelnden Personen hervortreten. Pao, ein junger Prinz, betrift den Raum. Tong vor ihm her; in vielen rückwärtigen Bücklingen verschwindet in der Kulisse. PAO Ich bin ein Abenteurer, Ein Trunkener der Welt, Ein müder Tatbefeurer, Ein träumerischer Held. Ich schwinge tausend Schwerter, Die ich dem Feinde bot, Wie dennoch unbewehrter Mein Herz der Liebe loht. Ob ich den Kampf ersehne, Die Schwerter senk ich schwer, Bricht eine Kantilene Singend über mich her. Haitang tritt ein, bleibt in einer Ecke, von Pao ungesehen, stehen. Pao entdeckt Haitang Ich hörte eine Nachtigall, folgte ihrem Ruf und finde statt eines Vogels eine Blume. Ihr Duft verwirrt mich, sie trägt das weisse Gewand der Trauer und hält den Kelch geschlossen. Darf ich versuchen, Sie ein wenig zu erheitern und die Blüte zu öffnen? HAITANG Diese bilderreichen Komplimente pflegen die jungen Herrn in den Anstandsstunden zu lernen. Sie kommen von den Lippen und berühren nur leise das Ohr. PAO Nun, machen Sie dieses wahr. Lassen Sie meine Lippen Ihr Ohr berühren. Ich will Ihnen etwas zuhauchen, was man mit Worten nicht sagen kann. HAITANG Aus einem Hauch wird leicht ein Wind, und aus einem Wind ein Sturm. Denken Sie einmal nach, ob Sie nicht aussprechen können, was Sie dachten. PAO Ich dachte nichts. Ich fühlte alles. Schweigen HAITANG Wollen Sie eine Partie Schach spielen? Hier steht schon ein Schachbrett aufgebaut. Sie setzen sich nieder und machen ein paar Züge Weiss zieht an, Schwarz zieht nach. PAO Schach der Dame. HAITANG Ich bin keine Dame. - Schach dem König. Machen noch einige Züge PAO Ich bin kein König. Zug, Gegenzug. Sie gehen scharf vor, wie ein Feldherr vieler Grade. die Steine umwerfend Ich gebe das Spiel auf, aber nur, um ein besseres Spiel zu beginnen. HAITANG Und welches Spiel? PAO Das Spiel der Liebe. HAITANG Das Spiel der Liebe? Ich wusste nicht, dass die Liebe ein Spiel sei. Als mein Vater sagte Ich liebe dich, da war seine Stirn gefurcht, sein Auge glänzte. Da spielte er nicht mit mir. - Sie sind so nachdenklich! Soll ich Sie erheitern? Soll ich tanzen? Ich kann den Tanz der vier Jahreszeiten, den Tanz des Südwindes, den komischen Tanz des Herdgottes. Pao sicht sie schweigend an Soll ich singen? Das Lied vom weissen Haupt? Wie der Schnee so weiss, Wie der Mond so weiss Werden unsre Häupter einmal sein. Soll ich etwas malen oder zeichnen? Hier ist ein Stück Kreide. Ich werde hier auf die schwarze Tapete mit der weissen Kreide einen Kreis zeichnen. Tut es PAO Der Kreis ist das Symbol des Himmelsgewölbes, der Kreis ist das Symbol des Ringes, der Gatten aneinander schmiedet, Herzring an Herzring reiht. HAITANG Was ausserhalb dieses Kreises ist, ist das Nichts. Was innerhalb dieses Kreises ist, ist das All. Wie verbinden sich Nichts und All? Im Kreise, der sich drehend fortbewegt, zeichnet Speichen in den Kreis im Rad, das rollt. Ich bin an das Rad geschmiedet, das Rad des Schicksalswagens, den die Sonnenrosse durch die Äonen mit sich reissen. Ein junger Gott steht mit feuriger Peitsche im Wagen und treibt die Rosse. Er achtet meines Jammers und meiner Tränen nicht. PAO Ich kniee vor dir, Kwanyin, Göttin der Reinheit. HAITANG Stehen Sie auf, was tun Sie? wischt die Speichen aus dem Kreise Sehen Sie den Kreis, er ist schon wieder leer. Jetzt umrundet er das Symbol des Spiegels, in dem ich mich eitel drehe und wende. Wie kleidet mich dies Gewand der Trauer? Gibt es der Lust nicht einen besonderen Reiz? Auf dem Gesicht zerreibe ich einige Puderkugeln, aus der Schminkbüchse betupfe ich die Lippen, wirft das weisse Übergewand ab bauschig sind meine Hosen aus grüner Seide, ihre Bänder golddurchwirkt. Meine Füsse sind wie Lilien, die Schuhe aus rotem Atlas sind über und über mit Blumen bestreut. Auf den Schuhspitzen schweben gestickte Libellen. Wie finden Sie meine Frisur? Soll ich den Kamm ein wenig höher stecken? Was ist mit diesem grünen Gürtel? PAO Lösen Sie ihn, Schwester vom grünen Gürtel. HAITANG In dieser Hand, die noch keinen Mann liebkost hat, steht mein Schicksal geschrieben. Wie verläuft die Linie meines Lebens? Ich sehe es im Spiegel, verkehrt. PAO ballt die Faust Ich werde den Spiegel zerschlagen. HAITANG Dann schlagen Sie auch das Bild im Spiegel - und schlagen mich. Wollen Sie mich schlagen? - Aber sehen Sie, ich will dem Spiegel einen anderen Charakter geben, ich schreibe ein paar Zauberzeichen in den Kreidekreis, macht mit der Kreide ein paar Striche und schon blickt aus dem Spiegel Ihr Gesicht. lachend Habe ich Sie gut getroffen? PAO Sie haben mich getroffen, Sie haben mich ins Herz getroffen. HAITANG zu dem Bild Ich wollte, dieser wäre mein Freund. Immer, wenn ich morgens in den Spiegel sehe, werde ich an Sie denken. PAO Wie aber, wenn ein anderer mein Bild innerhalb des Kreises auswischt oder auslöscht und sich an seine Stelle setzt? Ein dicker Kopf hat die Papierwand innerhalb des Kreidekreises durchstossen. Es ist der Kopf des Mandarinen Ma. Haitang und Pao weichen seitwärts zurück MA Mein Name ist Ma. Ganz einfach Ma. Wenn ich den Namen Ma nenne, so sollte das eigentlich genügen, dass jedermann sich ehrfurchtsvoll vor mir verneige. Denn ich besitze Geld, sehr viel Geld, so dass ich mir alles kaufen kann, was ich will, und wonach ich Gelüst und Sehnsucht trage. Seh' ich ein schönes Pferd, besteig ich's. Sehe ich ein schönes Weib, entführ ich's. Wenn es mir passt, gehe ich durch die Wand wie im vorliegenden Falle. Ich bezahle alles. Ich habe einen Sitz im Gericht gekauft und spreche Recht, obwohl ich nicht einmal recht sprechen kann. Ich bin Steuerpächter und treibe die mir zustehenden Steuern rücksichtslos ein. Ich bin streng, aber gerecht. Zum Lohn für meine Nachsicht, dass ich ihm die geschuldete Steuer schon einmal stundete, erhängte sich vorgestern ein gewisser Gärtner Tschang vor meinem Hause, zu dem ausgesprochenen Zweck, mir Verlegenheiten zu bereiten, was dem Lumpen auch gelang. Der Pöbel hat mir die Fenster eingeworfen und mich Blutsauger und Volksverderber geschimpft. - Um mich von den Aufregungen der letzten Tage zu erholen, betrat ich das mir wohlbekannte Haus des Herrn Tong. Denn ich liebe, um mich gebildet auszudrücken, die Blumen und Weiden. - Ich habe mir von meinem Privatzauberer das Horoskop stellen lassen für heute. Der heutige Tag ist meinem Liebesunternehmen zweifellos günstig. Er sieht Haitang Eine neue Blume im Garten des Herrn Tong! Sei'n Sie mir gegrüsst, zartes Fräulein! Sie sind so zart, dass ich Sie nicht anzugreifen wage! Ich könnt' Sie ja zerbrechen. - Und was hätte ich davon? Ich bliebe allein mit meinem Liebesschmerz, untröstlich auf dieser trostlosen Erde. Er klatscht dreimal in die Hände. Herr Tong erscheint TONG Euer Hochgeboren wünschen? MA Tong, diese junge Dame gefällt mir ausgezeichnet. Ein junges Mädchen rührt mein Herz. TONG devot lächelnd Es ist noch unberührt. MA Eine Jungfrau also? TONG Eine Jungfrau. MA Tong, Sie haben mir schon manche falsche Jungfrau angedreht. Widersprechen Sie mir nicht! Diese Jungfrau aber ist echt. Ich habe das im Gefühl. Ich kaufe Ihnen das Fräulein ab. Völlig, mit Leib und Seele. Keine Widerrede, Tong! Kein Widerspruch des Fräuleins! Sie gehören Herrn Tong, er kann mit Ihnen machen, was er will. - Ich biete hundert Taels in Gold. TONG Euer Wohlgelboren, sie hat mich selbst zweihundert gekostet. Der Prinz tritt aus dem Hintergrund PAO Ich biete dreihundert. MA Vierhundert. PAO Fünfhundert. MA Sechshundert. Tong reibt sich die Hände. Er hat Haitang, welche die Versteigerung entsetzt verfolgt, wie einen Gegenstand auf einen Tisch gehoben PAO Siebenhundert. MA Tausend. PAO erbleichend Ich muss zurücktreten. Tausend Taels in Gold kann ich nicht überbieten. Die Dame er verneigt sich vor Haitang und Ma gehört Ihnen. Pao ab HAITANG Er hat meinen Vater in den Tod getrieben. Das Schicksal wirft mich in seine Hand. Ich bin nur ein Mensch. Was soll ich tun? Es wird, was nötig ist, was mir vergönnt ist, von den Göttern getan werden. – Herr Tong, schicken Sie zu meiner Mutter und lassen Sie ihr sagen, ich würde mich noch heute mit Herrn Ma vermählen. verneigt sich und geht schnell ab MA Haitang, weisst du, was die Frau denn Manne schuldet? HAITANG Ich weiss, was im Buche Siao steht Die Frau hat zu schweigen, wenn der Mann spricht; sie hat zu lächeln, wenn er tadelt; zu bitten, wenn er grollt; zu danken, wenn er züchtigt; zu lieben, wenn er verachtet und hasst. MA nimmt Haitang auf seine Arme und trägt sie hinaus Komm, mein Haus wartet. Vorhang この日本語テキストは、 クリエイティブ・コモンズ・ライセンス の下でライセンスされています。@ Aiko Oshio Zemlinsky,Alexander von/Der Kreidekreis/II
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Flaschenpost 「ボトルレター」 詞/In Extremo 曲/In Extremo 言語/ドイツ語 歌詞 Mit Tinte hab ich s niedergeschrieben Papiergerollt mein heimlich Denken Ich werd s besoffen in die Flasche schieben Mit einem Wurf den Wogen schenken Nun denkt ihr, dass es Liebe ist Die ich der Buddel anvertraut Staunt, weil es die Hiebe sind Die lüstern schlagen meine Braut Ins Glas sich ergießt Und du liest, was ich dir geben will Über s Meer treibt zu dir Voller Gier die Flaschenpost Ich beug sie nach vorn, denkt bitte nicht schlecht Stopf ihr ne Wolke unter den Bauch Eben weil sie nicht damit rechnet Bekommt mein Schatz von hinten den Schlauch Ins Glas sich ergießt Und du liest, was ich dir geben will Über s Meer treibt zu dir Voller Gier die Flaschenpost Wie ein Schwarm Bienen will ich dir dienen Ohne zu stechen, ohne zu rächen Biete feil und werde geil Womit du geizt, ist das was mich reizt Ins Glas sich ergießt Und du liest, was ich dir geben will Über s Meer treibt zu dir Voller Gier die Flaschenpost Voller Gier kommt von mir Die Flaschenpost 日本語訳 俺はインクで 書きつけた 紙に丸められた 密かな思い 酔っ払いながら そいつを瓶に押し込み 大波に向かって 一投げした お前らは こう考えるだろう 俺が瓶に託したもの それは愛だと 驚くがいい 中身は罵倒だ それも俺の嫁への 淫らな言葉だ ガラス瓶に 注がれた言葉 お前はそれを読んで 俺が与えたいものを知る 海の上を お前のもとへ ありあまる欲望が ボトルレターを運ぶ 俺は彼女を前かがみにさせる 悪く思わないでくれ 彼女のお腹の下に 雲を詰め込む 彼女はこうなるとは 思ってもみなかったからこそ 俺のホースの後ろから 宝物を手に入れる ガラス瓶に 注がれた言葉 お前はそれを読んで 俺が与えたいものを知る 海の上を お前のもとへ ありあまる欲望が ボトルレターを運ぶ 蜂の群のように 俺はお前に奉仕する 刺すこともなく 報復することもなく お金を出せば 俺はもっとすごくなるぜ お前が出し惜しみしても それはそれで俺は燃えるんだ ガラス瓶に 注がれた言葉 お前はそれを読んで 俺が与えたいものを知る 海の上を お前のもとへ ありあまる欲望が ボトルレターを運ぶ 俺からの ありあまる欲望 それはボトルレター
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第一幕 第一場 舞台はカタリーナ教会の内部を斜めに切った状態でしつらえられている。身廊は左側から奥に向かって延びているが、見えるのは礼拝席の最終列だけ。手前の何もない空間に合唱が並んでいるが、あとで舞台はこの部分だけとなり、身廊は黒いカーテンで完全に閉め切られる。 礼拝席の最終列にエーファとマグダレーネが座っている。ヴァルター・フォン・シュトルツィングはちょっと離れたところで円柱に寄りかかって立ち、じっとエーファを見つめながら、彼女と無言で思いのやり取りをしている。 教区の人々 救世主が降り来たり… (ヴァルターは身振りでエーファにもの問いたげな様子を見せる。) …喜んで汝の洗礼を受け… (エーファは答えようとするような身振りをするが、恥ずかしがって目を伏せてしまう。) …御自らは犠牲を払い・・ (ヴァルターは愛情を込めて彼女の様子をうかがうが、だんだん必死になってくる。) …我らに救いの道を与えられ… (エーファは恥ずかしそうに首を振るが、すぐにまた心のこもった眼差しを向ける。) …かの犠牲にふさわしくあるように… (ヴァルターは大喜びで自分の真心を誓う。かなり希望を持ったようである。) …我らを祝福された。 (エーファは微笑み、またはにかんで目を伏せる。ヴァルターはまだ何か聞こうとするが、すぐに思いとどまる。) 高貴なる洗礼者、キリストの前身なるお方よ!… (ヴァルターはまたそわそわしだすが、すぐに落ち着きを取り戻し、礼儀正しくあとで話し合いたいと身振りで伝える。) ヨルダンの川辺にて、我らを迎えたまえ。 人々は立ち上がって戸口に向かい、後奏の間に次々と教会を去っていく。ヴァルターは一時もエーファから目を離さず、彼女が立ち上がってマグダレーネとともにだんだんと自分の近くまで来るのを見守る。エーファがもう少しで近づくと思った時、ヴァルターは人々をかき分けて彼女のそばまで行く。 ヴァルター (小声だが、必死な様子でエーファに) ちょっと待ってください!一言だけ!ほんの一言だけお話を。 エーファ (さっとマグダレーネのほうを振り返って) ストールを忘れちゃったわ。見て来てくれない?座席にあると思うの。 マグダレーネ 忘れっぽい子ね。おまけに私に探させるなんて。 彼女は礼拝席に戻っていく。 ヴァルター お嬢さん、礼儀に反していたとしたらお許しください。 ただ、どうしても何か知りたいと思ったら、 礼儀にばかり気を遣っていられないのも分かってくださるでしょう? しかもこれは僕にとって一大事、命にも関わる問題なのです。 たった一言が祝福か呪いかの決め手となるのです。 あの、お嬢さん… マグダレーネ (戻ってきて) ありましたよ。 エーファ あら、ブローチはどこに行っちゃったの? マグダレーネ 落としたの? 彼女はまた探しに奥に行く。 ヴァルター 光と喜びか、夜と死か、 憧れのものを手に入れられるのか、 絶望のどん底に突き落とされるのか、 お嬢さんにおっしゃっていただきたいのは… マグダレーネ (また戻ってきて) ブローチもありましたよ。 さあ、帰りましょう。ブローチもストールも揃ったんだから… あら、まあ!今度は私が聖書を忘れたわ。 彼女はまたもや奥に急ぐ。 ヴァルター 一言だけでいいのです。 短い言葉だけで僕の運命が決まるんですから。 「はい」か「いいえ」か、それだけでいいんです。 お嬢さん、お願いです、 (やっと決心して早口で) ご婚約はされてますか? マグダレーネ (ちょうど戻ってきて、ヴァルターにお辞儀をする。) まあ、騎士様。 エーファちゃんのお相手を務めてくださるなんて、 光栄の至りですわ。 ポーグナー親方に、騎士様が訪問してくださると 伝えてもよろしいでしょうか? ヴァルター (悩ましげに、ほとばしるように) ああ、あの家に行った時から苦しみが始まったんだ! マグダレーネ まあ、なんて失礼な! ニュルンベルクにお越しになった時、 親方は親切におもてなししたではありませんか。 居心地の良いお部屋でお料理と飲み物をお出ししたのに、 何かご不満でもありますの? エーファ むきにならないで、レーネ。お料理のこととかじゃないの。 私のことでお知りになりたいことがあるのよ。 ねえ、何て言ったらいいのかしら。うまく答えられないのよ。 私、夢を見てるようにぼうっとしてるんだもの。 あの方、私が婚約してるかってお尋ねなの。 マグダレーネ (ひどくぎょっとして) ちょっと!そういう問題はもっと小さな声で言うものよ! とにかく今は家に帰りましょう。 さもないと噂になってしまいます! ヴァルター まず先にぜんぶ教えてください! エーファ (マグダレーネに) ここ、もう空っぽよ。みんな帰ったわ。 マグダレーネ だからこそ気が気じゃないんです! 騎士様、また時を改めまして! ダーフィトが聖具室から出てきて、勢いよく黒いカーテンを閉める。 ヴァルター (必死になって) お願いですから、まずご返事だけでも! エーファ (マグダレーネにすがるように) ねえ、いいでしょう? マグダレーネ (さっさと帰ろうとしていたが、ダーフィトに気がついて立ち止まり、いとしげにつぶやく。) あら、ダーフィトじゃない。あの人、どうしてここにいるのかしら。 また踵を返し、ヴァルターのほうを向く。 エーファ (マグダレーネに) ねえ、何て答えたらいい?教えてよ! マグダレーネ (しょっちゅうダーフィトばかり見て、そわそわしながら) 騎士様、お尋ねの件については そう簡単には申し上げられません。 たしかにエーファ・ポーグナーは婚約しております。 エーファ (あわててさえぎって) だけど、花婿が誰かまだ決まってないんです。 マグダレーネ ええ、花婿はまだ未定ですわ。 明日の審査で賞を授けられた マイスタージンガーがこの子の夫に… エーファ (一生懸命に) いいえ、花嫁が月桂冠を渡さないとその人は結婚できないわ。 ヴァルター (驚いて) マイスタージンガーがですか? エーファ (心配そうに) 騎士様はそうではありませんの? ヴァルター 歌うのは求婚の歌ですか? マグダレーネ ええ、審査員の前で。 ヴァルター で、賞をもらえるのは? マグダレーネ マイスターたちが気に入った方ですわ。 ヴァルター そのあとで花嫁が選ぶのですね? エーファ (夢中になって) 騎士様以外には誰も選びませんわ! ヴァルターはすっかり嬉しくなって、端のほうを行ったり来たりする。 マグダレーネ (ショックを受けて) まあ、エーファちゃんったら!本気で言ってるの? エーファ いいでしょ、レーネ。騎士様と結婚していいって言って! マグダレーネ 昨日お会いしたばかりなのに? エーファ そうね。何だか妙な気持ちよ、 絵の中ではずいぶん前からお会いしてるんだから。 ほらあの方、ダーフィトにそっくりでしょう? マグダレーネ (あきれ返って) まさか!似てないわよ! エーファ 絵の中のダーフィトのことよ。 マグダレーネ ああ、竪琴を持ったあの王様のこと? マイスターの紋章に描かれた、長い髭を生やした人? エーファ ちがうわよ!ゴリアテに石を投げた若者のことよ。 ベルトに剣を差し、紐を結んだ石を手に持って、 金髪の巻き毛が頭を覆ってる、 デューラーが描いた絵があるじゃない。 マグダレーネ (大きなため息をついて) ああ、ダーフィト!ダーフィト! ダーフィト (一度姿を消していたがまた戻ってくる。定規をベルトに挟み、チョークの大きな欠片を紐に結んで振り回しながら) 僕はここだよ!呼んだのは誰だい? マグダレーネ あなたったら、とんだことをしでかしてくれたわね。 (独り言) かわいい子!まだ分かってくれないのかしら。 (大きな声で) 誰かさんのせいで私たち、閉じ込められちゃったじゃないの。 ダーフィト (愛情を込めて) 僕の心に、レーネさんだけをね! マグダレーネ (赤くなって) まあ、何て真剣な表情!ところで、 こんなところで何の茶番をやるつもり? ダーフィト 茶番だなんて失礼しちゃうな!すごくまじめなんだぜ。 マイスター方の組合の準備をしてるんだ。 マグダレーネ えっ、もしかして歌の試合があるの? ダーフィト 今日は試験だけなんだけどね。 弟子もふだんからまじめにタブラトゥールを習得していたら 受験資格があるんだ。 試験に合格したらマイスターにだってなれるんだよ。 マグダレーネ これは騎士様には好都合じゃないかしら。 エーファちゃん、今は帰るわよ。 ヴァルター (急いで婦人たちのほうを向いて) ポーグナーさんのお宅までお送りしてもよろしいですか? マグダレーネ ここでお待ちになったらいいと思いますわ。もうすぐおいでになりますから。 エーファちゃんとの結婚をお望みなら、 いろいろと好条件が揃っておりますよ。 (二人の弟子が入ってきて、ベンチを運んでくる。) さあ、帰りましょう! ヴァルター どうしたらいいのです? マグダレーネ ダーフィトに試験の応募方法を教えさせましょう。 ねえ、ダーフィト、お願いがあるんだけど、 こちらの騎士様の面倒を見てあげて。 お礼にお料理のおいしいものをあげるから。 それに、今日ここで騎士様がマイスターになられたら、 明日はもっとおねだりしていいわ。 彼女はエーファを連れて早く帰ろうとする。 エーファ (ヴァルターに) またお会いできる? ヴァルター (熱心に) 今夜、必ず! 今の気持ちを何と表現していいか分かりません。 何もかもが生まれ変わったようで… 僕が始めようとしているものは新しいことばかりです。 ただ一つ心に決めているのは、 あらゆる思いを込めてあなたを妻にすること。 剣では片づけられない問題ですが、あなたのためなら マイスターとなるために歌うのも価値があります。 財産も命もあなたに捧げ、 あなたのために詩人となりましょう。 エーファ (うっとりして) とても幸せだわ、 これほどの愛に包まれるなんて! マグダレーネ とにかく帰らないと。あとで噂が立ちますよ。 ダーフィト (あっけにとられた様子でヴァルターを観察していたが) 一足飛びにマイスター?へえ、自信満々だなあ。 マグダレーネはエーファを引っぱって、カーテンの向こうに出ていく。ヴァルターは興奮醒めやらず、深く物思いにふけりながら、丈の高い重厚なひじかけ椅子に座り込む。この椅子は少し前まで壁際にあったのを二人の弟子が中央に持ってきたものである。 第二場 さらに多くの弟子たちが入ってくる。彼らはベンチを運んできて、マイスタージンガーの会議場を整える。 第二の弟子 おいダーフィト、つっ立ってるなよ! 第一の弟子 仕事をやれ! 第二の弟子 判定席を整えるのを手伝ってくれ! ダーフィト 僕はきみたちより先に働いたよ。 今はそっちだけでやってくれ。 僕は他にやることがあるんだ。 四人の弟子 おいおい、うぬぼれが強いなあ! 四人の弟子 弟子の模範的存在だからな。 四人の弟子 そりゃそうさ。やつは靴屋の弟子だからね。 四人の弟子 こいつは皮を枠に挟んで座り、 四人の弟子 針金と千枚通しを使って詩を作るんだとさ。 四人の弟子 で、できた詩を皮に書き込むんだって。 十二人の弟子 (一発お見舞いするようなかっこうで) ちょいと仕込んでやったほうがためになりそうだな! (笑いながら支度にかかる。) ダーフィト (思いに沈む騎士をしばらく観察したあとで) 始めよ! ヴァルター (ぽかんとして) えっ、何? ダーフィト (さらに力強く) 「始めよ!」って、判定役が呼びかけるんですよ。 あなたに歌えって言ってるんです。ご存じない? ヴァルター 判定役とは誰だ? ダーフィト ええっ、それもご存じないんですか!歌の学校にいらしたことがない? ヴァルター まだ詩を職業とする組合には入ったことがないんだ。 ダーフィト あなたは「詩人」ですか? ヴァルター ああ、そうだったらいいんだが。 ダーフィト じゃあ、「歌手」? ヴァルター もう少し詳しかったら有利だったかな。 ダーフィト ですが、「見習い」とか「師弟」の経験はあるんでしょう? ヴァルター ぜんぶ初めて耳にするよ。 ダーフィト で、それでマイスターになろうっておっしゃるんですか? ヴァルター そんなに大変なことなのか? ダーフィト ああ、もう、レーネ! ヴァルター きみはどうやってるの? ダーフィト ああ、マグダレーネ! ヴァルター 話してくれよ! ダーフィト (いかにもという風に腰を下ろし) いいですか、「歌手」がマイスターになるのも 一日ではなれません。 僕はニュルンベルクで一番尊敬されてる ハンス・ザックスについて教わっています。 もう一年くらい指導を受けていますが、 それでもまだやっと「弟子」ですよ。 靴の作り方と詩について 細かく学び、 皮を柔らかくなめしながら、 母音と子音について練習しています。 針金にワックスを塗って曲がらないようにし、 そうしながら韻の踏み方を覚える。 千枚通しを操って ぴったりなところに穴をあけ、 男性韻と女性韻を考え、 韻律と音数もおろそかにしてはならない。 枠ぶちを膝に置いて、長い節に短い節、 堅い節に優しい節、明るいのもあれば暗いのもあり、 韻を踏まない場合や、ダニや粘着力に気をつけたり、 間の置き方、皮の滑り具合、装飾音を学びながら靴底をしっかり打つ… 僕はこれらを苦労しながら何とか覚えました。 これでどの程度上達したと思われますか? ヴァルター 完璧な靴ができただろうね。 ダーフィト いいえ、そうなるまでにはまだまだですよ! 「バール」形式というのは規則が多いんです。 すぐに規則を習得できるやつなんているかどうか。 きちんと縫い目に気を配り、ちゃんとした針金を使って、 ぴったりくる「シュトレン」をバールに打ち込む。 そのあとに来るのが「アプゲザンク」で、 これは短すぎても長すぎてもいけないし、 さっき靴底を打ったものをもう一回 使いまわすのは禁止になっています。 こうして靴の面から歌の面まで完璧に覚えたって、 まだまだマイスターにはなれないんですからね。 ヴァルター いいかげんにしてくれよ。靴屋になりたいんじゃないんだ。 歌の規則についてもっと教えてほしい。 ダーフィト 僕がせめて「歌手」になっていたらよくご説明できるんですけど。ほんとうに、大変な苦労が必要ですよ。 マイスター歌曲の節と調べは 非常に多くの名と韻でできています。 力強いのもあれば優しい響きのもありますが、 全部覚えるのは至難の業! 「短い」節、「長い」節、「長すぎる」節、 「ペーパー」に、「黒インク」の調べ、 「赤」、「青」、「緑」それぞれに節があるし、 「生垣の花」、「麦わら」、「フェンネル」、 優しい節、甘い節、バラ色の節。 「はかない恋」に「忘れられた」節、 「ローズマリー」の調べ、「黄色いスミレ」、 「虹」、「ナイチンゲール」、 「イギリス製錫」、「シナモンの耳」、 「新鮮なオレンジ」、「緑の菩提樹」、 「カエル」、「子牛たち」、「ゴシキヒワ」、 「亡くなった大食い」の調べっていうのもあった。 それから「ヒバリ」、「カタツムリ」、「わめき声」もあるし、「ハッカの花」、 「ミラノ」、 はては「ライオンの黄色い皮膚」、 (大げさに) 「忠実なペリカン」、 (もったいぶって) 「魚の鱗のごとく輝くワイヤー」… ヴァルター 何てこった!どこまで続くんだ! ダーフィト これは名前だけです。 それぞれの歌い方を学ばなくてはならないんですよ、 マイスターが書いた通り正確にね。 どの言葉も音も明瞭に歌い、 声が不安定にならないように。 歌いだす時にピッチに気をつけなくちゃだめですよ。 ぴったりその音を出さなくちゃいけません。 息を十分保って、息切れしたり、 最後になって足りなくなった、なんてことにならないでくださいね。言葉の前にもごもご言ったりしちゃいけません。 歌い終わったらすぐ口を閉じて余計な音を出さないこと。 トリルもコロラトゥーラも勝手に変えたりせず、 マイスターが書いた以外の音は歌ってはいけません。 変更したり、うっかり間違おうものなら、 どうしようもなくなって取り返しがつかなくなる。 もし、間違いをやらかしたりしたら、 あなたは「歌い損ね」になってしまいますよ。 僕だっていつも必死になって覚えようとしてるのに、 まだまだ道のりは長いんです。 やってみてもぜんぜんだめだったりすると、 親方は「革ひもたたき」を歌うんですよ。 (愛おしそうに) もしレーネさんが助けてくれなかったら、 (泣きそうな声で) 「パンと水だけ」を歌わなくちゃなりません。 僕の経験をいい例として、 一足飛びにマイスターになろうなんて考えはお捨てなさい。あなたはまず「歌手」と「詩人」になっておかなくちゃなりません。そうして初めてマイスターの称号に近づけるのですから。 四人の弟子 (仕事をしながら) おい、ダーフィト! ヴァルター 詩人というのは? 四人の弟子 ダーフィト、来てくれよ! ダーフィト (弟子たちに) ちょっと待ってろ、すぐ行くから! (またヴァルターのほうを向いて) 詩人が誰かって? あなたが「歌手」となり、 マイスターが作った調べを完璧に歌いこなした上で、 その旋律に新しい韻と言葉を当てはめて、 それがまるであつらえたみたいに 既存の曲にぴったりだったら、 あなたは「詩人」の地位をもらえるんですよ。 四人の弟子 おい、ダーフィト!親方に言いつけるぜ! 全員の弟子 いいかげんおしゃべりはやめたらどうだ。 ダーフィト へえ、分かってるぞ。僕が手伝ってやらないと、 ぜんぶめちゃくちゃに設置するんだろうからね! (弟子たちのほうに行こうとする。) ヴァルター (ダーフィトを引き止めて) あと一つだけ頼むよ。 マイスターって誰のことを言うんだい? ダーフィト (急いでまた向きを変え) それはですね、騎士殿、こういうわけです。 (神妙な表情で) 詩人が自分の力で 言葉と韻を見つけ出し、 (とても優しく) 新しい音からなる調べとぴったり合わせることができたら、 その人こそ「マイスタージンガー」になれるのです。 ヴァルター それなら、マイスターになろう! とにかく歌って、 詩とそれに合う音を見つけて、 何とかやってみるよ! ダーフィト (弟子たちのほうを見て) おいおい、何やってんだよ?僕がいない間に、 椅子も判定席もおかしくしてしまってる! (ガタカタ音を立てながら、弟子たちが整えた座席を正しく直す。) 今日は「歌の学校」か?知らないのか? 判定席は小さいほうだ! 今日は「試験」だけだって言っただろう! 中央の大きな判定席にカーテンをかけていた弟子たちは、ダーフィトに言われてこの判定席を急いで引っ込め、代わりにもっと小さなものを持ってくる。その中に小さな台と椅子を入れて、そばに大きな黒板を据え、糸に結ばれたチョークを置く。この判定席は全方面を黒いカーテンで仕切られ、中は見えなくなる。 全員の弟子 (準備をしながら) 結局のところ、ダーフィトが一番有能ってわけだな。 たぶん野心も満々なんだろうよ。 今日は試験か。 やつは応募する気なんだな。 もう「歌手」にでもなったみたいに威張ってさ! 殴られる歌は板についてるし、 「お腹空いた」歌も完璧! 四人の弟子 (テノール) いやいや、「蹴られる」歌のほうがもっと得意だ! 全員 だって、いつも親方から蹴られてるもんね! (蹴るしぐさをして笑う。) ダーフィト 好きに笑えよ!あいにく今日は僕じゃないんだ。 ほかの方が応募なさるからね。 その方は生徒でもなければ歌手でもない。 詩人は飛ばしてみせると言っておいでなんだ。 かのお方は騎士殿で、 何の苦労もなしに 今日ここでマイスターになられるんだって。 だからちゃんと判定席を整えないと失礼に当たる! (弟子たちが最終仕上げをしている間に) あっちだ!こっちに持ってきてくれ!黒板は壁にかけて。 判定役がきちんと仕事につけるようにね。 (ヴァルターのほうを向いて) あっ、そうだ、判定役だよ!不安でならないでしょう? 判定役の前で多くの人が歌い損ねましたからねえ。 七つまでの間違いは許され、 判定役はそれをチョークで書きつけます。 八個以上間違いを犯すと、 歌い損ねで失格となってしまいます。 よく気をつけてくださいね。 判定役が目を光らせてますから。 (乱暴に手をぱちぱち叩きながら) 無事マイスタージンガーになられますように! 栄光の冠を勝ち取ってください! さて、絹でできた花冠は 騎士殿のものになるかな? 弟子たち (ちょうど判定席のカーテンを閉めたところで、同じ歌を歌いながら輪になって踊りだす。) 絹でできた花冠だよ、 騎士殿はちゃんと自分のものにできるかな? 聖具室のドアが開いて、ポーグナーとベックメッサーが入ってくる。弟子たちはびっくりし、あわてて後ろのほうに逃げていく。 ERSTER AUFZUG ERSTE SZENE Die Bühne stellt das Innere der Katharinenkirche in schrägem Durchschnitt dar. Von dem Hauptschiff, welches links ab dem Hintergrunde zu sich ausdehnend anzunehmen ist, sind nur noch die letzten Reihen der Kirchenstuhlbänke sichtbar. Den Vordergrund nimmt der freie Raum vor dem Chor ein; dieser wird später durch einen schwarzen Vorhang gegen das Schiff zu gänzlich geschlossen. In der letzten Reihe der Kirchenstühle sitzen Eva und Magdalene; Walther von Stolzing steht, in einiger Entfernung, zur Seite an eine Säule gelehnt, die Blicke auf Eva heftend, die sich mit stummem Gebärdenspiel wiederholt zu ihm umkehrt DIE GEMEINDE Da zu dir der Heiland kam,… Walther drückt durch Gebärde eine schmachtende Frage an Eva aus …willig deine Taufe nahm,… Evas Blick und Gebärde sucht zu antworten; doch beschämt schlägt sie das Auge wieder nieder …weihte sich dem Opfertod,… Walther zärtlich, dann dringender …gab er uns des Heils Gebot … Eva, Walther schüchtern abweisend, aber schnell wieder seelenvoll zu ihm aufblickend …dass wir durch ein Tauf uns weih n,… Walther entzückt, höchste Beteuerungen, Hoffnung. …seines Opfers wert zu sein. Eva lächelnd, dann beschämt die Augen senkend. Walther dringend, aber schnell sich unterbrechend Edler Täufer, Christ s Vorläufer!… Walther nimmt die dringende Gebärde wieder auf, mildert sie aber sogleich, um sanft um eine Unterredung zu bitten Nimm uns freundlich an, dort am Fluss Jordan. Die Gemeinde erhebt sich, wendet sich dem Ausgange zu und verlässt unter dem Nachspiel allmählich die Kirche. Walther heftet in höchster Spannung seinen Blick auf Eva, welche ihren Sitz ebenfalls verlässt und, von Magdalene gefolgt, langsam in seine Nähe kommt. Da Walther Eva sich nähern sieht, drängt er sich gewaltsam durch die Kirchgänger zu ihr WALTHER leise, doch feurig zu Eva Verweilt! - Ein Wort! Ein einzig Wort! EVA sich schnell zu Magdalena umwendend Mein Brusttuch…! Schau! Wohl liegt s im Ort? MAGDALENE Vergesslich Kind! Nun heisst es such! Sie kehrt nach den Kirchenstühlen zurück WALTHER Fräulein! Verzeiht der Sitte Bruch! Eines zu wissen, eines zu fragen, was müsst ich nicht zu brechen wagen? Ob Leben oder Tod, ob Segen oder Fluch? Mit einem Worte sei mir s vertraut mein Fräulein sagt - MAGDALENE zurückkommend Hier ist das Tuch. EVA O weh! Die Spange! MAGDALENE Fiel sie wohl ab? Sie geht suchend abermals nach hinten WALTHER Ob Licht und Lust oder Nacht und Tod? Ob ich erfahr, wonach ich verlange, ob ich vernehme, wovor mir graut Mein Fräulein, sagt - MAGDALENE wieder zurückkommend Da ist auch die Spange. Komm, Kind! Nun hast du Spang und Tuch ... O weh! Da vergass ich selbst mein Buch! Sie geht nochmals eilig nach hinten WALTHER Dies eine Wort, Ihr sagt mir s nicht? Die Silbe, die mein Urteil spricht? Ja oder nein! - ein flücht ger Laut mein Fräulein sagt, entschlossen und hastig seid Ihr schon Braut? MAGDALENE die wieder zurückgekehrt ist und sich vor Walther verneigt Sieh da, Herr Ritter, wie sind wir hochgeehrt mit Evchens Schutze habt Ihr Euch gar beschwert? Darf den Besuch des Helden ich Meister Pogner melden? WALTHER bitter, leidenschaftlich Oh, betrat ich doch nie sein Haus! MAGDALENE Ei, Junker! Was sagt Ihr da aus? In Nürnberg eben nur angekommen, wart Ihr nicht freundlich aufgenommen? Was Küch und Keller, Schrein und Schrank Euch bot, verdient es keinen Dank? EVA Gut Lenchen, ach, das meint er ja nicht. Doch von mir wohl wünscht er Bericht. Wie sag ich s schnell? Versteh ich s doch kaum! Mir ist, als wär ich gar wie im Traum!- Er frägt - ob ich schon Braut? MAGDALENE heftig erschrocken Hilf Gott! Sprich nicht so laut! Jetzt lass uns nach Hause gehn; wenn uns die Leut hier sehn! WALTHER Nicht eh r, bis ich alles weiss! EVA zu Magdalene s ist leer, die Leut sind fort. MAGDALENE Drum eben wird mir heiss! Herr Ritter, an andrem Ort! David tritt aus der Sakristei ein und macht sich darüber her, die, schwarzen Vorhänge zu schliessen WALTHER dringend Nein! Erst dies Wort! EVA bittend zu Magdalene Dies Wort! MAGDALENE die sich bereits umgewendet, erblickt David, hält an und ruft zärtlich für sich David? Ei! David hier? Sie wendet sich wieder zurück, und zu Walther. EVA zu Magdalene Was sag ich? Sag du s mir! MAGDALENE zerstreut, öfter nach David sich umsehend Herr Ritter, was Ihr die Jungfer fragt, das ist so leichtlich nicht gesagt; fürwahr ist Evchen Pogner Braut EVA lebhaft unterbrechend Doch hat noch keiner den Bräut gam erschaut. MAGDALENE Den Bräut gam wohl noch niemand kennt, bis morgen ihn das Gericht ernennt, das dem Meistersinger erteilt den Preis - EVA enthusiastisch Und selbst die Braut ihm reicht das Reis. WALTHER verwundert Dem Meistersinger? EVA bang Seid Ihr das nicht? WALTHER Ein Werbgesang? MAGDALENE Vor Wettgericht. WALTHER Den Preis gewinnt? MAGDALENE Wen die Meister meinen. WALTHER Die Braut dann wählt? EVA sich vergessend Euch oder keinen! Walther wendet sich, in grosser Erregung auf und ab gehend, zur Seite MAGDALENE sehr erschrocken Was, Evchen! Evchen! Bist du von Sinnen? EVA Gut Lene, lass mich den Ritter gewinnen! MAGDALENE Sahst ihn doch gestern zum erstenmal? EVA Das eben schuf mir so schnelle Qual, dass ich schon längst ihn im Bilde sah! Sag, trat er nicht ganz wie David nah? MAGDALENE höchst verwundert Bist du toll? Wie David? EVA Wie David im Bild. MAGDALENE Ach, meinst du den König mit der Harfen und langem Bart in der Meister Schild? EVA Nein! Der, dess Kiesel den Goliath warfen, das Schwert im Gurt, die Schleuder zur Hand, das Haupt von lichten Locken umstrahlt, wie ihn uns Meister Dürer gemalt. MAGDALENE laut seufzend Ach, David! David! DAVID der hinausgegangen und jetzt wieder zurückkommt, ein Lineal im Gürtel und ein grosses Stück weisser Kreide an einer Schnur schwenkend Da bin ich! Wer ruft? MAGDALENE Ach, David! Was Ihr für Unglück schuft! für sich Der liebe Schelm! Wüsst er s noch nicht? laut Ei seht, da hat er uns gar verschlossen? DAVID zärtlich Ins Herz Euch allein! MAGDALENE feurig Das treue Gesicht! Ei sagt! Was treibt Ihr hier für Possen? DAVID Behüt es, Possen? Gar ernste Ding ! Für die Meister hier richt ich den Ring. MAGDALENE Wie? Gäb es ein Singen? DAVID Nur Freiung heut der Lehrling wird da losgesprochen, der nichts wider die Tabulatur verbrochen; Meister wird, wen die Prob nicht reut. MAGDALENE Da wär der Ritter ja am rechten Ort. - Jetzt, Evchen, komm, wir müssen fort. WALTHER schnell sich zu den Frauen wendend Zu Meister Pogner lasst mich euch geleiten. MAGDALENE Erwartet den hier; er ist bald da. Wollt Ihr Evchens Hand erstreiten, rückt Ort und Zeit das Glück Euch nah. Zwei Lehrbuben kommen dazu und tragen Bänke herbei Jetzt eilig von hinnen! WALTHER Was soll ich beginnen? MAGDALENE Lasst David Euch lehren, die Freiung begehren. - Davidchen, hör, mein lieber Gesell, den Ritter hier bewahr mir wohl zur Stell ! Was Fein s aus der Küch bewahr ich für dich; und morgen begehr du noch dreister, wird hier der Junker heut Meister. Sie drängt Eva zum Fortgehen EVA zu Walther Seh ich Euch wieder? WALTHER sehr feurig Heut abend, gewiss! - Was ich will wagen, wie könnt ich s sagen? Neu ist mein Herz, neu mein Sinn, neu ist mir alles, was ich beginn . Eines nur weiss ich, eines begreif ich Mit allen Sinnen Euch zu gewinnen! Ist s mit dem Schwert nicht, muss es gelingen, gilt es als Meister Euch zu ersingen. Für Euch Gut und Blut! Für Euch Dichters heil ger Mut! EVA mit grosser Wärme Mein Herz, sel ger Glut, für Euch liebesheil ge Hut! MAGDALENE Schnell heim, sonst geht s nicht gut! DAVID der Walther verwunderungsvoll gemessen Gleich Meister? Oho! Viel Mut! Magdalene zieht Eva eilig durch die Vorhänge nach sich fort. Walther wirft sich, aufgeregt und brütend, in einen erhöhten kathederartigen Lehnstuhl, den zuvor zwei Lehrbuben von der Wand ab mehr nach der Mitte zu gerückt haben ZWEITE SZENE Noch mehrere Lehrbuben sind eingetreten; sie tragen und stellen Bänke und richten alles zur Sitzung der Meistersinger her ZWEITER LEHRBUBE David, was stehst? ERSTER LEHRBUBE Greif ans Werk! ZWEITER LEHRBUBE Hilf uns richten das Gemerk! DAVID Zu eifrigst war ich vor euch allen; schafft nun für euch hab ander Gefallen! VIER LEHRBUBEN Was der sich dünkt! VIER LEHRBUBEN Der Lehrling Muster! VIER LEHRBUBEN Das macht, weil sein Meister ein Schuster. VIER LEHRBUBEN Beim Leisten sitzt er mit der Feder. VIER LEHRBUBEN Beim Dichten mit Draht und Pfriem. VIER LEHRBUBEN Sein Verse schreibt er auf rohes Leder. ALLE ZWÖLF LEHRBUBEN mit entsprechender Gebärde Das - dächt ich - gerbten wir ihm! Sie machen sich lachend an die fernere Herrichtung DAVID nachdem er den sinnenden Ritter eine Weile betrachtet Fanget an! WALTHER verwundert Was soll s? DAVID noch stärker »Fanget an!« - So ruft der »Merker«. Nun sollt Ihr singen! Wisst Ihr das nicht? WALTHER Wer ist der Merker? DAVID Wisst Ihr das nicht? Wart Ihr noch nie bei ‘nem Sing-Gericht? WALTHER Noch nie, wo die Richter Handwerker! DAVID Seid Ihr ein »Dichter«? WALTHER Wär ich s doch! DAVID Seid Ihr ein »Singer«? WALTHER Wüsst ich s noch! DAVID Doch »Schulfreund« wart Ihr und »Schüler« zuvor? WALTHER Das klingt mir alles fremd vorm Ohr. DAVID Und so gradhin wollt Ihr Meister werden? WALTHER Wie, machte das so grosse Beschwerden? DAVID O Lene! Lene! WALTHER Wie Ihr doch tut! DAVID O Magdalene! WALTHER Ratet mir gut! DAVID setzt sich in Positur Mein Herr, der Singer Meister-Schlag gewinnt sich nicht an einem Tag. In Nüremberg der grösste Meister mich lehrt die Kunst Hans Sachs! Schon voll ein Jahr mich unterweist er, dass ich als Schüler wachs . Schuhmacherei und Poeterei, die lern ich da alleinerlei hab ich das Leder glatt geschlagen, lern ich Vokal und Konsonanz sagen; wichst ich den Draht erst fest und steif, was sich dann reimt, ich wohl begreif! Den Pfriemen schwingend, im Stich die Ahl , was stumpf, was klingend, was Mass, was Zahl - den Leisten im Schurz, was lang, was kurz, was hart, was lind, hell oder blind, was Waisen, was Milben, was Klebsilben, was Pausen, was Körner, was Blumen, was Dörner - das alles lernt ich mit Sorg und Acht. Wie weit nun, meint Ihr, dass ich s gebracht? WALTHER Wohl zu ‘nem Paar recht guter Schuh ? DAVID Ja, dahin hat s noch gute Ruh ! Ein »Bar« hat manch Gesätz und Gebänd ; wer da gleich die rechte Regel fänd , die richt ge Naht und den rechten Draht, mit gutgefügten »Stollen« den Bar recht zu versohlen. Und dann erst kommt der »Abgesang«; dass der nicht kurz und nicht zu lang und auch keinen Reim enthält, der schon im Stollen gestellt. Wer alles das merkt, weiss und kennt, wird doch immer noch nicht »Meister« genennt. WALTHER Hilf Gott! Will ich denn Schuster sein? In die Singkunst lieber führ mich ein. DAVID Ja, hätt ich s nur selbst schon zum »Singer« gebracht! Wer glaubt wohl, was das für Mühe macht? Der Meister Tön und Weisen, gar viel an Nam und Zahl, die starken und die leisen, wer die wüsste allzumal! Der »kurze«, »lang « und »überlang « Ton, die »Schreibpapier«-, »Schwarz-Tinten«-Weis ; der »rote«, »blau « und »grüne« Ton; die »Hageblüh«-, »Strohhalm«-, »Fengel«-Weis ; der »zarte«, der »süsse«, der »Rosen«-Ton; der »kurzen Liebe«, der »vergessne« Ton; die »Rosmarin«-, »Gelbveiglein«-Weis , die »Regenbogen«-, die »Nachtigall« -Weis , die »englische Zinn«-, die »Zimmtröhren«-Weis , »frisch Pomeranzen«-, »grün Lindenblüh«-Weis , die »Frösch «-, die »Kälber«-, die »Stieglitz«-Weis , die »abgeschiedene Vielfrass«-Weis ; der »Lerchen«-, der »Schnecken«-, der »Beller«-Ton, die »Melissenblümlein«-, die »Meiran«-Weis , »Gelblöwenhaut«-, gefühlvoll »treu Pelikan«-Weis , prunkend die »buttglänzende Draht«-Weis ... WALTHER Hilf Himmel! Welch endlos Tönegeleis ! DAVID Das sind nur die Namen nun lernt sie singen, recht, wie die Meister sie gestellt! Jed Wort und Ton muss klärlich klingen, wo steigt die Stimm und wo sie fällt; fangt nicht zu hoch, zu tief nicht an, als es die Stimm erreichen kann; mit dem Atem spart, dass er nicht knappt und gar am End Ihr überschnappt; vor dem Wort mit der Stimme ja nicht summt, nach dem Wort mit dem Mund auch nicht brummt. Nicht ändert an »Blum « und »Koloratur«, jed Zierat fest nach des Meisters Spur. Verwechseltet Ihr, würdet gar irr , verlört Ihr Euch und kämt ins Gewirr wär sonst Euch alles auch gelungen, da hättet Ihr gar »versungen!« Trotz grossem Fleiss und Emsigkeit ich selbst noch bracht es nicht so weit. So oft ich s versuch und ‘s nicht gelingt, die »Knieriem-Schlag«-Weis der Meister mir singt. sanft Wenn dann Jungfer Lene nicht Hilfe weiss, greinend sing ich die »eitel Brot- und Wasser«-Weis ! Nehmt Euch ein Beispiel dran und lasst vom Meister-Wahn! Denn »Singer« und »Dichter« müsst Ihr sein, eh Ihr zum »Meister« kehret ein. VIER LEHRBUBEN während der Arbeit David! WALTHER Wer ist nun Dichter? VIER LEHRBUBEN David! Kommst her? DAVID zu den Lehrbuben Wartet nur, gleich! - schnell wieder zu Walther sich wendend Wer der »Dichter« wär ? Habt Ihr zum »Singer« Euch aufgeschwungen und der Meister Töne richtig gesungen, fügtet Ihr selbst nun Reim und Wort , dass sie genau an Stell und Ort passten zu eines Meisters Ton, dann trügt Ihr den Dichterpreis davon. VIER LEHRBUBEN He, David! Soll man s dem Meister klagen? ALLE LEHRBUBEN Wirst dich bald des/deines Schwatzens entschlagen? DAVID Oho! - Jawohl! Denn helf ich euch nicht, ohne mich wird alles doch falsch gericht t. Er will sich zu ihnen wenden WALTHER ihn zurückhaltend Nur dies noch wer wird »Meister« genannt? DAVID schnell wieder umkehrend Damit, Herr Ritter, ist s so bewandt mit sehr tiefsinniger Miene Der Dichter, der aus eig nem Fleisse zu Wort und Reimen, die er erfand, äusserst zart aus Tönen auch fügt eine neue Weise, der wird als »Meistersinger« erkannt. WALTHER So bleibt mir einzig der Meisterlohn! Muss ich singen, kann s nur gelingen, find ich zum Vers auch den eig nen Ton. DAVID der sich zu den Lehrbuben gewendet Was macht ihr denn da? - Ja, fehl ich beim Werk, verkehrt nur richtet ihr Stuhl und Gemerk! - Er wirft polternd und lärmend die Anordnungen der Lehrbuben in betreff des Gemerkes um Ist denn heut »Singschul «? - Dass ihr s wisst, das kleine Gemerk! - Nur »Freiung« ist! Die Lehrbuben, welche in der Mitte der Bühne ein grösseres Gerüst mit Vorhängen aufgeschlagen hatten, schaffen auf Davids Weisung dies schnell beiseite und stellen dafür ein geringeres Brettergerüst auf; daraufstellen sie einen Stuhl mit einem kleinen Pult davor, daneben eine grosse schwarze Tafel, daran die Kreide am Faden aufgehängt wird; um das Gerüst sind schwarze Vorhänge angebracht, die zunächst hinten und an beiden Seiten, dann auch vorn ganz zusammengezogen werden ALLE LEHRBUBEN während der Herrichtung Aller End ist doch David der Allergescheit st, nach hohen Ehren ganz sicher er geizt ‘s ist Freiung heut; gewiss er freit, als vornehmer »Singer« er schon sich spreizt! Die »Schlag«-Reime fest er inne hat, »Arm-Hunger«-Weise singt er glatt. VIER LEHRBUBEN (1. Tenor) Doch die »harte-Tritt«-Weis , die kennt er am best - ALLE Die trat ihm der Meister hart und fest! Mit der Gebärde zweier Fusstrtte. Sie lachen DAVID Ja, lacht nur zu! Heut bin ich s nicht; ein andrer stellt sich zum Gericht der war nicht Schüler, ist nicht Singer, den Dichter, sagt er, überspring er; denn er ist Junker, und mit einem Sprung er denkt ohne weit re Beschwerden heut hier Meister zu werden. Drum richtet nur fein das Gemerk dem ein! Während die Lehrbuben vollends aufrichten. Dorthin! - Hierher! Die Tafel all die Wand, so dass sie recht dem Merker zur Hand! sich zu Walther um wendend Ja, ja, dem »Merker«! - Wird Euch wohl bang? Vor ihm schon mancher Werber versang. Sieben Fehler gibt er Euch vor, die merkt er mit Kreide dort an; wer über sieben Fehler verlor, hat versungen und ganz vertan! Nun nehmt Euch in acht! Der Merker wacht. Derb in die Hände schlagend Glück auf zum Meistersingen! Mögt Euch das Kränzlein erschwingen! Das Blumenkränzlein aus Seiden fein wird das dem Herrn Ritter beschieden sein? DIE LEHRBUBEN welche zu gleicher Zeit das Gemerk geschlossen haben, fassen sich an und tanzen einen verschlungenen Reigen um dasselbe Das Blumenkränzlein aus Seiden fein, wird das dem Herrn Ritter beschieden sein? Die Lehrbuben fahren sogleich erschrocken auseinander, als die Sakristei aufgeht und Pogner mit Beckmesser eintritt;sie ziehen sich nach hinten zurück All rights reserved © Maria Fujioka Wagner,Richard/Die Meistersinger von Nürnberg+/I-2
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第1幕 第1場 (舞台上には、カタリーナ教会の内部を斜めに切り取った光景が広がっている。身廊は左手奥に伸びているように思われるが、見えるのはその最後列のベンチ席だけである。 前景には、聖歌団席との間に、何もない広い空間があり、後にこの空間は黒いカーテンで身廊と完全に仕切られる。ベンチ席の最後列には、エーファとマクダレーネが腰掛けている。やや離れた場所にはヴァルター・フォン・シュトルツィングが脇の柱にもたれて立ち、エーファに眼差しを注いでいる。エーファは、無言のまま身振りだけだが、何度もその眼差しに向かって振り返る。) 会衆 あなたの元に救世主が訪れて… (ヴァルターは、エーファに対して、切実な恋の問いかけを身振りで表現する) あなたからの洗礼を進んでお受けになり… (エーファは、眼差しと身振りで答えを与えようとするが、またも恥じらって視線を下に落とす) そのお体を犠牲の死に捧げられし時… (ヴァルターは優しい身振りだが、せっつくように) 救世主は我らに救済の約束を与えられ… (エーファは内気にヴァルターを拒みながらも、再び想いを込めて、さっと彼に目を上げる) 我らも洗礼によって浄められた…。 (ヴァルターは天にも昇る気持ち。これ以上ない証拠を得たと、希望にあふれる) 救世主の犠牲にふさわしい者になるために。 (エーファは微笑むが、やがて恥じらって目を落とす。ヴァルターは迫るような身振りだが、急に中断する) 気高き洗礼者ヨハネよ!キリストの先駆者よ…! (ヴァルターはまたも迫るような身振りだが、すぐに柔らかな物腰となり、話をさせてほしいと丁重に申し込むような身振りとなる) 我らを温かく迎え入れよ。あのヨルダン川のほとりにて。 (教会に集った会衆は立ち上がると、出口に向かい、コラールの後奏が流れる中、三々五々教会を後にする。ヴァルターは極度に緊張しながら、今しがた席を立ち、マクダレーネを引き連れて、ゆっくりと自分の方に向かって来るエーファを見つめている。いよいよエーファが傍まで来たのを見ると、ヴァルターはあらん限りの力を振り絞るように教会の通路を駆けて、彼女に向かっていく) ヴァルター (小声だが、炎のように激しく、エーファに) お待ちください!一言だけ!どうか一言だけでも! エーファ (素早くマクダレーネのほうに振り返って) あら、 ハンカチを…!ねえ!まだあそこにあるか見て来てくれる? マクダレーネ 忘れんぼさんね!つまり、探せということね! (マクダレーネは会堂の椅子席へと引き返す) ヴァルター お嬢様!ぶしつけな振舞いをお許しください! ただ一つ知りたいことがあって、 あえてお尋ねせずにはおれなかったのです。 その結果は生か死か?吉と出るか凶と出るか? ああ、ただ一言、お答えください。 お嬢様は… マクダレーネ (戻ってくる) はい、ハンカチよ。 エーファ あら、やだ!ハンカチ用のピンもないわ! マクダレーネ きっとどっかに落っことしたんでしょう? (マクダレーネは探しながら、また引っ込んでいく) ヴァルター 楽しき昼か、死の夜か? 求めるものが得られるのか。 恐ろしいことを耳にしてしまうのか。 お嬢様…どうか… マクダレーネ (また戻ってくる) ピンもありましたよ。 さあ、お嬢さん!ハンカチもピンも戻ったことですし… あら、やだ!今度は私が聖書を忘れてきちゃった! (マクダレーネは慌てて、またも引っ込んでいく) ヴァルター その一言をおっしゃっていただけないのですか? この私への判決となる言葉を。 はいでしょうか、いいえでしょうか!せめてただ一言。 お嬢様、おっしゃってください! (決然と、早口で) お嬢様は、すでに婚約をされておられますか? マクダレーネ (また戻ってきて、ヴァルターにお辞儀をする) これはこれは…騎士様。 何と光栄なことでしょう。 エーファさんのお相手をしていただいたなんて? 勇者様がお越しになることを、 我が主人ポーグナーの耳に入れてもようございますか? ヴァルター (苦々しげに、情熱を込めて) ああ…あの家になど足を踏み入れねば良かった! マクダレーネ おやおや、若様!何をおっしゃられますの? 今しがたニュルンベルクに着いたばかりで、 おもてなしなど受けていないとは言わせませんわ。 料理もお酒も、衣裳もお部屋もご用意しましたわよ。 それなのに、何一つ感謝してもらえないとは? エーファ ああ、違うわ、レーネ!そんなことを話してたんじゃないの。 この方は、私に教えてほしいことがあるんですって。 でも一言で言えばどういうこと?余り理解できなかったわ! まるで夢の中にいるみたい!この方は、 こうお尋ねになったの…私がもう婚約しているのかと。 マクダレーネ (飛び上がらんばかりに驚いて) 何ですって!そんなことを大声で! 早く家に帰りましょう。 ここでは人目についてしまいます! ヴァルター だめです!全て教えていただくまでは! エーファ (マクダレーネに) ここには誰もいないじゃない。みんな帰ってしまったわ。 マクダレーネ だからこそ、こっちはやきもきするんですよ! 騎士様、どうか場所を改めて! (ダーフィトが聖堂の小部屋から出てきて、せっせと黒いカーテンを閉めはじめる) ヴァルター (迫るように) だめです!どうかもう一言! エーファ (マクダレーネに頼み込むように) 一言だけよ! マクダレーネ (すでに背を向けていたが、ダーフィトの姿を認めると、立ち止まり、嬉しそうに歓声を上げる) ダーフィト?あら!ダーフィトじゃない? (マクダレーネはもう一度前方に振り向き、ヴァルターの方に向かう) エーファ (マクダレーネに) どう言えばいいの?あなたから言ってもらえないかしら! マクダレーネ (気もそぞろに、何度もダーフィトへと振り向きながら) 騎士様、あなたがこのお嬢様に尋ねたことは、 簡単に説明できる話ではございません。 確かに、エーファ・ポーグナー様は婚約しておりますが… エーファ (勢い込んで、話に割って入る) 婚約相手を見た人は、まだ誰もいないのよ。 マクダレーネ 相手のことは、まだ誰にも分からない。 明日の朝、マイスタージンガーに賞を与える審査会場で、 初めてその相手が決まるのよ。 エーファ (うっとりと) その方に月桂冠を授けるのは、花嫁であるこの私。 ヴァルター (いぶかしみながら) そのマイスタージンガーとやらに? エーファ (不安そうに) あなたはマイスタージンガーじゃないの? ヴァルター 求婚の歌をだって? マクダレーネ 審査会の場で。 ヴァルター 賞を勝ち取る者とは? マクダレーネ マイスター達の意中の人よ。 ヴァルター でも花嫁ご自身は、どなたを選ぶのです? エーファ (我を忘れて) あなたよ。他に誰がいると言うの!? (ヴァルターは、興奮の余りあちらこちら寄り道しながら、舞台の袖の方へと向かう) マクダレーネ (ひどく驚いて) まあ、エーファ!エーファったら!あなた、正気? エーファ レーネ!あの騎士を私にちょうだい! マクダレーネ でも昨日初めて会ったばかりの人じゃないの。 エーファ 私の胸がこんなに急に苦しくなったのは、 ずっと昔から、絵の中であの方を見ていたからだわ! だって…ねえ?あの方、ダーフィトにそっくりじゃない? マクダレーネ (ひどくいぶかしげに) バカなこと言わないで?ダーフィトにそっくりですって? エーファ 絵の中のダヴィデのことよ。 マクダレーネ ああ…あの竪琴を抱えて、長いひげを生やした、 マイスター達の盾形紋章に描かれている人のことね? エーファ 違うわ!巨人ゴリアテに石つぶてを投げ、 ベルトに剣をはさみ、手には投石器を持ち、 頭の周りに、きらめく巻き毛を輝かせている男の人よ。 絵画の巨匠デューラーが描いているじゃない。 マクダレーネ (大きくため息をついて) ああ…ダーフィト!ダーフィト! ダーフィト (いったん向こうに行ってしまっていたが、また戻って来ると、ベルトに定規をたばさみ、大きな白いチョークを麻紐につなげてぶらぶらさせながら) はい、ぼくだよ!どなた様のお呼びかな? マクダレーネ ああ、ダーフィト!あんた、何て酷いことをするのよ! (独り言で) このやんちゃ小僧ったら!まだ何も知らないのかしら? (大声で) 何よ? あたしたちを、カーテンの中に閉じ込めちゃおうってわけ? ダーフィト (優しく) 君の心の中になら、喜んで閉じ込められるさ! マクダレーネ (激しく) ねえ、あんた!言いなさいよ! ここで、どんな悪戯を仕出かそうと言うの? ダーフィト 何てこった、悪戯だって?至って真面目なことだよ。 マイスター達の審査席の円を作っているのさ。 マクダレーネ 何ですって?歌の会があるってわけ? ダーフィト 今日は、自由課題の試験だけだよ。 試験を受けて、規則に違反しなければ、 徒弟の身分からは解放される。 稽古の成果を裏切らずにこなした者は、マイスターにもなれるというわけさ。 マクダレーネ それなら騎士様は、ちょうど良い所にお出ましというわけね。 さあ、エーファ、行きましょう。もう帰らねばならないわ。 ヴァルター (素早く、エーファとマクダレーネの方へ振り返る) ポーグナー親方の所へ、私も連れて行ってください。 マクダレーネ この場にてお待ちくだされば、もうじき親方は参ります。 あなたがエーファ様の御手を勝ち取ろうというならば、 天の時、地の利が、あなたに幸せをもたらすはず。 (二人の徒弟がやって来て、ベンチを運んでくる) さあ、早く行きましょう! ヴァルター 私はどうすれば? マクダレーネ 試験に受かる方法を、ダーフィトに教えさせますわ。 ねえ、大好きなダーフィト! この騎士様のために一肌脱いでちょうだい! 厨房にあった甘いお菓子をあげるわ。 それに明日は、もっといっぱいおねだりしてもいいのよ… もしも、この若殿が今日にもマイスターになれたらね。 (マクダレーネはエーファをせっついて、立ち去るよう促す) エーファ (ヴァルターに) もう一度お会いできますか? ヴァルター (極めて情熱的に) 今夜中にも…きっと! 私が挑もうとしていることを、どう言い表せば良いのでしょう?心も新た、気持ちも新た、 全てがこれからは新しいのです。 私が知り、理解していることは一つだけ。 想いを尽くして、あなたを手に入れること! 剣の道ならずとも、歌の道で、 マイスターとして必ずあなたを勝ち得てみせましょう。 あなたのために、善なる血潮を! あなたのために、詩人の霊感を! エーファ (極めて熱を帯びて) 心のひと!至福の炎のようなひと! あなたに聖なる愛の神のご加護がありますように! マクダレーネ 早く家に帰らなければ、まずいですわ! ダーフィト (ヴァルターを驚きに満ちて品定めしながら) 今すぐマイスターにだと?いやはや!何という思い上がりだ! (マクダレーネはエーファを急いでカーテンの向こう側に引っ張っていく。興奮の余り呆然としているヴァルターは、二人の徒弟が壁際から中央に引き出してきていた説教壇風の背の高い肘掛け椅子に身を投げる) 第2場 (さらに大勢の徒弟が舞台に現れる。彼らはベンチを数脚運んできて、マイスタージンガー達の着座用に並べていく) 第2の徒弟 ダーフィト、どうしたんだ? 第1の徒弟 仕事をしろよ! 第2の徒弟 審査席の用意を手伝ってくれ! ダーフィト 僕は君たちが来る前に、誰よりも熱心にやったんだから、 今は君たちでやりたまえ。 僕には別の用事があるんだから。 4人の徒弟 思い上がったもんだ! 4人の徒弟 なにせ模範生だからな! 4人の徒弟 何と言っても、あの靴屋が師匠というのは大きいよ。 4人の徒弟 師匠ときたら、靴屋の仕事にも、羽ペンを使い… 4人の徒弟 詩作の際には、糸と針。 4人の徒弟 詩を書き留めるのは、靴皮の上。 12人の徒弟全員 (セリフに合わせた身振りで) できればなめしたいものだ…その靴皮を! (徒弟たちは笑いながら、散り散りに去って行く) ダーフィト (考え事をしている騎士ヴァルターを、しばらく眺めた後) 始めよ! ヴァルター (怪訝そうに) 何を? ダーフィト (さらに大声で) 「始めよ!」と、「審判」が叫んでいるのです。 さあ、歌ってください!知らないとでも? ヴァルター 審判とは、何のことだい? ダーフィト まさかご存知ないのですか?歌の審査会に初めて出るとでも? ヴァルター 初めてだよ…職人が審査員を務めるなんて所はね。 ダーフィト あなたは「詩人」ですか? ヴァルター そうだったらなあ! ダーフィト では「歌い手」ですか? ヴァルター そんなものもあるのか! ダーフィト ですが、あなたは「学友」で、その前は「弟子」だったんでしょう? ヴァルター どれも初めて耳にする言葉だ。 ダーフィト それなのに、いきなりマイスターになろうって言うんですか? ヴァルター へえ…そんなにも難儀なことなのかい? ダーフィト おお…レーネ!レーネ! ヴァルター 君にだってできるんだし! ダーフィト おお…マクダレーネさんよ! ヴァルター 詳しく教えてくれよ! ダーフィト (気取ったように腰掛けて) 騎士殿…マイスター歌手という肩書きは、 一日で名乗れるような甘いものではありません! この私は、ニュルンベルクで最も偉大な師匠である ハンス・ザックスに教えを受けております! それでも1年たっぷり教えを受け、 やっと「弟子」になったばかりなのです。 靴作りと歌作りを、 私はひたすら学びました。 きれいに皮をなめした頃合いに、 母音と子音の歌い方を学び、 糸をきっちり結び合わせた頃に、 ようやく韻の踏み方を理解できたのです! 針で糸を通し、 錐で穴を開けながら、私は学びました。 響かない男性韻とは?響く女性韻とは? 韻律とは何か、音数とは何か、 前掛けに靴型を突っ込んだまま、長い韻とは何か、短い韻とは?硬い韻、柔らかな韻、明らかな韻、見えざる韻とは? みなし子韻とは?ダニとは?接着音節とは? 休止とは?穀粒とは?花とは?棘とは?… こうした全てを、私は丁寧に学んで行ったのです。 どれだけの苦心があったか、お分かりでしょう? ヴァルター それはさぞかし良い靴ができただろうね? ダーフィト ハハッ。ですが、まだ落ち着くには早いですよ! 一つの「詩節」は、いくつかの詩行と繋ぎ目から出来ています。一体誰が、それにふさわしい規則を素早く見つけ、 正しい縫い目と正しい糸を見い出して、その「詩連」を 見事な詩節に繋ぎ合せることができるでしょう。 それができて初めて「後楽節」の出番です。 「後楽節」の要件は、長くも短くもないことに加え、 すでに「前楽節」で使われた韻を、 一つたりとも含んでいないことです。 以上全てをマスターしていても、 まだまだ「マイスター」と名乗るには時期尚早です。 ヴァルター 何だ、それは!それじゃまるで靴屋になるみたいじゃないか? 私が教えてほしいのは歌の技法なのに。 ダーフィト ええ。僕だってせめて「歌手」ぐらいにはなりたいんです! それがどんなに難儀なことか分かりますか? マイスターの調べと節回し… その無数の名称… 強い調べやら、弱い節回しやら、 誰が全てをいっぺんに覚えられるでしょう! 「短い調べ」「長い調べ」「長すぎる調べ」 「筆記用紙の節回し」「黒インキの節回し」 「赤い調べ」「青い調べ」「緑の調べ」 「茨の花の節回し」「麦わらの節回し」「フェンゲルの節回し」「柔らかな調べ」「甘い調べ」「薔薇の調べ」 「短き恋の調べ」「忘れられし調べ」 「ローズマリーの節回し」「においあらせいとうの節回し」 「虹の節回し」「夜鳴き鶯の節回し」 「百日草の節回し」「シナモンの節回し」 「もぎたてオレンジの節回し」「緑の菩提樹の芽の節回し」 「カエルの節回し」「若い雌牛の節回し」「ごしきひわの節回し」「死んだクズリの節回し」 「ひばりの調べ」「かたつむりの調べ」「吠える犬の調べ」 「メリッサの花の節回し」「マヨラナの節回し」 「黄色いライオンの皮の節回し」… (感情を込めて) 「忠実なペリカンの節回し」 (誇示するように) 「色とりどりの糸の節回し」… ヴァルター もう沢山だ!いつ終わるんだ…その調べは! ダーフィト これまでは、たかだか名称だけです。 いよいよ歌い方の学習です。 マイスター達が示してくれた手本通りにね! 声量が大きくなっても、小さくなっても、 全ての言葉と節回しが明晰に聞こえねばなりません。 歌い出しは、高すぎもせず、低すぎもせず、 声が届くところから始めるのです。 息を十分にため、早く飛び出さずに、 最後に声が上ずらないようにするのです。 歌詞の前に声を出してはなりませんが、 歌詞の後で口を震わせてもなりません。 「花」や「コロラトゥーラ」を変えることなく、 あらゆる装飾音は厳格にマイスターの手本に従うのです。 もしも間違えたりしたら、あなたはたちまち混乱し、 迷子になり、滅茶苦茶になります。 それ以外の所でいかにうまく行っていようとも、 たちまち「歌いそこね!」とされてしまいます。 多大な刻苦勉励にもかかわらず、 私自身もそれほど進歩しておりません。 何度試しても上手くこなせないのです… そのたびに師匠からは、「膝にあてがう革紐」を見舞われる。 (やわらかに) ですから、レーネどのの助けさえ得られない時には、 (悔し泣きするように) 私は「パンと水だけ」を歌うのです! こうした実例をじっくり考えて、 マイスターになろうという妄想などは捨ててください! まず「歌手」や「詩人」にならなくては、 「マイスター」にはなれないのですから。 4人の徒弟 (作業しながら) ダーフィト! ヴァルター では、詩人とは何者なんだい? 4人の徒弟 ダーフィト!来いよ! ダーフィト (徒弟たちに向かって) 待ってろ!もうすぐ行くぞ…! (素早くヴァルターに振り返って) 「詩人」が何者かって? もしもあなたが「歌手」にまで登りつめ、 マイスターの調べを正確に口ずさみ、 自ら韻と単語をつなぎ合わせ、 それらを適切な場所に配置して、 マイスターの調べに合わせれば、 詩人の栄誉を受けることになるでしょうよ。 4人の徒弟 おい!ダーフィト!親方に告げ口してもいいのか? 全ての徒弟 とっとと、おしゃべりをやめたらどうだ? ダーフィト そうか!やっぱりな!ぼくが手伝ってやらなけりゃ、 準備が全て滅茶苦茶になっちまうってもんだ。 (徒弟たちの方へ向かおうとする) ヴァルター (ダーフィトを引き止めて) あともう一つだけ聞かせてくれ。 「マイスター」と呼ばれるのはどんな人なんだい? ダーフィト (素早く振り返って) 騎士殿…それでしたらこういうことです。 (非常に思わせぶりな表情で) 心底から湧き出る創意工夫のもとで、 自分自身が発案した単語と韻を駆使して、 (極めて柔らかな声で) 幾多の調べの中から、新たな節回しを生む詩人… そのような 詩人こそが、「マイスタージンガー」と認定されるのです。 ヴァルター ならば今の私に残された道は、マイスターだけだ! どうせ歌わねばならないのなら、 成功への道はただ一つ。 歌詞にふさわしい独自の調べを見つけるまでだ。 ダーフィト (徒弟たちの方を向いて) お前達は何をしてるんだ?…ああ、ぼくがいないばかりに、 審査席と椅子とをあべこべに配置してしまった! (ダーフィトはがみがみ怒鳴りながら、徒弟たちがこしらえた審査席の配置を逆にしていく) 今日は「歌学校」だとでも言うのか?…知っているだろ、 小さ目の審査席で十分!ただの「資格試験」なんだから! (舞台中央に幕付きの大きな足場を組み立てようとしていた徒弟たちは、ダーフィトの指示に従い、慌てて足場を脇によけると、代わりに比較的小さな板張りの足場を据え付ける。さらに椅子を一つ持って来て、その前に小さな書見台を置く。椅子の脇にある大きな黒板には、チョークが紐で結わえつけられている。足場の周りには暗幕が取り付けられ、初めは後ろ側、次に両脇、最後に正面に取り付けられて、完全に目隠しされる。) 全ての徒弟 (作業をしながら) 結局、一番の切れ者はダーフィトってわけか。 野心がギラギラしているもんな。 今日は資格試験だから、 きっとあいつも申し込む気だな。 早くも優れた「歌手」気取りってわけか! 何せ「叩く」の韻は、しっかり身に付けたし、 「ひどい空腹」の節回しも、見事に歌えるんだから。 4人の徒弟(第1テノール) だけども、あいつの十八番は、「きつい足蹴」の節回し… 全ての徒弟 散々きつく親方に蹴られたからねえ! (両脚で蹴る仕草。みんなで大笑いする) ダーフィト ああ、笑うがいいさ!今日の出番はぼくじゃない。 審査を受けるのは別の人さ。 その人は生徒だったこともなければ、歌手でもない。 仰せの所では、詩人なんぞ飛び越していくそうだ。 なぜなら、その人は騎士殿だから、 一足飛びで、余計な苦労はせずに、 今日にもここでマイスターになりたいというわけだ。 だから、せいぜい立派に審査席をこさえてあげてくれ! (徒弟たちが準備を完了させるまでの間に) それはあっちだ!これはこっち!黒板は壁にかけて、 審判の手元にすぐに置けるようにするんだ! (ヴァルターの方を振り向いて) そうそう…その「審判」ですよ!気になりませんか? 審判の前で、すでに多くの挑戦者が歌いそこねました。 ミスの上限数は7回です。 審判はチョークでミスをチェックしますが、 ミスが7回を超えてしまったら、 もう歌いそこねで、全て水の泡です! どうかお気をつけください! 審判が目を光らせていますよ。 (荒々しく手を打ち合せながら) どうかマイスターらしい歌をご披露ください! 花の冠を、見事手に入れてください! 果たして、見事な絹で出来た花冠が、 めでたく騎士殿に与えられるでありましょうか? 徒弟たち (ダーフィトの台詞の間に審査席を仕切っていた徒弟たちは手をつなぎ、審査席を中心にして、入り混じりながら輪舞を踊る) 果たして、見事な絹で出来た花冠が、 めでたく騎士殿に与えられるでありましょうか? (祭具室のドアが開き、ポーグナーがベックメッサーを連れて登場すると、徒弟たちは驚いて散り散りになる。彼らは、舞台後方へと引き下がる) ERSTER AUFZUG ERSTE SZENE Die Bühne stellt das Innere der Katharinenkirche in schrägem Durchschnitt dar. Von dem Hauptschiff, welches links ab dem Hintergrunde zu sich ausdehnend anzunehmen ist, sind nur noch die letzten Reihen der Kirchenstuhlbänke sichtbar. Den Vordergrund nimmt der freie Raum vor dem Chor ein; dieser wird später durch einen schwarzen Vorhang gegen das Schiff zu gänzlich geschlossen. In der letzten Reihe der Kirchenstühle sitzen Eva und Magdalene; Walther von Stolzing steht, in einiger Entfernung, zur Seite an eine Säule gelehnt, die Blicke auf Eva heftend, die sich mit stummem Gebärdenspiel wiederholt zu ihm umkehrt DIE GEMEINDE Da zu dir der Heiland kam,… Walther drückt durch Gebärde eine schmachtende Frage an Eva aus …willig deine Taufe nahm,… Evas Blick und Gebärde sucht zu antworten; doch beschämt schlägt sie das Auge wieder nieder …weihte sich dem Opfertod,… Walther zärtlich, dann dringender …gab er uns des Heils Gebot … Eva, Walther schüchtern abweisend, aber schnell wieder seelenvoll zu ihm aufblickend …dass wir durch ein Tauf uns weih n,… Walther entzückt, höchste Beteuerungen, Hoffnung. …seines Opfers wert zu sein. Eva lächelnd, dann beschämt die Augen senkend. Walther dringend, aber schnell sich unterbrechend Edler Täufer, Christ s Vorläufer!… Walther nimmt die dringende Gebärde wieder auf, mildert sie aber sogleich, um sanft um eine Unterredung zu bitten Nimm uns freundlich an, dort am Fluss Jordan. Die Gemeinde erhebt sich, wendet sich dem Ausgange zu und verlässt unter dem Nachspiel allmählich die Kirche. Walther heftet in höchster Spannung seinen Blick auf Eva, welche ihren Sitz ebenfalls verlässt und, von Magdalene gefolgt, langsam in seine Nähe kommt. Da Walther Eva sich nähern sieht, drängt er sich gewaltsam durch die Kirchgänger zu ihr WALTHER leise, doch feurig zu Eva Verweilt! - Ein Wort! Ein einzig Wort! EVA sich schnell zu Magdalena umwendend Mein Brusttuch…! Schau! Wohl liegt s im Ort? MAGDALENE Vergesslich Kind! Nun heisst es such! Sie kehrt nach den Kirchenstühlen zurück WALTHER Fräulein! Verzeiht der Sitte Bruch! Eines zu wissen, eines zu fragen, was müsst ich nicht zu brechen wagen? Ob Leben oder Tod, ob Segen oder Fluch? Mit einem Worte sei mir s vertraut mein Fräulein sagt - MAGDALENE zurückkommend Hier ist das Tuch. EVA O weh! Die Spange! MAGDALENE Fiel sie wohl ab? Sie geht suchend abermals nach hinten WALTHER Ob Licht und Lust oder Nacht und Tod? Ob ich erfahr, wonach ich verlange, ob ich vernehme, wovor mir graut Mein Fräulein, sagt - MAGDALENE wieder zurückkommend Da ist auch die Spange. Komm, Kind! Nun hast du Spang und Tuch ... O weh! Da vergass ich selbst mein Buch! Sie geht nochmals eilig nach hinten WALTHER Dies eine Wort, Ihr sagt mir s nicht? Die Silbe, die mein Urteil spricht? Ja oder nein! - ein flücht ger Laut mein Fräulein sagt, entschlossen und hastig seid Ihr schon Braut? MAGDALENE die wieder zurückgekehrt ist und sich vor Walther verneigt Sieh da, Herr Ritter, wie sind wir hochgeehrt mit Evchens Schutze habt Ihr Euch gar beschwert? Darf den Besuch des Helden ich Meister Pogner melden? WALTHER bitter, leidenschaftlich Oh, betrat ich doch nie sein Haus! MAGDALENE Ei, Junker! Was sagt Ihr da aus? In Nürnberg eben nur angekommen, wart Ihr nicht freundlich aufgenommen? Was Küch und Keller, Schrein und Schrank Euch bot, verdient es keinen Dank? EVA Gut Lenchen, ach, das meint er ja nicht. Doch von mir wohl wünscht er Bericht. Wie sag ich s schnell? Versteh ich s doch kaum! Mir ist, als wär ich gar wie im Traum!- Er frägt - ob ich schon Braut? MAGDALENE heftig erschrocken Hilf Gott! Sprich nicht so laut! Jetzt lass uns nach Hause gehn; wenn uns die Leut hier sehn! WALTHER Nicht eh r, bis ich alles weiss! EVA zu Magdalene s ist leer, die Leut sind fort. MAGDALENE Drum eben wird mir heiss! Herr Ritter, an andrem Ort! David tritt aus der Sakristei ein und macht sich darüber her, die, schwarzen Vorhänge zu schliessen WALTHER dringend Nein! Erst dies Wort! EVA bittend zu Magdalene Dies Wort! MAGDALENE die sich bereits umgewendet, erblickt David, hält an und ruft zärtlich für sich David? Ei! David hier? Sie wendet sich wieder zurück, und zu Walther. EVA zu Magdalene Was sag ich? Sag du s mir! MAGDALENE zerstreut, öfter nach David sich umsehend Herr Ritter, was Ihr die Jungfer fragt, das ist so leichtlich nicht gesagt; fürwahr ist Evchen Pogner Braut EVA lebhaft unterbrechend Doch hat noch keiner den Bräut gam erschaut. MAGDALENE Den Bräut gam wohl noch niemand kennt, bis morgen ihn das Gericht ernennt, das dem Meistersinger erteilt den Preis - EVA enthusiastisch Und selbst die Braut ihm reicht das Reis. WALTHER verwundert Dem Meistersinger? EVA bang Seid Ihr das nicht? WALTHER Ein Werbgesang? MAGDALENE Vor Wettgericht. WALTHER Den Preis gewinnt? MAGDALENE Wen die Meister meinen. WALTHER Die Braut dann wählt? EVA sich vergessend Euch oder keinen! Walther wendet sich, in grosser Erregung auf und ab gehend, zur Seite MAGDALENE sehr erschrocken Was, Evchen! Evchen! Bist du von Sinnen? EVA Gut Lene, lass mich den Ritter gewinnen! MAGDALENE Sahst ihn doch gestern zum erstenmal? EVA Das eben schuf mir so schnelle Qual, dass ich schon längst ihn im Bilde sah! Sag, trat er nicht ganz wie David nah? MAGDALENE höchst verwundert Bist du toll? Wie David? EVA Wie David im Bild. MAGDALENE Ach, meinst du den König mit der Harfen und langem Bart in der Meister Schild? EVA Nein! Der, dess Kiesel den Goliath warfen, das Schwert im Gurt, die Schleuder zur Hand, das Haupt von lichten Locken umstrahlt, wie ihn uns Meister Dürer gemalt. MAGDALENE laut seufzend Ach, David! David! DAVID der hinausgegangen und jetzt wieder zurückkommt, ein Lineal im Gürtel und ein grosses Stück weisser Kreide an einer Schnur schwenkend Da bin ich! Wer ruft? MAGDALENE Ach, David! Was Ihr für Unglück schuft! für sich Der liebe Schelm! Wüsst er s noch nicht? laut Ei seht, da hat er uns gar verschlossen? DAVID zärtlich Ins Herz Euch allein! MAGDALENE feurig Das treue Gesicht! Ei sagt! Was treibt Ihr hier für Possen? DAVID Behüt es, Possen? Gar ernste Ding ! Für die Meister hier richt ich den Ring. MAGDALENE Wie? Gäb es ein Singen? DAVID Nur Freiung heut der Lehrling wird da losgesprochen, der nichts wider die Tabulatur verbrochen; Meister wird, wen die Prob nicht reut. MAGDALENE Da wär der Ritter ja am rechten Ort. - Jetzt, Evchen, komm, wir müssen fort. WALTHER schnell sich zu den Frauen wendend Zu Meister Pogner lasst mich euch geleiten. MAGDALENE Erwartet den hier; er ist bald da. Wollt Ihr Evchens Hand erstreiten, rückt Ort und Zeit das Glück Euch nah. Zwei Lehrbuben kommen dazu und tragen Bänke herbei Jetzt eilig von hinnen! WALTHER Was soll ich beginnen? MAGDALENE Lasst David Euch lehren, die Freiung begehren. - Davidchen, hör, mein lieber Gesell, den Ritter hier bewahr mir wohl zur Stell ! Was Fein s aus der Küch bewahr ich für dich; und morgen begehr du noch dreister, wird hier der Junker heut Meister. Sie drängt Eva zum Fortgehen EVA zu Walther Seh ich Euch wieder? WALTHER sehr feurig Heut abend, gewiss! - Was ich will wagen, wie könnt ich s sagen? Neu ist mein Herz, neu mein Sinn, neu ist mir alles, was ich beginn . Eines nur weiss ich, eines begreif ich Mit allen Sinnen Euch zu gewinnen! Ist s mit dem Schwert nicht, muss es gelingen, gilt es als Meister Euch zu ersingen. Für Euch Gut und Blut! Für Euch Dichters heil ger Mut! EVA mit grosser Wärme Mein Herz, sel ger Glut, für Euch liebesheil ge Hut! MAGDALENE Schnell heim, sonst geht s nicht gut! DAVID der Walther verwunderungsvoll gemessen Gleich Meister? Oho! Viel Mut! Magdalene zieht Eva eilig durch die Vorhänge nach sich fort. Walther wirft sich, aufgeregt und brütend, in einen erhöhten kathederartigen Lehnstuhl, den zuvor zwei Lehrbuben von der Wand ab mehr nach der Mitte zu gerückt haben ZWEITE SZENE Noch mehrere Lehrbuben sind eingetreten; sie tragen und stellen Bänke und richten alles zur Sitzung der Meistersinger her ZWEITER LEHRBUBE David, was stehst? ERSTER LEHRBUBE Greif ans Werk! ZWEITER LEHRBUBE Hilf uns richten das Gemerk! DAVID Zu eifrigst war ich vor euch allen; schafft nun für euch hab ander Gefallen! VIER LEHRBUBEN Was der sich dünkt! VIER LEHRBUBEN Der Lehrling Muster! VIER LEHRBUBEN Das macht, weil sein Meister ein Schuster. VIER LEHRBUBEN Beim Leisten sitzt er mit der Feder. VIER LEHRBUBEN Beim Dichten mit Draht und Pfriem. VIER LEHRBUBEN Sein Verse schreibt er auf rohes Leder. ALLE ZWÖLF LEHRBUBEN mit entsprechender Gebärde Das - dächt ich - gerbten wir ihm! Sie machen sich lachend an die fernere Herrichtung DAVID nachdem er den sinnenden Ritter eine Weile betrachtet Fanget an! WALTHER verwundert Was soll s? DAVID noch stärker »Fanget an!« - So ruft der »Merker«. Nun sollt Ihr singen! Wisst Ihr das nicht? WALTHER Wer ist der Merker? DAVID Wisst Ihr das nicht? Wart Ihr noch nie bei ‘nem Sing-Gericht? WALTHER Noch nie, wo die Richter Handwerker! DAVID Seid Ihr ein »Dichter«? WALTHER Wär ich s doch! DAVID Seid Ihr ein »Singer«? WALTHER Wüsst ich s noch! DAVID Doch »Schulfreund« wart Ihr und »Schüler« zuvor? WALTHER Das klingt mir alles fremd vorm Ohr. DAVID Und so gradhin wollt Ihr Meister werden? WALTHER Wie, machte das so grosse Beschwerden? DAVID O Lene! Lene! WALTHER Wie Ihr doch tut! DAVID O Magdalene! WALTHER Ratet mir gut! DAVID setzt sich in Positur Mein Herr, der Singer Meister-Schlag gewinnt sich nicht an einem Tag. In Nüremberg der grösste Meister mich lehrt die Kunst Hans Sachs! Schon voll ein Jahr mich unterweist er, dass ich als Schüler wachs . Schuhmacherei und Poeterei, die lern ich da alleinerlei hab ich das Leder glatt geschlagen, lern ich Vokal und Konsonanz sagen; wichst ich den Draht erst fest und steif, was sich dann reimt, ich wohl begreif! Den Pfriemen schwingend, im Stich die Ahl , was stumpf, was klingend, was Mass, was Zahl - den Leisten im Schurz, was lang, was kurz, was hart, was lind, hell oder blind, was Waisen, was Milben, was Klebsilben, was Pausen, was Körner, was Blumen, was Dörner - das alles lernt ich mit Sorg und Acht. Wie weit nun, meint Ihr, dass ich s gebracht? WALTHER Wohl zu ‘nem Paar recht guter Schuh ? DAVID Ja, dahin hat s noch gute Ruh ! Ein »Bar« hat manch Gesätz und Gebänd ; wer da gleich die rechte Regel fänd , die richt ge Naht und den rechten Draht, mit gutgefügten »Stollen« den Bar recht zu versohlen. Und dann erst kommt der »Abgesang«; dass der nicht kurz und nicht zu lang und auch keinen Reim enthält, der schon im Stollen gestellt. Wer alles das merkt, weiss und kennt, wird doch immer noch nicht »Meister« genennt. WALTHER Hilf Gott! Will ich denn Schuster sein? In die Singkunst lieber führ mich ein. DAVID Ja, hätt ich s nur selbst schon zum »Singer« gebracht! Wer glaubt wohl, was das für Mühe macht? Der Meister Tön und Weisen, gar viel an Nam und Zahl, die starken und die leisen, wer die wüsste allzumal! Der »kurze«, »lang « und »überlang « Ton, die »Schreibpapier«-, »Schwarz-Tinten«-Weis ; der »rote«, »blau « und »grüne« Ton; die »Hageblüh«-, »Strohhalm«-, »Fengel«-Weis ; der »zarte«, der »süsse«, der »Rosen«-Ton; der »kurzen Liebe«, der »vergessne« Ton; die »Rosmarin«-, »Gelbveiglein«-Weis , die »Regenbogen«-, die »Nachtigall« -Weis , die »englische Zinn«-, die »Zimmtröhren«-Weis , »frisch Pomeranzen«-, »grün Lindenblüh«-Weis , die »Frösch «-, die »Kälber«-, die »Stieglitz«-Weis , die »abgeschiedene Vielfrass«-Weis ; der »Lerchen«-, der »Schnecken«-, der »Beller«-Ton, die »Melissenblümlein«-, die »Meiran«-Weis , »Gelblöwenhaut«-, gefühlvoll »treu Pelikan«-Weis , prunkend die »buttglänzende Draht«-Weis ... WALTHER Hilf Himmel! Welch endlos Tönegeleis ! DAVID Das sind nur die Namen nun lernt sie singen, recht, wie die Meister sie gestellt! Jed Wort und Ton muss klärlich klingen, wo steigt die Stimm und wo sie fällt; fangt nicht zu hoch, zu tief nicht an, als es die Stimm erreichen kann; mit dem Atem spart, dass er nicht knappt und gar am End Ihr überschnappt; vor dem Wort mit der Stimme ja nicht summt, nach dem Wort mit dem Mund auch nicht brummt. Nicht ändert an »Blum « und »Koloratur«, jed Zierat fest nach des Meisters Spur. Verwechseltet Ihr, würdet gar irr , verlört Ihr Euch und kämt ins Gewirr wär sonst Euch alles auch gelungen, da hättet Ihr gar »versungen!« Trotz grossem Fleiss und Emsigkeit ich selbst noch bracht es nicht so weit. So oft ich s versuch und ‘s nicht gelingt, die »Knieriem-Schlag«-Weis der Meister mir singt. sanft Wenn dann Jungfer Lene nicht Hilfe weiss, greinend sing ich die »eitel Brot- und Wasser«-Weis ! Nehmt Euch ein Beispiel dran und lasst vom Meister-Wahn! Denn »Singer« und »Dichter« müsst Ihr sein, eh Ihr zum »Meister« kehret ein. VIER LEHRBUBEN während der Arbeit David! WALTHER Wer ist nun Dichter? VIER LEHRBUBEN David! Kommst her? DAVID zu den Lehrbuben Wartet nur, gleich! - schnell wieder zu Walther sich wendend Wer der »Dichter« wär ? Habt Ihr zum »Singer« Euch aufgeschwungen und der Meister Töne richtig gesungen, fügtet Ihr selbst nun Reim und Wort , dass sie genau an Stell und Ort passten zu eines Meisters Ton, dann trügt Ihr den Dichterpreis davon. VIER LEHRBUBEN He, David! Soll man s dem Meister klagen? ALLE LEHRBUBEN Wirst dich bald des/deines Schwatzens entschlagen? DAVID Oho! - Jawohl! Denn helf ich euch nicht, ohne mich wird alles doch falsch gericht t. Er will sich zu ihnen wenden WALTHER ihn zurückhaltend Nur dies noch wer wird »Meister« genannt? DAVID schnell wieder umkehrend Damit, Herr Ritter, ist s so bewandt mit sehr tiefsinniger Miene Der Dichter, der aus eig nem Fleisse zu Wort und Reimen, die er erfand, äusserst zart aus Tönen auch fügt eine neue Weise, der wird als »Meistersinger« erkannt. WALTHER So bleibt mir einzig der Meisterlohn! Muss ich singen, kann s nur gelingen, find ich zum Vers auch den eig nen Ton. DAVID der sich zu den Lehrbuben gewendet Was macht ihr denn da? - Ja, fehl ich beim Werk, verkehrt nur richtet ihr Stuhl und Gemerk! - Er wirft polternd und lärmend die Anordnungen der Lehrbuben in betreff des Gemerkes um Ist denn heut »Singschul «? - Dass ihr s wisst, das kleine Gemerk! - Nur »Freiung« ist! Die Lehrbuben, welche in der Mitte der Bühne ein grösseres Gerüst mit Vorhängen aufgeschlagen hatten, schaffen auf Davids Weisung dies schnell beiseite und stellen dafür ein geringeres Brettergerüst auf; daraufstellen sie einen Stuhl mit einem kleinen Pult davor, daneben eine grosse schwarze Tafel, daran die Kreide am Faden aufgehängt wird; um das Gerüst sind schwarze Vorhänge angebracht, die zunächst hinten und an beiden Seiten, dann auch vorn ganz zusammengezogen werden ALLE LEHRBUBEN während der Herrichtung Aller End ist doch David der Allergescheit st, nach hohen Ehren ganz sicher er geizt ‘s ist Freiung heut; gewiss er freit, als vornehmer »Singer« er schon sich spreizt! Die »Schlag«-Reime fest er inne hat, »Arm-Hunger«-Weise singt er glatt. VIER LEHRBUBEN (1. Tenor) Doch die »harte-Tritt«-Weis , die kennt er am best - ALLE Die trat ihm der Meister hart und fest! Mit der Gebärde zweier Fusstrtte. Sie lachen DAVID Ja, lacht nur zu! Heut bin ich s nicht; ein andrer stellt sich zum Gericht der war nicht Schüler, ist nicht Singer, den Dichter, sagt er, überspring er; denn er ist Junker, und mit einem Sprung er denkt ohne weit re Beschwerden heut hier Meister zu werden. Drum richtet nur fein das Gemerk dem ein! Während die Lehrbuben vollends aufrichten. Dorthin! - Hierher! Die Tafel all die Wand, so dass sie recht dem Merker zur Hand! sich zu Walther um wendend Ja, ja, dem »Merker«! - Wird Euch wohl bang? Vor ihm schon mancher Werber versang. Sieben Fehler gibt er Euch vor, die merkt er mit Kreide dort an; wer über sieben Fehler verlor, hat versungen und ganz vertan! Nun nehmt Euch in acht! Der Merker wacht. Derb in die Hände schlagend Glück auf zum Meistersingen! Mögt Euch das Kränzlein erschwingen! Das Blumenkränzlein aus Seiden fein wird das dem Herrn Ritter beschieden sein? DIE LEHRBUBEN welche zu gleicher Zeit das Gemerk geschlossen haben, fassen sich an und tanzen einen verschlungenen Reigen um dasselbe Das Blumenkränzlein aus Seiden fein, wird das dem Herrn Ritter beschieden sein? Die Lehrbuben fahren sogleich erschrocken auseinander, als die Sakristei aufgeht und Pogner mit Beckmesser eintritt;sie ziehen sich nach hinten zurück この日本語テキストは、 クリエイティブ・コモンズ・ライセンス の下でライセンスされています。@wagnerianchan Wagner,Richard/Die Meistersinger von Nürnberg/I-2
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第1幕 (皇帝の庭園上の平らなバルコニーの上) (その横には各部屋への入口が弱く照らし出されている) 乳母 (闇の中でうずくまりながら) 光が湖に・・・ 輝きながら消えて行く・・・ 鳥のように早く・・・! 夜の頂(いただき)が 上から明るくなっていく・・・ 火の手が あたしを捕まえに来る・・・ さては、ご主人さまですか? 御覧下さい! 私はお嬢様の面倒を見ております! こんな心労と苦痛の夜中でも。 使者 (暗闇から現れて、鎧をまとい、青い光に取り巻かれながら) 主ではないぞ。 カイコバート様ではない。 ただの使者だ! これまでも11人の使者が お前を訪れただろう。 月が替わるごと新たな使者が来たはずだ。 もはや12番目の月も落ちた・・・ だから12番目の使者が来たのだ。 乳母 (不安げに) あんたなんか見たことないわ。 使者 (厳しい口調で) よかろう。 来たからには、尋ねるぞ。 お嬢さまは、影をつくったか? なにっ、何てやつだ! 我々全員にとっても災いだ! 乳母 (勝ち誇ったように、しかしくぐもった声で) 影なんぞ!神々の名にかけて! 影なんぞ!影なんぞ! お嬢さまの体は 光が通り抜けて行く。 まるで、ガラスのようにね。 使者 (陰鬱に) お前を取り巻く孤独は、 あの子を守るためのもの。 黒い水が 小島を取り巻くように。 七つの月の峰が 湖畔を取り巻いている・・・ この雌犬め!それなのに、 宝を盗まれたままにしておくとは! 乳母 母親譲りよ! あの子の 人間になりたいという 激しい欲求は! 大失敗よ! 父親があの子に 変身する力をあげたのは! あたしが鳥を追って 飛べるわけ無いじゃない? あたしが、あのガゼルを 手で捕まえられるはずないじゃない!? 使者 お嬢さまに会わせてくれ! 乳母 (小声で) 独り身じゃないのよ・・・ あの男が、傍にいるわ。 この12か月の間、 あの男が、お嬢様を求めない日は 一夜たりと無かった! あの男は、狩人よ。 そして、恋に狂った男。 それ以外の何者だというの!? 最初の晩は、 恥ずかしそうに忍び出てきた。 でも、星がまたたく頃になると、 なんてこと!また戻って来たわ! あの男の夜が、お嬢様の昼で、 あの男の昼が、お嬢様の夜になったのよ・・・ 使者 (きわめて、きっぱりと) 12か月間、 あの男のものだったのだろう! だが、それもあと たった3日の話だ! 3日過ぎれば・・・ 父親の腕に 戻るほかない。 乳母 (嬉しさを押し隠すように) 私も一緒にまいります! ああ、きっといい日になるわ! でも、あの男はどうなるの? 使者 石にされるのさ! 乳母 石になる! さすがは、カイコバート様。 おおせに従います! 使者 (姿を消しながら) お嬢さまを守るのだ! あと3日だ!忘れるな! 皇帝 (部屋の扉に入りながら) 乳母よ!起きておるか? 乳母 起きて、控えておりまする。 雌犬のごとく、 お部屋の入口に! 皇帝 (部屋に入って来る。若い美男子。狩の衣裳で) (舞台はやや明るくなってくる) そのまま見張れ! 私が呼ぶまで! 姫は寝ている。 私は狩りに行く。 私が行くのは、 あの月の峰。 犬を放つぞ、 あの黒い水面に。 昔、私が、姫を見つけた所だ。 あの時、姫は、 白いガゼルのなりをして、 影もないのに、 私の心に火をつけた。 全ては神の思し召しだ・・・ 今日、私の赤い鷹を見つけられるかは! あの時、私のために愛する姫を捕まえてくれたのは あの鷹なのだ! あの時、姫は風のように、 私のもとから走り去り、 私を嘲り笑い、 私の愛馬も 音を上げようという時だった。 その時、あの鷹が 白いガゼルへ飛んで行き、 その眼光をかいくぐり、 あの可愛い目を 翼で打ったのだ! すると、ガゼルは、つんのめったので、 私は、槍をさっと抜き出し、 それを押さえた。 するとどうだ。恐怖に脅える 獣の体から千切れ出たかのように、 一人の女が 私の腕に絡みついてきた・・・! ああ、あの鷹にもう一度会いたいものだ! どんなに褒めてやりたいことか・・・! あの赤い鷹! それというのも、私は、あの鷹に罪深いことをした。 あの最初の陶酔のときだった。 ガゼルが妻になった時、 鷹への怒りが 私をとらえた。 あの鷹は、 姫の額に止まろうとし、 あの可愛い光る眼を 打とうとしたではないか! 激怒に駆られ、 私は短刀をつかむと あの鳥に放り投げた。 刀が当たると、 血が下にこぼれ落ちたのだ。 あの鷹の眼差し・・・忘れられない! 乳母 (様子をうかがいながら) 殿。さような狩りに 行かれるのなら・・・ さぞ、幾晩もご不在なのでしょうね? 皇帝 そうさな。 3日は戻って来ないかも知れぬ! お前は、姫をお守りし、 姫に伝えるがいい。私が狩りに出たことを・・・ 姫のためなのだ。 そう、姫のための狩りなのだ! 犬と鷹を駆って 私が捕えるもの・・・ 槍と弓矢により 私が手に入れるもの・・・ みんな姫のための獲物なのだ! そう・・・私の心にとって、 目にとって、 手にとって、 胸にとって、 私の狩の獲物は、 あの姫その人なのだ! 永遠に変わることなく! (急いで退場) (朝の薄明かりが次第に強まっていき、 鳥の歌声が聞こえて来る) 乳母 (それまでの間少しずつ皇帝の周りに集まって来ていた数名の侍従たちに) 出て行きなさい! 私は姫様と話すのです! お前たちが姫様の目に触れてはなりません! (侍従たちは立ち上がり、音も無く退場) 皇妃 (自分の部屋から出て来て) あなた・・・行ってしまうなら、 なぜ私をこんなに早く起こすのですか? まだ寝かせておいていただければ! もしかしたなら、 昔に帰る夢を見て、 小鳥の軽い体の中や、 若くて白いガゼルの気持ちに なっていたかもしれません! ああ!もう変身できないとは! ああ!お守りを失ってしまったとは・・・ あの最初の陶酔の瞬間に! よほど、あの時の かりそめの獣の姿でいたかったわ。 でも、あの人の鷹の群れが 襲いかかって・・・ああ! 頭上に群れて・・・ああ! そのうちの 一羽の鷹が ああ・・・飛び去って行ったわ! おお・・・見てよ。 あの赤い鷹・・・ 昔、私を 翼で打ったわ・・・ そうよ・・・あの鷹よ! おお、歓喜の昼間・・・ あの人と あたしのための昼間! あたしたちの おともだちの鷹。 ようこそ、 きれいな鳥・・・ 勇敢な狩人! あたしたちを許したなら、 戻っておいで。 ほら、御覧なさい、 あんなに胸をはって! あの枝の上にいるわ・・・ そんな目であたしを見つめて・・・ 翼からは 血のしずく。 目からは 涙がこぼれ出て! 鷹よ!鷹よ! なんでそんなに泣いてるの? 鷹の声 (嘆くように) どうして泣かずにおれましょう? どうして泣かずにおれましょう? 女は、影を地に投げず、 ミカドは、石にされるとは! 皇妃 最初の陶酔の時に、 あたしが失くした あのお守り。 そこには呪いが 刻まれていた・・・ 昔は解読できたのに、 今では忘れられている。 ああ、あの呪いが戻って来たのね・・・ 鷹の声 女は、影を地に投げず、 ミカドは、石にされるとは! どうして泣かずにおれましょう? 乳母 (声をくぐもらせながら繰り返す) 女は、影を地に投げず・・・! 皇妃 ミカドは、石にされるとは! (感情を爆発させて) 乳母よ。いったい どこで影を探せばいいの? 乳母 (声をくぐもらせて) あの殿は、不遜にも、 姫君を ご自分の同類にしようとしたのです・・・ ですが、それまでの 期限は切られておりました。 姫の心の結び目を あの方は、ほどくことができなかった。 ゆえに、姫君は、「まだ生まれぬ命」を お腹に宿さず、 影を投げることもありませんでした。 あの殿には当然の報いでございます! 皇妃 ひどいわ!お父さま! お父様の手は 子供の私に重たくのしかかる。 でも、他の子供よりも あたし、よっぽど強い女よ! 乳母よ。きっと お前は知ってるわよね。 そのための手段を。 お前が知らないことは何もなく、 何一つとして、困難は無い。 影をあたしに与えてよ! かわいい我が子に手を貸して! (乳母の前にひざまずく) 乳母 (厳しい口調で) 呪文がかけられ、 誓いはなされたのです。 いくら全能の者達の名を 証人に呼ぼうが、 それに従うのが あなたのつとめ! (皇妃の力強い視線に負けて、どもりながら) 影をつくるためには・・・ あるいは、ひょっとして、 影を付けることはできるかも・・・。 ご自分で、 取りに行かねばなりませんが。 それがどこであっても、知りたいのですか? 皇妃 どこであろうが、 そこへ行く道を教えなさい。 そして、お前も一緒に来なさい! 乳母 (小声で、身の毛もよだつように) 人間達のところですよ! ぞっとしませんか? 人いきれなんて、 あたしたちには、 死の空気ですよ。 この清浄な家でさえ、あたし達には、 さびた鉄のにおい、 こごった血のにおい、 古い死体のにおいがいたします! たとえ、この家が、 星座に向かってそびえ、 はじける噴水を吹き上げ、 天国のように豊かな 清浄さに包まれていようとも! なのに、ここから、 さらに深く下りて行くなんて! あいつらと交わり、 いっしょに住み、 いっしょに働き、 会話をかわし、 息と息をからめ、 その意に沿って動き、 あいつらの悪さを身につけ、 バカな奴らにぺこぺこし、 仕えたりしなけりゃならないなんて! ぞっとしないんですか? 皇妃 (きわめてきっぱりと、大声で) 影がほしいわ! (大きく跳躍して) 一日がはじまる! 連れてって・・・ 行きたいの! (ぼんやりとした明け方の光) 乳母 一日がはじまるわ・・・。 人間の一日が。 におってきませんか? もう震えてるんじゃないですか? あれが太陽・・・ あいつらは、あれで影を投げる! 風は、裏切り者・・・ 忍び足でやってきて、 あいつらの住みかへと 吹き寄せる。 あいつらの髪の毛を 逆立てながら! (徐々に、曙光が射し込む) (嘲りと軽蔑に満ちて) これが一日。 人間の一日・・・ ひどい大混乱、 がつがつと、意味も無く、 歓びも知らずに 永久に探し求めてばかり! (憎しみに満ちて、粗野に) 顔はたくさんあれど、 いい表情なんて、一つも無い・・・ 目は見えているけれど、 いい眼差しなんて、どこにもない・・・ バカづらをした、体の曲がった奴ら。 カエルみたいだわ。クモかしら・・・ あたしたちから見れば、 笑うべき生き物よ! あんな奴らのことを どうやって理解しろって言うんです? あいつらの家に入って、 その家の中で あいつらに悪さをする・・・ そんなことが、あたしの仕事でしょうか! あいつらの心は、泥棒の心よ・・・ ならば、あたしだって、 人の心を売ってやる! 詐欺師の中でも一番の 女詐欺師になってやるわ! おばちゃんとも、母ちゃんとも、 勝手に呼ぶがいい! 息子と娘を 養子にいっぱいもらってやる。 害虫みたいに、あたしに群がるがいいさ! さあ、お待ちあれ!楽しいものを見せるから! 皇妃 (乳母には気を留めずに) ああ、いやだわ。 何て気持ち悪い! どんな運命に 引きずり落とされていくの? 乳母 (体をぴったりと寄せて) 震えてるんですか? 願ったことを悔いてるんですか? やっぱりここにいようと言うんですか? 影なんかほうっておきましょうか? 皇妃 もちろん、身の毛もよだつほどよ。 それでも、 私の心では、 気持ちが、私に命ずるの。 心に恐れていることをなせ!と。 いまや、 そのほかのことは、 する価値のあることとは 思えない! 一緒に行くのよ! (曙の光が舞台全面を赤々と照らし出す) 乳母 それではご一緒に! よくぞ、案内人に私を お選びいただきました。 お嬢さま・・・可愛い方、 お待ちあれ、お待ちを! あいつらの屋根目がけ、 羽ばたく術を心得ておりますから。 煙突をくぐっていく道を 存じておりまする。 そして、あいつらの 曲がりくねった心の小道も、 桟道も、谷間も、 十分存じておりまする。 (二人は、人間界の深淵へと身を沈め、オーケストラがその地上への旅を描写する) (舞台のセカンドカーテンがさっと閉じられる) (舞台転換) (染物屋の家の中。がらんとした一室に、作業場と住まいがある。舞台左手後方にはベッドがあり、右手後方には出入り口のドアが一つだけある。舞台前方には、東洋風のみすぼらしいかまどがある。あちこちに、染められた布が竿に干されてぶらさがっている。長方形の水槽、大きな桶、鎖でぶらさがっているヤカン、大きな柄杓、攪拌用の竿、すりつぶし用の乳鉢、手回しのすりつぶし器が置いてある。 乾燥した草花は、束になってぶらさがっているかと思うと、別の所では壁に沿って積みあげられたりしている。黄褐色の地べたには、染料が水たまりのようになっており、部屋のあちらこちらに、濃い青や濃い黄色のしみがついている。) (幕が上がると、「片目の男」が「片腕の男」の首を絞めている。若い「腰の曲がった男」が「片目の男」を引き離そうとしている。染物屋バラクの妻が後ろからやって来て、全員に水をぶっかけようと大桶の方へと向かう) 片目の男 (組み伏せた男を殴りながら) 泥棒め!これでもくらえ! 満足するまで、くらいやがれ! 片腕の男 (下から、ぜいぜい言いながら) 誰かこいつを引き離してくれ! 犬っころめ!人殺し野郎! 腰の曲がった男 助けてくれ!誰か! 絞め殺しあっている! バラクの妻 (水をバシャッと振りかけて) 恥知らず達め! 犬ころみたいに野垂れ死ぬがいい! (三人兄弟は、バラクの妻の行動により、起き上がって離れ離れになる。そのあと地べたにしゃがみながら、バラクの妻をののしる) 片目の男 バカにするんじゃねえ!よそもの女め! 物乞いの娘め!何様だと言うんだ? 俺たちゃ13人兄弟の子供だったが、 やって来た貧乏人に出す料理は、 いつも脂が乗って、湯気を立てていたぜ! 腰の曲がった男 美人さんよ、何だって俺らに手出しするんだ。 それぐらいなら、もっと兄貴にいいことをしてやれよ! 片腕の男 ほっとけ、みんな、女ごときに! (ちょうどその時、染物師バラクがドアから入って来る) バラクの妻 こいつらを、この家から追い出して! ねえ、追い出してよ! さもなきゃ、あんたのとこなんか、もういられない! バラク (落ち着いて) お前ら、出て行ってくれ! すすがねばならない布が 10個のかごに一杯なんだ。 ここに何の用があるんだ? (3人兄弟は出て行く) (バラクは、色の付いた動物の皮を重ね合わせて、うず高く積み上げる) バラクの妻 あの男達を出入り禁止にして! 永久によ。 さもなくば、私が出て行くわ。 それで分かるわ。 あんたにとってのあたしの価値が。 バラク (作業し続けながら) ここにある食べ物で あいつらは飢えをいやしているんだ。 この父親ゆずりの家以外のどこに 泊まれると言うんだ? (妻は、怒って、黙りこむ) (バラクは、前と同じように目を上げずに) あいつらにも子供の時代があったんだ・・・ かがやく両眼、まっすぐな両腕、 しゃんとした背骨をしてたっけ。 あいつらの成長を見続けてきたんだ。 この父親ゆずりの家でな。 バラクの妻 (バラクを嘲って) 13人の子がいても、 料理は脂が乗って、 湯気を立てている・・・ もう一人、物乞いが来たとしても、 誰でも受け入れてやる、ですって! (両手で耳をふさいで) バラク (ロープを持ってきて、袋の口をしばると、作業を中断して妻を見る) 13人の食事とやらが 必要ならば、 この俺の手で 作ってやるよ! (立ち上がり、妻にぴったり寄り添いながら) 俺に子供を授けてくれないか? 夕食の食卓を囲む子供たちを。 誰にもお腹を空かせたりはさせないよ。 むしろ、その子たちの食欲を褒めてやるのさ。 そして、子供たちの空腹を満たすために、 俺が食事の注文を受けたことに、 心の底から礼を言うのさ。 (近付いてきて、そっと妻の体に触る) いつ、お前は、俺に 子供を産んでくれるんだい? (妻は後ろを向いていたが、バラクに触れられると、その手を振り払う) バラク (気を悪くしたりはせず、穏やかに) おい。ここにいるのは、お前の夫だぞ。 触れることすらできないのかい? バラクの妻 (バラクのほうを見ずに) ここにいるのは私の夫。そうよ、夫よ。 知っているわよ。どういうことか。 ここに売り払われたのも、それを思い知るためよ。 この家にかこわれて、 保護され、餌を与えられてるのも、 そのことを思い知るためよ。 でも、今日から、もうそんなこと思い知りたくない。 何にも言わないし、何にもしないわ! バラク おいおい!いつか親切な女達が、 素晴らしい預言をしただろう。 お前の体についての預言だった。 俺が、彼女らが祝福した食べ物を 7回食べ、 お前がいつもと違うおかしな行動を するようになったら・・・と言っていたな。 だから、俺は、お前がおかしな様子になったら、 喜んで、地面に頭を ぬかずくつもりさ。 その変化に感謝をするつもりさ! ああ、何という幸せだ。 胸に広がる期待と 歓喜! (仕事に戻ろうとしゃがみこむ) バラクの妻 あの、ただれ目の女達は、預言をしたけれど、 それは、あたしの体には 何の関係も無いことよ。 あんたが、夕方に何を食べたって、 あたしの心を変えさせることはできない。 (小声で) もう2年半、 あたしはあなたの妻だった・・・ だけど、あなたは、あたしから、 何の実りも得なかった。 あたしを 母にはできなかった。 そうなろうとすることを、 あたしの心は、 もう諦めたわ・・・ だから、あなたも、 そんな願いは持たないで。 そう思っていたいとしても・・・。 バラク (心から厳粛さと敬虔さをあふれさせて) お前の若い口から出て来るのは、 冷たい反抗的な 言葉ばかりだが、 祝福を受けさえすれば 取り消される言葉ばかりだ。 だから、俺は、怒らずに、 心楽しく、 待とう。 待っているよ。 いつかやって来る 素晴らしい子供たちを。 (バラクは巨大な袋の口を縛ると、それをいったんかまどの上に持ち上げる。そのあと、袋の上に屈み込んで、ひもの端っこを前に持ってくると、背中に背負い、そのまま立ち上がる) バラクの妻 (陰鬱に独りごちる) この家には、 誰一人新しい人間は来ないわ。 むしろ、この家からは、 さっさと出て行きたいぐらいよ。 (ほとんど声を出さずに) どのみちそうするんだから、 明日と言わず、今日そうしたいわ。 バラク (バラクは、最後の言葉は耳に入らず、善良そうに妻にうなずく。巨大な荷物を背負って、重たい足取りで進み、ドアに向かいながら独りごとを言う) 俺は、売り物を自分で市場に担いで行くのさ。 運んでくれるロバすらいやしない! (出て行ってしまう) (一人残された妻は、舞台前方の、包みのようなものの上に腰掛けている) (空中に、ふわりとした雲のような、薄明かりのような、きらっとした輝きのようなものが現れる) (乳母は白黒の継ぎはぎだらけの衣裳をし、皇妃は女中の身なりをして、その場に現れるが、二人ともドアから中には入ろうとしないでいる) バラクの妻 (いきなり立ち上がって) あんた方、何の用? どこから来たの? 乳母 (へりくだって、バラクの妻の足にキスをする) ああ!なんて類いなく美しい方! 稲妻が燃えているようなお方! 娘よ、ご覧!あたし達、どなた様の御前にいるんでしょうね? この奥方はどなたなの? お付きの女はどこにいるの? いったいどうして、こんなあばら家に一人でいるの? (うやうやしくバラクの妻の足下に屈んでいたが、身を起こす)質問してよろしゅうございますか?奥様? あの男は、あなた様のしもべの一人、 使者たちの一人ででもありましょうか? 袋を背負った体の大きな いかつい男。もう若くはなく、 ぱっくり開いた大きな口と下賤な額をした男ですよ。 バラクの妻 なによ、目をパチクリさせて。あんたなんか見たこともないし、どこから来たかもわからない・・・ でも、あたしはお見通しよ。ほんとは知っているくせに。 その染物師の男が、あたしの夫で、 あたしの住みかは、ここだということを。 乳母 (勢いよく立ち上がると、とてつもなく驚いたように) ああ、娘や!驚いたわ! このお方が、染物師バラクの妻なんて? おいで、娘や!お許しが出ましたよ・・・ このお方の、まつ毛と頬をよくご覧なさい。 若々しい椰子の木のように 華奢な体を見れば、思わず叫んでしまうでしょう。 ああ、なんてこと!・・・って。 皇妃 この方の影に口づけさせてほしいわ! 乳母 あわれ!このお人は、あの男に子供を作る定めなのに! ここで一人、朽ち果てる定めとは! ああ、目に見えぬ運命よ!偶然の悪巧みよ! バラクの妻 (不安げに乳母の前にやって来て) ひどいわ!あたしをからかいに来たのね! そんな話をして、じろじろ見つめて、 あたしを、神と人との目の前で バカな女として扱おうという魂胆ね。 (泣きだす) 乳母 (皇妃を前のほうに連れて来て、わざと驚いたふりをしながら) 娘よ、残念ですけど、もう行きましょう! この人はあたし達を追っ払うし、お仕えを受け入れてもくれないようだわ。きっと、もう秘密をご存知だから、相手にしてくれないのね。行きましょう! バラクの妻 (急に立ち上がって) いったい何の秘密よ? とても不思議な人ね! ねえ、口止めするなら、守るわ。 いったいどんな秘密があると言うの? 乳母 (深々と頭を垂れ) あなたが買ったものの秘密ですわ。 あなたに与えられたご褒美の秘密ですわ。 そのおかげで全てを手にすることができるんだもの。 バラクの妻 誓って言うけど、昔も今も、そんな買い物したことないし、そんな褒美をもらったことも無いわ! 乳母 あらあら、奥方さま。信じられるとお思いですか? あなたの影、この黒い「虚無」を、 あなたは背後の地面に投げている。 なのに、この名状しがたいものが、あなたの「売り」でないなんて・・・ ましてや、消え去ることの無い魅力、 際限の無い力を、 世の男達に対して発揮するものだというのに。 バラクの妻 (影を探して、ぐるりと振り返る) ありふれた女の 曲がった影よ! 誰が、こんなものに 一円たりと出すと言うのよ? 乳母 欲しがりの買い物客は、何でも出すわ、何でもよ。 ねえ、うらやましい奥方さま。 例えようもないあなたが、 影を脱ぎ捨て、こちらに差し出すだけでいいのよ! ほら!奴隷たちなら お望み次第で何人でも。 錦と絹の着物もあるから、 1時間ごとに着替えて楽しんでいいのよ。 らばもあげるし、家もあげるわ。 噴水もあれば、お庭もあげる。 夜ごとに恋人たちが訪ねて来るわ。 華やかな若い時代がずっと続くの。 測り知れないほど長い時間・・・ これが、みんな、あなたのものになるのよ。 さあ、女主人さま、 影を差し出してくださいな! (その時、空がぴかっと光り、そちらに手を伸ばすと、バラクの妻に、真珠と宝石をあしらった高価なヘアバンドを手渡す) バラクの妻 えっ、これをあたしの髪に? いい人ね、あなたって! だけど、あたしは貧しくて、 鏡を一つも持っていない! あそこの水槽で 髪を整えて来るわ! 乳母 お許しいただければ、 あたしが、つけて差し上げますわ! (乳母はバラクの妻の目に手をかざすと、そのままバラクの妻と一緒に姿を消してしまう。先ほどまで染物師の部屋があった所には壮麗な離宮が建ち、その中が見える。そこは貴族の婦人の居間である。 床には、綺麗な絨毯が敷きつめられており、色とりどりの服を着た女奴隷たちが控えている。彼女らは地べたから身をもたげると、ひざまずきながら後ろの方に耳を澄まし、鉄琴が響き交わすような甘い声で呼びかける) 侍女たち ああ、奥さま、やさしい奥さま!ああ! (乳母に連れられて舞台左手後方から部屋に入って来たバラクの妻は、マントに身を包んだ以外はほとんど何も身にまとわず、あたかも風呂上がりのような姿で、頭には真珠のヘアバンドを付けている。乳母とともに、ひざまずく女奴隷たちの間を通り抜け、舞台右手前方に置いてある楕円形の大きな金属製の鏡の前に進む。そこに腰を下ろすと、驚いて自分の姿を見つめる) 皇妃の声 この鏡像と引き換えよ。 うつろな影を手放さない? 少年の声 (まるでその声に答えるように) この鏡像のためならば、 心も命も惜しくない! バラクの妻 ああ、最高の世界!うつつに夢を見てるみたい! (だがバラクの妻が口を開くとともに、全ては色褪せ、消え行き始める) 侍女たち やだ!こんな早く! 奥さま!ああ、奥さま! (染物師の家が再び建っていて、前と同じように乳母がいて、皇妃は傍に立っている。着飾っていたものは消えてしまい、貧しい服を着た染物師の妻は、よろめいて乳母にしがみつく) (乳母と皇妃は目を見交わす) バラクの妻 (とても興奮して) あたし、すぐにも そうしたいわ・・・ あたし、どうやったら脱ぎ捨てられる? 投げ捨てられる・・・? 地面にはりついている あたしの影を。 ねえ、早く教えて! 善良な賢い人たち! ねえ、教えてよ、今すぐに! (乳母は周りを見渡し、あたかも証人を呼ぶかのように、皇妃に来るように合図する) (バラクの妻は、もはや苛立ちを抑えることができない) 乳母 血の涙を流す価値なんてあるかしら? あの横柄な男に、子供を作ってあげられなかったからって。 昼夜を問わず、渇望する意味なんぞあるかしら? 大勢の子ども染物師を、あなたの中から この世に送り出すことなんて。 体を軍勢の行軍路にして、 細い体を踏み荒らさせることなんて? 両の乳房をしおれさせ、 今の綺麗さを、さっさと捨ててしまうことなんて? バラクの妻 (小声で) 心の中では、もうあきあき。母親になるなんて・・・ 一度もそんな経験はないけれど。 この家に住んではいるけれど、 夫は、私のなかにやって来ないわ! だから、もう約束したの。 もう誓ったの。 心の中では。 乳母 ならば、母性を 捨て去りなさい! あなたの体から 永遠に! 差し出しなさい、 軽蔑をからだ全体で 表しながら・・・ その重たい者たちを。 産まれていない者たちを! 世にも稀なるお方! いと高き松明の光! 女主人さま!素晴らしい女性! 今はただ成り行きを見守るのです・・・ 全能の者達の 名にかけて 盟約が結ばれ、 命令が下されたのです! 3日間、 我らはあなたにお仕えします。 この家の中で、 この娘と私は。 そう取り決めました! 3日が過ぎれば、 その報酬として、 口から口へ、 手から手へ、 知恵のある手と 誓いを果たす口で あなたは影を 私達に差し出し、 歓喜に満ちた 生活を始めるのです! 男女の奴隷と 噴水と庭、 黄金のドームを楽しんでください・・・ バラクの妻 (急に話を遮って) 黙って、静かに・・・ 夫が帰って来たみたい! (暗い口調で) あの人、夕食をほしがるわ。 まだ準備をしてないのに。 きっと夜の添い寝もほしがるわ。 (ほとんど声を出さずに) でも、そんなことしたくない。 乳母 (急いで) あなた様は、もう一人ではございません・・・ 侍女がいるではないですか。 この子とあたしでございます。 朝から昼まで お仕えします・・・ 貧乏な親戚として 扱ってくれればいいのです。 ただし、あなたがお休みになる 真夜中だけは、 少しの間 ほっといてくださいませ。 それを知ることは、誰にも許されぬのです! さあ、急ぎましょう!するべきことをしなければ! (いきなり一陣の風が舞台に吹き込んで来て、舞台は次第に忍びよってくる薄暗がりの中に包まれていく) 乳母 (命令口調で) 桶から5匹の魚たち、 油の中へ飛んで行け。 フライパンよ、受け止めよ! 炎よ!起これ! こっちに来い!染物師バラクのベッド! 客たちよ、帰れ!もと来た所へ! (乳母は、命令するように、音も無く手を打ち鳴らす) (5匹の魚が、きらきら光りながら空中を飛んできて、フライパンの中に収まる。下のかまどの火が燃える。夫婦のベッドが半分に割れると、舞台のかなり前方の地面には、一人分の細長いベッドが現れる。 一方、舞台後方のバラクの妻のベッドは、カーテンで覆われたように見える。こうしたことが起こっている間に、乳母と皇妃は音も無く空中に消えて行く。炎の明かりは、薄暗くなっていく空間にちらちらと燃えている。 バラクの妻は一人で立ち尽くし、驚きのあまり身動きせずにいる。その時、突然、空中から、フライパンの中の魚の声でもあるかのように、不安げな5人の子供たちの声が響き始める) 子供たちの声 お母さん、お母さん、ぼくらを家に入れてよ! ドアに鍵がかかって、入れない。 真っ暗だよお!怖いよお! ああ、お母さん!悲しいよお! バラクの妻 (得体の知れないことへの恐怖にとらえられ、途方に暮れて、辺りを見渡す) ぞおっとするわ、何なのよ? 炎の中からすすり泣く声は? 子供たちの声 (ますます迫るように) 真っ暗だよお!怖いよお! お母さん、お母さん、ぼくらを家に入れてよ! でなけりゃ、お父さんを呼んでおくれよ・・・ 父さんなら、きっとドアを開けてくれるから! バラクの妻 (激しく恐怖して) ああ、水はないかしら? こんな炎は消してやる! (下のかまどの火の勢いは、みるみる弱くなっていく) 子供たちの声 (消え去って行くように) お母さん、何てひどい!何て冷たい心なの! (バラクの妻は舞台前方の包みに腰を下ろし、額から冷や汗をぬぐう) バラク (ぎゅうぎゅうづめの籠を担いで現れ、穏やかに独り言を言う) 俺は、売り物を自分で市場に担いで行くのさ。 運んでくれるロバすらいやしない! (バラクの妻は大儀そうに立ち上がると、舞台後方のベッドへと向かい、カーテンを開け、一言も口を利かない) バラク (舞台前方にやって来て) いいにおいだな。 油で魚を焼いてるな。 でも何で食べに来ないんだ? バラクの妻 (後ろから) あんたの食事はあるでしょ。 あたしは休みたいの。 今日からそれがあんたのベッドよ。 バラク (ベッドに気付くと、穏やかだが、いやそうに) これが俺のベッド?誰だ、こんなことしたのは? バラクの妻 (自分の居場所から) 明日から、親戚の女が二人ここで寝るわ。 だから、私は、その女達のために、 足もとに寝床を作ったの。 言った通りにするだけよ。 (カーテンを閉める) バラク (あきらめて服の中からパンを一切れ取り出して、それを食べると、地べたに腰を下ろす) 前に言われたっけなあ・・・ あいつの話がおかしくなって、 おかしな行動をするようになった時・・・と。 これが初めてのことだ。 だが、これを我慢するのもきついなあ。 飯が、まるで美味しくないぞ。 番人たちの声 この町に住む夫婦(めおと)たちよ。 そなたたち自身の命より、相手のことを愛し合え。 心せよ・・・そなたたちの命のために、 命の種を委ねられたのではないぞ。 さにあらず!そなたたちの愛のためなのだ! バラク (振り返りながら) なあ、おまえには、番人たちの声は聴こえるかい? (答えはない) 番人たちの声 愛の抱擁のうちに眠りにつく夫婦(めおと)たちよ。 そなたたちは、谷に掛けられた橋なのだ。 そこから死者が再び命に戻るためのかけ橋だ! 聖なるかな!そなたたちの愛の結晶よ! バラク (もう一度耳を澄まし、後ろを振り返るが、無駄である。深くため息をつくと、体を伸ばして眠りにつく) そうあってくれれば! ERSTER AUFZUG Auf einem flachen Dach über den kaiserlichen Gärten.Seitlich der Eingang in Gemächer matt erleuchtet AMME kauernd im Dunkel Licht überm See – ein fliessender Glanz – schnell wie ein Vogel! – Die Wipfel der Nacht von oben erhellt – eine Feuerhand will fassen nach mir – bist du es, Herr? Siehe, ich wache bei deinem Kinde, nächtlich in Sorge und Pein! BOTE tritt aus der Finsternis hervor, geharnischt, von blauem Licht umflossen Nicht der Gebieter, Keikobad nicht, aber sein Bote! Ihrer elf haben dich heimgesucht, ein neuer mit jedem schwindenden Mond. Der zwölfte Mond ist hinab der zwölfte Bote steht vor dir. AMME beklommen Dich hab ich nie gesehn. BOTE streng Genug ich kam und frage dich wirft sie einen Schatten? Dann wehe dir! Weh uns allen! AMME triumphierend, aber gedämpft Keinen! Bei den gewalt gen Namen! Keinen! Keinen! Durch ihren Leib wandelt das Licht, als wäre sie gläsern. BOTE finster Einsamkeit um dich, das Kind zu schützen. Vom schwarzen Wasser die Insel umflossen, Mondberge sieben gelagert um den See – und du liessest, du Hündin, das Kleinod dir stehlen! AMME Von der Mutter her war ihr ein Trieb übermächtig zu Menschen hin! Wehe, dass der Vater dem Kinde die Kraft gab, sich zu verwandeln! Konnt ich einem Vogel nach in die Luft? Sollt ich die Gazelle mit Händen halten? BOTE Lass mich sie sehn! AMME leise Sie ist nicht allein Er ist bei ihr. Die Nacht war nicht in zwölf Monden, dass er ihrer nicht hätte begehrt! Er ist ein Jäger und ein Verliebter, sonst ist er nichts! Im ersten Dämmer schleicht er von ihr, wenn Sterne einfallen, ist er wieder da! Seine Nächte sind ihr Tag, seine Tage sind ihre Nacht. – BOTE sehr bestimmt Zwölf lange Monde war sie sein! Jetzt hat er sie noch drei kurze Tage! Sind die vorbei – sie kehrt zurück in Vaters Arm. AMME mit gedämpftem Jubel Und ich mit ihr! O gesegneter Tag! Doch er? BOTE Er wird zu Stein! AMME Er wird zu Stein! Daran erkenn ich Keikobad und neige mich! BOTE verschwindend Wahre sie du! Drei Tage! Gedenk! KAISER tritt in die Tür des Gemaches Amme! Wachst du? AMME Wache und liege der Hündin gleich auf deiner Schwelle! KAISER tritt hervor, schön, jung, im Jagdharnisch.Es dämmert schwach. Bleib und wache, bis sie dich ruft! Die Herrin schläft. Ich geh zur Jagd. Heute streif ich bis an die Mondberge und schicke meine Hunde über das schwarze Wasser, wo ich meine Herrin fand, und sie hatte den Leib einer weissen Gazelle und warf keinen Schatten und entzündete mir das Herz. Wollte Gott, dass ich heute meinen roten Falken wiederfände, der mir damals meine Liebste fing! Denn als sie mir floh und war wie der Wind und höhnte meiner – und zusammenbrechen wollte mein Ross –, da flog er der weissen Gazelle zwischen die Lichter – und schlug mit den Schwingen ihre süssen Augen! Da stürzte sie hin und ich auf sie mit gezücktem Speer – da riss sich s in Ängsten aus dem Tierleib, und in meinen Armen rankte ein Weib! – O dass ich ihn wiederfände! Wie wollt ich ihn ehren! – Den roten Falken! Denn ich habe mich versündigt gegen ihn in der Trunkenheit der ersten Stunde denn als sie mein Weib geworden war, da stieg Zorn in mir auf gegen den Falken, dass er es gewagt hatte, auf ihrer Stirn zu sitzen und zu schlagen ihre süssen Lichter! Und in der Wut warf ich den Dolch gegen den Vogel und streifte ihn, und sein Blut tropfte nieder. – Seinen Blick vergesse ich nie! AMME lauernd Herr, wenn du anstellst ein solches Jagen – leicht bleibst du dann fern über Nacht? KAISER Kann sein, drei Tage komm ich nicht heim! Hüte du mir die Herrin und sag ihr wenn ich jage – es ist um sie und aber um sie! Und was ich erjage, mit Falke und Hund, und was mir fällt von Pfeil und Speer es ist anstatt ihrer! Denn meiner Seele und meinen Augen und meinen Händen und meinem Herzen ist sie die Beute aller Beuten ohn Ende! schnell abMorgendämmerung stärker,man hört Vogelstimmen AMME zu einigen Dienern, die sich allmählich um den Kaiser versammelt hatten Fort mit euch! Ich höre die Herrin! ihr Blick darf euch nicht sehn! die Diener auf und hinab, lautlos KAISERIN tritt aus dem Gemach Ist mein Liebster dahin, was weckst du mich früh? Lass mich noch liegen! Vielleicht träum ich mich zurück in eines Vogels leichten Leib oder einer jungen, weissen Gazelle! O dass ich mich nimmer verwandeln kann! O dass ich den Talisman verlieren musste in der Trunkenheit der ersten Stunde! Und wäre so gern das flüchtige Wild, das seine Falken schlagen – sieh! – Da droben, sieh! – Da hat sich einer von seinen Falken – sieh – verflogen! Oh, sieh doch hin, der rote Falke, der einst mich mit seinen Schwingen – ja, er ist s! O Tag der Freude für meinen Liebsten und für mich! Unser Falke, unser Freund! Sei mir gegrüsst, schöner Vogel, kühner Jäger! Er hat uns vergeben, er kehrt uns zurück. Oh, sieh hin, er bäumt auf! Dort auf dem Zweige – wie er mich ansieht – von seinem Fittich tropft ja Blut, aus seinen Augen rinnen ja Tränen! Falke! Falke! Warum weinst du? STIMME DES FALKEN klagend Wie soll ich denn nicht weinen? Wie soll ich denn nicht weinen? Die Frau wirft keinen Schatten, der Kaiser muss versteinen! KAISERIN Dem Talisman, den ich verlor in der Trunkenheit der ersten Stunde, ihm war ein Fluch eingegraben – gelesen einst, vergessen, ach! Nun kam es wieder – STIMME DES FALKEN Die Frau wirft keinen Schatten, der Kaiser muss versteinen! Wie soll ich da nicht weinen? AMME dumpf wiederholend Die Frau wirft keinen Schatten! KAISERIN Der Kaiser muss versteinen! ausbrechend Amme, um alles, wo find ich den Schatten? AMME dumpf Er hat sich vermessen, dass er dich mache zu seinesgleichen – eine Frist ward gesetzt, dass er es vollbringe. Deines Herzens Knoten hat er dir nicht gelöst, ein Ungebornes trägst du nicht im Schoss, Schatten wirfst du keinen. Des zahlt er den Preis! KAISERIN Weh, mein Vater! Schwer liegt deine Hand auf deinem Kind. Doch stärker als andre noch bin ich! – – – – – – – – Amme, um alles, du weisst die Wege, du kennst die Künste, nichts ist dir verborgen und nichts zu schwer. Schaff mir den Schatten! Hilf deinem Kind! Sie fällt vor ihr nieder AMME streng Ein Spruch ist getan und ein Vertrag! es sind angerufen gewaltige Namen, und es ist an dir, dass du dich fügest! unter der Gewalt ihres Blickes, stockend Den Schatten zu schaffen – – – – – – – – wüsst ich vielleicht, – – – – – – – – doch dass er dir haftet, müsstest du selber ihn dir holen. Und weisst du auch wo? KAISERIN Sei es wo immer, zeig mir den Weg, und geh ihn mit mir! AMME leise und schauerlich Bei den Menschen! Graust s dich nicht? Menschendunst ist uns Todesluft. Uns riecht ihre Reinheit nach rostigem Eisen und gestocktem Blut und nach alten Leichen! Dies Haus, getürmt den Sternen entgegen, emporgetrieben spielende Wasser buhlend um Reinheit der himmlischen Reiche! Und nun von hier noch tiefer hinab! Dich ihnen vermischen, hausen mit ihnen, handeln mit ihnen, Rede um Rede, Atem um Atem, erspähn ihr Belieben, ihrer Bosheit dich schmiegen, ihrer Dummheit dich bücken, ihnen dienen! Graust s dich nicht? KAISERIN sehr bestimmt und gross Ich will den Schatten! mit grossem Schwung Ein Tag bricht an! Führ mich zu ihnen ich will! fahles Morgenlicht AMME Ein Tag bricht an, ein Menschentag. Witterst du ihn? Schaudert s dich schon? Das ist ihre Sonne der werfen sie Schatten! Ein Verräter Wind schleicht sich heran, an ihren Häusern haucht er hin, an ihren Haaren reisst er sie auf! allmählich Morgenrot – – – – – – – – voll Hohn und Geringschätzung Der Tag ist da, der Menschentag – ein wildes Getümmel, gierig – sinnlos, ein ewiges Trachten ohne Freude! wild und hasserfüllt Tausend Gesichter, keine Mienen – Augen, die schauen, ohne zu blicken – Kielkröpfe, die gaffen, Lurche und Spinnen – uns sind sie zu schauen so lustig wie sie! – – – – – – – – Sie zu fassen verstünde ich schon – mich einzunisten – ihnen Streiche zu spielen im eigenen Haus – ist mein Element! Diebesseelen sind ihre Seelen – so verkauf ich einen dem andern! Eine Gaunerin bin ich unter Gaunern, Muhme nennen sie mich und Mutter gar! Ziehsöhne hab ich und Ziehtöchter viel, hocken wie Ungeziefer auf mir! Warte, du sollst was sehn! KAISERIN ohne auf die Amme zu achten Weh, was fasst mich grässlich an! Zu welchem Geschick reisst s mich hinab? AMME dicht an ihr Zitterst du? Reut dich dein Wünschen? Heissest uns bleiben? Lässest den Schatten dahin? KAISERIN Mich schaudert freilich, aber ein Mut ist in mir, der heisst mich tun, wovor mich schaudert! Und kein Geschäfte ausser diesem, das wert mir schiene besorgt zu werden! Hinab mit uns! Das Morgenrot flammt voll auf AMME Hinab denn mit uns! Die Geleiterin hast du dir gut gewählt, Töchterchen, liebes, warte nur, warte! Um ihre Dächer versteh ich zu flattern, durch den Rauchfang weiss ich den Weg, und ihrer Herzen verschlungene Pfade, Krümmen und Schlüfte, die kenne ich gut. Sie tauchen hinab in den Abgrund der Menschenwelt, das Orchester nimmt ihren Erdenflug auf.Der Zwischenvorhang schliesst sich rasch. Verwandlung Im Hause des Färbers. Ein kahler Raum, Werkstatt und Wohnung in einem. Hinten links das Bett, hinten rechts die einzige Ein- und Ausgangstür. Vorne die Feuerstätte, alles orientalisch-dürftig. Gefärbte Tücher an Stangen zum Trocknen aufgehängt da und dort; Tröge, Eimer Zuber, an Ketten hängende Kessel, grosse Schöpflöffel, Rührstangen, Stampfmörser, Handmühlen; Büschel getrockneter Blumen und Kräuter aufgehängt, anderes dergleichen an den Mauern aufgeschichtet, Farbmassen in Pfützen auf dem Lehmboden; dunkelblaue, dunkelgelbe Flecke da und dort.Beim Aufgehen des Vorhanges liegt der Einäugige auf dem Einarmigen, würgt ihn. Der Junge, Verwachsene sucht den Einäugigen wegzureissen. Die Färbersfrau kommt von rückwärts herzu, sucht nach einem Zuber, die Streitenden mit Wasser zu beschütten. EINÄUGIGER schlägt auf den unter ihm Liegenden Dieb! Da nimm! Unersättlicher Nehmer! EINARMIGER unten, röchelnd Reiss ihn nach hinten! Hund den! Mörder! BUCKLIGER Zu Hilfe, Bruder! Sie würgen einander! FRAU beschüttet sie Schamlose ihr! Eines Hundes Geschick über euch! Die drei Brüder, auf das Tun der Frau, auf und auseinander; fauchen, an der Erde hockend, gegen die Frau. EINÄUGIGER Willst du uns schmähen, Hergelaufene! Du Tochter von Bettlern, wer bist denn du? Unser waren dreizehn Kinder, aber für jeden Armen, der kam, standen die Schüsseln und dampften von Fett! BUCKLIGER Was hebst du die Hand gegen uns, du Schöne, bist doch unserm Bruder mit Lust zu Willen! EINARMIGER Lass sie, Bruder, was ist ein Weib! Barak, der Färber tritt eben in die Tür. FRAU Aus dem Haus mir mit diesen! Du, schaff sie mir fort! Oder es ist meines Bleibens nicht länger bei dir! BARAK gelassen Hinaus mit euch! Ist Zeug zum Schwemmen zehn Körbe voll, was lungert ihr hier? Die drei Brüder gehen ab.Barak schichtet gefärbte Tierhäute übereinander zu einem mächtigen Haufen. FRAU Sie aus dem Hause, und das für immer, oder ich. Daran will ich erkennen, was ich dir wert bin. BARAK weiter schaffend Hier steht die Schüssel, aus der sie sich stillen. Wo sollten sie herbergen, wenn nicht in Vaters Haus? {Frau schweigt böse. Barak wie vorher ohne aufzusehen} Kinder waren sie einmal, hatten blanke Augen, gerade Arme, einen glatten Rücken. Aufwachsen hab ich sie sehn in Vaters Haus. FRAU ihn höhnend Für dreizehn Kinder standen die Schüsseln dampfend vor Fett – kam noch ein Bettler, Platz war für jeden! Sie hält sich die Ohren zu. BARAK holt ein Tau, den Pack zu schnüren; hält inne, sieht sie an Speise für dreizehn, wenn es not tut, schaff ich auch mit diesen zwei Händen! hat sich aufgerichtet, steht dicht bei ihr Gib du mir Kinder, dass sie mir hocken um die Schüsseln zu Abend, es soll mir keines hungrig aufstehn. Und ich will preisen ihre Begierde und danksagen im Herzen, dass ich bestellt ward, damit ich sie stille. Er tritt näher rührt sie leise an. Wann gibst du mir die Kinder dazu? Die Frau hat sich abgekehrt; wie er sie anrührt, schüttelt sie s. BARAK arglos, behaglich Ei du, s ist dein Mann, der vor dir steht – soll dich der nicht anrühren dürfen? FRAU ohne ihn anzusehen Mein Mann steht vor mir! Ei ja, mein Mann, ich weiss, ei ja, ich weiss, was das heisst! Bin bezahlt und gekauft, es zu wissen, und gehalten im Haus und gehegt und gefüttert, damit ich es weiss, und will es von heut ab nicht wissen, verschwöre das Wort und das Ding! BARAK Heia! Die guten Gevatterinnen, haben sie nicht die schönen Sprüche gesprochen über deinen Leib, und ich hab siebenmal gegessen von dem, was sie gesegnet hatten, und wenn du seltsam bist und anders als sonst – ich preise die Seltsamkeit und neige mich zur Erde vor der Verwandlung! O Glück über mir und Erwartung und Freude im Herzen! Er kniet nieder zur Arbeit. FRAU Triefäugige Weiber, die Sprüche murmeln, haben nichts zu schaffen mit meinem Leib, und was du gegessen hast vor Nacht, hat keine Gewalt über meine Seele. leise Dritthalb Jahr bin ich dein Weib – und du hast keine Frucht gewonnen aus mir und mich nicht gemacht zu einer Mutter. Gelüsten danach hab ich abtun müssen von meiner Seele Nun ist es an dir, abzutun Gelüste, die dir lieb sind. BARAK mit ungezwungener Feierlichkeit und Frömmigkeit des Herzens Aus einem jungen Mund gehen harte Worte und trotzige Reden, aber sie sind gesegnet mit dem Segen der Widerruflichkeit. Ich zürne dir nicht und bin freudigen Herzens, und ich harre und erwarte die Gepriesenen, die da kommen. Barak hat den gewaltigen Pack zusammengeschnürt, hebt ihn auf den Herd und lädt ihn von da, indem er sich bückt und das Ende des Strickes vornüberzieht, auf seinen Rücken, beladen richtet er sich auf. FRAU finster vor sich Es kommen keine in dieses Haus, viel eher werden welche hinausgehn und schütteln den Staub von ihren Sohlen. fast tonlos Also geschehe es, lieber heute als morgen. BARAK nickt ihr gutmütig zu, ohne auf ihre letzten Worte zu hören; indem er unter der gewaltigen Last schwer gehend, den Weg zur Tür nimmt, für sich Trag ich die Ware mir selber zu Markt, spar ich den Esel, der sie mir schleppt! er geht. Die Frau, allein, hat sich auf ein Bündel oder einen Sack gesetzt, der vorne liegt.Ein Heranschweben, ein Dämmern, ein Aufblitzen in der Luft.Die Amme, in einem Gewand aus schwarzen und weissen Flicken, die Kaiserin, wie eine Magd gekleidet, stehen da, ohne dass sie zur Tür hereingekommen wären. FRAU ist jäh auf den Füssen Was wollt ihr hier? Wo kommt ihr her? AMME nähert sich demütig, ihr den Fuss zu küssen Ach! Schönheit ohnegleichen! Ein blitzendes Feuer! Oh! Oh! Meine Tochter, vor wem stehen wir? Wer ist diese Fürstin, wo bleibt ihr Gefolge? Wie kommt sie allein in diese Spelunke? Sie hebt sich furchtsam aus der fussfälligen Lage. Verstattest du die Frage, meine Herrin? War dieser einer von deinen Bedienten oder von deinen Botengängern, der Grosse mit einem Pack auf dem Rücken, solch ein Vierschrötiger, nicht mehr Junger, mit gespaltenem Maul und niedriger Stirne? FRAU Du Zwinkernde, die ich nie gesehn und weiss nicht, wo du hereingeschlüpft bist – dich durchschaue ich so weit Du weisst ganz wohl, dass dieser der Färber und mein Mann ist, und dass ich hier im Hause wohne. AMME springt auf die Füsse, wie in masslosem Erstaunen O meine Tochter, starre und staune! Die wäre das Weib des Färbers Barak? Heran, meine Tochter, es wird dir verstattet betrachte dir diese Wimpern und Wangen, betrachte dir diesen Leib in der Schlankheit des ganz jungen Palmbaums und schreie Wehe! KAISERIN Ich will den Schatten küssen, den sie wirft! AMME Wehe! Und das soll ihm Kinder gebären! Und das soll einsam hier verkümmern! O des blinden Geschicks und der Tücke des Zufalls! FRAU geht ängstlich vor ihr zurück Weh, dass du gekommen bist, meiner zu höhnen! Was redest du da und was starrst du auf mich und willst mich zu einer Närrin machen vor Gott und den Menschen. sie weint AMME mit gespieltem Erstaunen, indem sie die Kaiserin fortzieht Wehe, mein Kind, und fort mit uns! Diese weist uns von sich und will nicht unsere Dienste. Sie kennt das Geheimnis und will unser spotten, fort mit uns! FRAU steht jäh auf Welches Geheimnis, du Unsagbare du! Bei meiner Seele und deiner, welches Geheimnis? AMME neigt sich tief Das Geheimnis des Kaufs und das Geheimnis des Preises, um den du dir alles erkaufst. FRAU Bei meiner Seele und dem Jüngsten Tag, ich weiss von keinem Kauf, ich weiss von keinem Preis! AMME O meine Herrin, soll ich dir glauben, dass du deinen Schatten, dies schwarze Nichts hinter dir auf der Erde, dass dir dies Ding ohne Namen nicht feil ist – auch nicht um unvergänglichen Reiz und um Macht ohne Schranken über die Männer? FRAU dreht sich nach ihrem Schatten um Der gekrümmte Schatten eines Weibes, wie ich bin! Wer gäbe dafür auch nur den schmählichsten Preis? AMME Alles, du Benedeite, alles zahlen begierige Käufer, du Herrin, wenn eine Unnennbare deinesgleichen abtut ihren Schatten und gibt ihn dahin! Ei! Die Sklavinnen und die Sklaven, so viele ihrer du verlangest, und die Brokate und Seidengewänder, in denen du stündlich wechselnd prangest, und die Maultiere und die Häuser und die Springbrunnen und die Gärten und deiner Liebenden nächtlich Gedränge und dauernde Jugendherrlichkeit für ungemessene Zeit – dies alles ist dein, du Herrscherin, gibst du den Schatten dahin! Sie greift in die aufblitzende Luft und reicht der Frau ein köstliches Haarband aus Perlen und Edelsteinen. FRAU Dies in mein Haar? Du Liebe, du! – Doch ich armes Weib, ich hab keinen Spiegel! Dort überm Trog mach ich mein Haar! AMME Verstattest du, ich schmücke dich! Sie legt ihr die Hand auf die Augen; sogleich ist sie selbst samt der Frau verschwunden. An Stelle des Färbergemaches steht ein herrlicher Pavillon da, in dessen Inneres wir blicken es ist das Wohngemach einer Fürstin. Der Boden scheint mit einem Teppich in den schönsten Farben bedeckt, doch sind es Sklavinnen in bunten Gewändern. Sie heben sich nun von der Erde, lauschen kniend nach rückwärts, rufen mit süssen, wie ein Glockenspiel ineinanderklingenden Stimmen DIENERINNEN Ach, Herrin, süsse Herrin! Aah! Durch eine kleine Tür rückwärts, links, tritt die Frau, geführt von der Amme, in das Gemach. Sie ist fast nackt, in einen Mantel gehüllt, gleichsam aus dem Bade kommend, sie trägt das Perlenband ins Haar gewunden. Sie geht mit der Amme durch die knienden Sklavinnen quer durch, an einen grossen, ovalen Metallspiegel, der rechts vorne steht Dort setzt sie sich und sieht sich mit Staunen. STIMME DER KAISERIN Willst du um dies Spiegelbild nicht den hohlen Schatten geben? STIMME DES JÜNGLINGS gleichsam antwortend Gäb ich um dies Spiegelbild doch die Seele und mein Leben! FRAU O Welt in der Welt! O Traum im Wachen! Wie die Frau den Mund auftut, verbleicht alles und beginnt zu entschwinden. DIENERINNEN Weh! Zu früh! Herrin! Ach Herrin! Das Färberhaus steht wieder da, die Amme wie früher, die Kaiserin seitlich; die Färberin in ihrem ärmlichen Gewand – der Schmuck ist verschwunden – klammert sich taumelnd an die Amme.Die Amme und die Kaiserin wechseln einen Blick. FRAU sehr aufgeregt Und hätt ich gleich den Willen dazu – wie tät ich ihn ab und gäb ihn dahin – den an der Erde, ihn, meinen Schatten? Nein, sag doch schnell! du Kluge, du Gute! Jetzt sag es, schnell! Die Amme sieht sich um, winkt die Kaiserin heran, gleichsam als Zeugin.Die Frau kann ihre Ungeduld kaum bemeistern. AMME Hat es dich blutige Tränen gekostet, dass du dem Breitspurigen keine Kinder geboren hast? Und lechzt dein Herz darnach bei Tag und Nacht, dass viele kleine Färber durch dich eingehen sollen in diese Welt? Soll dein Leib eine Heerstrasse werden und deine Schlankheit ein zerstampfter Weg? Und sollen deine Brüste welken und ihre Herrlichkeit schnell dahin sein? FRAU leise Meine Seele ist satt worden der Mutterschaft, eh sie davon verkostet hat. Ich lebe hier im Haus, und der Mann kommt mir nicht nah! So ist es gesprochen und geschworen in meinem Innern. AMME Abzutun Mutterschaft auf ewige Zeiten von deinem Leibe! Dahinzugeben mit der Gebärde der Verachtung die Lästigen, die da nicht geboren sind! Du Seltene du! Du erhobene Fackel! O du Herrscherin, o du Gepriesene unter den Frauen, nun sollst du es sehn und es erleben angerufen werden gewaltige Namen und ein Bund geschlossen und gesetzt ein Bann! Tage drei dienen wir dir hier im Haus, diese und ich, dies ist gesetzt! Sind die vorbei, dem Dienst zum Lohn von Mund zu Mund, von Hand zu Hand mit wissender Hand und willigem Mund gibst du den Schatten uns dahin und gehest ein in der Freuden Beginn! Und die Sklavinnen und die Sklaven und die Springbrunnen und die Gärten und Gewölbe voll Tonnen Goldes – FRAU unterbricht sie jäh Still und verschwiegen ich höre meinen Mann, der wiederkommt! finster Nun wird er verlangen nach seinem Nachtmahl, das nicht bereit ist, und nach seinem Lager, fast tonlos das ich ihm nicht gewähren will. AMME hastig Du bist nicht allein Dienerinnen hast du, diese und mich. Morgen zu Mittag stehn wir dir in Dienst als arme Muhmen musst du uns grüssen, nach Mitternacht nur, indessen du ruhest, entlässest du uns für kurze Frist, das braucht niemand zu wissen! jetzt schnell, was nottut! Ein Windstoss durchfährt plötzlich den Raum, den die allmählich einsetzende Dämmerung in Halbdunkel getaucht hat. AMME befehlend Fischlein fünf aus Fischers Zuber, wandert ins Öl, und Pfanne empfang sie! Feuer, rühr dich! Hierher, du Bette des Färbers Barak! Und fort mit den Gästen, von wo sie kamen! Die Amme hat befehlend in die Hände geschlagen, lautlos.– Die Fischlein fliegen blinkend durch die Luft herein und landen in der Pfanne, das Feuer unteren Herd flammt auf, die Hälfte des ehelichen Lagers hat sich abgetrennt, und es ist ganz im Vordergrund eine schmälere Lagerstatt für einen einzelnen erschienen, indessen hinten das Lager der Frau durch einen Vorhang verhängt erscheint – und indes dies alles geschah, sind die Amme selbst und die Kaiserin lautlos durch die Luft verschwunden. Der Feuerschein flackert durch den dämmernden Raum. Die Frau steht allein und starr vor Staunen. Plötzlich ertönen aus der Luft, als wären es die Fischlein in der Pfanne, ängstlich fünf Kinderstimmen. KINDERSTIMMEN Mutter, Mutter, lass uns nach Hause! Die Tür ist verriegelt, wir finden nicht ein, wir sind im Dunkel und in der Furcht! Mutter, o weh! FRAU in höchster Angst über das Unbegreifliche, ratlos um sich blickend Was winselt so grässlich aus diesem Feuer? KINDERSTIMMEN dringender Wir sind im Dunkel und in der Furcht! Mutter, Mutter, lass uns ein! Oder ruf den lieben Vater, dass er uns die Tür auftu ! FRAU in grosser Angst O fänd ich Wasser, dies Feuer zu schweigen! Die Flamme unteren Herd wird zusehends schwächer. KINDERSTIMMEN verhauchend Mutter, o weh! Dein hartes Herz! Die Frau sinkt vorne auf ein Bündel, wischt sich den Angstschweiss von der Stirne. BARAK erscheint in der Tür mit einem vollgepackten Korb beladen; für sich, behaglich Trag ich die Ware mir selber zu Markt, spar ich den Esel, der sie mir schleppt. Die Frau hebt sich mühsam, geht nach hinten an ihr Lager, hebt den Vorhang und sagt nichts. BARAK kommt nach vorne Ein gepriesener Duft von Fischen und Öl. Was kommst du nicht essen? FRAU von rückwärts Hier ist dein Essen. Ich geh zur Ruh . Hier ist jetzt dein Lager. BARAK wird s gewahr, gemässigt unwillig Mein Bette hier? Wer hat das getan? FRAU von ihrer Stelle Von morgen ab schlafen zwei Muhmen hier, denen richt ich das Lager zu meinen Füssen als meinen Mägden. So ist es gesprochen, und so geschieht es. Sie zieht den Vorhang vor. BARAK indem er resigniert ein Stück Brot aus dem Gewand zieht, und, dieses essend, sich auf die Erde setzt Sie haben mir gesagt, dass ihre Rede seltsam sein wird und ihr Tun befremdlich die erste Zeit. Aber ich trage es hart, und das Essen will mir nicht schmecken. STIMMEN DER WÄCHTER Ihr Gatten in den Häusern dieser Stadt, liebet einander mehr als euer Leben und wisset nicht um eures Lebens willen ist euch die Saat des Lebens anvertraut, sondern allein um eurer Liebe willen! BARAK indem er sich umwendet Hörst du die Wächter, Kind, und ihren Ruf? Keine Antwort STIMMEN DER WÄCHTER Ihr Gatten, die ihr liebend euch in Armen liegt, ihr seid die Brücke, überm Abgrund ausgespannt, auf der die Toten wiederum ins Leben gehn! Geheiligt sei eurer Liebe Werk! BARAK horcht abermals, nach rückwärts gewendet, vergeblich; er seufzt tief auf und streckt sich zum Schlaf hin Sei s denn! この日本語テキストは、 クリエイティブ・コモンズ・ライセンス の下でライセンスされています。@wagnerianchan Strauss,Richard/Die Frau ohne Schatten/II
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このテンプレはポリウト方式で作成されています。 こちらの役名一覧に和訳を記載して管理人までお知らせください。 Ouvertüre ERSTER AKT (Platz am Canal grande mit Blick auf die Dogana (Santa Maria della Salute) und die Insel San Giorgio. Rechts vorne das in romanischem Stil gehaltene Haus Delacquas, dahinter, unmittelbar am Kanal, ein zweites Haus. Links vorne ein torartiger Schwibbogen; an diesen anschliessend der rückwärtige Teil des Palazzo Urbino (in maurischem Stil). Es wird angenommen, dass die Vorderfronten des Palazzo und des Hauses zur Rechten gegen den Kanal zu liegen, so dass auf dem Platz nur die Rückseiten der Gebäude sichtbar sind. Links, hart an dem Schwibbogen, steht der primitive Stand des Pappacoda ein kleines, zerlumptes Zelt, darunter der mit Kohlenfeuer geschürte Makkaronikessel; daneben ein kleines Tischchen, auf dem ineinandergeschichtete Schüsseln liegen. Im Kanal sieht man manchmal eine Gondel vorbeifahren. Rechts am Ufer liegt eine Barke.) ERSTER AUFTRITT (Peppino, Volk, Schiffer, Orientalen, Mönche, Gondolieri, Soldaten, Matrosen, Händler aller Art. Dann Pappacoda, zuletzt Annina.) (Wenn der Vorhang aufgeht, herrscht reges Volksleben. Es ist Feierabend. Über der Szene liegt gelblichrotes Licht, wie es der Dämmerung vorangeht. Am Ufer des Kanals legt eine Gondel an, welcher eine Dame entsteigt, die Einkäufe macht und dann weiterfährt. Aus der Barke, die am Ufer liegt, wird Holz geladen. Um Pappacodas Stand stehen und sitzen einige zerlumpte Gesellen, die Makkaroni essen. Peppino, ein kleiner, schmieriger Junge, bedient sie. Der heiter auftretende Pappacoda ist ein junger Neapolitaner in seinem Äusseren halb Lazzaroni, halb Koch; er hat krauses Haar, braunen Teint, trägt Ohrringe und um den Hals ein Amulett, ist sehr geschwätzig und gestikuliert aufs lebhafteste.) Nr. 1 - Introduktion ▼ALLGEMEINER CHOR▲ Wenn vom Lido sacht Wieder Kühlung weht, Wenn der Sonne Macht Schon zur Neige geht, Dann strömet die Menge In buntem Gedränge Durch Plätze und Strassen, Kanäle und Gassen; Die Ufer, die Brücken Gefüllt zum Erdrücken; Ein Hasten, ein Laufen Zum Kaufen, Verkaufen! In zahllosen Weisen Hört Waren man preisen! ▼STIMMEN DER VERKÄUFER▲ (durcheinander) ▼FISCHWEIB▲ Pesci, pesci freschi! ▼BLUMENMÄDCHEN▲ Qua la bella pianta! ▼OBSTVERKÄUFER▲ Rosse, rosse le angurie! ▼WASSERTRÄGER▲ Acqua, acqua dolce! ▼BOHNENHÄNDLER▲ Favetta, favetta! ▼TOPFENHÄNDLERIN▲ Puina, puina! ▼ALLGEMEINER CHOR▲ Welch ein Leben, welch Regen, Welch munteres Bewegen! Aus Gondeln die Lieder! Vom Ufer hallt's wider In jubelnden Sängen, In schmetternden Klängen Tönt es Heil dir, heil Venezia! Heil dir, Königin der Adria! ▼PAPPACODA▲ Signori, prego, hört, Was Pappacoda wert! Ihr habt wohl manches Schöne hier, Doch ohne mich, was wäret ihr?! ▼CHOR▲ Was sagt er? O hört doch! Kommet heran! Hört den Neapolitaner an! ▼PAPPACODA▲ Kommet heran, hört mich an! 1 Ihr habet euren Markuspiatz, Daneben die Piazzetta, Die Rialtobriicke dann, Die Merceria, die Loggetta! Ihr habt des Dogen Prachtpalast, Den schlanken Campanile, Der Kanäle süssen Duft, Und habt der Riva Abendkühle. Nur eines hat gefehlt noch Bisher euch immer hier Ein echter Makkaronikodi Den habt ihr nun in mir, ja hier in mir! Pappacoda in Person Hat nach Venedig sich gewandt, Erzeugt für euch die Makkaron' Mit seiner kunstgeübten Hand! (Tanzend) Tia, tia, tia, tia! Drum sei glücklich, sei selig, Venezia! Pappacoda, Pappacoda, Pappacoda ist da! ▼CHOR▲ (ebenso) Sei glücklich, sei selig, Venezia! Pappacoda, Pappacoda, Pappacoda ist da! ▼PAPPACODA▲ 2 Preis ihm, der diese Welt So trefflich schuf nach allen Seiten, Er schuf Erd' und Himmelszelt, Schuf Wolken, die vorübergleiten, Die Vögel, das Insektenheer, Den Walfisch, die Harpune, Schuf auch diese Stadt im Meer Und schuf die sandige Lagune! Schuf Sonnenschein und Mondlicht Und schuf zuletzt auch mich! Nur Makkaroni schuf er nicht, Denn diese schaff nur ich! Die schaff nur ich! Pappacoda in Person Hat nach Venedig sich gewandt, Erzeugt für euch die Makkaron' Mit seiner kunstgeübten Hand! (Tanzend) Tia, tia, tia, tia! Drum sei glücklich, sei selig, Venezia, Pappacoda, Pappacoda, Pappacoda ist da! ▼CHOR▲ (ebenso) Sei glücklich, sei selig, Venezia! Pappacoda, Pappacoda, Pappacoda ist da! ZWEITER AUFTRITT (Vorige. Enrico Piselli) ▼PAPPACODA▲ (ausrufend) Maccheroni, Maccheroni di Napoli! Maccheroni con sugo! Einen Denar die Schüssel! Makkaroni, so lang wie der Canal grande, mit soviel Käse wie Sand am Lido! Makkaroni, Signori, Makkaroni! (Einige Personen treten an den Stand) ▼ENRICO▲ (der, in einen Mantel gehüllt, schon vorher geheimnisvoll von rechts auftrat und das Haus Delacquas fixierte, halblaut). Pappacoda! (Stärker) Pappacoda! ▼PAPPACODA▲ Oh, Signor Piselli! (Stürzt zu ihm.) Befehlen? ▼ENRICO▲ Mein Onkel zuhause? ▼PAPPACODA▲ Signor Delacqua? Nein. Der Senat hat heute Sitzung. Der Onkel sitzt mit. ▼ENRICO▲ Wirklich? Dann will ich meine Tante besuchen! (Will ins Haus) ▼PAPPACODA▲ Man soll nie jemand besuchen, der nicht zuhause ist! Signora Delacqua ist mit Ciboletta zur Vesper nach San Marco. ▼ENRICO▲ Wie unangenehm! Pappacoda, kannst du schweigen? ▼PAPPACODA▲ Oh, Signor, eher schwatzt der Löwenrachen vor dem Dogenpalast als ich! ▼ENRICO▲ Nun denn, nimm diesen Scudo! ▼PAPPACODA▲ Ein Scudo?! Das ist gut, oh! Welche Schandtat soll ich begehen für diese Riesensumme? ▼ENRICO▲ Lass meiner Tante ein Briefchen zukommen! ▼PAPPACODA▲ Sonst nichts? ▼ENRICO▲ Nein. Aber mein Onkel darf nichts davon wissen - du begreifst? ▼PAPPACODA▲ Vollkommen! ▼ENRICO▲ Morgen ist Delacquas Geburtstag, es betrifft - eine Überraschung! ▼PAPPACODA▲ Für den Onkel? Verstehe vollkommen. Eine Überraschung! ▼ENRICO▲ Sage Signora Barbara, für heute abend bliebe es bei neun Uhr! ▼PAPPACODA▲ (der nicht versteht) Aha! Für heute abend bleibt es bei… ▼ENRICO▲ (ungeduldig) Neun Uhr! Ich verlasse mich auf dich, Pappacoda! Und zu keinem Menschen ein Wort! ▼PAPPACODA▲ Zu keinem Menschen ein Wort! (Enrico geht langsam nach rechts ab) ▼ALLE▲ (zu Pappacoda, der tiefe Bücklinge macht). Was hat er denn? Was machst du denn? ▼PAPPACODA▲ Ich freue mich! Ich bin gerührt! Wenn man sieht, wie liebevoll dieser junge Neffe mit seiner jungen Tante eine Überraschung plant für den zuwideren Onkel für neun Uhr am Vorabend seines Geburtstags! Das geht einem förmlich zu Herzen! Braver Jüngling! Charmante Tante! (Mit der Geste des Gehörntwerdens) Beneidenswerter Onkel! Feine Familie! DRITTER AUFTRITT (Vorige. Annina) (Annina, ein Fischermädchen, geschmückt mit Korallen und Muscheln aller Art, ein mit Frutti di mare gefülltes Netz über der Schulter tragend, entsteigt einer rückwärts anlegenden Barke) Nr. 2 - Auftrittslied Anninas, mit Chor ▼ALLE▲ Seht, o seht! ▼ANNINA▲ Frutti di mare! Frutti di mare! Kommt und kauft Frischeste Ware! ▼ALLE▲ Seht, Annina legt dort an, Die immer, wenn sie Fische bringt, Uns neue Lieder singt! Stille, stille, hört sie an! ▼ANNINA▲ (nach vorne kommend) 1 Ich kam von Chioggia Zu euch übers Meer Und brachte die Barke Mit Fischen da her! Heut biet ich euch Austern, So saftig und frisch, Crevetten und Muscheln, Das Feinste zu Tisch! Frutti di mare! Frutti di mare! Kommt und kauft Frischeste Ware! ▼ALLE▲ Kauft, kauft! ▼ANNINA▲ 2 Das Fischlein im Netze Kann nicht mehr heraus, Die Auster verkriecht sich Und schliesset ihr Haus. Die Fische, die fängt man, Die Fische sind stumm, Die Auster, die schluckt man, Die Auster ist dumm! Frutti di mare! Frutti di mare! Kommt und kauft Frischeste Ware! ▼ALLE▲ Kauft, kauft! (Annina legt ihr Netz und einen Korb voll Austern auf die Bank vor Delacquas Haus) ▼PAPPACODA▲ Ah, schöne Annina! Also Frutti di mare? ▼ANNINA▲ Ja! Signor Pappacoda, wollt Ihr ein paar Austern schlürfen? ▼PAPPACODA▲ Aus Eurer Hand mit Haut und Haaren! ▼ANNINA▲ (öffnet gewandt mit einem vom Gürtel herab hängenden Messer einige Austern) Also, da habt Ihr! ▼PAPPACODA▲ (essend) Oh, delikat! Aber apropos Haare! Ich errate, was Euch herführt! Ihr seid wegen Caramello da, dem Leibbarbier des Herzogs von Urbino, der heute mit seinem Herrn hier ankommt. Da steht der Palast des Herzogs! (Deutet auf den Palazzo Urbino) ▼ANNINA▲ Ihr irrt Euch, Pappacoda ich bringe Barbara Delacqua, meiner Milchschwester, Fische! Von dem Leibbarbier will ich nichts wissen. ▼PAPPACODA▲ Wie? So sprecht Ihr von Caramello, der Euch verehrt anbetet? ▼ANNINA▲ Ein Tunichtgut ist er… ein Ungeheuer ein …ein… ▼PAPPACODA▲ Also, mit einem Wort, Ihr liebt ihn noch immer! ▼ANNINA▲ Ach, sprecht mir nicht mehr von ihm! Sagt mir lieber, wie Ihr mit Ciboletta steht, der hübschen Zofe von Signora Delacqua? ▼PAPPACODA▲ (presst ihre Hand auf sein Herz) Spürt Ihr, wie es da klopft, wenn ich diesen Balkon betrachte? (Blickt auf Delacquas Balkon) Wisst Ihr, was dieses Klopfen bedeutet, wenn ich zu diesem Balkon hinaufblicke? Habt Ihr eine Ahnung, was dieser Klopfbalkon mir… ▼ANNINA▲ (hat nach links geblickt) Still! Da kommt ihre Herrin! VIERTER AUFTRITT (Vorige. Barbara Delacqua). ▼ANNINA▲ (eilt auf Barbara, die von links kommt, zu) Barbara! ▼BARBARA▲ Annina! Ach, wie schön von dir, dass du gekommen bist! ▼PAPPACODA▲ (mit einem Kratzfuss) Meinen Respekt, Signora! ▼BARBARA▲ Grüss Euch, Pappacoda! (Geht an ihm vorbei, will zu Annina) ▼PAPPACODA▲ (räuspert sich, dann leise zu Barbara) Signora Barbara, auf ein Wort! (Barbara bleibt stehen) Signor Enrico Piselli … ▼BARBARA▲ (schnell) Mein Neffe? Was ist's mit ihm? ▼PAPPACODA▲ … gab mir diesen Brief für seine schöne Tante. ▼BARBARA▲ Gebt her! (Liest verstohlen den Brief) ▼PAPPACODA▲ (ironisch) Er meinte, es handle sich um eine Überraschung für hochdero Gemahl. ▼BARBARA▲ (verwirrt) Ja, ja, in der Tat … eine Überraschung… zu Delacquas Geburtstag! ▼PAPPACODA▲ (lauter) Und es bliebe, wie verabredet, bei heute abend, punkt neun Uhr! ▼BARBARA▲ Pst! Schreit doch nicht so! (leise) Es handelt sich doch um eine Überraschung! ▼PAPPACODA▲ Ja, richtig, um eine Uberraschung! ▼ANNINA▲ Nun, Barbara! ▼BARBARA▲ Gleich, gleich! (Will zu ihr, bleibt stehen) Pappacoda! Sagt Ciboletta, sie solle mir melden, wenn mein Mann aus der Sitzung heimkommt! Für Eure Botschaft besten Dank. Da, nehmt und schweigt! (Gibt ihm ein Geldstück) Jetzt komm, Annina, ich habe eine dringende Bitte an dich! Addio, Pappacoda! (Mit Annina ab) ▼PAPPACODA▲ Addio, Signora, addio! Zwei Scudi! Einer von dem Neffen, einer von der Tante, Jetzt fehlt nur noch einer von dem zuwideren Onkel! Doch, wo steckt Ciboletta? (Ruft) Ciboletta! FÜNFTER AUFTRITT (Vorige. Ciboletta). ▼CIBOLETTA▲ (hinter der Szene) Ich komme schon! (Sie tritt nach rückwärts gehend auf und ruft, heftig gestikulierend, in die Kulisse zurück) Addio, addio, Giovannina! Auf morgen! Hoppla! (Sie stösst an Peppino, der eben mit einer Schüssel Makkaroni hantiert, stolpert, fällt mit der Schüssel zugleich zu Boden, bleibt sitzen und macht ein dummes Gesicht) Bin schon da! ▼PAPPACODA▲ (hilft ihr auf) Wo warst du denn, mein Dummerl? ▼CIBOLETTA▲ In der Vesper! ▼PAPPACODA▲ Hast du gebetet, dass du ein recht gescheites Mädel wirst? ▼CIBOLETTA▲ Mein Gott, bei mir hilft ja doch nichts! ▼PAPPACODA▲ Aber was hast du denn in der Kirche gemacht, wenn du nicht gebetet hast? ▼CIBOLETTA▲ Ich hab recht bitterlich geweint weil ich in diesem Karneval noch nicht ein einziges Mal getanzt habe! ▼PAPPACODA▲ Geweint hast du? Geweint wegen Tanzen? Und so was liebt ein Mann wie ich! ▼CIBOLETTA▲ Ja liebst du mich denn wirklich? ▼PAPPACODA▲ Freilich liebe ich dich - und du - liebst du mich? ▼CIBOLETTA▲ Lieben? Was ist denn das? ▼PAPPACODA▲ Nun, wenn die da … den da … so recht von Herzen … na, du verstehst ja! (Ciboletta schüttelt verneinend den Kopf; er spricht mit komischen Gesten weiter) Also wenn der da … die da… so recht innig, leidenschaftlich … (drückt sie an sich) verstehst du? ▼CIBOLETTA▲ (nickt). Mhm! Aber wenn die da … den da … und der da … die da … liebt, so meine ich, sollten die da und der da ein Paar werden und - heiraten! ▼PAPPACODA▲ Heiraten? ▼CIBOLETTA▲ Freilich! ▼PAPPACODA▲ Also gut, wir heiraten, sobald ich den Platz als Herrschaftskoch habe, den ich noch immer vergebens suche. Aber sind wir einmal Mann und Frau, dann nimm dir nicht etwa ein Beispiel an deiner Herrin, die ihren Mann mit seinem Neffen betrügt! ▼CIBOLETTA▲ Ja, hast du denn einen Neffen? ▼PAPPACODA▲ Nein! ▼CIBOLETTA▲ Ich auch nicht. Mit wem soll ich dich dann betrügen? ▼PAPPACODA▲ (zum Publikum) Gott, ist die dumm! ▼CIBOLETTA▲ Wenn ich so dumm bin - weshalb willst du mich denn dann heiraten? ▼PAPPACODA▲ Eben deshalb! Eben deshalb! ▼CIBOLETTA▲ Was? Nur deshalb? Ich hab fein noch andere Sachen, die mich begehrenswert machen! ▼PAPPACODA▲ (drückt sie an sich) Das glaub ich - und was für Sachen du hast! ▼CIBOLETTA▲ (reisst sich los) Lass mich, zwischen uns ist es aus! ▼PAPPACODA▲ Aber Ciboletta! ▼CIBOLETTA▲ Ich lass mir nicht immer sagen, dass ich dumm bin! ▼PAPPACODA▲ Aber Ciboletta! ▼CIBOLETTA▲ (schreiend). Schluss! ▼PAPPACODA▲ Aber Cibo… ▼CIBOLETTA▲ Schluss! ▼PAPPACODA▲ Aber Ci… Nr. 3 - Duett ▼CIBOLETTA▲ Heiraten, ja, das würd' mich freun, Heiraten soll sehr lustig sein! ▼PAPPACODA▲ Nur wenn man eine Stellung hat! Von Lieb' allein wird man nicht satt! Und kurz - es geht noch nicht! ▼CIBOLETTA▲ Warum? ▼PAPPACODA▲ Warum? Die Frag' ist zu dumm! ▼CIBOLETTA▲ (beleidigt) Zu dumm? Zu dumm? ▼PAPPACODA▲ Zu dumm! Zu dumm! ▼CIBOLETTA▲ Nun denn, du kluger Mann, So hör mich einmal an! ▼PAPPACODA▲ (gesprochen) Was wird da herauskommen? ▼CIBOLETTA▲ 's ist wahr, ich bin nicht allzu klug, Doch wär' ich, sollt' ich denken, Als deine Frau schon klug genug, Ich werde dir nichts schenken! Wir beide gäben wohl ein Paar, Ich nähm' dich mit Vergnügen Doch willst du nicht nun denn, fürwahr, So werd ich mich drein fügen Und bald 'nen andern kriegen! Ja ja! Da sorg ich mich nicht drum! Ziehst du mich gar zu lang herum, So mach ich kurz "Linksum"! Halt mich nur nicht für gar so dumm! ▼PAPPACODA▲ Sei nur nicht bös gleich drum Ich seh, du bist nicht gar so dumm, Bist weder dumm noch stumm, Doch nimm nur nicht gleich alles krumm! ▼CIBOLETTA▲ Du bist ein Mann, bist sehr gescheit Und willst mir imponieren; Doch lass ich mich nur kurze Zeit So bei der Nase führen. Die Mutter hat mich's schon gelehrt "Trau keinem! Du wirst betrogen! Denn was ein Mann dir zehnmal schwört, Ist elfmal schon erlogen!" Dies Wort ist wohl erwogen! Drum frag ich jetzt Warum Ziehst du so lange mich herum? Blieb' ferner ich noch stumm, Da wär' ich wirklich gar zu dumm! ▼PAPPACODA▲ Sei nur nicht bös gleich drum Ich seh, du bist nicht gar so dumm, Bist weder dumm noch stumm, Doch nimm nur nicht gleich alles krumm! (Beide tanzen nach rechts ab) SECHSTER AUFTRITT (Delacqua, Testaccio, Barbaruccio ) (drei gleich gekleidete, komisch wirkende ältere Männer,Volk im Hintergrund) ▼BARBARUCCIO▲ Puh, das war eine stürmische Sitzung heute! ▼DELACQUA▲ Eure Rede gegen den Herzog von Urbino enthielt manches Wahre! ▼BARBARUCCIO▲ (im Rednerton) Ich opponiere gegen jeden feierlichen Empfang des Herzogs, rief ich, "wir sind Republikaner und keine Tyrannenknechte!" ▼TESTACCIO▲ Der Herzog von Urbino ist gar kein Tyrann! Er ist ein lebenslustiger Herr, der alljährlich zum Karneval nach Venedig kommt und enorm viel Geld sitzen lässt. ▼DELACQUA▲ Viel Geld aber auch ebenso viele betrogene Weiber! ▼BARBARUCCIO▲ Er hat uns Räte mit unseren Frauen zu einem Feste geladen, das er heute gibt! Ich habe den Beschluss durchgesetzt, dass unsere Frauen dies Fest nicht besuchen werden! Dass ich nicht gehe, versteht sich von selbst, denn ich sitze links - noch linkser als links! (Setzt sich links) ▼TESTACCIO▲ Und ich gehe zum Fest! Denn ich sitze rechts noch rechtser als rechts! (Setzt sich rechts) ▼BARBARUCCIO▲ (Zu Delacqua) Und Ihr? ▼DELACQUA▲ Ich lasse mich sehen, begrüsse den Herzog und verlasse das Lokal! ▼BARBARUCCIO▲ Aber Ihr wisst doch, dass der Herzog Eurem jungen Weibe im vorigen Karneval auf Schritt und Tritt nachstellte? ▼DELACQUA▲ Er hat mein Weib nie gesehen, sie war maskiert! ▼BEIDE▲ Oh! ▼DELACQUA▲ Meine Frau wird heute durch einen sicheren Gondoliere zu meiner Base, der Abtissin, gebracht. In einer halben Stunde führt sie Francesco nach Murano hinüber. Dort wird Barbara vor den tollen Streichen des Herzogs in Sicherheit sein! ▼TESTACCIO▲ Guter Gedanke! ▼BARBARUCCIO▲ Ich an Eurer Stelle ginge nicht zum Feste! ▼DELACQUA▲ Warum nicht? Der Herzog hat im Venezianischen reiche Besitzungen; sein Verwalter ist kürzlich gestorben; Der Posten soll neu besetzt werden; ich will mich darum bewerben. ▼BEIDE▲ (erstaunt). Ihr? ▼DELACQUA▲ Die Stelle trägt jährlich dreitausend Zechinen! ▼BEIDE▲ (erstaunt) Dreitausend Zechinen? ▼DELACQUA▲ Ich bin kein reicher Mann und… ▼TESTACCIO▲ Hm, wenn es so ist, werde ich ebenfalls um den Posten konkurrieren! ▼DELACQUA, BARBARUCCIO▲ Ihr? ▼TESTACCIO▲ Auch ich bin kein reicher Mann und… ▼BARBARUCCIO▲ Hm, ich füge mich als überstimmt der Majorität und werde auch auf den Ball gehen. ▼DELACQUA, TESTACCIO▲ Ihr? ▼BARBARUCCIO▲ Um den Herzog wegen des Postens zu interpellieren! ▼DELACQUA▲ (heftig) Oh, Ihr Wetterfahnen! ▼TESTACCIO▲ (heftig) Und dieser Mann schreit fortwährend gegen Korruption! ▼BARBARUCCIO▲ (heftig zu beiden) Wetterfahnen? Korruption? Was wollt Ihr damit sagen? Ich rufe zur Ordnung! Ich interpelliere Euch! Ich sitze links! ▼TESTACCIO▲ (schreiend) Ich sitze rechts! ▼DELACQUA▲ (schreiend) Und ich im Zentrum! Ich sage also Friede! Friede! Trinkt ein Glas Wein bei mir! Wir werden ja sehen, wer von uns die Verwalterstelle davonträgt! (Alle drei gehen in Delacquas Haus) SIEBENTER AUFTRITT (Volk. Centurio. Balbi. Diener. Dann Caramello. Gondolieri.) ▼CENTURIO▲ (ein Page, tritt mit Balbi und den anderen Dienern aus dem Palazzo Urbino) Schnell, schnell, ihr Leute, bald wird der Herzog hier sein! Hisst die Flaggen! Rollt diesen Teppich hier auf! (Die Diener rollen einen Laufteppich vom Palast zum Kanal. Centurio blickt nach rechts rückwärts) Da kommt schon eine Gondel mit Caramello, des Herzogs Leibbarbier! Da ist der Herzog auch nicht weit! (Caramello fährt in einer Gondel an, steigt aus) Nr. 4 - Auftrittslied Carame!Ios ▼CHOR▲ Evviva, Caramello! Des Herzogs Barbier! Er ist es, er ist es! Er kommt als Kurier! ▼CARAMELLO▲ (ist ausgestiegen; mit karrikierter Würde sich in die Brust werfend) Willkommen, alte Freunde! Gegrüsst seid alle mir! Ja, staunet nur, betrachtet Mich wie ein Wundertier! In hoher Ehrenstellung Seht ihr mich Wieder hier! Ich bin zwar nicht der Herzog, Doch bin ich sein Barbier! ▼CHOR▲ Evviva, Caramello! Des Herzogs Barbier! ▼CARAMELLO▲ Der Herzog von Urbino Ich sag's Euch con sordino Er liebt die schönen Fraun, Hat manche kleine Schwächen Ich weiss davon zu sprechen, Ich hab ja sein Vertraun! Ich leb dort wie im Himmel, Er nennt mich "Tölpel! Lümmel!" Das ist so seine Art! Doch mir wird alles möglich, Ich gehe ja tagtäglich Dem Herzog um den Bart! (Mit der Geste des Einseifens) Er liebt den Scherz, das Lachen, Er liebt die Pracht, den Glanz Und andre gute Sachen, Liebt Wein, Gesang und Tanz! Und alle diese Dinge Studiert' ich fleissig drum! Die Müh' war nicht geringe, Doch bracht' es mich nicht um! Ich mag mich selbst nicht loben, Doch geh ich gleich euch Proben Von ein'gem, was ich kann, Und mit mir rufet dann Hoch Caramello, die seltne Perl', Er ist doch und bleibt doch ein ganzer Kerl! ▼CHOR▲ Hoch Caramello, die seltne Perl', Er ist doch und bleibt doch ein ganzer Kerl! ▼CARAMELLO▲ (gesprochen) He! Was steht ihr denn da und gafft? Es ist doch Karneval - tanzt doch! Tanzt! (Weitersingend mit Tanzbewegungen, in welche die Umstehenden allmählich übergehen) Eine neue Tarantelle Zeig ich hier euch auf der Stelle! Gebet acht, ihr lernt sie schnelle, Auf dem Raume einer Elle! Auf und nieder wie die Welle, Hin und her wie die Libelle, Blank und schnell wie die Sardelle, Rasch und flink wie die Forelle! Vorwärts bis zur Morgenhelle Klinge Tamburin und Schelle Immer stärker schwelle, schwelle! Schlaget Löcher in die Felle, Das ist alles Bagatelle! Wer nicht singen kann, der belle, Dass es in die Ohren gelle! Dreht euch wie ein Karusselle, Wie berauscht vom Götterquelle. Schnelle! Schnelle! Schnelle! Ja, Caramello, das ist ein ganzer Kerl! Hoch soll er leben, Preis dieser Per!'! (Allgemeiner Tanz) ▼ALLE▲ Caramello ist fürwahr ein ganzer Kerl, Ein Kleinod, eine seltne Perl'! (Centurio und Balbi ziehen sich zurück) ACHTER AUFTRITT (Vorige. Pappacoda.) ▼PAPPACODA▲ (drängt sich durch die Menge, freudig die Arme ausbreitend). Ca … Ca … Caramello! ▼CARAMELLO▲ (ebenso) Pa … Pa … Pappacoda! ▼PAPPACODA▲ Lass dich umarmen! ▼CARAMELLO▲ Pappacoda, alter Makkaronikessei, wie geht es deinen Makkaroni? ▼PAPPACODA▲ Danke, gut! Wie geht es deinem alten Barbierpinsel? Ich muss dir etwas sagen! Ich habe Annina gesehen! ▼CARAMELLO▲ Wo ist sie? ▼PAPPACODA▲ Eben ging sie in Delacquas Haus! ▼CARAMELLO▲ Was macht denn der alte Delacqua? ▼PAPPACODA▲ Er ist eifersüchtiger denn je! ▼CARAMELLO▲ Und Barbara, sein schönes Weib? ▼PAPPACODA▲ Schöner denn je! ▼CARAMELLO▲ Das wird den Herzog freuen! Er schickt mich voraus, das Terrain zu sondieren! Du weisst, im Vorjahr hat ihm der alte Delacqua die Geschichte verpatzt und er konnte die schöne Barbara nur maskiert sehen! ▼PAPPACODA▲ Und mir scheint, heuer will er dem Herzog wieder einen Strich durch die Rechnung machen, denn soviel ich weiss, soll Signora Delacqua nach Murano fahren! ▼CARAMELLO▲ Delacqua weiss, dass der Herzog der schönen Barbara nachsteigt? ▼PAPPACODA▲ Ja und er will sie in Sicherheit bringen. Schlag neun Uhr kommt Francesco mit der Gondel und singt als Zeichen das Lied. ▼CARAMELLO▲ Welches Lied? ▼PAPPACODA▲ Weiss ich's? ▼CARAMELLO▲ Ah, der Schlag muss pariert werden! Pappacoda, höre mich an! Schaffe mir sofort den Gondoliere Francesco her. In der Gondel, die die schöne Barbara entführen soil, werde ich den Gondoliere spielen! ▼PAPPACODA▲ Ja, aber ich muss… ▼CARAMELLO▲ Halt jetzt deine Pappacoda und komm! (Zieht ihn rasch mit sich fort) NEUNTER AUFTRITT (Barbara. Annina.) ▼BARBARA▲ (kommt mit Annina aus dem Hause) Also, hast du mich verstanden? ▼ANNINA▲ Ich weiss, ich weiss, ich soll maskiert an deiner Steile nach Murano fahren, um neun Uhr wird Francesco kommen und das alte Lied singen "Komm in die Gondel, mein Liebchen ▼BARBARA▲ (blickt sich vorsichtig) Um Gotteswillen, still! ▼ANNINA▲ Aber, wozu denn das alles? Hast du ein Stelldichein? (Schelmisch lächelnd) Vielleicht mit Enrico? ▼BARBARA▲ Ja. Enrico und seine Freunde wollen meinem Manne ein Ständchen bringen und während des Tumults soll ich entwischen. ▼ANNINA▲ Du Glückliche! ▼BARBARA▲ Also willst du mir helfen? ▼ANNINA▲ Aber gerne! ▼BARBARA▲ Ich danke dir! Ich richte dir einstweilen den Domino her! Komm nicht zu spät! ▼ANNINA▲ Keine Angst! (Barbara geht ins Haus, Annina will ab) ZEHNTER AUFTRITT (Annina. Caramello.) (Caramello kommt von links, bemerkt Annina und pfeift. Annina blickt sich um, wendet sich aber sofort entrüstet ab.) ▼CARAMELLO▲ Annina! ▼ANNINA▲ (kalt). Mein Herr? ▼CARAMELLO▲ Ja, was ist denn das für ein Empfang? (Will zu ihr) ▼ANNINA▲ Halt! Komm mir nicht in die Nähe! ▼CARAMELLO▲ Was soll denn das heissen? ▼ANNINA▲ Das soll heissen Strafe muss sein! Damit ist alles gesagt! Vor einem Jahr war ich dein Alles, dein Täubchen von San Marco, dein Leckerbissen, dein Engel! Halunke! Und heuer? ▼CARAMELLO▲ Heuer kann ein Paar aus uns werden! ▼ANNINA▲ Das ist das sechste Heiratsversprechen, das du mir gibst… Fünf hast du nicht gehalten… windiger Geselle! ▼CARAMELLO▲ Stürmisch, stürmisch vielleicht aber nicht windig! Diesmal ist's Ernst. Wenn es glückt, werde ich Verwalter der venezianischen Güter meines Herzogs! ▼ANNINA▲ (spöttisch) Die armen Güter! ▼CARAMELLO▲ Die armen Güter? (Tritt ganz nahe zu ihr) Und wenn ich eine schöne Verwalterin zur Seite hätte (macht die Geste des Stehlens) die mir verwalten hilft?! ▼ANNINA▲ Meinst du mich? ▼CARAMELLO▲ Freilich! Seien wir doch wieder gut! ▼ANNINA▲ Nein! Nr. 5 - Duett ▼CARAMELLO▲ Annina! ▼ANNINA▲ Caramello! ▼CARAMELLO▲ Du fliegst nicht in meinen Arm? ▼ANNINA▲ Ich fliegen? Nein, mein Lieber! ▼CARAMELLO▲ Einst liebtest du mich treu und warm! ▼ANNINA▲ Die Zeiten sind vorüber! ▼CARAMELLO▲ Und nicht ein Küsschen zum Empfang? Ist das die Liebe unermessen? ▼ANNINA▲ Du liessest Zeit dir gar zu lang, Da hab ich auf die Lieb' vergessen! Ach! Als meine Barke Glitt übers Meer, Da flogen zwei Schwalben Hinter mir her Und sangen leise Mir meine Weise Pellegrina rondinella! ▼CARAMELLO▲ Hör mich, Annina! ▼ANNINA▲ Rondineila pellegrina! Pellegrina rondinella! Dein Lied von Lieb' und Treue Hat einen falschen Ton, Du hast es mir gesungen, Doch als es kaum verklungen, War's auch vergessen schon! Pellegrina rondinella, Rondinella pellegrina! Lockrer Vogel Caramello, Nimmer traut dir Annina! ▼BEIDE▲ Peliegrina rondinella, Rondinella pellegrina! ▼CARAMELLO▲ Immer treu blieb ich Annina! ▼ANNINA▲ Nimmer trau ich dir! ▼CARAMELLO▲ Glaub, o glaub doch mir! Lass frei mich dir's gestehen, Dass ich fern von dir, Wie das so oft pflegt zu gehen, Manch schöne Frau gesehen, Doch keine so wie dich! ▼ANNINA▲ Pellegrina rondinella, Rondinella pellegrina! Lockrer Vogel Caramello, Nimmer traut dir Annina! ▼BEIDE▲ Pellegrina rondinella, Roridinella pellegrina! ▼CARAMELLO▲ Immer treu blieb ich Annina! ▼ANNINA▲ Nimmer trau ich dir! ▼CARAMELLO▲ Glaub, o glaub doch mir! (Komischer Tanz. Er will sie küssen, sie reisst sich los,macht lachend eine lange Nase und eilt links ab. ) (Caramello folgt ihr komisch resigniert, die Hände in den Hosentaschen) ELFTER AUFTRITT (Annina. Ciboletta. Caramello. Pappacoda.) ▼PAPPACODA▲ (kommt mit Ciboletta von rechts) Nein, nein, nein, es geht absolut nicht! Unmöglich! Mit zwei elenden Scudi in der Tasche kann ich kein Kostüm ausleihen! ▼CIBOLETTA▲ (weinerlich) Aber ich bringe dir einen alten Anzug meines Herrn! ▼PAPPACODA▲ Wenn auch, es geht nicht! Hier Makkaroni kochen … am Markuspiatz tanzen - das geht nicht! ▼CIBOLETTA▲ (weint komisch) Hihihihihi! ▼PAPPACODA▲ (weint auch) Hahahahaha! ▼CARAMELLO▲ (kommt mit Annina von links) Höre dir das Duett an! (zu Pappacoda) Was hat sie denn? Warum heult sie denn? ▼PAPPACODA▲ Sie will tanzen! ▼CARAMELLO▲ So lass sie tanzen! ▼PAPPACODA▲ Wir haben kein Geld! ▼CARAMELLO▲ Ich hab auch kein Geld und tanze doch! In der Früh' mache ich's so … (macht die Geste des Einseifens) …und abends mache ich's so … (macht einige Tanzschritte) Ich habe eine prächtige Idee! Mein Herzog gibt heute ein Maskenfest ▼ANNINA▲ (freudig) Und da gehen wir alle hin! (Stolziert wie im Ballsaal) ▼CARAMELLO▲ (spottet ihr nach) Und da gehen wir alle hin!" Habt ihr schon so etwas gesehen? So willst du zum Herzog gehen? (Zeigt auf ihr Netz) Du hast ja lauter Löcher! (Greift in die Tasche und zieht ein Paket Einladungskarten heraus) Also hört mich an! Ich soll diese Karten für die Fürstlichkeiten austragen, Aber auf eine oder zwei kommt es nicht an! Da hast du eine und du und du … (Verteilt die Karten) Überhaupt, was soll ich erst viel herumlaufen? Pappacoda, nimm die ganzen Karten und gib sie deinen Freunden! Für Maskenanzüge werde ich sorgen! ▼CIBOLETTA▲ Dafür muss ich ihm einen Kuss geben! (Zu Pappacoda) Du erlaubst schon! (Küsst Caramello) ▼PAPPACODA▲ Auch ich muss ihr einen Kuss geben. (zu Caramello) Du erlaubst schon! (Will zu Annina, Caramello stellt ihm das Bein vor) ▼ANNINA▲ Halt, küsst nicht zu früh! Ich bin leider verhindert! Ich muss noch heute nach Chioggia der Vater wartet! ▼CARAMELLO▲ Der Vater wartet! Lass ihn warten! Übrigens wenn sie nicht kann, werde ich mir halt eine andere Tänzerin suchen! ▼ANNINA▲ (heftig) Was hast du gesagt? ▼CARAMELLO▲ Dass ich mir eine andere Tänzerin suchen werde! ▼ANNINA▲ So? Nun geh ich grade mit! (Für sich) Ich kann von Murano in einer Stunde zurück sein! ▼CARAMELLO▲ Ich hab's ja gewusst! ▼ANNINA▲ (hebt ihren Rock und spreizt ein Bein vor) Unsereins hat doch auch Füsse! ▼PAPPACODA▲ Und was für Füsse! Nr. 6 - Quartett ▼ALLE VIER▲ Alle maskiert, alle maskiert Cospetto, wie amüsant das wird! In der Menge Buntem Gedränge Sich verstecken Und necken! Hier entweichen, Dort erreichen, Bald sich finden, Bald verschwinden! Alle maskiert, alle maskiert, Wo Spass und wo Tollheit und Lust regiert! Ganz ungeniert alle maskiert Cospetto, wie amüsant das wird! ▼ANNINA▲ Alles sehen ungesehen Kann man dort bequem! ▼CIBOLETTA▲ Auch kann man im Tanz sich drehen Und weiss nie mit wem! ▼CARAMELLO▲ Das Geplauder zu belauschen Unbemerkt und stumm! ▼PAPPACODA▲ Schlechte Witze auszutauschen Bald gescheit, bald dumm! ▼ALLE VIER▲ Alle maskiert, alle maskiert, Wo Spass, wo Tollheit und Lust regiert! Ganz ungeniert, alle maskiert Cospetto, wie amüsant das wird! ▼ANNINA▲ Wenn ihr Männer intrigiert habt Und euch schliesslich demaskiert habt, Sehen wir armen Frauen klar, Dass einer wie der andre war! ▼CARAMELLO▲ Und wir Männer, die den Frauen Gingen gläubig auf den Leim, Kommen endlich statt in Masken Nur mit langen Nasen heim. ▼PAPPACODA▲ Dass du dieses nicht begriffen, Zeigt der Ausdruck des Gesichts! ▼CIBOLETTA▲ Ich versteh nichts von den Kniffen, Tanzen will ich, weiter nichts! ▼DIE ÜBRIGEN▲ Tanzen will sie, weiter nichts! ▼ALLE VIER▲ Alle maskiert, alle maskiert Wo Spass, wo Tollheit und Lust regiert! Ganz ungeniert, alle maskiert! Cospetto, wie amüsant das wird! (dann tanzen alle vier nach rückwärts ab) ZWÖLFTER AUFTRITT (Herzog. Gefolge. Volk. Gondolieri.) ▼CENTURIO▲ (kommt gelaufen) Der Herzog! Der Herzog! Caramello, der Herzog! (Eilt in den Palast) (Der Herzog fährt in einer Gondel an; zwei Kavaliere sind ihm beim Aussteigen behilflich und fahren dann in der Gondel weiter) ▼DER HERZOG▲ (blickt auf seinen Palast und dann auf die ganze Umgebung) Endlich sehe ich dich wieder! Du Stadt der Liebe! Du Stadt der Freude! Mein herrliches Venedig! Nr. 6a - Auftrittslied des Herzogs Sei mir gegrüsst, du holdes Venezia! Ich stehe träumend da, dir so nah! Zur Liebe dich Natur erkor, In deinen Mauern wohnt das Glück! Schon mancher hier sein Herz verlor, Bekam dafür ein anderes zurück! Wir fliegen dir zu, wie Falter zum Licht, Zur Stadt, die uns allen Liebe verspricht! Mein Herz ruft dir zu O Königin du, Sei mir gegrüsst, du holdes Venezia! Ich stehe träumend da, dir so nah! Du holde Zauberin, Spielst mit den Herzen, So nimm sie hin! Die Schmerzen Sei'n dir verziehn! Keiner kann dir entfliehn! Die Menschen, sie flüstern dir zu, Du holdes Venezia, du! Du Wunder dort im Weltenraum, Sei mir gegrüsst, sei mir gegrüsst! (Ab in den Palast) DREIZEHNTER AUFTRITT (Herzog. Caramello. Die drei Senatoren) ▼CARAMELLO▲ (kommt aufgeregt gelaufen) Der Herzog! Wo ist der Herzog? (Er erblickt den wieder auftretenden Herzog und macht tiefe Bücklinge) ▼HERZOG▲ Nun, hast du Barbara gesprochen? ▼CARAMELLO▲ Nein, unmöglich der Mann ist zu Hause! Er geht ihr nicht von der Seite! Ein ekelhafter Kerl! (Delacqua, Barbaruccio und Festaccio sind aus dem Hause gekommen) Da kommt er ja! ▼DELACQUA▲ (bemerkt den Herzog, für sich) Zum Teufel! (Eilt zur Tür seines Hauses und sperrt sie ab) ▼CARAMELLO▲ (leise zum Herzog) Er hat die Tür versperrt! ▼HERZOG▲ (lachend) Ja, ich habe es gesehen! ▼DELACQUA▲ (sich verbeugend) Hoheit! ▼BARBARUCCIO▲ (ebenso) Hoheit! ▼TESTACCIO▲ (ebenso) Hoheit! ▼HERZOG▲ Ich begrüsse Venedigs Senat in seinen würdigsten Vertretern! Heute abend beim Feste hoffe ich die Herren zu sehen! ▼DELACQUA, BARBARUCCIO, TESTACCIO▲ Gewiss, gewiss, gewiss! ▼HERZOG▲ (betonend) Selbstverständlich erwarte ich Sie mit ihren Damen! ▼TESTACCIO▲ (leise zu Barbaruccio) Und der Senatsbeschluss? ▼BARBARUCCIO▲ (stotternd) Leider, Hoheit, ist meine Gattin verhindert ▼TESTACCIO▲ So wie die meine! ▼HERZOG▲ Und Signora Delacqua? ▼DELACQUA▲ (stotternd) Auch meine Gattin kann nicht kommen… sie ist bei einer sterbenskranken Tante die einmal sterben wird … in Treviso! ▼BARBARUCCIO▲ (einfältig) Sagtet Ihr nicht, in Murano? ▼DELACQUA ▲ (tritt Barbaruccio wütend auf den Fuss) Nein! Nein! Treviso! Ihr habt schlecht gehört! ▼CARAMELLO▲ (leise zum Herzog) Sie soll heute abend nach Murano in Sicherheit gebracht werden! Ich werde aber seinen Plan vereiteln! ▼HERZOG▲ Bravo! Bravo! (Zu Delacqua) Signora Delacqua ist also nicht in Venedig? ▼DELACQUA▲ (stotternd) Nein… Sie ist nicht inwendig… in Venedig! ▼HERZOG▲ (lachend) Also auf ein andermal, ihr Herren! Arrivederci! ▼CARAMELLO▲ (den Herzog kopierend) Arrivederci! ▼BARBARUCCIO▲ Eine kleine Interpellation, Hoheit! Der Posten Eures Verwalters ist neu zu besetzen ich konkurriere darum… ▼TESTACCIO▲ Ich ebenfalls! ▼DELACQUA▲ Ich ebenfalls! ▼BARBARUCCIO▲ Also dieser Posten. ▼HERZOG▲ (fällt ihm ins Wort). Ist noch nicht besetzt und wird demjenigen zuerkannt, der sich meine Gunst zu erringen weiss! Addio, Signori! (Ab in den Palast) ▼DELACQUA, BARBARUCCIO, TESTACCIO▲ Es lebe der Herzog! ▼CARAMELLO▲ (gravitätisch, den Herzog parodierend) Der Posten ist noch nicht besetzt und wird demjenigen zuerkannt, der sich meine Gunst zu erringen weiss! ▼DELACQUA▲ Frecher Schlingel! ▼CARAMELLO▲ (weitersprechend) … hat der Herzog gesagt! Meine Herren, dieser Posten ist noch frei! (Zeigt auf den Makkaroniofen, drückt Delacqua Makkaroni in die Hand und eilt dann in den Palast ab) ▼DELACQUA▲ (wirft ihm zornig die Makkaroni nach) Ich protestiere gegen eine solche Behandlung! (Barbaruccio und Testaccio gehen ab) VIERZEHNTER AUFTRITT (Barbara. Delacqua. Pappacoda) ▼DELACQUA▲ (zu Pappacoda, der rückwärts aufgetreten ist) Pappacoda, hast du gehört, was der Herzog gesagt hat? ▼PAPPACODA▲ (während er die Makkaroni aufhebt und in den Ofen wirft, ohne Interesse) Jawohl, er hat ja laut genug gesprochen! ▼DELACQUA▲ Er hat gesagt "Der Posten wird dem zuerkannt, der sich meine Gunst zu erwerben weiss!" ▼PAPPACODA▲ Ihre Gunst? ▼DELACQUA▲ Seine Gunst! Das bezieht sich auf den Herzog! Das ganze bezieht sich auf Barbara, meine Frau, bezieht sich auf das Fest! Verstehst du? ▼PAPPACODA▲ Nein, aber auf jeden Fall, es bezieht sich! ▼DELACQUA▲ Was mache ich denn nur? ▼PAPPACODA▲ Das weiss ich nicht - das geht mich auch nichts an! ▼DELACQUA▲ Der Herzog hat meine Frau nie gesehen … Wie wäre es, wenn ich ihm eine falsche Barbara vorstellen würde? ▼PAPPACODA▲ Eine Gemeinheit! ▼DELACQUA▲ (empört) Frecher Geselle, mach dass du weiterkommst! (Während Pappacoda seinen Makkaroniofen zusammenräumt und fortträgt) Ja, das ist eine famose Idee … aber erst die richtige Barbara in Sicherheit gebracht! (Ruft zum Balkon) Barbara! Barbara! Weibchen! (Barbara erscheint auf dem Balkon) ▼BARBARA▲ (mit gespielter Zärtlichkeit) Ja, mein geliebtes Männchen? ▼DELACQUA▲ (ebenso) Mein Schätzchen, nimm dein Reisetäschchen, dein Kapüzchen, nimm ein Lärvchen vor… ▼BARBARA▲ (betreten) Schon jetzt? Es ist doch noch Zeit! ▼DELACQUA▲ Du fährst doch gern nach Murano zu Tantchen ins Klösterchen? ▼BARBARA▲ (wie oben) Gewiss, gewiss! ▼DELACQUA▲ Recht so, mein Herzchen, beeile dich nur! Das Gondelchen wird gleich da sein! Leb wohl, mein Herzchen! (Eilt ab) ▼BARBARA▲ (blickt nervös suchend umher) Wo nur Annina bleibt? (Erblickt Annina hinter der Szene, ruft) Annina! Annina! FÜNFZEHNTER AUFTRITT (Annina. Barbara). ▼ANNINA▲ (kommt atemlos über die Brücke, trägt in einem Tuch einen Domino aus roter Seide) Ich komme ja schon! Ich lief bis zum Arsenal, wo Enrico eben seine Freunde zur Serenade für deinen verehrten Herrn Gemahl drillt! Einen Domino habe ich dir auch mitgebracht! (Zeigt den Domino) Rot die Farbe der Liebe! Ist die Luft rein? ▼BARBARA▲ Ja, komm rasch! ▼ANNINA▲ (will in das Haus) Es ist ja zugesperrt! ▼BARBARA▲ Warte… da hast du das Schlüsselchen! (Wirft einen sehr grossen Schlüssel vom Balkon herab) Jetzt komm nur rasch! (Verschwindet) ▼ANNINA▲ Ich komme schon! (Sperrt das Haustor auf und eilt ab) SECHZEHNTER AUFTRITT (Caramello. Herzog) ▼HERZOG▲ (hat einen grossen Mantel umgeworfen, kommt lachend mit Caramello) Deine Idee ist ausgezeichnet! Und bist du des Gondoliere sicher? ▼CARAMELLO▲ (in einem gestreiften Mantel, mit einem grossen Schlapphut) Ich bestach ihn mit zehn Zechinen! ▼HERZOG▲ Zehn Zechinen? Ist das nicht zu wenig? ▼CARAMELLO▲ Ich habe ihm so nur acht gegeben! In der Gondel, welche Deiacqua mietet, in der die schöne Barbara entführt werden soll, werde also ich den Gondoliere spielen. ▼HERZOG▲ Ausgezeichnet! ▼CARAMELLO▲ Natürlich werde ich Signora Barbara in den Kanälen nur etwas spazieren führen, um sie schliesslich von der Wasserseite aus in den Palast Eurer Hoheit zu bringen. ▼HERZOG▲ (reibt sich vergnügt die Hände) Famos! Wenn sie so schön ist, wie sie im vergangenen Jahr geistreich war als Maske, so ist dein Glück gemacht! Nun ans Werk! (Caramello will ab) Halt! Wie wird Signora Barbara deine Gondel erkennen? ▼CARAMELLO▲ Das alte Lied (singend) Komm in die Gondel, mein Liebchen! O steige nur ein das ist das verabredete Zeichen! ▼HERZOG▲ Gut! Gut! Jetzt mach, dass du fortkommst! (Caramello geht ab) SIEBZEHNTER AUFTRITT Nr. 7 - Finale (Der Herzog. Dann Barbara und Annina. Später Pappacoda und Ciboletta) ▼HERZOG▲ (allein) Hier ward es still Benützen will Ich diesen Augenblick Ich locke sie mit Melodie, Vielleicht lacht mir das Glück! Der Mond hat schwere Klag' erhoben Und vor Gericht es kundgemacht Er will nicht länger stehn da droben Du hast ihn um den Glanz gebracht! Als er die Sterne jüngst gezählt, Hat's an der vollen Zahl gefehlt! Ja, zwei der schönsten nahmst du fort, Es sind die beiden Augen dort! (Annina und Barbara erscheinen am Balkon; der Herzog versteckt sich. Herzog für sich) Dort regt sich's schon Auf dem Balkon! ▼BARBARA▲ (leise zu Annina) Den Domino gib mir! (Annina gibt ihr den roten Domino) ▼HERZOG▲ Bei meiner Treu, Das scheinen zwei! ▼ANNINA▲ (leise) Nur schnell, bald ist er hier! ▼BARBARA▲ (ebenso) Horch! Wer schleicht da herum? ▼HERZOG▲ (zum Balkon) Pst! Pst! Pst! Pst! ▼ANNINA▲ (leise) Einerlei, wir bleiben stumm, Bis aus der Gondel das Lied erklingt! ▼HERZOG▲ Sie zaudert, doch List bald den Sieg erringt! Sei mir willkommen Du holde Nacht! Zum Herzenstehlen Wie gemacht! Bin zwar kein Räuber, Bin kein Dieb, Zum Herzenstehlen Treibt mich die Lieb'! (Pappacoda und Ciboletta kommen von rückwärts, tragen zwei Bündel) ▼ANNINA, BARBARA▲ Schon rückt sie näher, Die holde Nacht! Unser Beginnen Weckt nicht Verdacht! ▼ANNINA▲ Ich lass entführen mich, Ihr zulieb! Ihrer indessen harrt schon ein Dieb! ▼BARBARA▲ Sie lässt entführen sich! Mir zulieb harrt schon ein Dieb! ▼PAPPACODA▲ Schon rückt sie näher, Die holde Nacht, Drum auf mein Zeichen Habe wohl acht! ▼CIBOLETTA▲ Komm, Pappacoda, Du Herzensdieb, Ich spitz die Ohren, Dein Zeichen gib! ▼PAPPACODA▲ Hast du mir ein Kostüm gebracht? Für unsre heutige Faschingsnacht? ▼CIBOLETTA▲ Von meinem Herren brachte ich Dies alte Staatskleid mit für dich! ▼HERZOG▲ Mit Vorsicht jetzt hinausgeblickt, Ob uns das Abenteuer glückt! ▼ANNINA, BARBARA, PAPPACODA, CIBOLETTA, HERZOG▲ Mit Vorsicht jetzt hinausgeblickt, Ob uns das Abenteuer glückt! (Alle ziehen sich zurück. Delacqua eilt von links über die Szene zu seinem Hause, schliesst auf und verschwindet darin) ▼CARAMELLO▲ (hinter der Szene) Hoaho! Hoaho! ▼HERZOG▲ 's ist Caramello Als Gondolier! Ich hör sein Singen Schon in der Näh'! (Zieht sich wieder zurück) ACHTZEHNTER AUFTRITT (Caramello) ▼CARAMELLO▲ (fährt in einer Gondel ans Ufer, steigt aus und singt, dem Balkon zugewandt) Komm in die Gondel, mein Liebchen! O steige nur ein, Allzu lang schon fahr ich trauernd so ganz allein! Hab ich an Bord dich, dann stosse ich freudig vom Land, Führe eilig dich hinüber zum schönen Strand, Der dort lockend winkt, Fern im Mondlicht blinkt; Wo uns deckt Dunkel der Nacht, Wo kein Späherauge wacht! Dort sollst du mir sagen Ein süsses beglückendes Wort! Sehnsüchtig Klagen Findet Erhörung dort! Hoaho! Hoaho! NEUNZEHNTER AUFTRITT (Delacqua. Annina. Caramello. Herzog) (Delacqua, mit einer grossen brennenden Laterne in der Hand, führt die sorgsam verhüllte Annina, die er für seine Frau hält, aus dem Haus) ▼DELACQUA▲ Komm nur, liebes Kind! ▼ANNINA▲ Mir ist so bang! (Der Herzog tritt aus dem Dunkel und beobachtet genau den Vorgang; dann zieht er sich aufs neue zurück) ▼DELACQUA▲ Nach Murano, liebes Kind, Trägt die Gondel dich geschwind; Steig nur ein, lebe wohl, Bis von dort ich dich hol! (Er führt Annina zu dem an der Gondel harrenden Caramello. Im selben Augenblick stürzen Ciboletta und Pappacoda zu Delacqua, packen ihn von beiden Seiten und drängen ihn tanzend nach vorne) ZWANZIGSTER AUFTRITT (Vorige. Pappacoda. Ciboletta) ▼PAPPACODA▲ Messer Delacqua! ▼CIBOLETTA▲ Messer Delacqua! ▼PAPPACODA▲ Was soll das heissen? ▼CIBOLETTA▲ Jetzt Euch entfernen? ▼PAPPACODA▲ Seht sie dort kommen… ▼CIBOLETTA▲ Mit den Laternen ▼PAPPACODA▲ Die Serenade… ▼CIBOLETTA▲ Euch zu Ehren! ▼PAPPACODA▲ 's wär' doch schade ▼CIBOLETTA▲ Sie nicht zu hören. ▼PAPPACODA, CIBOLETTA▲ (drängen ihn zu seiner Tür) Hinein! Hinein! Ihr könnt Euch freun! ▼DELACQUA▲ (zu Annina) Leb wohl, es muss sein! (Annina winkt ihm stumm) Du sagst gar kein Wort? (Will zu ihr) ▼PAPPACODA, CIBOLETTA▲ (halten ihn fest). Sie kommen schon dort! ▼DELACQUA▲ Wohlan denn, hinein! (Ab) ▼PAPPACODA, CIBOLETTA▲ Hinein! Hinein! Ihr könnt Euch freun! ▼HERZOG▲ Hinein! Hinein! Du kannst dich freun! Bald soll sie bei mir In Sicherheit sein! (Verschwindet im Palast) ▼CARAMELLO▲ (fährt mit Annina fort). Hoaho! Hoaho! EINUNDZWANZIGSTER AUFTRITT (Vorige, ohne Caramello und Annina. Dann Enrico. Matrosen. Schiffsjungen. Volk. Zuletzt Barbara) (Matrosen und Schiffsjungen, von Enrico geführt, kommen von rechts rückwärts in einem Zuge tanzend vor Delacquas Haus und stellen sich dem Balkon gegenüber. Die Schiffsjungen haben bunte Laternen, die Matrosen haben Mandolinen usw. Von allen Seiten drängt sich Volk hinzu.) ▼VOLK▲ Schnell zur Serenade! CHOR der MATROSEN und SCHIFFSJUNGEN Du, den wir hochverehren, Bist morgen sechzig Jahr'! Du wurdest grau in Ehren Du seltnes Exemplar! Oft konnt'st du Ruhm dir holen, Und hast es nicht getan; Dass Herzen du gestohlen, Man nicht behaupten kann! Dies Lied sei dir empfohlen, Hab die Gnad' und hör es an! 1 Mit der Würde, die dir eigen, Hüllst du weise dich in Schweigen; Andre schwatzen, du bleibst stumm da, O Delacqua qua qua qua qua! Wenn die andern debattieren, Opponieren, sich blamieren, Sagst du gar nichts oder nickst "Ja!' O Delacqua qua qua qua qua! Deine grössten Gedanken, Du hältst sie in Schranken, In sicherem Verschluss, Du bist ein Pfiffikus! Solche Perlen des Geistes Sind kostbar, du weisst es, Du trägst sie versteckt, Wo sie kein Mensch entdeckt! Vivat! (Delacqua am Balkon seines Hauses, verneigt sich, ringt nach Worten) 2. Güt'ger Himmel, sei uns gnädig, In dem Rate von Venedig Lass ihn sitzen noch recht lang da, Den Delacqua qua qua qua qua! Was die Rechte sich wohl dachte, Was die Linke sich wohl dünke, Selbst das Zentrum geht ihm nicht nah, Dem Delacqua quaqua quaqua! Wie im Rat du gesessen, Kann niemand vergessen, Der je dich dort sah, Heil Delacqua qua qua! Drum bald lauter, bald leiser Ertönt's, bis wir heiser, Bald fern und bald nah Heil Delacqua qua qua! Vivat! DELACQUA (gerührt) Signori, Ihre Huldigung ehrt mich wie schade, dass meine Frau nicht zu Hause ist! Tausend Dank! (Windet sein Taschentuch aus, wovon Pappacoda, der unter dem Balkon steht, ganz nass wird; dann ab ins Haus) (Barbara, im roten Domino, ist inzwischen aus der Haustür getreten, wird von Enrico begrüsst und, von Laternenträgern gedeckt, durch den Schwibbogen fortgeführt.) CHOR Herrlicher Spass! Er ist ganz enchantiert! Eilet, dass den Moment ihr nicht verliert Schnell, macht euch fort, noch eh' er die Sache spürt! CARAMELLO (hinter der Szene) Hoaho! Hoaho! CHOR Nur stille und lauschet! Die Gondel, sie rauschet, Es tönet der Gesang! CARAMELLO (wie oben) Kaum dass mein Liebchen Die schaukelnde Gondel entführt, Hat auch bald sich's umfangen vom Schlaf gespürt! Schwankende Wogen, sie lullen leise dich ein Und mein Lied klingt dir süss in den Traum hinein! Hoaho! Hoaho! CHOR (hat sich zum Ufer gewendet) Aus den Gondeln holde Sänge, Von Balkonen Liebeslieder! Herzbestrickend hallt es wider, Übet Zaubermacht! Kosen und Lauschen Bei flüsterndem Rauschen In Mondstrahles Pracht Das ist Venedigs Nacht! (Bei den letzten Takten hat sich der Chor ganz leise zurückgezogen. Die Bühne bleibt einen Augenblick leer. Das Licht des eben aufgegangenen Monds beleuchtet die Szene. Caramello fährt, mit der schlafenden Annina in der Gondel, vorbei und sieht sich lachend nach dem Hause Delacquas um.) (Der Vorhang fällt langsam) Ouvertüre ERSTER AKT Platz am Canal grande mit Blick auf die Dogana (Santa Maria della Salute) und die Insel San Giorgio. Rechts vorne das in romanischem Stil gehaltene Haus Delacquas, dahinter, unmittelbar am Kanal, ein zweites Haus. Links vorne ein torartiger Schwibbogen; an diesen anschliessend der rückwärtige Teil des Palazzo Urbino (in maurischem Stil). Es wird angenommen, dass die Vorderfronten des Palazzo und des Hauses zur Rechten gegen den Kanal zu liegen, so dass auf dem Platz nur die Rückseiten der Gebäude sichtbar sind. Links, hart an dem Schwibbogen, steht der primitive Stand des Pappacoda ein kleines, zerlumptes Zelt, darunter der mit Kohlenfeuer geschürte Makkaronikessel; daneben ein kleines Tischchen, auf dem ineinandergeschichtete Schüsseln liegen. Im Kanal sieht man manchmal eine Gondel vorbeifahren. Rechts am Ufer liegt eine Barke.ERSTER AUFTRITT Peppino, Volk, Schiffer, Orientalen, Mönche, Gondolieri, Soldaten, Matrosen, Händler aller Art. Dann Pappacoda, zuletzt Annina.Wenn der Vorhang aufgeht, herrscht reges Volksleben. Es ist Feierabend. Über der Szene liegt gelblichrotes Licht, wie es der Dämmerung vorangeht. Am Ufer des Kanals legt eine Gondel an, welcher eine Dame entsteigt, die Einkäufe macht und dann weiterfährt. Aus der Barke, die am Ufer liegt, wird Holz geladen. Um Pappacodas Stand stehen und sitzen einige zerlumpte Gesellen, die Makkaroni essen. Peppino, ein kleiner, schmieriger Junge, bedient sie. Der heiter auftretende Pappacoda ist ein junger Neapolitaner in seinem Äusseren halb Lazzaroni, halb Koch; er hat krauses Haar, braunen Teint, trägt Ohrringe und um den Hals ein Amulett, ist sehr geschwätzig und gestikuliert aufs lebhafteste.Nr. 1 - Introduktion ALLGEMEINER CHORWenn vom Lido sacht Wieder Kühlung weht,Wenn der Sonne Macht Schon zur Neige geht,Dann strömet die Menge In buntem Gedränge Durch Plätze und Strassen,Kanäle und Gassen; Die Ufer, die Brücken Gefüllt zum Erdrücken; Ein Hasten, ein Laufen Zum Kaufen, Verkaufen! In zahllosen Weisen Hört Waren man preisen! STIMMEN DER VERKÄUFER(durcheinander) FISCHWEIBPesci, pesci freschi! BLUMENMÄDCHENQua la bella pianta! OBSTVERKÄUFERRosse, rosse le angurie! WASSERTRÄGERAcqua, acqua dolce! BOHNENHÄNDLERFavetta, favetta! TOPFENHÄNDLERINPuina, puina! ALLGEMEINER CHORWelch ein Leben, welch Regen,Welch munteres Bewegen! Aus Gondeln die Lieder! Vom Ufer hallt's wider In jubelnden Sängen,In schmetternden Klängen Tönt es Heil dir, heil Venezia! Heil dir, Königin der Adria! PAPPACODASignori, prego, hört, Was Pappacoda wert! Ihr habt wohl manches Schöne hier,Doch ohne mich, was wäret ihr?! CHORWas sagt er? O hört doch! Kommet heran! Hört den Neapolitaner an! PAPPACODAKommet heran, hört mich an! 1 Ihr habet euren Markuspiatz,Daneben die Piazzetta,Die Rialtobriicke dann,Die Merceria, die Loggetta! Ihr habt des Dogen Prachtpalast,Den schlanken Campanile,Der Kanäle süssen Duft,Und habt der Riva Abendkühle. Nur eines hat gefehlt noch Bisher euch immer hier Ein echter Makkaronikodi Den habt ihr nun in mir, ja hier in mir! Pappacoda in Person Hat nach Venedig sich gewandt,Erzeugt für euch die Makkaron' Mit seiner kunstgeübten Hand! Tanzend Tia, tia, tia, tia! Drum sei glücklich, sei selig, Venezia! Pappacoda, Pappacoda, Pappacoda ist da! CHORebensoSei glücklich, sei selig, Venezia! Pappacoda, Pappacoda, Pappacoda ist da! PAPPACODA2 Preis ihm, der diese Welt So trefflich schuf nach allen Seiten,Er schuf Erd' und Himmelszelt,Schuf Wolken, die vorübergleiten,Die Vögel, das Insektenheer,Den Walfisch, die Harpune,Schuf auch diese Stadt im Meer Und schuf die sandige Lagune! Schuf Sonnenschein und Mondlicht Und schuf zuletzt auch mich! Nur Makkaroni schuf er nicht,Denn diese schaff nur ich! Die schaff nur ich! Pappacoda in Person Hat nach Venedig sich gewandt,Erzeugt für euch die Makkaron' Mit seiner kunstgeübten Hand! Tanzend Tia, tia, tia, tia! Drum sei glücklich, sei selig, Venezia,Pappacoda, Pappacoda, Pappacoda ist da! CHORebensoSei glücklich, sei selig, Venezia! Pappacoda, Pappacoda, Pappacoda ist da! ZWEITER AUFTRITT Vorige. Enrico PiselliPAPPACODAausrufendMaccheroni, Maccheroni di Napoli! Maccheroni con sugo! Einen Denar die Schüssel! Makkaroni, so lang wie der Canal grande, mit soviel Käse wie Sand am Lido! Makkaroni, Signori, Makkaroni!Einige Personen treten an den StandENRICOder, in einen Mantel gehüllt, schon vorher geheimnisvoll von rechts auftrat und das Haus Delacquas fixierte, halblaut. Pappacoda! StärkerPappacoda! PAPPACODAOh, Signor Piselli! Stürzt zu ihm.Befehlen? ENRICOMein Onkel zuhause? PAPPACODASignor Delacqua? Nein. Der Senat hat heute Sitzung. Der Onkel sitzt mit. ENRICOWirklich? Dann will ich meine Tante besuchen! Will ins HausPAPPACODAMan soll nie jemand besuchen, der nicht zuhause ist! Signora Delacqua ist mit Ciboletta zur Vesper nach San Marco. ENRICOWie unangenehm! Pappacoda, kannst du schweigen? PAPPACODAOh, Signor, eher schwatzt der Löwenrachen vor dem Dogenpalast als ich! ENRICONun denn, nimm diesen Scudo! PAPPACODAEin Scudo?! Das ist gut, oh! Welche Schandtat soll ich begehen für diese Riesensumme? ENRICOLass meiner Tante ein Briefchen zukommen! PAPPACODASonst nichts? ENRICONein. Aber mein Onkel darf nichts davon wissen - du begreifst? PAPPACODAVollkommen! ENRICOMorgen ist Delacquas Geburtstag, es betrifft - eine Überraschung! PAPPACODAFür den Onkel? Verstehe vollkommen. Eine Überraschung! ENRICOSage Signora Barbara, für heute abend bliebe es bei neun Uhr! PAPPACODAder nicht verstehtAha! Für heute abend bleibt es bei… ENRICOungeduldigNeun Uhr! Ich verlasse mich auf dich, Pappacoda! Und zu keinem Menschen ein Wort! PAPPACODAZu keinem Menschen ein Wort!Enrico geht langsam nach rechts abALLEzu Pappacoda, der tiefe Bücklinge macht. Was hat er denn? Was machst du denn? PAPPACODAIch freue mich! Ich bin gerührt! Wenn man sieht, wie liebevoll dieser junge Neffe mit seiner jungen Tante eine Überraschung plant für den zuwideren Onkel für neun Uhr am Vorabend seines Geburtstags! Das geht einem förmlich zu Herzen! Braver Jüngling! Charmante Tante! Mit der Geste des GehörntwerdensBeneidenswerter Onkel! Feine Familie! DRITTER AUFTRITT Vorige. AnninaAnnina, ein Fischermädchen, geschmückt mit Korallen und Muscheln aller Art, ein mit Frutti di mare gefülltes Netz über der Schulter tragend, entsteigt einer rückwärts anlegenden BarkeNr. 2 - Auftrittslied Anninas, mit Chor ALLESeht, o seht! ANNINAFrutti di mare! Frutti di mare! Kommt und kauft Frischeste Ware! ALLESeht, Annina legt dort an,Die immer, wenn sie Fische bringt,Uns neue Lieder singt! Stille, stille, hört sie an! ANNINAnach vorne kommend1 Ich kam von Chioggia Zu euch übers Meer Und brachte die Barke Mit Fischen da her! Heut biet ich euch Austern,So saftig und frisch,Crevetten und Muscheln,Das Feinste zu Tisch! Frutti di mare! Frutti di mare! Kommt und kauft Frischeste Ware! ALLEKauft, kauft! ANNINA2 Das Fischlein im Netze Kann nicht mehr heraus,Die Auster verkriecht sich Und schliesset ihr Haus. Die Fische, die fängt man,Die Fische sind stumm,Die Auster, die schluckt man,Die Auster ist dumm! Frutti di mare! Frutti di mare! Kommt und kauft Frischeste Ware! ALLEKauft, kauft!Annina legt ihr Netz und einen Korb voll Austern auf die Bank vor Delacquas HausPAPPACODAAh, schöne Annina! Also Frutti di mare? ANNINAJa! Signor Pappacoda, wollt Ihr ein paar Austern schlürfen? PAPPACODAAus Eurer Hand mit Haut und Haaren! ANNINAöffnet gewandt mit einem vom Gürtel herab hängenden Messer einige AusternAlso, da habt Ihr! PAPPACODAessendOh, delikat! Aber apropos Haare! Ich errate, was Euch herführt! Ihr seid wegen Caramello da, dem Leibbarbier des Herzogs von Urbino, der heute mit seinem Herrn hier ankommt. Da steht der Palast des Herzogs! Deutet auf den Palazzo UrbinoANNINAIhr irrt Euch, Pappacoda ich bringe Barbara Delacqua, meiner Milchschwester, Fische! Von dem Leibbarbier will ich nichts wissen. PAPPACODAWie? So sprecht Ihr von Caramello, der Euch verehrt anbetet? ANNINAEin Tunichtgut ist er… ein Ungeheuer ein …ein… PAPPACODAAlso, mit einem Wort, Ihr liebt ihn noch immer! ANNINAAch, sprecht mir nicht mehr von ihm! Sagt mir lieber, wie Ihr mit Ciboletta steht, der hübschen Zofe von Signora Delacqua? PAPPACODApresst ihre Hand auf sein HerzSpürt Ihr, wie es da klopft, wenn ich diesen Balkon betrachte? Blickt auf Delacquas BalkonWisst Ihr, was dieses Klopfen bedeutet, wenn ich zu diesem Balkon hinaufblicke? Habt Ihr eine Ahnung, was dieser Klopfbalkon mir… ANNINAhat nach links geblicktStill! Da kommt ihre Herrin! VIERTER AUFTRITT Vorige. Barbara Delacqua. ANNINAeilt auf Barbara, die von links kommt, zuBarbara! BARBARAAnnina! Ach, wie schön von dir, dass du gekommen bist! PAPPACODAmit einem KratzfussMeinen Respekt, Signora! BARBARAGrüss Euch, Pappacoda! Geht an ihm vorbei, will zu AnninaPAPPACODAräuspert sich, dann leise zu BarbaraSignora Barbara, auf ein Wort! Barbara bleibt stehenSignor Enrico Piselli … BARBARAschnellMein Neffe? Was ist's mit ihm? PAPPACODA… gab mir diesen Brief für seine schöne Tante. BARBARAGebt her! Liest verstohlen den BriefPAPPACODAironischEr meinte, es handle sich um eine Überraschung für hochdero Gemahl. BARBARAverwirrtJa, ja, in der Tat … eine Überraschung… zu Delacquas Geburtstag! PAPPACODAlauterUnd es bliebe, wie verabredet, bei heute abend, punkt neun Uhr! BARBARAPst! Schreit doch nicht so! leiseEs handelt sich doch um eine Überraschung! PAPPACODAJa, richtig, um eine Uberraschung! ANNINANun, Barbara! BARBARAGleich, gleich! Will zu ihr, bleibt stehenPappacoda! Sagt Ciboletta, sie solle mir melden, wenn mein Mann aus der Sitzung heimkommt! Für Eure Botschaft besten Dank. Da, nehmt und schweigt! Gibt ihm ein GeldstückJetzt komm, Annina, ich habe eine dringende Bitte an dich! Addio, Pappacoda! Mit Annina abPAPPACODAAddio, Signora, addio! Zwei Scudi! Einer von dem Neffen, einer von der Tante, Jetzt fehlt nur noch einer von dem zuwideren Onkel! Doch, wo steckt Ciboletta? RuftCiboletta! FÜNFTER AUFTRITT Vorige. Ciboletta. CIBOLETTAhinter der SzeneIch komme schon! Sie tritt nach rückwärts gehend auf und ruft, heftig gestikulierend, in die Kulisse zurückAddio, addio, Giovannina! Auf morgen! Hoppla! Sie stösst an Peppino, der eben mit einer Schüssel Makkaroni hantiert, stolpert, fällt mit der Schüssel zugleich zu Boden, bleibt sitzen und macht ein dummes GesichtBin schon da! PAPPACODAhilft ihr aufWo warst du denn, mein Dummerl? CIBOLETTAIn der Vesper! PAPPACODAHast du gebetet, dass du ein recht gescheites Mädel wirst? CIBOLETTAMein Gott, bei mir hilft ja doch nichts! PAPPACODAAber was hast du denn in der Kirche gemacht, wenn du nicht gebetet hast? CIBOLETTAIch hab recht bitterlich geweint weil ich in diesem Karneval noch nicht ein einziges Mal getanzt habe! PAPPACODAGeweint hast du? Geweint wegen Tanzen? Und so was liebt ein Mann wie ich! CIBOLETTAJa liebst du mich denn wirklich? PAPPACODAFreilich liebe ich dich - und du - liebst du mich? CIBOLETTALieben? Was ist denn das? PAPPACODANun, wenn die da … den da … so recht von Herzen … na, du verstehst ja! Ciboletta schüttelt verneinend den Kopf; er spricht mit komischen Gesten weiterAlso wenn der da … die da… so recht innig, leidenschaftlich … drückt sie an sichverstehst du? CIBOLETTAnickt. Mhm! Aber wenn die da … den da … und der da … die da … liebt, so meine ich, sollten die da und der da ein Paar werden und - heiraten! PAPPACODAHeiraten? CIBOLETTAFreilich! PAPPACODAAlso gut, wir heiraten, sobald ich den Platz als Herrschaftskoch habe, den ich noch immer vergebens suche. Aber sind wir einmal Mann und Frau, dann nimm dir nicht etwa ein Beispiel an deiner Herrin, die ihren Mann mit seinem Neffen betrügt! CIBOLETTAJa, hast du denn einen Neffen? PAPPACODANein! CIBOLETTAIch auch nicht. Mit wem soll ich dich dann betrügen? PAPPACODAzum PublikumGott, ist die dumm! CIBOLETTAWenn ich so dumm bin - weshalb willst du mich denn dann heiraten? PAPPACODAEben deshalb! Eben deshalb! CIBOLETTAWas? Nur deshalb? Ich hab fein noch andere Sachen, die mich begehrenswert machen! PAPPACODAdrückt sie an sichDas glaub ich - und was für Sachen du hast! CIBOLETTAreisst sich losLass mich, zwischen uns ist es aus! PAPPACODAAber Ciboletta! CIBOLETTAIch lass mir nicht immer sagen, dass ich dumm bin! PAPPACODAAber Ciboletta! CIBOLETTAschreiend. Schluss! PAPPACODAAber Cibo… CIBOLETTASchluss! PAPPACODAAber Ci… Nr. 3 - Duett CIBOLETTAHeiraten, ja, das würd' mich freun, Heiraten soll sehr lustig sein! PAPPACODANur wenn man eine Stellung hat! Von Lieb' allein wird man nicht satt! Und kurz - es geht noch nicht! CIBOLETTAWarum? PAPPACODAWarum? Die Frag' ist zu dumm! CIBOLETTAbeleidigtZu dumm? Zu dumm? PAPPACODAZu dumm! Zu dumm! CIBOLETTANun denn, du kluger Mann, So hör mich einmal an! PAPPACODAgesprochenWas wird da herauskommen? CIBOLETTA's ist wahr, ich bin nicht allzu klug,Doch wär' ich, sollt' ich denken,Als deine Frau schon klug genug,Ich werde dir nichts schenken! Wir beide gäben wohl ein Paar,Ich nähm' dich mit Vergnügen Doch willst du nicht nun denn, fürwahr,So werd ich mich drein fügen Und bald 'nen andern kriegen! Ja ja! Da sorg ich mich nicht drum! Ziehst du mich gar zu lang herum,So mach ich kurz "Linksum"! Halt mich nur nicht für gar so dumm! PAPPACODASei nur nicht bös gleich drum Ich seh, du bist nicht gar so dumm,Bist weder dumm noch stumm,Doch nimm nur nicht gleich alles krumm! CIBOLETTADu bist ein Mann, bist sehr gescheit Und willst mir imponieren; Doch lass ich mich nur kurze Zeit So bei der Nase führen. Die Mutter hat mich's schon gelehrt "Trau keinem! Du wirst betrogen! Denn was ein Mann dir zehnmal schwört,Ist elfmal schon erlogen!" Dies Wort ist wohl erwogen! Drum frag ich jetzt Warum Ziehst du so lange mich herum? Blieb' ferner ich noch stumm,Da wär' ich wirklich gar zu dumm! PAPPACODASei nur nicht bös gleich drum Ich seh, du bist nicht gar so dumm,Bist weder dumm noch stumm,Doch nimm nur nicht gleich alles krumm! Beide tanzen nach rechts abSECHSTER AUFTRITT Delacqua, Testaccio, Barbarucciodrei gleich gekleidete, komisch wirkende ältere Männer,Volk im HintergrundBARBARUCCIOPuh, das war eine stürmische Sitzung heute! DELACQUAEure Rede gegen den Herzog von Urbino enthielt manches Wahre! BARBARUCCIOim RednertonIch opponiere gegen jeden feierlichen Empfang des Herzogs, rief ich, "wir sind Republikaner und keine Tyrannenknechte!" TESTACCIODer Herzog von Urbino ist gar kein Tyrann! Er ist ein lebenslustiger Herr, der alljährlich zum Karneval nach Venedig kommt und enorm viel Geld sitzen lässt. DELACQUAViel Geld aber auch ebenso viele betrogene Weiber! BARBARUCCIOEr hat uns Räte mit unseren Frauen zu einem Feste geladen, das er heute gibt! Ich habe den Beschluss durchgesetzt, dass unsere Frauen dies Fest nicht besuchen werden! Dass ich nicht gehe, versteht sich von selbst, denn ich sitze links - noch linkser als links! Setzt sich linksTESTACCIOUnd ich gehe zum Fest! Denn ich sitze rechts noch rechtser als rechts! Setzt sich rechtsBARBARUCCIOZu DelacquaUnd Ihr? DELACQUAIch lasse mich sehen, begrüsse den Herzog und verlasse das Lokal! BARBARUCCIOAber Ihr wisst doch, dass der Herzog Eurem jungen Weibe im vorigen Karneval auf Schritt und Tritt nachstellte? DELACQUAEr hat mein Weib nie gesehen, sie war maskiert! BEIDEOh! DELACQUAMeine Frau wird heute durch einen sicheren Gondoliere zu meiner Base, der Abtissin, gebracht. In einer halben Stunde führt sie Francesco nach Murano hinüber. Dort wird Barbara vor den tollen Streichen des Herzogs in Sicherheit sein! TESTACCIOGuter Gedanke! BARBARUCCIOIch an Eurer Stelle ginge nicht zum Feste! DELACQUAWarum nicht? Der Herzog hat im Venezianischen reiche Besitzungen; sein Verwalter ist kürzlich gestorben; Der Posten soll neu besetzt werden; ich will mich darum bewerben. BEIDEerstaunt. Ihr? DELACQUADie Stelle trägt jährlich dreitausend Zechinen! BEIDEerstauntDreitausend Zechinen? DELACQUAIch bin kein reicher Mann und… TESTACCIOHm, wenn es so ist, werde ich ebenfalls um den Posten konkurrieren! DELACQUA, BARBARUCCIOIhr? TESTACCIOAuch ich bin kein reicher Mann und… BARBARUCCIOHm, ich füge mich als überstimmt der Majorität und werde auch auf den Ball gehen. DELACQUA, TESTACCIOIhr? BARBARUCCIOUm den Herzog wegen des Postens zu interpellieren! DELACQUAheftigOh, Ihr Wetterfahnen! TESTACCIOheftigUnd dieser Mann schreit fortwährend gegen Korruption! BARBARUCCIOheftig zu beidenWetterfahnen? Korruption? Was wollt Ihr damit sagen? Ich rufe zur Ordnung! Ich interpelliere Euch! Ich sitze links! TESTACCIOschreiendIch sitze rechts! DELACQUAschreiendUnd ich im Zentrum! Ich sage also Friede! Friede! Trinkt ein Glas Wein bei mir! Wir werden ja sehen, wer von uns die Verwalterstelle davonträgt! Alle drei gehen in Delacquas HausSIEBENTER AUFTRITT Volk. Centurio. Balbi. Diener. Dann Caramello. Gondolieri.CENTURIOein Page, tritt mit Balbi und den anderen Dienern aus dem Palazzo UrbinoSchnell, schnell, ihr Leute, bald wird der Herzog hier sein! Hisst die Flaggen! Rollt diesen Teppich hier auf! Die Diener rollen einen Laufteppich vom Palast zum Kanal. Centurio blickt nach rechts rückwärtsDa kommt schon eine Gondel mit Caramello, des Herzogs Leibbarbier! Da ist der Herzog auch nicht weit!Caramello fährt in einer Gondel an, steigt ausNr. 4 - Auftrittslied Carame!Ios CHOREvviva, Caramello! Des Herzogs Barbier! Er ist es, er ist es! Er kommt als Kurier! CARAMELLOist ausgestiegen; mit karrikierter Würde sich in die Brust werfendWillkommen, alte Freunde! Gegrüsst seid alle mir! Ja, staunet nur, betrachtet Mich wie ein Wundertier! In hoher Ehrenstellung Seht ihr mich Wieder hier! Ich bin zwar nicht der Herzog,Doch bin ich sein Barbier! CHOREvviva, Caramello! Des Herzogs Barbier! CARAMELLODer Herzog von Urbino Ich sag's Euch con sordino Er liebt die schönen Fraun,Hat manche kleine Schwächen Ich weiss davon zu sprechen,Ich hab ja sein Vertraun! Ich leb dort wie im Himmel,Er nennt mich "Tölpel! Lümmel!" Das ist so seine Art! Doch mir wird alles möglich,Ich gehe ja tagtäglich Dem Herzog um den Bart! Mit der Geste des EinseifensEr liebt den Scherz, das Lachen,Er liebt die Pracht, den Glanz Und andre gute Sachen,Liebt Wein, Gesang und Tanz! Und alle diese Dinge Studiert' ich fleissig drum! Die Müh' war nicht geringe,Doch bracht' es mich nicht um! Ich mag mich selbst nicht loben,Doch geh ich gleich euch Proben Von ein'gem, was ich kann,Und mit mir rufet dann Hoch Caramello, die seltne Perl',Er ist doch und bleibt doch ein ganzer Kerl! CHORHoch Caramello, die seltne Perl',Er ist doch und bleibt doch ein ganzer Kerl! CARAMELLOgesprochenHe! Was steht ihr denn da und gafft? Es ist doch Karneval - tanzt doch! Tanzt! Weitersingend mit Tanzbewegungen, in welche die Umstehenden allmählich übergehenEine neue Tarantelle Zeig ich hier euch auf der Stelle! Gebet acht, ihr lernt sie schnelle,Auf dem Raume einer Elle! Auf und nieder wie die Welle,Hin und her wie die Libelle,Blank und schnell wie die Sardelle,Rasch und flink wie die Forelle! Vorwärts bis zur Morgenhelle Klinge Tamburin und Schelle Immer stärker schwelle, schwelle! Schlaget Löcher in die Felle,Das ist alles Bagatelle! Wer nicht singen kann, der belle,Dass es in die Ohren gelle! Dreht euch wie ein Karusselle,Wie berauscht vom Götterquelle. Schnelle! Schnelle! Schnelle! Ja, Caramello, das ist ein ganzer Kerl! Hoch soll er leben, Preis dieser Per!'! Allgemeiner TanzALLECaramello ist fürwahr ein ganzer Kerl,Ein Kleinod, eine seltne Perl'!Centurio und Balbi ziehen sich zurückACHTER AUFTRITT Vorige. Pappacoda.PAPPACODAdrängt sich durch die Menge, freudig die Arme ausbreitend. Ca … Ca … Caramello! CARAMELLOebensoPa … Pa … Pappacoda! PAPPACODALass dich umarmen! CARAMELLOPappacoda, alter Makkaronikessei, wie geht es deinen Makkaroni? PAPPACODADanke, gut! Wie geht es deinem alten Barbierpinsel? Ich muss dir etwas sagen! Ich habe Annina gesehen! CARAMELLOWo ist sie? PAPPACODAEben ging sie in Delacquas Haus! CARAMELLOWas macht denn der alte Delacqua? PAPPACODAEr ist eifersüchtiger denn je! CARAMELLOUnd Barbara, sein schönes Weib? PAPPACODASchöner denn je! CARAMELLODas wird den Herzog freuen! Er schickt mich voraus, das Terrain zu sondieren! Du weisst, im Vorjahr hat ihm der alte Delacqua die Geschichte verpatzt und er konnte die schöne Barbara nur maskiert sehen! PAPPACODAUnd mir scheint, heuer will er dem Herzog wieder einen Strich durch die Rechnung machen, denn soviel ich weiss, soll Signora Delacqua nach Murano fahren! CARAMELLODelacqua weiss, dass der Herzog der schönen Barbara nachsteigt? PAPPACODAJa und er will sie in Sicherheit bringen. Schlag neun Uhr kommt Francesco mit der Gondel und singt als Zeichen das Lied. CARAMELLOWelches Lied? PAPPACODAWeiss ich's? CARAMELLOAh, der Schlag muss pariert werden! Pappacoda, höre mich an! Schaffe mir sofort den Gondoliere Francesco her. In der Gondel, die die schöne Barbara entführen soil, werde ich den Gondoliere spielen! PAPPACODAJa, aber ich muss… CARAMELLOHalt jetzt deine Pappacoda und komm!Zieht ihn rasch mit sich fortNEUNTER AUFTRITT Barbara. Annina.BARBARAkommt mit Annina aus dem HauseAlso, hast du mich verstanden? ANNINAIch weiss, ich weiss, ich soll maskiert an deiner Steile nach Murano fahren, um neun Uhr wird Francesco kommen und das alte Lied singen "Komm in die Gondel, mein Liebchen BARBARAblickt sich vorsichtigUm Gotteswillen, still! ANNINAAber, wozu denn das alles? Hast du ein Stelldichein? Schelmisch lächelndVielleicht mit Enrico? BARBARAJa. Enrico und seine Freunde wollen meinem Manne ein Ständchen bringen und während des Tumults soll ich entwischen. ANNINADu Glückliche! BARBARAAlso willst du mir helfen? ANNINAAber gerne! BARBARAIch danke dir! Ich richte dir einstweilen den Domino her! Komm nicht zu spät! ANNINAKeine Angst!Barbara geht ins Haus, Annina will abZEHNTER AUFTRITT Annina. Caramello.Caramello kommt von links, bemerkt Annina und pfeift.Annina blickt sich um, wendet sich aber sofort entrüstet ab.CARAMELLOAnnina! ANNINAkalt. Mein Herr? CARAMELLOJa, was ist denn das für ein Empfang? Will zu ihrANNINAHalt! Komm mir nicht in die Nähe! CARAMELLOWas soll denn das heissen? ANNINADas soll heissen Strafe muss sein! Damit ist alles gesagt! Vor einem Jahr war ich dein Alles, dein Täubchen von San Marco, dein Leckerbissen, dein Engel! Halunke! Und heuer? CARAMELLOHeuer kann ein Paar aus uns werden! ANNINADas ist das sechste Heiratsversprechen, das du mir gibst… Fünf hast du nicht gehalten… windiger Geselle! CARAMELLOStürmisch, stürmisch vielleicht aber nicht windig! Diesmal ist's Ernst. Wenn es glückt, werde ich Verwalter der venezianischen Güter meines Herzogs! ANNINAspöttischDie armen Güter! CARAMELLODie armen Güter? Tritt ganz nahe zu ihrUnd wenn ich eine schöne Verwalterin zur Seite hätte macht die Geste des Stehlensdie mir verwalten hilft?! ANNINAMeinst du mich? CARAMELLOFreilich! Seien wir doch wieder gut! ANNINANein! Nr. 5 - Duett CARAMELLOAnnina! ANNINACaramello! CARAMELLODu fliegst nicht in meinen Arm? ANNINAIch fliegen? Nein, mein Lieber! CARAMELLOEinst liebtest du mich treu und warm! ANNINADie Zeiten sind vorüber! CARAMELLOUnd nicht ein Küsschen zum Empfang? Ist das die Liebe unermessen? ANNINADu liessest Zeit dir gar zu lang,Da hab ich auf die Lieb' vergessen! Ach! Als meine Barke Glitt übers Meer,Da flogen zwei Schwalben Hinter mir her Und sangen leise Mir meine Weise Pellegrina rondinella! CARAMELLOHör mich, Annina! ANNINARondineila pellegrina! Pellegrina rondinella! Dein Lied von Lieb' und Treue Hat einen falschen Ton,Du hast es mir gesungen,Doch als es kaum verklungen,War's auch vergessen schon! Pellegrina rondinella,Rondinella pellegrina! Lockrer Vogel Caramello,Nimmer traut dir Annina! BEIDEPeliegrina rondinella,Rondinella pellegrina! CARAMELLOImmer treu blieb ich Annina! ANNINANimmer trau ich dir! CARAMELLOGlaub, o glaub doch mir! Lass frei mich dir's gestehen,Dass ich fern von dir,Wie das so oft pflegt zu gehen,Manch schöne Frau gesehen,Doch keine so wie dich! ANNINAPellegrina rondinella,Rondinella pellegrina! Lockrer Vogel Caramello,Nimmer traut dir Annina! BEIDEPellegrina rondinella,Roridinella pellegrina! CARAMELLOImmer treu blieb ich Annina! ANNINANimmer trau ich dir! CARAMELLOGlaub, o glaub doch mir!Komischer Tanz. Er will sie küssen, sie reisst sich los,macht lachend eine lange Nase und eilt links ab.Caramello folgt ihr komisch resigniert, die Hände in den HosentaschenELFTER AUFTRITT Annina. Ciboletta. Caramello. Pappacoda.PAPPACODAkommt mit Ciboletta von rechtsNein, nein, nein, es geht absolut nicht! Unmöglich! Mit zwei elenden Scudi in der Tasche kann ich kein Kostüm ausleihen! CIBOLETTAweinerlichAber ich bringe dir einen alten Anzug meines Herrn! PAPPACODAWenn auch, es geht nicht! Hier Makkaroni kochen … am Markuspiatz tanzen - das geht nicht! CIBOLETTAweint komischHihihihihi! PAPPACODAweint auchHahahahaha! CARAMELLOkommt mit Annina von linksHöre dir das Duett an! zu PappacodaWas hat sie denn? Warum heult sie denn? PAPPACODASie will tanzen! CARAMELLOSo lass sie tanzen! PAPPACODAWir haben kein Geld! CARAMELLOIch hab auch kein Geld und tanze doch! In der Früh' mache ich's so … macht die Geste des Einseifens…und abends mache ich's so … macht einige TanzschritteIch habe eine prächtige Idee! Mein Herzog gibt heute ein Maskenfest ANNINAfreudigUnd da gehen wir alle hin! Stolziert wie im BallsaalCARAMELLOspottet ihr nachUnd da gehen wir alle hin!" Habt ihr schon so etwas gesehen? So willst du zum Herzog gehen? Zeigt auf ihr NetzDu hast ja lauter Löcher! Greift in die Tasche und zieht ein Paket Einladungskarten herausAlso hört mich an! Ich soll diese Karten für die Fürstlichkeiten austragen,Aber auf eine oder zwei kommt es nicht an! Da hast du eine und du und du … Verteilt die KartenÜberhaupt, was soll ich erst viel herumlaufen? Pappacoda, nimm die ganzen Karten und gib sie deinen Freunden! Für Maskenanzüge werde ich sorgen! CIBOLETTADafür muss ich ihm einen Kuss geben! Zu PappacodaDu erlaubst schon! Küsst CaramelloPAPPACODAAuch ich muss ihr einen Kuss geben. zu CaramelloDu erlaubst schon! Will zu Annina, Caramello stellt ihm das Bein vorANNINAHalt, küsst nicht zu früh! Ich bin leider verhindert! Ich muss noch heute nach Chioggia der Vater wartet! CARAMELLODer Vater wartet! Lass ihn warten! Übrigens wenn sie nicht kann, werde ich mir halt eine andere Tänzerin suchen! ANNINAheftigWas hast du gesagt? CARAMELLODass ich mir eine andere Tänzerin suchen werde! ANNINASo? Nun geh ich grade mit! Für sichIch kann von Murano in einer Stunde zurück sein! CARAMELLOIch hab's ja gewusst! ANNINAhebt ihren Rock und spreizt ein Bein vorUnsereins hat doch auch Füsse! PAPPACODAUnd was für Füsse! Nr. 6 - Quartett ALLE VIERAlle maskiert, alle maskiert Cospetto, wie amüsant das wird! In der Menge Buntem Gedränge Sich verstecken Und necken! Hier entweichen,Dort erreichen,Bald sich finden,Bald verschwinden! Alle maskiert, alle maskiert,Wo Spass und wo Tollheit und Lust regiert! Ganz ungeniert alle maskiert Cospetto, wie amüsant das wird! ANNINAAlles sehen ungesehen Kann man dort bequem! CIBOLETTAAuch kann man im Tanz sich drehen Und weiss nie mit wem! CARAMELLODas Geplauder zu belauschen Unbemerkt und stumm! PAPPACODASchlechte Witze auszutauschen Bald gescheit, bald dumm! ALLE VIERAlle maskiert, alle maskiert,Wo Spass, wo Tollheit und Lust regiert! Ganz ungeniert, alle maskiert Cospetto, wie amüsant das wird! ANNINAWenn ihr Männer intrigiert habt Und euch schliesslich demaskiert habt,Sehen wir armen Frauen klar,Dass einer wie der andre war! CARAMELLOUnd wir Männer, die den Frauen Gingen gläubig auf den Leim,Kommen endlich statt in Masken Nur mit langen Nasen heim. PAPPACODADass du dieses nicht begriffen,Zeigt der Ausdruck des Gesichts! CIBOLETTAIch versteh nichts von den Kniffen,Tanzen will ich, weiter nichts! DIE ÜBRIGENTanzen will sie, weiter nichts! ALLE VIERAlle maskiert, alle maskiert Wo Spass, wo Tollheit und Lust regiert! Ganz ungeniert, alle maskiert! Cospetto, wie amüsant das wird! dann tanzen alle vier nach rückwärts abZWÖLFTER AUFTRITT Herzog. Gefolge. Volk. Gondolieri.CENTURIOkommt gelaufenDer Herzog! Der Herzog! Caramello, der Herzog! Eilt in den PalastDer Herzog fährt in einer Gondel an; zwei Kavaliere sind ihm beim Aussteigen behilflich und fahren dann in der Gondel weiterDER HERZOGblickt auf seinen Palast und dann auf die ganze UmgebungEndlich sehe ich dich wieder! Du Stadt der Liebe! Du Stadt der Freude! Mein herrliches Venedig! Nr. 6a - Auftrittslied des Herzogs Sei mir gegrüsst, du holdes Venezia! Ich stehe träumend da, dir so nah! Zur Liebe dich Natur erkor,In deinen Mauern wohnt das Glück! Schon mancher hier sein Herz verlor,Bekam dafür ein anderes zurück! Wir fliegen dir zu, wie Falter zum Licht,Zur Stadt, die uns allen Liebe verspricht! Mein Herz ruft dir zu O Königin du,Sei mir gegrüsst, du holdes Venezia! Ich stehe träumend da, dir so nah! Du holde Zauberin,Spielst mit den Herzen,So nimm sie hin! Die Schmerzen Sei'n dir verziehn! Keiner kann dir entfliehn! Die Menschen, sie flüstern dir zu,Du holdes Venezia, du! Du Wunder dort im Weltenraum,Sei mir gegrüsst, sei mir gegrüsst!Ab in den PalastDREIZEHNTER AUFTRITT Herzog. Caramello. Die drei SenatorenCARAMELLOkommt aufgeregt gelaufenDer Herzog! Wo ist der Herzog? Er erblickt den wieder auftretenden Herzog und macht tiefe BücklingeHERZOGNun, hast du Barbara gesprochen? CARAMELLONein, unmöglich der Mann ist zu Hause! Er geht ihr nicht von der Seite! Ein ekelhafter Kerl! Delacqua, Barbaruccio und Festaccio sind aus dem Hause gekommenDa kommt er ja! DELACQUAbemerkt den Herzog, für sichZum Teufel! Eilt zur Tür seines Hauses und sperrt sie abCARAMELLOleise zum HerzogEr hat die Tür versperrt! HERZOGlachendJa, ich habe es gesehen! DELACQUAsich verbeugendHoheit! BARBARUCCIOebensoHoheit! TESTACCIOebensoHoheit! HERZOGIch begrüsse Venedigs Senat in seinen würdigsten Vertretern! Heute abend beim Feste hoffe ich die Herren zu sehen! DELACQUA, BARBARUCCIO, TESTACCIOGewiss, gewiss, gewiss! HERZOGbetonendSelbstverständlich erwarte ich Sie mit ihren Damen! TESTACCIOleise zu BarbaruccioUnd der Senatsbeschluss? BARBARUCCIOstotterndLeider, Hoheit, ist meine Gattin verhindert TESTACCIOSo wie die meine! HERZOGUnd Signora Delacqua? DELACQUAstotterndAuch meine Gattin kann nicht kommen… sie ist bei einer sterbenskranken Tante die einmal sterben wird … in Treviso! BARBARUCCIOeinfältigSagtet Ihr nicht, in Murano? DELACQUAtritt Barbaruccio wütend auf den FussNein! Nein! Treviso! Ihr habt schlecht gehört! CARAMELLOleise zum HerzogSie soll heute abend nach Murano in Sicherheit gebracht werden! Ich werde aber seinen Plan vereiteln! HERZOGBravo! Bravo! Zu DelacquaSignora Delacqua ist also nicht in Venedig? DELACQUAstotterndNein… Sie ist nicht inwendig… in Venedig! HERZOGlachendAlso auf ein andermal, ihr Herren! Arrivederci! CARAMELLOden Herzog kopierendArrivederci! BARBARUCCIOEine kleine Interpellation, Hoheit! Der Posten Eures Verwalters ist neu zu besetzen ich konkurriere darum… TESTACCIOIch ebenfalls! DELACQUAIch ebenfalls! BARBARUCCIOAlso dieser Posten. HERZOGfällt ihm ins Wort. Ist noch nicht besetzt und wird demjenigen zuerkannt, der sich meine Gunst zu erringen weiss! Addio, Signori! Ab in den PalastDELACQUA, BARBARUCCIO, TESTACCIOEs lebe der Herzog! CARAMELLOgravitätisch, den Herzog parodierendDer Posten ist noch nicht besetzt und wird demjenigen zuerkannt, der sich meine Gunst zu erringen weiss! DELACQUAFrecher Schlingel! CARAMELLOweitersprechend… hat der Herzog gesagt! Meine Herren, dieser Posten ist noch frei! Zeigt auf den Makkaroniofen, drückt Delacqua Makkaroni in die Hand und eilt dann in den Palast abDELACQUAwirft ihm zornig die Makkaroni nachIch protestiere gegen eine solche Behandlung!Barbaruccio und Testaccio gehen abVIERZEHNTER AUFTRITT Barbara. Delacqua. PappacodaDELACQUAzu Pappacoda, der rückwärts aufgetreten istPappacoda, hast du gehört, was der Herzog gesagt hat? PAPPACODAwährend er die Makkaroni aufhebt und in den Ofen wirft, ohne InteresseJawohl, er hat ja laut genug gesprochen! DELACQUAEr hat gesagt "Der Posten wird dem zuerkannt, der sich meine Gunst zu erwerben weiss!" PAPPACODAIhre Gunst? DELACQUASeine Gunst! Das bezieht sich auf den Herzog! Das ganze bezieht sich auf Barbara, meine Frau, bezieht sich auf das Fest! Verstehst du? PAPPACODANein, aber auf jeden Fall, es bezieht sich! DELACQUAWas mache ich denn nur? PAPPACODADas weiss ich nicht - das geht mich auch nichts an! DELACQUADer Herzog hat meine Frau nie gesehen … Wie wäre es, wenn ich ihm eine falsche Barbara vorstellen würde? PAPPACODAEine Gemeinheit! DELACQUAempörtFrecher Geselle, mach dass du weiterkommst! Während Pappacoda seinen Makkaroniofen zusammenräumt und fortträgtJa, das ist eine famose Idee … aber erst die richtige Barbara in Sicherheit gebracht! Ruft zum BalkonBarbara! Barbara! Weibchen!Barbara erscheint auf dem BalkonBARBARAmit gespielter ZärtlichkeitJa, mein geliebtes Männchen? DELACQUAebensoMein Schätzchen, nimm dein Reisetäschchen, dein Kapüzchen, nimm ein Lärvchen vor… BARBARAbetretenSchon jetzt? Es ist doch noch Zeit! DELACQUADu fährst doch gern nach Murano zu Tantchen ins Klösterchen? BARBARAwie obenGewiss, gewiss! DELACQUARecht so, mein Herzchen, beeile dich nur! Das Gondelchen wird gleich da sein! Leb wohl, mein Herzchen! Eilt abBARBARAblickt nervös suchend umherWo nur Annina bleibt? Erblickt Annina hinter der Szene, ruftAnnina! Annina! FÜNFZEHNTER AUFTRITT Annina. Barbara. ANNINAkommt atemlos über die Brücke, trägt in einem Tuch einen Domino aus roter SeideIch komme ja schon! Ich lief bis zum Arsenal, wo Enrico eben seine Freunde zur Serenade für deinen verehrten Herrn Gemahl drillt! Einen Domino habe ich dir auch mitgebracht! Zeigt den DominoRot die Farbe der Liebe! Ist die Luft rein? BARBARAJa, komm rasch! ANNINAwill in das HausEs ist ja zugesperrt! BARBARAWarte… da hast du das Schlüsselchen! Wirft einen sehr grossen Schlüssel vom Balkon herabJetzt komm nur rasch! VerschwindetANNINAIch komme schon! Sperrt das Haustor auf und eilt abSECHZEHNTER AUFTRITT Caramello. HerzogHERZOGhat einen grossen Mantel umgeworfen, kommt lachend mit CaramelloDeine Idee ist ausgezeichnet! Und bist du des Gondoliere sicher? CARAMELLOin einem gestreiften Mantel, mit einem grossen SchlapphutIch bestach ihn mit zehn Zechinen! HERZOGZehn Zechinen? Ist das nicht zu wenig? CARAMELLOIch habe ihm so nur acht gegeben! In der Gondel, welche Deiacqua mietet, in der die schöne Barbara entführt werden soll, werde also ich den Gondoliere spielen. HERZOGAusgezeichnet! CARAMELLONatürlich werde ich Signora Barbara in den Kanälen nur etwas spazieren führen, um sie schliesslich von der Wasserseite aus in den Palast Eurer Hoheit zu bringen. HERZOGreibt sich vergnügt die HändeFamos! Wenn sie so schön ist, wie sie im vergangenen Jahr geistreich war als Maske, so ist dein Glück gemacht! Nun ans Werk! Caramello will abHalt! Wie wird Signora Barbara deine Gondel erkennen? CARAMELLODas alte Lied singendKomm in die Gondel, mein Liebchen! O steige nur ein das ist das verabredete Zeichen! HERZOGGut! Gut! Jetzt mach, dass du fortkommst!Caramello geht abSIEBZEHNTER AUFTRITT Nr. 7 - FinaleDer Herzog. Dann Barbara und Annina. Später Pappacoda und CibolettaHERZOGalleinHier ward es still Benützen will Ich diesen Augenblick Ich locke sie mit Melodie,Vielleicht lacht mir das Glück! Der Mond hat schwere Klag' erhoben Und vor Gericht es kundgemacht Er will nicht länger stehn da droben Du hast ihn um den Glanz gebracht! Als er die Sterne jüngst gezählt,Hat's an der vollen Zahl gefehlt! Ja, zwei der schönsten nahmst du fort,Es sind die beiden Augen dort! Annina und Barbara erscheinen am Balkon; der Herzog versteckt sich. Herzog für sichDort regt sich's schon Auf dem Balkon! BARBARAleise zu AnninaDen Domino gib mir!Annina gibt ihr den roten DominoHERZOGBei meiner Treu, Das scheinen zwei! ANNINAleiseNur schnell, bald ist er hier! BARBARAebensoHorch! Wer schleicht da herum? HERZOGzum BalkonPst! Pst! Pst! Pst! ANNINAleiseEinerlei, wir bleiben stumm,Bis aus der Gondel das Lied erklingt! HERZOGSie zaudert, doch List bald den Sieg erringt! Sei mir willkommen Du holde Nacht! Zum Herzenstehlen Wie gemacht! Bin zwar kein Räuber, Bin kein Dieb,Zum Herzenstehlen Treibt mich die Lieb'!Pappacoda und Ciboletta kommen von rückwärts, tragen zwei BündelANNINA, BARBARASchon rückt sie näher, Die holde Nacht! Unser Beginnen Weckt nicht Verdacht! ANNINAIch lass entführen mich, Ihr zulieb! Ihrer indessen harrt schon ein Dieb! BARBARASie lässt entführen sich! Mir zulieb harrt schon ein Dieb! PAPPACODASchon rückt sie näher, Die holde Nacht,Drum auf mein Zeichen Habe wohl acht! CIBOLETTAKomm, Pappacoda, Du Herzensdieb,Ich spitz die Ohren, Dein Zeichen gib! PAPPACODAHast du mir ein Kostüm gebracht? Für unsre heutige Faschingsnacht? CIBOLETTAVon meinem Herren brachte ich Dies alte Staatskleid mit für dich! HERZOGMit Vorsicht jetzt hinausgeblickt,Ob uns das Abenteuer glückt! ANNINA, BARBARA, PAPPACODA, CIBOLETTA, HERZOGMit Vorsicht jetzt hinausgeblickt,Ob uns das Abenteuer glückt!Alle ziehen sich zurück. Delacqua eilt von links über die Szene zu seinem Hause, schliesst auf und verschwindet darinCARAMELLOhinter der SzeneHoaho! Hoaho! HERZOG's ist Caramello Als Gondolier! Ich hör sein Singen Schon in der Näh'!Zieht sich wieder zurückACHTZEHNTER AUFTRITT CaramelloCARAMELLOfährt in einer Gondel ans Ufer, steigt aus und singt, dem Balkon zugewandt Komm in die Gondel, mein Liebchen! O steige nur ein,Allzu lang schon fahr ich trauernd so ganz allein! Hab ich an Bord dich, dann stosse ich freudig vom Land,Führe eilig dich hinüber zum schönen Strand,Der dort lockend winkt,Fern im Mondlicht blinkt; Wo uns deckt Dunkel der Nacht,Wo kein Späherauge wacht! Dort sollst du mir sagen Ein süsses beglückendes Wort! Sehnsüchtig Klagen Findet Erhörung dort! Hoaho! Hoaho! NEUNZEHNTER AUFTRITT Delacqua. Annina. Caramello. HerzogDelacqua, mit einer grossen brennenden Laterne in der Hand, führt die sorgsam verhüllte Annina, die er für seine Frau hält, aus dem HausDELACQUAKomm nur, liebes Kind! ANNINAMir ist so bang!Der Herzog tritt aus dem Dunkel und beobachtet genau den Vorgang; dann zieht er sich aufs neue zurückDELACQUANach Murano, liebes Kind,Trägt die Gondel dich geschwind; Steig nur ein, lebe wohl,Bis von dort ich dich hol!Er führt Annina zu dem an der Gondel harrenden Caramello. Im selben Augenblick stürzen Ciboletta und Pappacoda zu Delacqua, packen ihn von beiden Seiten und drängen ihn tanzend nach vorneZWANZIGSTER AUFTRITT Vorige. Pappacoda. CibolettaPAPPACODAMesser Delacqua! CIBOLETTAMesser Delacqua! PAPPACODAWas soll das heissen? CIBOLETTAJetzt Euch entfernen? PAPPACODASeht sie dort kommen… CIBOLETTAMit den Laternen PAPPACODADie Serenade… CIBOLETTAEuch zu Ehren! PAPPACODA's wär' doch schade CIBOLETTASie nicht zu hören. PAPPACODA, CIBOLETTAdrängen ihn zu seiner TürHinein! Hinein! Ihr könnt Euch freun! DELACQUAzu AnninaLeb wohl, es muss sein! Annina winkt ihm stummDu sagst gar kein Wort? Will zu ihrPAPPACODA, CIBOLETTAhalten ihn fest. Sie kommen schon dort! DELACQUAWohlan denn, hinein! AbPAPPACODA, CIBOLETTAHinein! Hinein! Ihr könnt Euch freun! HERZOGHinein! Hinein! Du kannst dich freun! Bald soll sie bei mir In Sicherheit sein! Verschwindet im PalastCARAMELLOfährt mit Annina fort. Hoaho! Hoaho! EINUNDZWANZIGSTER AUFTRITT Vorige, ohne Caramello und Annina. Dann Enrico. Matrosen. Schiffsjungen. Volk. Zuletzt BarbaraMatrosen und Schiffsjungen, von Enrico geführt, kommen von rechts rückwärts in einem Zuge tanzend vor Delacquas Haus und stellen sich dem Balkon gegenüber. Die Schiffsjungen haben bunte Laternen, die Matrosen haben Mandolinen usw. Von allen Seiten drängt sich Volk hinzu.VOLKSchnell zur Serenade! CHOR der MATROSEN und SCHIFFSJUNGENDu, den wir hochverehren,Bist morgen sechzig Jahr'! Du wurdest grau in Ehren Du seltnes Exemplar! Oft konnt'st du Ruhm dir holen,Und hast es nicht getan; Dass Herzen du gestohlen,Man nicht behaupten kann! Dies Lied sei dir empfohlen,Hab die Gnad' und hör es an! 1 Mit der Würde, die dir eigen,Hüllst du weise dich in Schweigen; Andre schwatzen, du bleibst stumm da,O Delacqua qua qua qua qua! Wenn die andern debattieren,Opponieren, sich blamieren,Sagst du gar nichts oder nickst "Ja!' O Delacqua qua qua qua qua! Deine grössten Gedanken,Du hältst sie in Schranken,In sicherem Verschluss,Du bist ein Pfiffikus! Solche Perlen des Geistes Sind kostbar, du weisst es,Du trägst sie versteckt,Wo sie kein Mensch entdeckt! Vivat!Delacqua am Balkon seines Hauses, verneigt sich, ringt nach Worten 2. Güt'ger Himmel, sei uns gnädig,In dem Rate von Venedig Lass ihn sitzen noch recht lang da,Den Delacqua qua qua qua qua! Was die Rechte sich wohl dachte,Was die Linke sich wohl dünke,Selbst das Zentrum geht ihm nicht nah,Dem Delacqua quaqua quaqua! Wie im Rat du gesessen,Kann niemand vergessen,Der je dich dort sah,Heil Delacqua qua qua! Drum bald lauter, bald leiser Ertönt's, bis wir heiser,Bald fern und bald nah Heil Delacqua qua qua! Vivat! DELACQUAgerührtSignori, Ihre Huldigung ehrt mich wie schade, dass meine Frau nicht zu Hause ist! Tausend Dank! Windet sein Taschentuch aus, wovon Pappacoda, der unter dem Balkon steht, ganz nass wird; dann ab ins HausBarbara, im roten Domino, ist inzwischen aus der Haustür getreten, wird von Enrico begrüsst und, von Laternenträgern gedeckt, durch den Schwibbogen fortgeführt.CHORHerrlicher Spass! Er ist ganz enchantiert! Eilet, dass den Moment ihr nicht verliert Schnell, macht euch fort, noch eh' er die Sache spürt! CARAMELLOhinter der SzeneHoaho! Hoaho! CHORNur stille und lauschet! Die Gondel, sie rauschet, Es tönet der Gesang! CARAMELLOwie obenKaum dass mein Liebchen Die schaukelnde Gondel entführt,Hat auch bald sich's umfangen vom Schlaf gespürt! Schwankende Wogen, sie lullen leise dich ein Und mein Lied klingt dir süss in den Traum hinein! Hoaho! Hoaho! CHORhat sich zum Ufer gewendetAus den Gondeln holde Sänge,Von Balkonen Liebeslieder! Herzbestrickend hallt es wider,Übet Zaubermacht! Kosen und Lauschen Bei flüsterndem Rauschen In Mondstrahles Pracht Das ist Venedigs Nacht!Bei den letzten Takten hat sich der Chor ganz leise zurückgezogen. Die Bühne bleibt einen Augenblick leer. Das Licht des eben aufgegangenen Monds beleuchtet die Szene. Caramello fährt, mit der schlafenden Annina in der Gondel, vorbei und sieht sich lachend nach dem Hause Delacquas um.Der Vorhang fällt langsam Strauss,Johann II/Eine Nacht in Venedig/II
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4. Szene CHOR Bringt ihr Erhöhung, Botschaft des neuen Gottes? Schickt er als Führer euch uns zu neuer Hoffnung? Gern wollen wir ihm Geld, Gut und Leben opfern! Nehmt, fragt nicht lange Selbstliebe zwingt uns, drängt uns, uns ihm zu geben, Aussicht nicht nur auf Gnade; Hingabe selbst ist Wollust, ist höchste Gnade! (Wie bei ihrem Auftritt in dieser Szene, so ändern auch im weiteren Verlauf Moses und Aron für das Auge des Zuschauers ihre gegenseitige Stellung. Hier steht anfangs Moses im Vordergrund, Aron seitlich zurücktretend, hinter ihm) MOSES Der Einzige, Ewige, Allmächtige, Allgegenwärtige, Unsichtbare, Unvorstellbare... ARON Er hat euch vor allen Völkern auserwählt... MOSES (Hier beginnt Moses zurückzuweichen und Aron erscheint allmählich im Vordergrund) ... verlangt kein Opfer von euch ARON ... und will euch allein... MOSES ... er will nicht den Teil, er fordert das Ganze. (Moses ist weit entfernt im Hintergrund ganz allein; Aron groß im Vordergrund) ARON ... seine ganze Gnade schenken, Werft euch nieder, ihn anzubeten! CHOR Anbeten? Wen? Wo ist er? Ich sehe ihn nicht! Wo ist er? Sieht er gut oder böse aus? Sollen wir ihn lieben oder fürchten? Wo ist er? Zeig ihn uns! So wollen wir knien, so wollen wir Vieh herschleppen und Gold und Getreide und Wein! Alles soll euer Gott bekommen, wenn wir sein Volk sind, wenn er unser Gott ist, wenn er uns beschützt! Aber wo ist er? Zeig ihn uns! ARON (hier zum erstenmal feierlich; Moses ist wieder näher) Schliesset die Augen, verstopfet die Ohren! So nur könnt ihr ihn sehn und hören! Kein Lebender sieht und hört ihn anders! CHOR Ist er niemals zu sehn? Ist er ewig unsichtbar? (Moses immer näher dem Vordergrund) FRAUEN Wie? Dein allmächtiger Gott kann sich uns nicht sichtbar machen? (Aron weicht zurück, näher zu Moses; beide im Vordergrund, beide deutlich außerhalb der Volksmenge) ARON Der Gerechte sieht ihn. (Das Mädchen, der junge Mann und der Mann haben sich durch die Volksmenge hervorgearbeitet und stehen nun Moses und Aron gegenüber) MÄDCHEN Ich sah seinen Glanz! JUNGER MANN Du schwebender Gott! MANN Er ist unser Gott! (Aron weicht zurück gegen den Hintergrund, näher zu Moses) PRIESTER Dann braucht ihn der Mörder nicht zu fürchten! ARON Wer ihn nicht sieht, ist verloren! MÄNNER So sind wir alle verloren, denn wir sehen ihn nicht! (lachen) CHOR Bleib uns fern mit deinem Gott, mit dem Allmächtigen! Wir wollen durch ihn nicht befreit sein! Bleib uns so fern wie dein Gott, der Allgegenwärtige! Wir fürchten und lieben ihn nicht! So wenig als er uns belohnt und bestraft. (Chor in Bewegung; ein Teil drängt gegen Moses und Aron vor, ein anderer im Abgehen) MOSES Allmächtiger, meine Kraft ist zu Ende Mein Gedanke ist machtlos in Arons Wort! (Moses immer weiter im Hintergrund; Aron mit erhobenen Armen und geballten Fäusten, geht drohend auf Moses zu) ARON Schweige! 6 SOLOSTIMMEN Aron! ARON (entreißt Moses den Stab) Das Wort bin ich und die Tat! CHOR Aron, was tust du? ARON Dieser Stab führt euch (wirft den Stab zu Boden) Seht, die Schlange! CHOR Flieht! Die Schlange wächst; sie dreht sich, sie wendet sich gegen alle! ARON In Moses Hand ein starrer Stab Das Gesetz; in meiner Hand die bewegliche Schlange die Klugheit. Stellt euch so, wie sie euch zwingt! CHOR Weicht, zieht euch zurück! Kommt hierher, geht dorthin! Verteilt euch besser! Vergebens, sie hält uns im Bann! ARON (nimmt die Schlange beim Schwanz, legt sie als Stab wieder in Moses Hand) Erkennet die Macht, die dieser Stab dem Führer verleiht! FRAUEN (sprechen) Ein Wunder erfüllt uns mit Schrecken Der Stab, der sich wandelt zur Schlange, zeigt Aron als Herrn dieses Volkes. Wie groß ist die Macht dieses Aron! Ist Aron der Knecht dieses Moses, und Moses der Knecht seines Gottes, durch den Stab, den sein Gott ihm gegeben, ist mächtiger Moses als Aron, so muß es ein mächtiger Gott sein, der Starke zu zwingen vermag! Wie groß ist die Macht dieses Gottes, da mächtige Knechte ihm dienen! Ist Aron der Knecht dieses Moses und Moses der Knecht seines Gottes, so muß es ein mächtiger Gott sein, da mächtige Knechte ihm dienen! MÄNNER (singend) Ist Aron der Knecht dieses Moses, und Moses der Knecht seines Gottes, so muß es ein mächtiger Gott sein, da mächtige Knechte ihm dienen! MÄDCHEN Er wird uns befrein! JUNGER MANN Wir wollen ihm dienen! MANN Wir wollen ihm opfern! PRIESTER Dein Stab zwingt uns, doch Pharao zwingt er nicht, uns freizulassen! ARON Euer Mut ist gebrochen; euer Stolz geschwunden; ohne Hoffnung dient ihr und glaubt nicht an euch, noch an Gott. Euer Herz ist krank! So zwingt ihr Pharao nicht! CHOR Stark ist Pharao! Schwach sind wir! ARON Seht Moses Hand gesund ist sie und stark. Aber Moses Herz gleicht eurem jetzt, weil er euch schwach weiß und mutlos. Führt er die Hand an dies Herz, das krank ist, wie eures, seht! CHOR Aussatz! Flieht! Weicht ihm aus! Berührt ihn nicht! Ihr werdet krank! Aussatz! ARON Erkennt euch darin Mutlos, krank, verachtet, geknechtet, gepeinigt! Jetzt aber wohnt in Moses Busen der Geist des starken Gottes, der Pharao zwingt, den Frondienst aufzuheben. Seht! 6 SOLOSTIMMEN Seht! ARON Führt Moses nun an dies starke Herz die aussätzige kranke Hand... CHOR Wunder! Seht! Wunder! Gesund ist die Hand und stark! ARON Erkennet euch auch darin Euer Mut wird Pharao besiegen! MÄNNER (sprechend) Ein Wunder führt Aron vor Augen Die Hand die gesund oder krank wird, ist Zeichen vom Wesen des Gottes, der nicht sich uns selbst will zeigen! Durch Aron läßt Moses uns sehen, wie er seinen Gott selbst erschaut hat aussätzig die Hand des Ungläub gen, gesund dessen Herz, der dem Gott traut so wird dieser Gott uns vorstellbar. Das Sinnbild erweitert zum Abbild sich, das Herz glaubt voll Mut einem Gotte, den sichtbare Wunder bezeugen. Durch Aron läßt Moses uns sehen, wie er seinen Gott selbst erschaut hat, so wird dieser Gott uns vorstellbar, den sichtbare Wunder bezeugen. FRAUEN (singend) Durch Aron läßt Moses uns sehen, Wie er seinen Gott selbst erschaut hat, so wird dieser Gott uns vorstellbar; den sichtbare Wunder bezeugen. CHOR Allmächtiger Gott! MANN UND CHOR (MÄNNER) Alles für die Freiheit! Laßt uns die Ketten zerbrechen! Erschlagt die Fronvögte! Erschlagt sie! Erschlagt ihre Priester! Erschlagt sie! Zerschlagt ihre Götter! Zerschlagt sie! Auf in die Wüste! FRAUEN Auf in die Wüste! (Während die Chöre hier in großer Bewegung waren, sind Moses und Aron ganz in den Vordergrund gelangt) PRIESTER Wahnsinnige! Wovon soll euch die Wüste nähren? MOSES In der Wüste wird euch die Reinheit des Denkens nähren, erhalten und entwickeln... ARON ... und der Ewige läßt euch sehn ein Abbild eures leiblichen Glücks in jedem geistigen Wunder. Der Allwissende weiß, daß ihr ein Volk von Kindern seid und erwartet von Kindern nicht, was Großen schwierig. Er rechnet damit, daß alle Kinder reifen und alle Greise weise werden. Er gibt euch Frist, euer Leben in Freude der Vorbereitung auf die Weisheit des Alters zu widmen. Er wird es euch auch in der Wüste an Speise nicht fehlen lassen. Der Allmächtige verwandelt Sand in Frucht, Frucht in Gold, Gold in Wonne, Wonne in Geist. Wer speist den Nil, der dies Land ernährt? Er, der den Stab in die Schlange, Gesundheit in Aussatz verwandelt. Seht des Niles Wasser in diesem Krug! (gießt es aus) Nein Ihr irrt euch nicht Was ihr jetzt seht, ist Blut! Versteht ihr das? Es ist euer Blut, das dies Land ernährt, wie das Wasser des Nil. Fett macht ihr die Knechte der Lüge, der falschen Götter. Doch der Allmächtige befreit euch und euer Blut. 6 SOLO STIMMEN Auserwählt, auserwählt! ARON Er hat euch auserwählt vor allen Völkern, das Volk des einzigen Gott’s zu sein; ihm allein zu dienen, keines andern Knecht! Ihr werdet frei sein von Fron und Plage! Das gelobt er euch Er wird euch führen in das Land, wo Milch und Honig fließt; und ihr sollt genießen leiblich, was euren Vätern verheißen geistig. Doch was Pharao bleibt, seht her, ist wieder das klare Wasser des Nil. Und darin wird er untergehn! CHOR Er hat uns auserwählt vor allen Völkern, das Volk des einz gen Gottes zu sein; ihm allein zu dienen, keines andern Knecht Wir werden frei sein von Fron und Plage! Das gelobt er uns Er wird uns führen in das Land, wo Milch und Honig fließt; und wir soll n genießen, was er unsern Vätern verheißen. Allmächt ger, du bist stärker als Ägyptens Götter, Pharao und seine Knechte schlägst du nieder. Von der Fron befrein und Moses und Aron. Ewiger Gott, wir dienen dir; weihn dir unsere Opfer und unser Liebe Du hast uns auserwählt, führst uns ins gelobte Land. Wir werden frei sein! Zwischenspiel (Vor dem Vorhang ist ein kleinerer Chor, im Finstern unsichtbar) CHOR Wo ist Moses? Wo ist der Führer? Wo ist er? Lange schon hat ihn keiner gesehn! Nie kehrt er wieder! Verlassen sind wir! Wo ist sein Gott? Wo ist der Ewige? 4. Szene CHOR Bringt ihr Erhöhung, Botschaft des neuen Gottes? Schickt er als Führer euch uns zu neuer Hoffnung? Gern wollen wir ihm Geld, Gut und Leben opfern! Nehmt, fragt nicht lange Selbstliebe zwingt uns, drängt uns, uns ihm zu geben, Aussicht nicht nur auf Gnade; Hingabe selbst ist Wollust, ist höchste Gnade! (Wie bei ihrem Auftritt in dieser Szene, so ändern auch im weiteren Verlauf Moses und Aron für das Auge des Zuschauers ihre gegenseitige Stellung. Hier steht anfangs Moses im Vordergrund, Aron seitlich zurücktretend, hinter ihm) MOSES Der Einzige, Ewige, Allmächtige, Allgegenwärtige, Unsichtbare, Unvorstellbare... ARON Er hat euch vor allen Völkern auserwählt... MOSES (Hier beginnt Moses zurückzuweichen und Aron erscheint allmählich im Vordergrund) ... verlangt kein Opfer von euch ARON ... und will euch allein... MOSES ... er will nicht den Teil, er fordert das Ganze. (Moses ist weit entfernt im Hintergrund ganz allein; Aron groß im Vordergrund) ARON ... seine ganze Gnade schenken, Werft euch nieder, ihn anzubeten! CHOR Anbeten? Wen? Wo ist er? Ich sehe ihn nicht! Wo ist er? Sieht er gut oder böse aus? Sollen wir ihn lieben oder fürchten? Wo ist er? Zeig ihn uns! So wollen wir knien, so wollen wir Vieh herschleppen und Gold und Getreide und Wein! Alles soll euer Gott bekommen, wenn wir sein Volk sind, wenn er unser Gott ist, wenn er uns beschützt! Aber wo ist er? Zeig ihn uns! ARON (hier zum erstenmal feierlich; Moses ist wieder näher) Schliesset die Augen, verstopfet die Ohren! So nur könnt ihr ihn sehn und hören! Kein Lebender sieht und hört ihn anders! CHOR Ist er niemals zu sehn? Ist er ewig unsichtbar? (Moses immer näher dem Vordergrund) FRAUEN Wie? Dein allmächtiger Gott kann sich uns nicht sichtbar machen? (Aron weicht zurück, näher zu Moses; beide im Vordergrund, beide deutlich außerhalb der Volksmenge) ARON Der Gerechte sieht ihn. (Das Mädchen, der junge Mann und der Mann haben sich durch die Volksmenge hervorgearbeitet und stehen nun Moses und Aron gegenüber) MÄDCHEN Ich sah seinen Glanz! JUNGER MANN Du schwebender Gott! MANN Er ist unser Gott! (Aron weicht zurück gegen den Hintergrund, näher zu Moses) PRIESTER Dann braucht ihn der Mörder nicht zu fürchten! ARON Wer ihn nicht sieht, ist verloren! MÄNNER So sind wir alle verloren, denn wir sehen ihn nicht! (lachen) CHOR Bleib uns fern mit deinem Gott, mit dem Allmächtigen! Wir wollen durch ihn nicht befreit sein! Bleib uns so fern wie dein Gott, der Allgegenwärtige! Wir fürchten und lieben ihn nicht! So wenig als er uns belohnt und bestraft. (Chor in Bewegung; ein Teil drängt gegen Moses und Aron vor, ein anderer im Abgehen) MOSES Allmächtiger, meine Kraft ist zu Ende Mein Gedanke ist machtlos in Arons Wort! (Moses immer weiter im Hintergrund; Aron mit erhobenen Armen und geballten Fäusten, geht drohend auf Moses zu) ARON Schweige! 6 SOLOSTIMMEN Aron! ARON (entreißt Moses den Stab) Das Wort bin ich und die Tat! CHOR Aron, was tust du? ARON Dieser Stab führt euch (wirft den Stab zu Boden) Seht, die Schlange! CHOR Flieht! Die Schlange wächst; sie dreht sich, sie wendet sich gegen alle! ARON In Moses Hand ein starrer Stab Das Gesetz; in meiner Hand die bewegliche Schlange die Klugheit. Stellt euch so, wie sie euch zwingt! CHOR Weicht, zieht euch zurück! Kommt hierher, geht dorthin! Verteilt euch besser! Vergebens, sie hält uns im Bann! ARON (nimmt die Schlange beim Schwanz, legt sie als Stab wieder in Moses Hand) Erkennet die Macht, die dieser Stab dem Führer verleiht! FRAUEN (sprechen) Ein Wunder erfüllt uns mit Schrecken Der Stab, der sich wandelt zur Schlange, zeigt Aron als Herrn dieses Volkes. Wie groß ist die Macht dieses Aron! Ist Aron der Knecht dieses Moses, und Moses der Knecht seines Gottes, durch den Stab, den sein Gott ihm gegeben, ist mächtiger Moses als Aron, so muß es ein mächtiger Gott sein, der Starke zu zwingen vermag! Wie groß ist die Macht dieses Gottes, da mächtige Knechte ihm dienen! Ist Aron der Knecht dieses Moses und Moses der Knecht seines Gottes, so muß es ein mächtiger Gott sein, da mächtige Knechte ihm dienen! MÄNNER (singend) Ist Aron der Knecht dieses Moses, und Moses der Knecht seines Gottes, so muß es ein mächtiger Gott sein, da mächtige Knechte ihm dienen! MÄDCHEN Er wird uns befrein! JUNGER MANN Wir wollen ihm dienen! MANN Wir wollen ihm opfern! PRIESTER Dein Stab zwingt uns, doch Pharao zwingt er nicht, uns freizulassen! ARON Euer Mut ist gebrochen; euer Stolz geschwunden; ohne Hoffnung dient ihr und glaubt nicht an euch, noch an Gott. Euer Herz ist krank! So zwingt ihr Pharao nicht! CHOR Stark ist Pharao! Schwach sind wir! ARON Seht Moses Hand gesund ist sie und stark. Aber Moses Herz gleicht eurem jetzt, weil er euch schwach weiß und mutlos. Führt er die Hand an dies Herz, das krank ist, wie eures, seht! CHOR Aussatz! Flieht! Weicht ihm aus! Berührt ihn nicht! Ihr werdet krank! Aussatz! ARON Erkennt euch darin Mutlos, krank, verachtet, geknechtet, gepeinigt! Jetzt aber wohnt in Moses Busen der Geist des starken Gottes, der Pharao zwingt, den Frondienst aufzuheben. Seht! 6 SOLOSTIMMEN Seht! ARON Führt Moses nun an dies starke Herz die aussätzige kranke Hand... CHOR Wunder! Seht! Wunder! Gesund ist die Hand und stark! ARON Erkennet euch auch darin Euer Mut wird Pharao besiegen! MÄNNER (sprechend) Ein Wunder führt Aron vor Augen Die Hand die gesund oder krank wird, ist Zeichen vom Wesen des Gottes, der nicht sich uns selbst will zeigen! Durch Aron läßt Moses uns sehen, wie er seinen Gott selbst erschaut hat aussätzig die Hand des Ungläub gen, gesund dessen Herz, der dem Gott traut so wird dieser Gott uns vorstellbar. Das Sinnbild erweitert zum Abbild sich, das Herz glaubt voll Mut einem Gotte, den sichtbare Wunder bezeugen. Durch Aron läßt Moses uns sehen, wie er seinen Gott selbst erschaut hat, so wird dieser Gott uns vorstellbar, den sichtbare Wunder bezeugen. FRAUEN (singend) Durch Aron läßt Moses uns sehen, Wie er seinen Gott selbst erschaut hat, so wird dieser Gott uns vorstellbar; den sichtbare Wunder bezeugen. CHOR Allmächtiger Gott! MANN UND CHOR (MÄNNER) Alles für die Freiheit! Laßt uns die Ketten zerbrechen! Erschlagt die Fronvögte! Erschlagt sie! Erschlagt ihre Priester! Erschlagt sie! Zerschlagt ihre Götter! Zerschlagt sie! Auf in die Wüste! FRAUEN Auf in die Wüste! (Während die Chöre hier in großer Bewegung waren, sind Moses und Aron ganz in den Vordergrund gelangt) PRIESTER Wahnsinnige! Wovon soll euch die Wüste nähren? MOSES In der Wüste wird euch die Reinheit des Denkens nähren, erhalten und entwickeln... ARON ... und der Ewige läßt euch sehn ein Abbild eures leiblichen Glücks in jedem geistigen Wunder. Der Allwissende weiß, daß ihr ein Volk von Kindern seid und erwartet von Kindern nicht, was Großen schwierig. Er rechnet damit, daß alle Kinder reifen und alle Greise weise werden. Er gibt euch Frist, euer Leben in Freude der Vorbereitung auf die Weisheit des Alters zu widmen. Er wird es euch auch in der Wüste an Speise nicht fehlen lassen. Der Allmächtige verwandelt Sand in Frucht, Frucht in Gold, Gold in Wonne, Wonne in Geist. Wer speist den Nil, der dies Land ernährt? Er, der den Stab in die Schlange, Gesundheit in Aussatz verwandelt. Seht des Niles Wasser in diesem Krug! (gießt es aus) Nein Ihr irrt euch nicht Was ihr jetzt seht, ist Blut! Versteht ihr das? Es ist euer Blut, das dies Land ernährt, wie das Wasser des Nil. Fett macht ihr die Knechte der Lüge, der falschen Götter. Doch der Allmächtige befreit euch und euer Blut. 6 SOLO STIMMEN Auserwählt, auserwählt! ARON Er hat euch auserwählt vor allen Völkern, das Volk des einzigen Gott’s zu sein; ihm allein zu dienen, keines andern Knecht! Ihr werdet frei sein von Fron und Plage! Das gelobt er euch Er wird euch führen in das Land, wo Milch und Honig fließt; und ihr sollt genießen leiblich, was euren Vätern verheißen geistig. Doch was Pharao bleibt, seht her, ist wieder das klare Wasser des Nil. Und darin wird er untergehn! CHOR Er hat uns auserwählt vor allen Völkern, das Volk des einz gen Gottes zu sein; ihm allein zu dienen, keines andern Knecht Wir werden frei sein von Fron und Plage! Das gelobt er uns Er wird uns führen in das Land, wo Milch und Honig fließt; und wir soll n genießen, was er unsern Vätern verheißen. Allmächt ger, du bist stärker als Ägyptens Götter, Pharao und seine Knechte schlägst du nieder. Von der Fron befrein und Moses und Aron. Ewiger Gott, wir dienen dir; weihn dir unsere Opfer und unser Liebe Du hast uns auserwählt, führst uns ins gelobte Land. Wir werden frei sein! Zwischenspiel (Vor dem Vorhang ist ein kleinerer Chor, im Finstern unsichtbar) CHOR Wo ist Moses? Wo ist der Führer? Wo ist er? Lange schon hat ihn keiner gesehn! Nie kehrt er wieder! Verlassen sind wir! Wo ist sein Gott? Wo ist der Ewige? Schönberg,Arnold/Moses und Aron/II-1
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Code Geass 15. Cheering Mao In this world, evil can arise from the best intentions. And there is good which can come from evil intentions. How then should Lelouch s actions be taken? Every man has his day of judgment, does he not? Geass he who uses this inhuman power will find his hearts isolated, whether he wants it that way or not. Thus he plummets into the abyss that lies between good and evil. But if a man can climb out of that abyss into the light, then that man has the soul of a king. Lelouch All right. First I just wanna confirm this. Are you my enemy or my ally? C.C. Where s this coming from? Lelouch Mao s geass lets him give right in the someone s head and hear what he was thinking and planning. I ve got that right, don t I? C.C. Yes, the way Geass manifests is different for each person. If Mao concentrates, he can hear thoughts up to 500 meters away and he can read clear down to your subconscious if he wants to. For someone like you, who fights for his head, he s the worst possible enemy. Lelouch 500 meters... Well it doesn t really come as a surprise to me. I knew there must be others who have the power of Geass. Did you make a contract with him? C.C. 11 years ago. Lelouch So he s my predecessor. Is there some reason that this forerunner is also my enemy? C.C. Mao s after me. He may be your enemy, but he s not targeting you. Lelouch Yeah, well, I can see that. He could have reveal my true identity and told the police or the military who I am, but the only one he told was Shirley. Are there limits to his powers? C.C. Mao s geass is very potent. He can use it as many times as he wants and he doesn t need direct eye contact like you do. Lelouch Does he have any weaknesses? C.C. If you press me, I guess it s that he can t turn his power off. In a crowd he hears all the minds roiling and writhing around him, whether he wants to or not. C.C. Don t worry Mao. I m not going to die. Mao! Mao! Are you awake Mao? Oh Mao, How silly ... Mao C.C. I can t live without you. Wait for me. I m coming to you. Lelouch If Mao read my mind, then he already knows my weak points and that s where he’ll strike. Nunnally It s been a long time since we spent time by ourselves huh? Lelouch You know even Sayoko needs a little time off now and again. Starting today, I ll be staying home for a while. Nunnally Lately, you ve been out of the house so much I was curious. Have you found some really fun game to play or something? Lelouch Sort of. My current opponent is pretty hard to beat. Nunnally That s funny. Only our big brother Schneizel, would ever make you say something like that. Man Sorry, but I can t sell you one without a permit. It s illegal. Besides, you re from the Chinese Federation, aren t you? Mao Ah.. true. But you sell them to the Black Knights last Tuesday 2300 hours. Your contact was named Wolf, an alias, of course. Man Who are you? Mao You will kindly accommodate me, won t you now? Lelouch And? C.C. I know that you want to protect your sister and all, but you can t just sit around here and wait for him. Lelouch I ve got the Black Knights hunting for him. C.C. What if he s not in the ghetto like you think? What if he s right here in the Tokyo settlement? Then you ve wasted all that precious time. You could just use me as bait. I m Mao s target, so I should be... Lelouch Tell me, if I keep using my Geass, will I become like him? Or did he end up the way he is because he didn t fulfill his contract with you? C.C. The more you use your Geass, the more powerful it becomes. Those who cannot control the power are ultimately ravaged and consumed by it. Lelouch And even though you know everything about that, you still offered these contracts? To me, and Mao? C.C. That s right. Lelouch You re a cruel girl. I don t know why anyone would chase after you. Mao couldn’t fulfill his contract with you, so you cut him loose. What were the terms of the contract? You re a monster. Why didn t you finish him when you cut him off. You should ve taken his power back, or taken his life. Because you left things half-finished, Shirley was... C.C. We should split up while we re dealing with Mao. Starting today, I ll stay in the next hall. Lelouch You can t. The student council and the cultural clubs meet there. C.C. I don t care about that. You work it out. Suzaku A medical checkup? Cecile Just regulations. It s required for all Knightmare pilots. Suzaku I understand. Cecile Good, tomorrow then, after your school gets out. Suzaku Right, thanks. Oh, Miss Cecile, do you know of any way I can get in to see princess Euphemia? Cecile Huh? You want to meet her? Lloyd Forget it, You have to be at least a Knight of Honor to get an audience with her. Cecile But an earl could arrange it, if you really want it to. Lloyd Who? me? Cecile Yes! Suzaku Huh? Lloyd! You are an earl? You never told me that. Lloyd Ha-ha, Oh, I m so embarrassed. Cecile The prodigal son of nobles. He can t really separate work from play. Suzaku Wow... Lelouch You know, It will just be for a few days. If you can keep the club house off limits. That would really help out. Milly Well, It s not like I can t do it. but... Say, did someone find out you re a prince? Lelouch Hopefully, that secret is still safe. Only the Ashford family knows that I m still here and still alive. Milly The all-knowing Ashfords. Lelouch Is something wrong? Milly Oh Lelouch, they ve got another blind date set up for me. I may not be able to wriggle out of this one. What do you think I should do about it? Lelouch Well, that is... Shirley Madam President! Milly Shirley, were you back at morning practice? Shirley Yeah, just started again today. It can t stay sad forever. Milly I should take lessons from you on positive thinking. Shirley What are you talking about? You are way more... Huh? Are you the boy from...? Did you go to school here, too? Milly Are you putting me on!? Lelouch We re in the same classes. Shirley Huh? No, I don t think we are! Huh... Are we? Lelouch Please, that s enough now. Girls Shirley, we re ready to start. Shirley I ll be right there. See you later, prez. Milly What was that about? Lelouch We... had a little fight. Milly So, she is kind strangers? Oh, that is so cute. Lelouch Sorry, but could you play along with us till she gets over it, you know? Milly I guess I could. Think it ll take long? Lelouch Yes, I m afraid so. C.C. I m not looking for a Refrain dealer. I said a Chinese guy named Mao. Did you here me? Man Believe me, I have no idea. The only Chinese around xxx push xxx is gang labor Go ask cops or something. C.C. I don’t like cops. Man Then ask the Black Knights about him. They are all of the underworld. They wire into the settlement and the ghettos. C.C. Everyone tells me the same thing. Man ‘Cause it’s obvious. Shirley Huh? That’s strange. Where is it? Girl What’s matter, Shirley? What are you looking for? Shirley My diary. It’s gone. I can’t find it anywhere. Hah, Did you take it somewhere? Girl Of course not. Inoue Right, I’m sorry, Zero. We haven’t found this Mao guy yet. Lelouch I see. Inoue Should we check our contacts in the Kyoto network? Lelouch No, just stay with Kanto block. If you come up any leads, let me know. Inoue Yes, we’ll do. Lelouch All right. I’ll get back to you. If I get within 500 meters of Mao, he can read my mind. That’s what he wants. But knowing that, I should be able to guess his next move. I could put him in check if I had just one... C.C. Missing piece? You and I are thinking exactly the same thing. Lelouch So it seems... C.C. Then we should work together on this, don t you agree? Lelouch I do. RRRRRRRRR Lelouch Yes? Mao It s me, Lulu. C.C. s there, too, isn t she? I wanna talk to her alone. Put her on. Villetta Ah... Ohgi Are you waking up now? Villetta Yes... Ohgi What were you doing in that place, passed out like that? What you’re name? Villetta I am... My name is.. What is my name...? Ohgi You don’t remember? What about Zero? You are talking about him before? Villetta Who’s Zero? Ohgi Ah... What am I doing? I practically betray him and why... Villetta But I don’t know anything. Oh, nothing at all. Ohgi Sorry I was able to undress you with my eye closed. But getting clothes back on wasn’t so... But I turned up heat, so I thought you’d be all right. Villetta Hmm. Thank goodness. Ohgi Ah...? Villetta Anyone could have picked me up out there, but I got someone nice. Ohgi Hah...? C.C. You should be happy about this, Lelouch. We re finally going our separate ways. I made up with Mao. Lelouch You re betraying me? C.C. Are you actually saying that? When were you my friend? Never. We were just co-conspirators, that s all. Lelouch Wait. C.C. Wow, here s a surprise. You sound just like Mao. Lelouch C.C., you know way too much about me now. I can t let you walk away like this. Don t go! C.C., stay here with me! C.C. Geass does not work on me. Didn t I mention that? Don t worry. I won t tell anyone about you. You can keep your Geass, too. And Mao won t bother you anymore. He ll never cross your path. So all your obstacles are gone. Congratulations and farewell. Doctor The test results came out fine, though you seems to pay extreme attention to discipline and to weighing the value of human life. Suzaku Is that going to cause problems? Doctor These are the positive traits for a soldier. Do you think subconsciously you are comparing yourself to your father? That may be the underlying cause of your insecurity. It’s quite common in the children of famous people. Your father Genbu Kururugi, the former prime minister of Japan. He was a great man. Chiba Urabe and others are late. Asahina Well this sure is an ironic meeting place, isn’t it? The grave of Prime Minister Kururugi? Chiba The traitor who told us to fight to the end, then commit suicide himself. Todo Enough! General Katase also committed suicide and he was a true patriot. Britannia force Fugitive Todo, identified. All unit, prepared to move in. Yes, my load. Lelouch Yes, I’ve read through your proposal for reorganizing the Black Knights. I’ve got a few changes, but overall I like where you re going with this. I’ll run it by Ohgi tomorrow. Diethald Thanks. I appreciate that. Lelouch Next draft, I’d like you to insert a chart that forecasts how the cells-base structure will be implemented. That’s all. Diethald So that was the final test. I guess I passed. Lelouch Diethald, though he’s Britannian, he’s proving even more useful than I’d hoped. Still he could be a spy. I can’t rule that out yet. Um.. Right, he recorded it then. Mao C.C., your mind is so quiet. It s the only one I can t read. You really are the best there is! C.C. As childish as ever, I see. Mao I m a prince on a white stallion, and a prince has to rescue the princess. Does that make you happy, C.C.? C.C. Mao, we talked about this before. I told you that you and I... Mao Those were all lies. Lies. C.C., you love me and this is how I know. C.C. Thank you, Mao. Mao, Mao. Stop it. Mao Be quiet. C.C. Don t listen to them. Just listen to the sound of my voice. That s it. Since my mind is the only one you can t read, and you can only be happy when you re with me. I ll stay with you always. Yes, I m right here. So you don t need to worry. Mao C.C., you re the only one! The only one I want forever. Lelouch doesn t matter at all. If you just come with me... C.C. Stop it! I should’ve done this a long long time ago. Mao It s me C.C. C.C. Mao. Mao I ll be at Clovis Land. Come alone. C.C. You re selfish as ever, I see. Mao If you don t come, I ll just have to tell the police who Lelouch really is. I can have him eliminated anytime I want. C.C. You should be happy about this, Lelouch. We re finally going our separate ways. Lelouch She comes and goes like the wind. I can t read her. I can t fathom how such a twisted girl thinks. Idiot! Mao I knew it. I knew you couldn t pull the trigger. That s cause you really love me, C.C! C.C. You re wrong! I was just using you right from the start. Mao What are you saying? You shouldn t tell lies like that. You really shouldn t. Lies are very very wicked. Wicked lies! Don t worry... I understand... C.C. you must listen to me. I ve build a big brand-new house in Australia, a very quiet, white, immaculate special house. But to get to Australia, you ll need to take in airplane and there isn t very much room. The thing is, C.C., you re a little too big to bring on a plane. So that s why..., I m going to make you compact. It’ll take little time at all. C.C. Is this your revenge? You re punishing me? Mao Oh, no, I m not. I m not, I m not, I m not at all. I m showing you my gratitude. Lelouch So this is the place that you picked. A place where there d be no one else’s thoughts to bother you. That narrowed it way down. Mao Lelouch Lelouch Since your Geass has the total maximum range of 500 meters. It can t reach me here at Tokyo Tower. Mao That s true. That s very true. But what can you do from so far away, hmm? After taking all that trouble to hack into the system, what s your grand plan? A remote-control attack with some battery-operated toys, or a tongue-lashing to lecture me into submission? Ah, cat got your tongue now? If you want C.C., then you re gonna have to come ... Lelouch Mao, think! You don t believe C.C. is her real name, do you? She never even whispers it to anyone. Mao Huh? Lelouch But I know it, though. She told me her true name. Mao Is that right, C.C.? You never told me, ever ever. But you told it to him? Lelouch You know why? Because C.C. is mine. C.C. belongs to me in every possible way. Mao No. She doesn t. She doesn t. She doesn t. She doesn t. She was mine long before she met you. Lelouch I have gained every single thing from her, including all of the part that you have never seen, all of them... Mao Lelouch... Face me! Lelouch, Come here. Come here. I can look into your mind. I ll see the truth. I ll see what a liar you are. Liar. Lelouch Mao, you’ve lost. Mao What are you talking about? I won’t care . I’m gonna be with C.C. Is that Lelouch? But he’s too far away. Sounds... everywhere... all those voices. Police Hold it right there. Drop the weapon and surrender! Mao What are they doing here? Police Remain where you are! Drop out your weapon and raise your hands. Mao It’s the police. Who contacted them? C.C. Lelouch, what are you doing here? Mao It can t be. He was just at Tokyo tower. He can t be here now. Lelouch Are you that slow? That was all a recording. Mao That s a lie. You, you were talking to me, answering me. Lelouch Your thoughts are simple. Since you read minds, you ve never resorted to cunning. Mao You predicted every one of answers? Don t play game with me, punk! If the cop arrests me, I’ll be back out in a heartbeat! Mao Shut up. Just stop talking me! Lelouch C.C. told me you can t turn off your Geass. And your reach is erratic. If you don t concentrate, your range gets very short. Mao So do you used the monitor to keep me distracted? Even so, I can still defeat you. I ll have you ruined. Lelouch The moment you try is the moment you die. C.C. Lelouch, wait. If I talk to him. I can get through. Mao You think I ll die? Listen, cops. You know who that guy is? He s the terrorist you want. He.... Police Fire!! C.C Oh, Mao... Mao Zero... C.C. Mao was only six years old when I made my contract with him. He was an orphan who d never known the love of the parent. He couldn t read or write and knew nothing of good and evil. Police This is Echo-3. I ve released the hostage into the ghetto as ordered. What? Your orders were to take her into the hospital. C.C. When I gave the geass power to Mao, it isolated him. In his mind, I became his only friend and his lover, though I was still a perfect stranger. I m the only one he even thought of as human. I was Mao s entire world. Lelouch C.C., listen to me. I won t let Geass destroy me. And I will conquer its power and bend it to my will, and use it to change the world. I ll fulfill your desire and my own. Then I will complete the contract that he couldn t achieve. So please... C.C. Lelouch, tell me. Are you trying to comfort me? Pity me? Or is this part of your obsession? Lelouch It s a contract. This time, it s from me to you. C.C. Very well then. I accept your contract. Next Episode Now is the time to move forward to smash Cornelia and get the truth, and make a place for Nunnally in this world. These tiny battle fields are meaningless now. We are taking over the Tokyo settlement. We’ll expand our military might and extend our contacts. I’ll use every piece in the game.